【最新 調味料について学ぶためのおすすめ本 – 料理初心者から上級者まで役立つレシピ】も確認する
大人気シリーズの調味料版
色々なことが詳しくわかる「便利帳シリーズ」の調味料版。和洋を問わず、原材料の種類、歴史、レシピが網羅されています。また、画像がふんだんに取り入れられているため、子供から大人まで誰にとっても役に立ち、楽しめるようになっています。

素材よろこぶ 調味料の便利帳
はじめに
私たちに最もなじみ深い和食は、切るだけ、和えるだけ、煮るだけといった素材を活かす調理を基本としています。これが料理として成り立つのは、味や香りをまとわせる調味料が存在するからです。
味料は何気なく使いがちですが、たとえばしょうゆやみそなら、数か月から1年じっくり時間をかけて発酵・熟成させ、豊かな香りやまろやかな味を生み出します。だしをとる煮干しや昆布、かつお節も同様です。そう考えると、たった1杯のみそ汁にも、多くの時間と手間がかけられていることがわかります。
こうした日本古来のものだけでなく、近年では食の多様化によって、外国のさまざまな調味料がスーパーにも並ぶようになりました。使ったことのないスパイスや油を駆使し、未知なる味覚にチャレンジする楽しみが身近になったのです。とはいえ、どんなに良い調味料も使い方を間違えると、風味が飛んだり焦げつかせたりと、せっかくの魅力を殺してしまうことになりかねません。
文字どおり味を決めるものだからこそ、調味料についてよく知り、発する声に耳を澄ませてみませんか。原材料やルーツ、使い方の基礎などを正しく把握するだけでも、何気なく使ってきた調味料とのつき合い方がよりよい方向へと変わっていくはず。そこからもっと深い、食材と調味料の真の魅力や豊かな味わいを発見できるでしょう。
本書がその一助となれば幸いです。
もくじ
はじめに
もくじ
醤油
種類
レシピ
全国マップ
〈コラム〉しょうゆを巡る、旅に出かけよう
歴史
製造工程
つゆ類
魚醤
中国の調味料
味噌
種類
歴史
レシピ
製造工程
レシピ 手前みそ
調味料の保存場所
酢
種類
〈コラム〉お酢や母娘暮らしのレシピ帳
レシピ
製造工程
歴史
味淋
種類
レシピ
製造工程
歴史
酒
種類
レシピ
製造工程
歴史
麹
歴史
レシピ
調味料別しみぬき 水溶液の場合
塩
種類
レシピ
<コラム>塩の先生に聞く二つの塩のお話
製造工程
歴史
砂糖
種類
レシピ
製造工程
歴史
<コラム>菓須帝羅と砂糖
マヨネーズ
種類
〈コラム〉フレンチのマヨネーズは?
レシピ
製造工程
歴史
ケチャップ
種類
レシピ
製造工程
歴史
ソース
種類
地ソースマップ
レシピ
製造工程
歴史
調味料別しみぬき 油溶性の場合
出汁
レシピ
〈コラム〉そばの香りを活かすだし
鯉節
昆布
千煮
干椎茸
うま味調味料
歴史
調味料の年表①
香辛料
種類
唐辛子
柚子胡椒
山葵
山椒
胡椒
さまざまなスパイス&ハーブ
レシピ
調味料の年表②
油
種類
〈コラム〉油屋さんのレシピ
胡麻油
オリーブオイル
サラダ油
そのほかの油
製造工程
歷史
正しい計量
ご協力
調味料索引
この本の使い方
一 名称
「和漢三才図会」に記載のある漢字名と和名に加え、英名を記しました。
二 年間消費量
1人あたりの国内年間消費量で、基本的に、以下のように算出しています。(生産量+輸入量-輸出量)-日本の総人口
※平成20年度のデータです。
※ソースに関しては、ウスター類とお好み・「やきそばソースの生産量(『ポケット農林水産統計」)を日本の総人口で割った数値です。
※データのおもな出典元農林水產省総合食料局「米麦加工食品生產動態統計等調查年報」財務省関税局「貿易統計」国税庁統計財務省塩需給実績「ポケット農林水産統計」
三 データ
各調味料の大さじ1、または小さじ1あたりの重量、塩分換算量、エネルギーを記載しました。
四 効果
その調味料が料理で発揮する効果の紹介。何気なく使いがちな調味料の効果を、改めてまとめました。
五 保存法
各調味料の開封後の保存方法を記載しています。
レシピについて
作りおきすると便利な合わせ調味料や、調味料を活かした料理を紹介しています。合わせ調味料は作りやすい量、料理は2〜4人分を基本の分量としています。電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしました。