【最新】インテリアデザインの知識を深めるためのおすすめ本 – 基礎知識から実技まで

インテリアデザインとは?必要な知識とは?

インテリアデザインとは、家具・雑貨・壁紙などを使って、建物や乗り物などの様々な室内空間を演出することをいいます。インテリアデザインを行うには、デザインの知識はもちろん、建築に関する知識も必要となります。今回は、インテリアデザインに関する基礎知識から実務につながる知識まで学ぶことのできる本をご紹介します。

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出典:出版社HP

新しいインテリアデザインの実技

インテリアデザインの実技がわかる

インテリアデザインの基礎知識から幅広い技術まで総合的に学べます。これからインテリアデザインを学ぶ方のために、実技面において身につけておくべき内容が1つにまとめられた教科書です。

村口 峡子 (著), 白石 光昭 (著), 大村 和哉 (著), 佐藤 勉 (著), 杉下 哲 (著)
市ヶ谷出版社、出典:出版社HP

本書の使い方

インテリアデザインは、身近なモノから、内装、建物などの広範囲な知識と技術が必要で、学ぶ領域は広く多岐にわたります。
本書は、技術面に関して、それら領域をまたがり、一環した考え方で編集されています。

■製図パース・模型・プレゼンテーションを体系的に一冊で編集
インテリアデザインは、その内容を他者へ正しく伝えて理解されなければなりません。それには、製図やパース、模型、さらにはそれらを統合するプレゼンテーションの各種技術が必要で、それぞれにおける表現の目的や方法の基礎を、しっかり と身につけることが大切です。
豊かな表現力がつくと、考えたことを的確に他者に伝えることができるようになります。「国際文化会館」を共通の教材に、建築やプロダクトデザインとの関係の中で、それら各種技術を体系的に理解してください。

■「空間系」と「プロダクト系」の両分野へ適応
インテリアデザイン教育は、多くの大学や短大、専門学校で行われ、主に建築や 住居などの「空間系」と家具や小物などの「プロダクト系」があります。また、インテリアプランナーやインテリアコーディネーターなどの資格制度とともに、社会 においても求められています。
本書は、グラスから建物までを扱っています。「空間系」と「プロダクト系」のどちらを学ぶ学生にとっても、インテリアデザイン実技を身につけやすいように内容を構成しています。それぞれで必要な章や項目を選んで活用してください。

■授業の計画や進行に合わせた構成
章全体は、授業回数を想定して、1章1回、2章7回、3章3回、4章2回、5章2回と、15回分に分けています。半期での演習などで授業計画にそのまま活用したり、「空 闘系」「プロダクト系」でそれぞれ必要な内容を組み替えるなどしてください。
各ページは、2色刷りを基本にしています。作業のプロセスがわかるように配慮してあります。
各章末には、各種技術の目的に関わる情報などをコラムに盛り込んでいます。これらに限らず様々な情報を得て、「何のための実技であるのか」を、常に意識してください。
資料は、詳細や補足などで、各章の内容と合わせて活用してください。

村口 峡子 (著), 白石 光昭 (著), 大村 和哉 (著), 佐藤 勉 (著), 杉下 哲 (著)
市ヶ谷出版社、出典:出版社HP

目次

CONTENTS

1章 インテリアデザインの実技
この章で学ぶ内容
1-1. インテリアデザインに関わる分野
(1) 分野をつなぐインテリアデザイン
(2) 関わるデザイン専門分野
(3) 関わる業種
1-2. インテリア設計の流れと実技
(1) インテリア設計の流れ
(2) インテリア設計の関係者
1-3. 実技の教材
(1) インテリア空間・国際文化会館の客室
(2) インテリア要素・小椅子、グラス、パーティション兼テレビボード

2章 インテリアデザインの製図
この章で学ぶ内容
2-1. 基本事項
(1) 図面の種類
a. インテリア要素の図面とインテリア空間の図面
b. 建築、インテリア、プロダクトの図面の種類
c. 正投影法と第三角法
d. 各種図面の関係
(2) 製図のルール
a, 線、文字、寸法
b. インテリア図面に使われる記号や略語
c. 図面の表示記号
2-2. インテリア要素の製図
(1) 現寸図(什器 (グラス))の描き方
(2) 家具(テーブル)の図面の描き方
(3) 家具(置き家具)の図面の描き方
(4) 家具(造作家具)の図面の描き方
(5) 家具の現寸図の描き方
2-3. インテリア空間の製図
(1) 平面図の描き方
(2) 断面図の描き方
(3) 展開図の描き方
(4) 天井伏図の描き方

3章 インテリアデザインのパース
この章で学ぶ内容
3-1. 基本事項
(1) パース制作の流れ
(2) 図法の種類
3-2. 投影図法の描き方
(1) 家具などのアイソメトリック図とアクソメトリック図
(2) 空間のアイソメトリック図とアクソメトリック図
3-3. 透視図法の描き方
(1) 一点透視図法
(2) 二点透視図法
(3) 一点平行俯瞰透視図法
3-4. 陰影・着彩
(1) 陰影
(2) 着彩

4章 インテリアデザインの模型
この章で学ぶ内容
4-1. 基本事項
(1) インテリア模型の特徴と種類
4-2. インテリアの模型のつくり方
(1) インテリア家具模型のつくり方
(2) インテリア空間模型のつくり方

5章 インテリアデザインのプレゼンテーション
この章で学ぶ内容
5-1. 基本事項
(1) 役割と意味、心構え
(2) プレゼンテーションに必要な内容
(3) プレゼンテーションのツール
a. 種類
b. 作り方の基本
c. 文字の種類・大きさ
5-2. プレゼンテーションの方法
(1) コンセプトのプレゼンテーション
a. コンセプトボード
b. イメージボード
(2) 空間のプレゼンテーション
a. ゾーニングを表現するボード
b. 平面図を表現したボード
c. 展開図を表現したボード
d. 模型
e. パースを表現したボード例
f. カラースキーム(色彩計画)ボード
(3) 要素のプレゼンテーション
a. 使用家具のイメージボード
b. 使用照明器具イメージ
c. サンプルを表現したボード
d. 家具を表現したボード
e. その他のボード

資料

1. インテリアデザインの実技に関わる資料
(1) スケルトン・インフィル
(2) 国際文化会館
(3) コンピューターの利用について
(4) インテリアデザイン関連の資格
2. インテリアデザインの製図に関わる資料
(1) 製図の用具
(2) 基本の図面等
(3) 詳細図の描き方
(4) 洗面・バスユニットの図面の描き方
(5) 階段の図面の描き方
(6) 建具表の描き方
(7) 仕上表の描き方
(8) インテリア設備レイアウト図の描き方
3. インテリアデザインのパースに関わる資料
(1) パースの用具
(2) 点景物
(3) 納まり
4. インテリアデザインの模型に関わる資料
(1) インテリア模型の材料と道具
(2) インテリア模型写真の撮影用具と撮影手順
5. インテリアデザインのプレゼンテーション事例
事例1 住宅:「U邸」
事例2 商業施設:「聘珍楼大坂」
事例3 病院:「メープルヒル病院別館エントランスロビーデイ&ダイニングルーム」
事例4 集合住宅:「UR賃貸住宅コラム南青山」

あとがき

村口 峡子 (著), 白石 光昭 (著), 大村 和哉 (著), 佐藤 勉 (著), 杉下 哲 (著)
市ヶ谷出版社、出典:出版社HP

インテリア・デザインを知る―初めて学ぶインテリア

インテリアを初めて学ぶ人のための本

インテリアを学ぶ学生、短大生、専門学生のための1冊です。インテリアに関する資格や職種・職能が簡潔に解説されています。代表的なインテリアショップやショールーム、そしてインテリア関連の推薦本も掲載してあります。

風間 龍太郎 (著), 田沢 良一 (著), 中川 真理 (著), 国吉 英昭 (著), 寺原 芳彦 (著), 大広 保行 (監修)
鹿島出版会、出典:出版社HP

まえがき

インテリアの歴史は,19世紀まではその社会制度を背景に統治者の身分や権力,宗教の威厳の象徴としての時代であったが,市民社会となった20世紀になり,建築家やデザイナーによる合理・機能主義,新装飾主義など,さまざまな思想や意図をもったインテリアが出現した。高度に発展した都市空間と多様化したライフスタイルの中,昨今のインテリア・デザインはグローバルな共感性を背景に多彩な様相を呈している。
日本のインテリア・デザインは,西洋の文化・文明の輸入と共に発展したが,建築の下部レベル的存在と認識されていることが多い。とは言え,今日のインテリア・デザインは,一般の人の同志向向上と共に,業種・業態は建築を離れ,その活動領域も拡大し,専門化している。
本書では,インテリア・デザインの領域や職能・職種を整理し,設計者やインテリア・コーディネーターからインテリア・ショップの販売員の活動をまとめ,認識を新たにすることをめざした。特に,活動の実例としては,住宅や店舗・商業ビル,オフィスの計画・設計を紹介,さらにはインテリア関連のさまざまな資格制度や基礎用語の解説,代表的インテリア・ショップ,ショールーム,インテリア関連の推薦本なども掲載し,インテリア・デザインを学ぶ専門学校生・大学生などの初学者やキャリアアップ志向でインテリアの業界にチャレンジされる社会人のための便を図った「はじめてのインテリア・デザイン」ガイドブックである。

本書が,インテリアを学ぶ多くの読者にいささかでもお役に立てれば,監著者一同望外の喜びとするところである。

2003年8月
監著者代表 大廣保行

目次 Contents

第1章 インテリア・デザインとその職能・職種
1-1 インテリア・デザインとは何か
1-2 インテリア関連の業態・業種
1-3 インテリア・デザインの対象空間

第2章 インテリア・デザインの基礎知識
2-1 インテリア空間とプロダクツ
2-2 インテリアの構成要素
家具,照明,色彩,ファブリック,内装材,カーペット,壁紙,システムキッチン,バリアフリー,インテリア関連法規・制度,インテリア・アクセサリー
2-3 インテリア・デザイン様式史
ゴシック様式,ルネサンス様式,バロック様式,ロココ様式,アール・ヌーヴォー様式,アール・デコ様式,モダン様式,アメリカン・モダン様式,イタリアン・モダン様式,ポスト・モダン様式

第3章 実例で見るインテリアの設計
3-1 店舗の新築とリニューアル
3-2 住宅の新築とリニューアル
3-3 オフィスの新築とリニューアル

第4章 インテリアの販売
4-1 インテリア・ショップのマーケティングとマーチャンダイジング
4-2 インテリアのコンサルティング

第5章 インテリア関連資格
資格の職能と試験科目内容
インテリア・コーディネーター,インテリア・プランナー,マンションリフォームマネジャー,キッチン・スペシャリスト,二級建築士,商業施設士,福祉住環境コーディネーター,色彩能力検定,カラー・コーディネーター,色彩士

第6章 インテリア関連基礎用語
基礎用語(第1章~4章)

付録1……主要インテリアショップ,ショールームリスト
付録2……資格取得に役立つ推薦本

風間 龍太郎 (著), 田沢 良一 (著), 中川 真理 (著), 国吉 英昭 (著), 寺原 芳彦 (著), 大広 保行 (監修)
鹿島出版会、出典:出版社HP

インテリアデザインの基礎知識 (インテリアの基礎知識シリーズ)

インテリアデザインの基礎が分かる

インテリアデザイニングの展開、内部空間と内装仕上げのデザイン性、技術的な講法とインテリアディテールなどに関わる基礎知識が解説されています。インテリアに関する基礎知識や様々な技術まで幅広く学ぶことができます。

内堀 繁生 (著) , 中村 嘉樹 (著)
出版社 : 鹿島出版会 (2010/3/1) 、出典:出版社HP

まえがき

近年わが国では、生活文化と人びとの生活意識の多様性、都市化された暮らし方など、その状況をふまえて居住環境がさらなる高度化への傾向を強めている。
インテリアデザインの分野でも、それらに対応した住文化についての認識と、新しい設計テクニックの創出、安全で人間性豊かな内部空間の演出、そして心地よいデザイン性の向上などが求められている。デザイン性が豊かでインテリアが心地よいというのは、感性的に満足するということで、住まう人の心理や情緒にぴったり合ったインテリアに美意識を感じるということではないだろうか。
本書は、インテリアデザイニングの展開、内部空間と内装仕上げのデザイン性、技術的な構法とインテリアディテールなどに関しての基礎知識を総合的に解説した本である。ちなみにインテリアの基礎知識シリーズには、本書を含めて4冊の図書がある。
この本が、建築家、インテリアデザイナー、インテリアコーディネーターとして学ぶ若い人たちの参考書として、また大学その他において、デザイン教育に携わる先生方の教材として、役立たせていただければ幸いである。
本書をまとめるにあたり、鹿島出版会の相川幸二さんには終始ご尽力をいただき心より感謝申し上げたい。

