図解入門ビジネス 最新 シェアリングエコノミーがよ~くわかる本

【最新 シェアリングエコノミーについて学ぶためのおすすめ本 – シェアの歴史から最先端の事例まで】も確認する

25の事例に見るシェアビジネス

シェアサービス提供の仕組みを図解で分かりやすく解説し、日本における25の事業者の事例を紹介した、シェアリングエコノミーの入門書の位置付けとなっています。モノだけでなく空間や人をシェアリングするビジネス、技術・教育でのシェアリングの取り組みなど、今まさに生まれつつある新しいビジネススタイルで、経営革新のヒント満載でオススメの一冊です!

上妻 英夫 (著)
出版社 : 秀和システム (2018/6/22) 、出典:出版社HP

●注意

(1)本書は著者が独自に調査した結果を出版したものです。
(2)本書は内容について万全を期して作成いたしましたが、万一、ご不審な点や誤り、記載漏れなどお気付きの点がありましたら、出版元まで書面にてご連絡ください。
(3)本書の内容に関して運用した結果の影響については、上記(2)項にかかわらず責任
を負いかねます。あらかじめご了承ください。
(4)本書の全部または一部について、出版元から文書による承諾を得ずに複製すること「は禁じられています。
(5)本書に記載されているホームページのアドレスなどは、予告なく変更されることが
あります。
(6)本書に記載されている会社名、商品名などは一般に各社の商標または登録商標です。なお、本文中には、を明記しておりません。

はじめに

激変するビジネス界では、グローバル化、IT化など、テクノロジー(科学技術)の進化でビジネス社会が大きく変貌しようとしています。
この激変するビジネス界の状況の中で、世界的にも最も注目を集め、関心が高いのがシェアリングエコノミー(共有経済)です。“社会が変わってしまうような革新性(イノベーション)”を秘めた“シェアリングエコノミー”と指摘する専門家からは、“従来の経済構造とは全く異なる新しいビジネスモデルであり、簡単には説明しにくいビジネススタイルと言われています。その動きは世界的な潮流であり、国内でも「成長市場であり」「伸びが続き」「拡大傾向にある」と言われています。
略称でシェアリングエコノミー(共有経済)と呼んでいますが、いまだに明確な定義は統一されていませんし、広義、狭義の観点で定義づけられている珍しいビジネススタイルです。
10年前から欧米で始まりだしたシェアリングエコノミーが本格的に日本に上陸してきたのが2016年以降で、日本は世界各国に比べて普及拡大するのが遅れているという現実があります。しかし、日本でも「OOをIT(情報技術)で武装する」をシェアリングビジネスと捉えて動き出している企業も少なくありません。この「OO」の中に、さまざまな言葉を当てはめたシェアサービスが登場しています。
時代が成熟し市場も成熟化が進み、あらゆることが行き詰まりの状態の中で、問題を解決する方法の一つとしてシェア発想があります。
本書ではこのシェア発想を紹介するために、日本で提供されているシェア事楽運営会社25の事例を紹介し、経営者や新しい事業で起業をする方、事業活性化を狙う担当者、の方々に役立てていただければと考えています。
なお、執筆にあたっては取材先の数多くの先駆的な事業会社の経営者(担当者)のご協力をいただき、また関連する資料や写真等もご提供いただきました。本書刊行にあたり深く、感謝の意を表したいと思います。
2018年6月吉日 上妻 英夫

上妻 英夫 (著)
出版社 : 秀和システム (2018/6/22) 、出典:出版社HP

CONTENTS

はじめに
1. シェアリングエコノミーの時代
1-1 世界的な広がりを見せるシェアリングエコノミーの波
1-2膨張するシェアリングエコノミーの市場規模
1-3 基本的な仕組みはプラットフォーム作りから
1-4 ニッチビジネスからアイデアビジネスまでのシェアリング
1-5 遊休資産と人材確保に効くシェアリング
1-6 シェアリングエコノミーを支えるキーワード
1-7 シェアリングビジネス成功のカギは信頼の積み重ね

2空間・人のシェアリングの可能性
2-1 空間の貸し借りを提供
株式会社スペースマーケット
2-2 日本初、人材紹介サービスのプラットフォーム
株式会社SCOUTER.
2-3荷物一時預かりシェアサービス
ecbo株式会社
2-4 シェアハウスからソーシャルアパートメントへ
株式会社グローバルエージェンツ
2-5 空き駐車場シェアリングサービス
akippa株式会社
2-6 マイプレイス型空間サービス
コインスペース株式会社

3 1代行・技術・教育のシェアリングの可能性
3-1 頼り合いながらの子育てシェア
株式会社AsMama
3-2 日本最大級のまなびのマーケット
ストリートアカデミー株式会社
3- 3日本最大級のクラウドソーシング
ランサーズ株式会社
3-4 デジタル素材をオンラインでつなぐ
ピクスタ株式会社
3-5 家事代行マッチングプラットフォーム
株式会社タスカジ
3-6 “家事の困りごと”のシェアリングサービス
株式会社エニタイムズ

4 モノのシェアリングの可能性
4-1 建機シェアリングサービス
豊田通商株式会社
4-2 ファッションで独自のパーソナライズ戦略
株式会社エアークローゼット
4- 3日本最大のバッグシェアサービス
ラクサステクノロジーズ株式会社
4-4 世界のナチュラル&オーガニック商品を提案
株式会社cart

5 移動のシェアリングの可能性
5-1 個人間カーシェアサービス 株式会社ディー・エヌ・エー
5-2 地域密着性の高いシェアサイクルサービス
OpenStreet株式会社
5-3「借りたい」「貸したい」のカーシェア
株式会社シェアのり
5-4 中距離相乗りマッチングサービス
株式会社notteco
5.5 既存の物流業と印刷業にシェアを導入
ラクスル株式会社

6 その他のシェアリングサービスの可能性 (金融・ファッション・情報ほか)
6-1 衣服生産プラットフォームの実現
シタテル株式会社
6-2 駐車場と自転車のシェアリング
株式会社シェアリングサービス
6-3 “暮らし体験”をマッチング
株式会社ガイアックス
6-4 投資型クラウドファンディング
株式会社クラウドリアルティ

7 シェアリングビジネスの今後と将来性
7-1 コンビニやベンチャー企業との連携事業が進む
7-2 シェアリングビジネスの失敗と問題点
7-3 夢のビジネスと期待の高いシェアリングビジネス

シェアリングエコノミー協会 会員一覧

第1章 シェアリングエコノミーの時代

シェアリングエコノミーの時代の波が確実に押し寄せています。この波は世界に広がり、日本は遅まきながら動き出したという感じです。第1章では、シェアリングエコノミーの広がりや市場規模、基本的な仕組みづくりや、今提供されているシェアリングの事例から、シェアリングビジネスとは何かを見ていきましょう。

上妻 英夫 (著)
出版社 : 秀和システム (2018/6/22) 、出典:出版社HP