いちばんやさしいDXの教本 人気講師が教えるビジネスを変革する攻めのIT戦略 「いちばんやさしい教本」シリーズ

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専門知識なしでもよくわかる

DXってデラックスですか?一体なんなんですか?をいちばんやさしく教えてくれます。デジタイゼーション → デジタライゼーション → データ活用によってDXに至る進め方がわかりやすく書いてあります。実際の事例があってとてもイメージしやすくてとても読みやすいので初学者にもおすすめの一冊です。

著者プロフィール

亀田重幸
ディップ株式会社 dip Robotics 室長
プログラマー、インフラエンジニア職を経て、ディップにてバイトルのiOS /Androidアプリを企画立案。エンジニアとディレクター両側面スキルを活かし、数多くのプロジェクトマネジメントを手掛けた。その後の新規事業開発では年間30本以上の事業を立案。ユーザー目線を重視した顧客開発を行い、UXデザイナーとしても活躍。

進藤圭
ディップ株式会社 執行役員 次世代事業統括部/dip AI.Lab室長
早稲田大学を7年かけ卒業後、ディップに新卒入社。営業職、ディレクター職を経て、開始後3年で15億円の売上に成長した看護師人材紹介「ナースではたらこ」など、40件以上のサービス企画に参加。直近では、AIアクセラレーターやDigital labor force「コボット」を提供するAI・RPA事業がある。

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本書の内容は、2020年9月1日時点の情報にもとづいています。
本文内の製品名およびサービス名は、一般に各開発メーカーおよびサービス提供元の登録商標または商標です。
なお、本文中にはTMおよびRマークは明記していません。

はじめに

デジタルトランスフォーメーション(DX)は、デジタルによってビジネスに新しい価値をもたらし、ビジネスモデルを刷新するといわれています。事実、DXの事例として語られるAmazonやUber、アリババやテンセントなどのビジネスはすばらしく、世界に新しい価値をもたらしました。しかし、多くの企業はいまだに紙に埋もれ、DXなど遠い世界の話のように感じていることと思います。
筆者たちが勤める会社がまさにそうでした。いまでこそデジタル化によって生まれた価値を社外に広げる活動を行っていますが、第一歩はチーム内で紙をなくすことから始めたのです。そこから徐々に業務プロセスのデジタル化を行い、いまではビジネスモデル変革に取り組んでいます。
この取り組みをやってみてわかったことがあります。DXは、どんな企業でも進められます。しかし、既存の事業が運営されている現場では、紙やハンコをなくすところから、業務を変え、社風を変え、データを中心に会社を運営していく変化のステップが必要です。それともう1つわかったことがあります。DXは、特別な技術や知識がなくても始められますが、踏むべきステップには多くの罠が潜んでいるということです。筆者は自身の経験を通じて、多くの人が「できるだけ失敗しなくて済む」知見を得ました。それをまとめたのが本書です。
この本は、多くの方が自身の職場で試せるように、一般的な技術をベースに専門知識がなくても読めるよう構成しました。「DXとは何か?どう計画し社内に通すのか?費用対効果は?」といったビジネスパーソンなら誰しも気になるトピックから、開発にまつわるトピックまで取り上げています。また、海外の先端事例だけでなく、国内のさまざまな事例を紹介しているのも特徴です。
DXに至る過程は1つではありません。企業の数だけその可能性はあります。DXはシンプルにいえば、業務改善とIT化、ITを利用した事業変革です。多くの人が学んでおいて損はありません。「ふつうの企業」でDXを実践した私たちだからこそ語れる、現場目線のノウハウを一緒に学んで行きましょう。

2020年秋
亀田 重幸 進藤 圭

目次

著者プロフィール
はじめに

Chapter1
DXを正しく理解する
Lesson
01 DXとは何か
02 なぜいまDXが注目されるのか
03 デジタルトレンドを理解しよう
04 DXのメリットを考える
05 デジタル化には段階がある
06 DXのアクションを起こすには
07 DXのハードルを知っておこう
08 いつDXに取り組むか
09 小さく早い成功を積み上げよう
COLUMN 10分でわかったつもりになる「リーンスタートアップ」

Chapter2
企業体質をデジタルファーストにする
Lesson
10 デジタルファーストな体質づくりに向けた準備
11 DXプロジェクトの全体像
12 ビジネスモデル図をつくろう
13 業務上の課題を洗い出そう
14 課題からデジタル化すべき業務を洗い出す
15 データの流れを把握する
16 データ活用の可能性を考える
17 現状のシステムマップとのギャップ
18 生産性を上げるシステム改善
19 効果を測定するには
20 DX推進の横断チームをつくろう
21 スケジュールを作成しよう
22 DXの費用対効果を見積もる
23 経営層から承認を得るプレゼン方法
COLUMN 通過率8割のプレゼン資料のつくり方

Chapter3
DX時代の開発手法
Lesson
24 デジタル化の流れを整理しよう
25 デジタイゼーションの進め方
26 デジタライゼーションの進め方
27 仕様書の作成ポイントを押さえる
28 カスタマージャーニーマップを開発に活用する
29 ユーザーへの提供価値を絞る
30 データを正しく取得するための設計方法
31 デジタライゼーションをすばやく始める
32 開発をしないデジタライゼーション
33 RPAで人の作業をデジタル化する
34 アジャイル開発の進め方
35 プロトタイプを使って検証する
36 ユーザーテストの注意点
37 成功するリリース方法
38 プロジェクトを評価する
COLUMN UXをビジネスで活用することでDXの実現に近づく

Chapter4
新しいビジネスを生み出すデジタライゼーション
Lesson
39 データを活用してビジネスをデータドリブンに
40 データ分析の基本的な考え方を理解する
41 データ分析を体験しよう
42 データを活用する会社に変わる
43 AIで分析や意思決定を自動化する
44 QCDからDXを考える①「品質を高める」
45 QCDからDXを考える②「コストを下げる」
46 QCDからDXを考える③「納期を早める」
47 QCDを高める2つの着眼点
48 デジタライゼーションの次のステップへ
COLUMN データサイエンティストの採用をどう始めるべきか

Chapter5
事例に学ぶ、成功するDXのポイント
Lesson
49 事例を自社の状況に合わせて読んでみよう
50 事例に学ぶデジタル化①「デジタルデータを生み出す」
51 事例に学ぶデジタル化②「新しいサービスを生み出す」
52 事例に学ぶデジタル化③「まったく新しい価値を生み出す」
COLUMN なぜDXはスタートアップのほうが多いのか

Chapter6
DXの先を見据えて
Lesson
53 DXはIT導入の集大成ではない
54 ビジネスを支えてきたテクノロジー
55 DXを支える5つの技術キーワード
56 計算の進化がもたらした人工知能(AI)
57 生活インフラに革新を起こす5G
58 大きな可能性を秘めたVR、AR
59 クラウドサービスで開発を加速する
60 開発手法の進化は企業淘汰を引き起こす
61 DX時代の収益モデル
62 求められるスキルも進化する
63 2025年の崖の先にあるもの
64 あなたの現場で起きること
COLUMN 「いちばんやさしいDXの教本」のDXなつくり方