2010年冬 内堀繁生

目次

まえがき

第1章 インテリアデザイン
1.1 インテリアの展開
1.2 インテリアの構成
1.3 インテリアの空間
1.4 インテリアのイメージ
1.5 インテリアエレメント
1.6 インテリアの室内環境

第2章 インテリアのデザイン性能
2.1 インテリア部位のデザイン性能
2.2 インテリア材料の性能
2.3 インテリアの内装仕上げ
2.4 インテリア材料のソフトデザインとハードデザイン
2.5 インテリア仕上げ材の選択

第3章 インテリアの仕上げ材料
3.1 インテリア仕上げ材の種類
3.1.1 木材と木質材料
3.1.2 織物、テキスタイル
3.1.3 カーペット
3.1.4 壁装材(壁紙)
3.1.5 れんが
3.1.6 陶磁器質タイル
3.1.7 石、人造石
3.1.8 金属
3.1.9 ガラス
3.1.10 プラスチック
3.1.11 塗り壁材料、吹付け材料、塗装材料
3.1.12 断熱材料、吸音材料
3.2 開口部材
3.2.1 木製建具
3.2.2 金属製建具
3.2.3 樹脂製建具

第4章 インテリア仕上げの施工
4.1 インテリアの床仕上げ
4.2 インテリアの壁仕上げ
4.3 インテリアの天井仕上げ

第5章 インテリアのリフォームと維持管理
5.1 インテリアのリフォーム
5.2 インテリア仕上げの維持管理
5.3 バスルームの維持管理

第6章 インテリアの法規
6.1 外壁の窓、ガラリや出入口の開口
6.2 建物内の仕切り壁の規定
6.3 一般構造

内堀 繁生 (著) , 中村 嘉樹 (著)
出版社 : 鹿島出版会 (2010/3/1) 、出典:出版社HP

実践につながる インテリアデザインの基本

インテリアデザインの入門教科書

計画、エレメントからパースの基本まで、豊富な図版でインテリアデザインの幅広い内容をおさえています。基礎知識はもちろん、将来の実務に繋がるような知識まで載っています。インテリアコーディネーターなどの資格試験の学習にも最適の1冊です。

橋口 新一郎 (著, 編集), 戸澤 まり子 (著), 所 千夏 (著), 岩尾 美穂 (著), 九後 宏 (著)
出版社 : 学芸出版社 (2018/4/8) 、出典:出版社HP

はじめに

これから、インテリアデザインを学ぼうという人へ

建築、あるいはインテリアは人に幸せを提供し続けることができる仕事である。なぜなら、家を建てる、店舗を出店する、事務所を開設するなど、いずれもハレのときに仕事の相談を受けるからだ。もちろん、老朽化した空間や、利用価値の薄れた空間のリノベーションやコンバージョンなど、空間や資産を再生することも職能のひとつといえるだろう。携わった仕事が人に喜ばれ、空間が活き活きと輝く姿を見ると、皆さんもきっとこの仕事に幸せを感じることとなるだろう。

本書は、大学・各種専門学校の学生、およびこれから建築やインテリアを学ぼうとする人向けに書かれたテキストである。執筆者はいずれもプロとして活躍している先生方で、その先生方が実際の業務から学んだ、他のテキストには載っていないプロとしての秘訣や知識をふんだんに盛り込んでいる。1章、13章では実例を取りあげ、わかりやすく概説しており、2章では複雑な業務の流れを手ほどきするようにこと細かく記している。他の章も、インテリアデザインを学ぶ上で欠かせないことばかりだ。わけても、本文右欄にしたためた「赤パン先生」からのコメントは、プロが実践しているテクニックを惜しげもなく披露しており、皆さんが将来活躍されるヒントがここに隠されている。そういった意味では、現在活躍しておられる方々にもぜひ手に取っていただきたい。

とはいえ、本書で学ぶことがすべてであるはずもなく、まずは建築やインテリアデザインに興味を持ち、好きになっていただきたい。そうすれば、学ぼうという意欲がどんどん増し、必ず次への飛躍につながることだろう。一気にプロになれる人はひとりもいない。かく言う私も学生のころは雲をつかむような勉強を繰り返してきた。やがてそれが露になり、徐々におぼろげなかたちが見えてきたころにやっとプロとして動き出せたように思う。皆さんには、本書で学ぶほか、将来目標とする人物をいち早く探し出してほしい。その人が駆け出しのころにつくった作品を調べたり、若いころに書いた文書を読んだりしているうちに、遠い目標が近い存在に感じるようになるはずである。1日も早くその人に近づけるよう、決して諦めることなく、楽しみながら学習されることをお勧めする。

2018年3月
橋口新一郎

本文の右側にたくさん書かれている「赤パン先生のコメント」には、プロ目線のアドバイスや、実践的な知識が盛りだくさん。
コメントを読んで気になったところから本文を読み始めるのも良いね!
赤パン先生 橋口新一郎

橋口 新一郎 (著, 編集), 戸澤 まり子 (著), 所 千夏 (著), 岩尾 美穂 (著), 九後 宏 (著)
出版社 : 学芸出版社 (2018/4/8) 、出典:出版社HP

Contents

はじめに

第1章 実践例から見るインテリアデザインの発想とその手法
1・1 インテリアデザインとは
1・2 配置の工夫
1・3 素材の工夫
1・4 リサーチの工夫
1・5 差別化の工夫
1・6 防犯の工夫
1・7 不利な条件を克服する工夫
1・8 伝統技術の新たな工夫
1・9 機能を重ね合わせる工夫

第2章 インテリアデザインの業務
2・1 インテリアデザインに求められるもの
2・2 インテリアデザイナーの分類
空間デザイナー/インテリアコーディネーター/家具・プロダクトデザイナー
2・3 インテリアデザインの仕事
インテリア業界の顧客探し、顧客づくり/マーケティングから顧客創造へ/顧客のニーズ/ターゲット分析と顧客満足に向けて
2・4 インテリアデザイナーのコンサルティング業務
「商空間」「住空間」の違い/商空間デザインのコンサルティング業務/住空間のインテリアデザインのコンサルティング業務

第3章 インテリアデザインの計画
3・1 人間工学
人間工学とは/人体寸法と設計/静的人体寸法(基本姿勢と寸法)/動的人体寸法と単位空間/家具・設備・ものの関係
3・2 尺度と心理
モジュールとモジュラーコーディネーション/人間の行動・癖/人と人の距離の心理的要素/個人と集団の距離/空間の知覚とスケール
3・3 インテリア空間の性能と安全性
インテリアの性能/インテリアの安全性
3・4 住空間の計画
住まいの機能/ライフスタイル・ライフステージ/戸建住宅と集合住宅/空間の連続性
3・5 公共空間の計画
オフィス/学校/ホテル/病院・福祉施設/駅・交通機関/複合商業施設

第4章 室内環境と設備
4・1 熱環境
熱の伝わり方(伝導・対流・放射)/熱貫流率
4・2 室内環境
湿度と結露/断熱、気密、日射(日照・採光)、熱容量、有効温度/換気と通風
4-3 音環境
音の伝わり方(入射、反射、吸収、透過)/音の強さ、高さ、音色/遮音、吸音、残響/騒音
4・4 給排水
給水の種類/水質管理/給湯/排水の種類
4・5 換気
換気の種類
4・6 冷暖房
冷暖房の方式/冷暖房負荷/パッシブソーラー、アクティブソーラー
4・7 電気設備
電気の種類/電気の供給/スイッチ、コンセント/照明/家電、ホームエレベーター/情報設備機器、HEMS
4・8 水回り設備
キッチン/浴室/洗面室・トイレ

第5章 人にやさしいインテリア
5・1 バリアフリーとユニバーサルデザイン
バリアフリー/ユニバーサルデザイン
5・2 住宅のデザイン
プランニングのポイント/住宅内の段差/設備のデザイン
5・3 公共施設のデザイン
プランニングの工夫/階段・廊下・スロープ/サイン
5・4 家具・設備・プロダクトのデザイン
家具の工夫/設備の工夫/プロダクトの工夫
5・5 カラーユニバーサルデザイン
CUDのポイント/CUDのための工夫/CUDへの取り組み

第6章 色彩理論とインテリアデザインへの活用
6・1 色彩心理
色の感情効果/色の視覚的効果/色の心理的効果
6・2 色彩の表記
色の性質/マンセル表色系/PCCS(日本色研配色体系)/慣用色名
6・3 色彩調和と色彩計画
2種の色彩調和/色彩計画
6・4 色とは何か
光と視覚/人工光源と色/原色と混色
6・5 色と質感
光の反射と質感/色と質感

第7章 内装・造作・開口部
7・1 建築の概要
7・2 造作・内装の概要と要点
7・3 内装
床/壁/天井
7・4 造作
床の間/和室各部/階段
7・5 開口部
開閉の方式/各種サッシ/建具の概要/戸枠の概要/桟戸/障子/襖/補助部材/錠前/その他の部材

第8章 エレメント・装備
8・1 照明器具
全般照明、局所照明/照明器具と配光特性/照明器具の構成と種類/建築化照明/主な照明器具の種類/光源
8・2 移動家具
椅子/デスク、テーブル/収納家具/収納家具の構造/ベッド/家具金物/家具の留意点
8・3 ウィンドウトリートメント
カーテン/カーテンの各部名称と付帯部品/カーテンの生地による区分/シェード(ローマンシェード)/スクリーン/ブラインド
8・4 ファブリックス(布・織物製品)
カーペットとその仲間/カーペットの製法、種類/カーペットの施工/畳
8・5 オーナメント
8・6 サインとインフォメーション

第9章 マテリアル
9・1 材料とは
9・2 木材とその生成品
木材の特徴と各部名称/針葉樹と広葉樹/木の加工物/その他の木質系材料
9・3 テキスタイル
繊維と糸/織布、編布、不織布/色付け/2次加工
9・4 樹脂系材料
薄板材/塗布材/成形部品
9・5 塗料
塗装材料の主な種類/塗装仕上げの呼称/塗料取り扱いの留意点
9・6 コンクリート、モルタル、石こう、土
9・7 タイルとレンガ
9・8 石材とその加工品
石材の種類/石材の加工と取りつけ
9・9 ガラス
板ガラスの種類/板ガラスの工法/その他のガラス材料
9・10 金属
金属の種類/表面処理
9・11 機能性材料
防音材料/防火材料/断熱材料

第10章 インテリアの歴史(世界編)
10・1 古代から近世の西洋インテリアデザイン
10・2 古代
メソポタミア、エジプトの建築と内装/ギリシャ様式/古代ローマ様式/ビザンチン様式/イスラム様式
10・3 中世
ロマネスク様式/ゴシック様式
10・4 近世
ルネサンス様式/バロック様式/ロココ様式/リバイバル建築、新古典主義建築/コロニアル様式
10・5 近代
産業革命以降/アーツ・アンド・クラフツ運動/アール・ヌーヴォー様式/セセッション(分離派)/ドイツ工作連盟/デ・ステイル/バウハウス/アール・デコ様式とモダニズム
10・6 現代

第11章 インテリアの歴史(日本編)
11・1 原始:縄文~弥生~古墳
11・2 古代:飛鳥・奈良
神社−日本独特の神社形式の確立/寺院−大陸技術の輸入住宅
11・3 古代:平安
寺院−国風文化の高揚/神社−神仏習合による複雑化/住宅−阿弥陀堂と寝殿造
11・4 中世:鎌倉〜室町
寺院−禅宗の大流行/住宅−書院造から草庵茶室へ
11・5 近世:安土桃山~江戸
住宅−居城、御殿/神社、寺院−贅を尽くした権現造と庶民の参詣空間
11・6 江戸の民家、庶民の建築・インテリア
農村・漁村の民家/門前町・城下町・宿場町の町家
11・7 近代:明治・大正・昭和初期
11・8 現代

第12章 パース(透視図)
12・1 パースとは
12・2 パースの種類
12・3 手描きパース
手描きパースの種類/手描きパースのコツ
12・4 デジタルパース
デジタルパースの種類/デジタルパースのコツ

第13章 インテリアデザイン実務の進め方
現場調査/白図とラフプランの作成(基本構想)/基本計画/客席の計画/色彩計画/素材の計画/務明計画/実施設計/設計監理/設計検査・引き渡し

索引

橋口 新一郎 (著, 編集), 戸澤 まり子 (著), 所 千夏 (著), 岩尾 美穂 (著), 九後 宏 (著)
出版社 : 学芸出版社 (2018/4/8) 、出典:出版社HP

インテリアデザイン―計画基礎から空間設計まで

知識だけでなくスキルがきちんと身に付く

インテリア分野では、資格と実務の技量的な隔たりが顕在化してきているという問題点があります。本書ではそのような現状をふまえて、インテリアデザインの基礎知識を一通り講義した上で、実務に沿った実技の演習課題を課しています。

中野 明 (著)
出版社 : 建帛社 (1998/3/1) 、出典:出版社HP

【執筆分担】

第1・4・8・9章・・・・・・・・中野 明
第2章・・・・・・・・井上 えり子
第3・5章・・・・・・・・山崎 晶
第6章・・・・・・・・加藤 信喜
第7章・・・・・・・・中山 邦子

プレゼンテーションの例

百貨店の増改築コーナーへの提案。現状分析に始まり,コンセプトの提示,システムの提案,デザインテイストの提案,売場構成までの,トータルな売場計画のためのプレゼンテーション。
言葉による表現,比較一覧表,システム構成図,写真コラージュによるイメージ表現,平面図,パース等,伝達したい内容を様々な手段を組み合わせて表現している。

パースの例

手描きパースの例
インキングや着彩の道具・タッチにより,いろいろなニュアンスの表現ができる。

コンピューターグラフィックスの例
大型システムによる3次元CG。
照明効果や,仕上げ材による雰囲気の違いをシュミレートすることができる。

まえがき

インテリアデザインコースを持つ大学や短大,専門学校などの数が最近とみに増えてきている。しかし,わが国のインテリアの歴史は浅く,学問的な体系はまだ整備途中の段階にあるといえ,インテリア教育も,何を目標とすべきかが定まっていないため,カリキュラムの編成も手探りの状態にあるというのが実状であろう。また,インテリア分野の資格制度も,制度上は定着化しているが,資格と実務の技量的な隔たりが顕在化してきているのも否めない事実である。
こうした観点から,本書は「インテリアデザイン」に関する一通りの基礎知識には触れるが,できるだけ実務に沿った内容とすることに心がけ,インテリア専攻の学生は勿論のこと,それ以外の大学・短大で,造形系の科目としてインテリアを学ぶ人を対象とするとともに,さらには,インテリアコーディネーター資格試験の独習参考書となることをも考慮して編集したものであり,面白さや楽しさを感じながらインテリアデザインを学べるように,図版や写真を多く載せることに力を入れた。
本書は9つの章から成るが,ステップⅠとして,1~7章までを使って一通りのインテリアに関する基礎知識を講義し,ステップⅡとして,実技の演習課題を課し,その際に8章を講義するなり,独習させるなりすることができるように配慮してある。また9章は,ステップⅡの補助教材として利用していただければと考えている。
巻末に記した参考文献および引用文献以外にも,多くの方々の著書などを参考にさせていただいた。記して深謝申し上げたい。また,各執筆者の思いを現実のものとするために,建帛社の本間久雄氏には大変なご苦労をおかけした。あわせて感謝申し上げる。

1997年12月
編者

中野 明 (著)
出版社 : 建帛社 (1998/3/1) 、出典:出版社HP

目次

プレゼンテーションの例

まえがき

1 インテリアデザインとは何か
1.1 インテリアデザインとは
1.2 インテリアデザインの系譜
1.2.1 萌芽期-室内装飾の建築からの分離
1.2.2 変革期-新しい造形の誕生
1.2.3 発展期-モダンデザインの展開
1.3 現代のインテリアデザイン
1.3.1 ポストモダニズムの誕生と終焉
1.3.2 戦後日本のインテリアデザイン
1.4 インテリアの職能と資格
1.4.1 インテリアの職能
1.4.2 インテリアの資格

2 インテリアの計画基礎
2.1 設計におけるインテリア計画の位置づけ
2.1.1 建築計画学の萌芽
2.1.2 建築計画とインテリア計画
2.2 生活行為と室空間
2.2.1 住宅における生活行為
2.2.2 その他の施設における生活行為
2.3 インテリアの人間工学
2.3.1 寸法計画とモデュール
2.3.2 動作空間と室空間
2.3.3 室空間の規模
2.3.4 生理・心理的特性
2.3.5 家具・設備への応用
2.4 動線と配置計画
2.5 室空間の構成
2.5.1 空間領域の分割と融合
2.5.2 室空間の連結
2.6 ノーマライゼーション
2.7 ファシリティ・マネジメント
2.8 安全に関する法規・法令
2.8.1 集団規定と単体規定
2.8.2 健康と法規・法令

3 室内環境と設備計画
3.1 採光と照明
3.1.1 明るさ-照度と輝度
3.1.2 昼光率
3.1.3 窓の大きさと法規
3.1.4 照明
3.2 音
3.2.1 音の性質
3.2.2 遮音と吸音
3.2.3 室内音響と設備
3.3 熱と空気
3.3.1 熱の移動
3.3.2 温度と湿度
3.3.3 換気と通風
3.3.4 空気調和-冷暖房
3.4 設備と機器
3.4.1 給排水衛生設備
3.4.2 電気設備

4 インテリアの演出
4.1 室空間の演出
4.1.1 吹抜け
4.1.2 中庭
4.1.3 演出のための装置
4.2 開口部-窓と出入口
4.2.1 開口部の役割
4.2.2 開口部のいろいろ
4.2.3 開口部の演出効果
4.3 ファブリックス
4.3.1 壁紙
4.3.2 ウインドウトリートメント
4.3.3 カーペット
4.4 照明-光の演出
4.4.1 照明の役割
4.4.2 あかりの計画
4.4.3 照明器具の選定
4.5 色彩
4.5.1 色彩のもつ性質
4.5.2 光と色彩
4.5.3 色彩の心理
4.5.4 カラースキム(色彩計画)
4.6 その他の演出要素
4.6.1 アート
4.6.2 植物(グリーン)
4.6.3 サイン

5 インテリアエレメントとしての家具
5.1 さまざまな家具
5.1.1 家具の分類
5.2 家具の歴史
5.2.1 家具の特長
5.2.2 第二次世界大戦後
5.3 家具のデザイン
5.4 家具の選択と配置
5.4.1 家具の選択
5.4.2 家具の配置
5.5 家具と地震
5.5.1 家具の振動
5.5.2 家具の対応

6 インテリアの材料と構法
6.1 構造と構法
6.1.1 構造の仕組-荷重と外力
6.1.2 建物の構造種類
6.1.3 木構造の構法
6.1.4 インテリアの施工
6.2 仕上げ材料
6.3 床
6.3.1 床に必要な性能
6.3.2 床材と下地
6.3.3 床材の納まり
6.4 壁
6.4.1 壁に必要な性能
6.4.2 壁装
6.5 天井
6.5.1 天井材に必要な性能
6.5.2 天井材と下地
6.5.3 天井材の納まり
6.6 開口部
6.6.1 建具の構造と種類
6.6.2 開口部の納まり
6.6.3 ガラスの性能と用途
6.6.4 建具の金物

7 インテリアのコンサルティング
7.1 商品
7.1.1 商品の基礎知識
7.1.2 商品の流通
7.1.3 商品の評価
7.2 販売
7.2.1 マーケティング
7.2.2 製品計画
7.2.3 価格政策
7.2.4 流通政策
7.2.5 販売促進
7.2.6 販売計数
7.2.7 消費者関連の法規
7.3 情報
7.3.1 情報の種類
7.3.2 情報の収集・管理・活用
7.3.3 販売・流通情報システム
7.4 積算と見積り
7.4.1 積算と見積りの概念と意義
7.4.2 積算と見積りの業務
7.5 コンサルティング
7.5.1 コンサルティングの基本
7.5.2 コンサルティングの技術
7.5.3 プレゼンテーション(提案)
7.5.4 購買行動,購買心理に関する基礎的知識
7.5.5 商品保証・アフターサービス・クレーム処理
7.5.6 割賦販売,信用販売
7.5.7 販売事務

8 インテリアデザインのプロセスと表現
8.1 設計のプロセス
8.2 空間のまとめ方と表現法
8.2.1 空間の発想-コンセプトアイディア
8.2.2 発想からかたちヘ-イメージスケッチ
8.2.3 空間構成の検討-図面や模型やCGによるスタディ
8.2.4 イメージの確定-基本設計とプレゼンテーション
8.2.5 細部の決定一実施計画と図面作成
8.3 インテリア設計の実際
8.3.1 インテリアコーディネーター資格試験(総合技術)の模擬課題
8.3.2 木造住宅のリフォームの演習課題

9 インテリアデザインの実際
1. 住まいのインテリア
2. オフィスのインテリア
3. 学校のインテリア
4. 図書館のインテリア
5. 美術館のインテリア
6. 病院のインテリア
7. ホテルのインテリア
8. レストランのインテリア
9. 店舗のインテリア

図表出展リスト

参考文献

中野 明 (著)
出版社 : 建帛社 (1998/3/1) 、出典:出版社HP

建築のインテリアデザイン (建築計画・設計シリーズ)

建築関係者向けのインテリアデザイン本

建築のインテリアデザインを初めて学ぶ人のための教科書であり、専門的にデザイン(設計)の技を学ぶための専門書でもあります。内容はコンパクトにまとまっており、インテリアデザインをしてみたいと考えている方やインテリアデザインに深い関心を持っている方にはおすすめの1冊です。

飯尾 満 (著), 大村 和哉 (著), 井上 祐一 (著), 吉田 福次 (著), 山口 照也 (著), 冨井 正憲
出版社 : 市ケ谷出版社 (2006/11/1) 、出典:出版社HP

知っておきたいインテリア68作品

ここで取り上げた68作品は,19世紀末から21世紀初頭にかけて世界の国々に作られた著名な作品です。各作品は,横軸と縦軸の4つのキーワードをもとに配置しました。読者の皆様も本文中の気ワードを参考にして,自分流のマトリックスを作ってみてください。

はじめに

本書は初めて建築のインテリアデザインを学ぶ人のための教科書であると同時に,専門的にデザイン(設計)の技を学ぶための専門書でもあります。また当然のことながら,これからインテリアデザインをしてみたいと考えている方々やインテリアデザインに深い関心を持っている方々にとって大切なヒントを与える参考書にもなります。
本書で最も大切にしたことは,先ずインテリアの楽しさを知ってもらうということです。このために建築家の設計した作品はもちろんのこと,その他にも人類が長い歴史の中で時代や地域によって獲得してきた文化としての内部空間もできるだけ幅広く紹介しました。インテリアのもつ魅力や意味について,できるだけたくさん触れていただきたいと考えたからです。そしてその楽しさがわかってきたら,さらに前に一歩進みでて,この本の中から好きな空間や建築家を探して,実際の空間体験の旅に出ることや,自ら建築家の設計手法の探索に歩み始める契機となることを希望しています。

本書は大きく次の4つの分野から構成されています。各ページはできるだけビジュアルに表現することに努めました。

PART1 インテリアデザインの考え方
PART2 インテリアの計画と設計
PART3 構成と手法
PART4 知っておきたいインテリア作品

PART1は,インテリアおよびインテリアデザインを幅広く理解していただくために,インテリアの概念,建築家語録,造形言語を具体的かつ容易に取り上げています。
PART2は,インテリアの計画設計を段階的に習得していくために16章に分けて,見開きページでインテリアのそれぞれの要素の考え方,人間の行為,関係する物と事例,設計データを提示し,そのまま演習課題として活用できるよう作成しています。
PART3は,スタディしたPART2の各要素を,一つの統合したデザインとしてまとめあげた特色ある5事例を取り上げ,その具体的な構成と手法を解説しながら,部分と全体の関係を理解してもらうように配慮しています。
PART4は,建築家が設計した近現代の世界の代表的な作品68例を写真や図面で分かりやすく表現し,各作品にキーワード,掲載紙,参考文献を併記しています。

執筆者は教育と実務の現場でインテリアに長年関わってきている者で構成しました。また,執筆に当たっては,初心者にわかりやすいようにむずかしい表現を避け,ていねいな解説を心がけました。PART1大村和哉(協力:腰越耕太,佐藤大介),PART2山口照也,PART3飯尾満,山口照也,吉田福次,PART4飯尾満,井上祐一がそれぞれ担当し,全体編修を吉田福次と富井正憲が担当しました。

最後に,この出版にあたって,各ページに掲載した貴重な資料,情報は建築主,設計者,研究者,建設会社,写真家,雑誌社の多くの方々のご理解,ご協力,ご支援によってまとめることができました。紙面を借りて厚くお礼申し上げますとともに,引用などの点で失礼があればお許しくださることをお願い申し上げる次第です。

2006年9月
冨井 正憲

◆執筆委員会構成◆
〔編修執筆主查〕 富井 正憲(博士(工学),神奈川大学,漢陽大学大学院招聘教授,東京大学生產技術研究所協力研究員)
〔編修執筆委員〕 飯尾 满(日本大学短期大学部教授)
吉田 福次(ハンマウム建築工房,ICSカレッジオブアーツ客員教授,神奈川大学非常勤講師)
大村 和哉(ICSカレッジオブアーツ教授・教務部長)
山口 照也(T&A・設計・STUDIO代表,横浜デジタルアーツ專門学校講師)
井上 祐一(博士(工学),文化女子大学短期大学部教授)

〔編修協力〕 愛場 一男(環計画工房)
〔執筆協力〕 腰越 耕太(KOH-Architects建築設計室)
佐藤 大介(神奈川大学大学院)
〔イラスト〕 山社 潤
〔イラスト協力〕 須藤 篤司 黒沢 弘行
〔トレース〕 白井 克典 岩瀬 史人 小池 且将

〔写真・資料提供〕 増田 彰久(写真家)
藤塚 光政(写真家)
葛西 潔((有)葛西潔建築設計事務所代表)

飯尾 満 (著), 大村 和哉 (著), 井上 祐一 (著), 吉田 福次 (著), 山口 照也 (著), 冨井 正憲
出版社 : 市ケ谷出版社 (2006/11/1) 、出典:出版社HP

目次

PART 1 インテリアデザインの考え方
■インテリアデザインとは
■インテリア語録あれこれ
■インテリアの楽しみ
■インテリアデザインヴォキャブラリー

PART 2 インテリア計画と設計
第1章 インテリアの考え方
第2章 人間・寸法・行為・心理
第3章 床
第4章 架構・屋根
第5章 壁
第6章 天井
第7章 出入口
第8章 窓
第9章 屋内環境・設備
第10章 あかり
第11章 ファブリックス(カーテン・ジュータン)
第12章 家具
第13章 座具
第14章 かたち
第15章 素材
第16章 色彩

PART 3 構成と手法
■インテリアをつくる1 内から 本牧の家
■インテリアをつくる2 タウトの和 日向別邸
■インテリアをつくる3 真・行・草 桃李境
■インテリアをつくる4 引用と暗喩 箱根写真美術館
■インテリアをつくる5 仮設性 ザ・フォーラム

PART 4 知っておきたいインテリア作品
年代別知っておきたいインテリア68作品
1 オルタ/V.オルタ1898
2 ヒルハウス/C.R.マッキントッシュ1903
3 ウイーン郵便貯金局/O.ワグナー1906
4 カサバトリョ/A.ガウディ1907
5 自由学園明日館/F.L.ライト+遠藤新1922
6 ランシーの教会/A.ペレー1923
7 シュレーダー邸/G.T.リートフェルト1924
8 バウハウス校舎(デッサウ)/W.グロピウス1926
9 聴竹居/藤井厚二1927
10 バルセロナ・パビリオン/M.ローエ1929
11 ミュラー邸/A.ロース1930
12 ガラスの家(ダルザス邸)/Pシャロー1931
13 朝香宮邸/H.ラパン1933
14 聖パウロカトリック教会/A.レーモンド1934
15 ジョンソンワックス本社/F.L.ライト1939
16 バラカン自邸/L.バラガン1947
17 イームズ自邸/C.イームズ1949
18 森の愛好者の家/B.ガフ1950
19 八勝館みゆきの間/堀口捨巳1950
20 私の家/清家清1954
21 MITチャペル/E.サーリネン1955
22 ロンシャンの教会/L.コルビュジェ1955
23 オタニエミ工科大学付属礼拝堂/H.シレン1957
24 バランザーテの教会/A.マンジャロッティ1957
25 スカイハウス/菊竹清訓1958
26 ヴォクセンスニスカ教会/A.アアルト1958
27 イエール大学稀覯本図書館/SOM1963
28 北村邸/吉田五十八1963
29 日本生命日比谷ビル/村野藤吾1963
30 カステルヴェッキオ美術館/C.スカルパ1964
31 国立屋内総合競技場/丹下健三1964
32 シーランチ・コンドミニアム/C.ムーア1965
33 もうびいでいっく/宮脇檀1966
34 白の家/篠原一男1966
35 フォード財団本部/K.ローチェ1968
36 テンペリアウキオ教会/T&T.スオマライネン1969
37 家具住居/黒川雅之1971
38 キンベル美術館/L.カーン1972
39 原邸/原広司1974
40 山中湖の山荘B/吉村順三1974
41 オーストリア旅行代理店/H.ホライン1978
42 ガラスのカテドラル/P.ジョンソン1979
43 光格子の家/葉祥栄1980
44 ザ・パラディアム/磯崎新1985
45 開拓者の家/石山修武1986
46 オルセイ美術館/G.アウレンティ1986
47 アラブ世界研究所/J.ヌーベル1987
48 HOUSE F/坂本一成1988
49 アサヒビール吾妻橋ホール/.スタルク1989
50 光の教会/安藤忠雄1989
51 東京竹葉亭/出江寛1989
52 ホテル・イル・パラッツォ/A.ロッシ1989
53 スパイラル/倉俣史郎1990
54 海の博物館/内藤廣1992
55 角地の木箱/葛西潔1992
56 実験集合住宅NEXT21
大阪ガスnext21建設委員会1993
57 トラス・ウォール・ハウス/牛田英作+Kフィンドレイ1993
58 紙の“教会”/坂茂1995
59 東京キリストの教会/槇文彦1995
60 葬居/齋藤裕1997
61 公立はこだて未来大学/山本理顕2000
62 馬頭町広重美術館/隈研吾2000
63 地下鉄大江戸線飯田橋駅/渡辺誠2000
64 横浜港大さん橋国際客船ターミナル/Z.ポロ2002
65 プラダブティック青山店
ヘルツォーク&ド・ムーロン2003
66 イリノイ工科大学マコーミックキャンパスセンター
R.コールハース2003
67 金沢21世紀美術館/妹島和世十西沢立衛2004
68 まつもと市民芸術館/伊東豊雄2004

飯尾 満 (著), 大村 和哉 (著), 井上 祐一 (著), 吉田 福次 (著), 山口 照也 (著), 冨井 正憲
出版社 : 市ケ谷出版社 (2006/11/1) 、出典:出版社HP

超図解で全部わかる インテリアデザイン入門 増補改訂版

インテリアデザインをしっかり学べる

インテリア業界の全体像や専門知識、またデザイン業務の進め方などイラストをふんだんに用いて体系的にまとめてあります。インテリアデザインに必要な知識と資料が網羅されているので、インテリアデザイナー/コーディネーター必携の1冊です。

Aiprah (著), 河村 容治 (監修)
出版社 : エクスナレッジ (2019/3/13) 、出典:出版社HP

はじめに

この本は、インテリアデザイナーを目指して勉強をしている学生の方をはじめ、設計・デザイン事務所やインテリア関連会社に勤めて間もない新人の方などに向け、インテリア業界の全体像や仕事に必要な専門知識、表現スキル、デザイン業務の進め方など「仕事をするための押さえどころ」を体系的にまとめ、解説した本です。

一口にインテリアデザインといっても、住宅デザインや店舗デザインなどで業界が分かれているほか、デザインの対象も多種多様で手掛ける業務や専門度も会社によって異なっています。そのため、どこに就職すればよいのか、そのために何を身につける必要があるのかを自分で判断するのが難しいところがあります。また就職後は多くの知識や技術、経験が必要になるため自ら意欲的に学び行動することが大切ですが、何をどう学び、どのように行動すればよいか悩む人も少なくありません。

筆者は、インテリアスクールを卒業後、商業施設のインテリアデザインのディレクション業務や住宅リフォームの設計などを手掛け、現在は実務に則したCAD・CGの操作指導やデータ作成を行っており、インテリア業界での経験は30年以上になります。そのかたわら、大学やインテリアスクールで約18年間、講師として学生や生徒を指導しています。こうした中で、仕事と教育のつながりの大切さや後輩を育てるためにどのような支援が必要かについて考えるようになりました。

自分が経験したことや手掛けた業務を通して得た「学校では学びきれない知識やスキル」を体系的にわかりやすくまとめ、インテリアデザインの仕事の入口に誘導し、さらに先に進むための「道しるべ」にしたい——そういう思いで執筆したのがこの本です。学生や新人の方にこの本で学んでいただきたいのはもちろんのこと、企業の採用者や教育機関の指導者の方にも、学生や新人が身を置く環境を理解し、何をやるべきかを決めて行動に移すための「きっかけになる本」として扱っていただければ幸いです。

この本をまとめるにあたり、監修の河村容治先生をはじめ、快く資料提供やアドバイスをくださったデザイナーの先輩方、執筆に苦労していた部分を支えてくださった担当者や編集の皆様に心より感謝申し上げます。

2019年1月
Aiprah 藁谷 美紀

Aiprah (著), 河村 容治 (監修)
出版社 : エクスナレッジ (2019/3/13) 、出典:出版社HP

目次

はじめに
索引

Chapter 1|インテリアデザインの仕事
1-1 インテリアデザインの「対象」
1-1-1 「空間デザイン」と「プロダクトデザイン」
1-1-2 「住空間」と「商業空間」のデザイン
1-1-3 商業空間のデザイン要素
1-1-4 商業のさまざまな業種と業態
1-2 インテリアにかかわる業種・職種
1-2-1 インテリアにかかわる4つの業種
1-2-2 インテリアにかかわる職種
1-2-3 インテリアデザイナーの業務と必要な知識・資質
1-2-4 インテリアコーディネーターの業務と必要な知識・資質
1-2-5 インテリアスタイリストの業務と必要な知識・資質
1-2-6 インテリアにかかわる資格
1-3 インテリアデザインの具体的な業務
1-3-1 インテリアデザインの業務の要素と流れ
1-3-2 インテリアデザインに必要なスキル
COLUMN
照明デザイナーの業務と必要な知識
インテリアデザイナーとして意識することとは
実例 ● 商業施設インテリアデザインのプレゼンテーション資料

Chapter 2|インテリアデザインに必要な知識
2-1 インテリアを構成する要素
2-1-1 インテリアエレメントとは
2-1-2 家具—椅子
2-1-3 家具—テーブル
2-1-4 家具—収納
2-1-5 家具—ベッド
2-1-6 インテリアアクセサリー
2-1-7 店舗の什器
2-1-8 住宅設備
2-1-9 照明器具
2-1-10 ウインドートリートメント
2-2 インテリアの色彩計画
2-2-1 カラースキーム
2-2-2 色、素材、形の関係
2-2-3 イメージスタイル
2-2-4 インテリアの歴史と様式
2-2-5 色が見えるしくみ
2-2-6 彩色の基本原理
2-2-7 色の表現方法
2-2-8 配色と「感情効果」
2-3 インテリアの照明計画
2-3-1 全般照明と局部(補助)照明
2-3-2 直接照明と間接照明
2-3-3 照明の組み合わせによる効果
2-3-4 光源の種類
2-3-5 色温度と配光、演色性
2-4 寸法とモジュール
2-4-1 人体寸法
2-4-2 動作寸法と動作空間
2-4-3 生活空間と商業空間の動作空間
2-4-4 動作と行動の心理的要因
2-4-5 さまざまな物の寸法
2-4-6 モデュール
2-4-7 家具の大きさ
2-4-8 空間の大きさ
2-4-9 ユニバーサルデザインの寸法
2-5 インテリアの構造と仕上げ
2-5-1 躯体の構造
2-5-2 床の下地
2-5-3 壁の下地
2-5-4 天井の下地
2-5-5 建具の種類① 住宅などのドア
2-5-6 建具の種類② 住宅などの窓
2-5-7 建具の種類③ 商業施設などのドア
2-5-8 床の仕上げ① フローリング
2-5-9 床の仕上げ② カーペット
2-5-10 床の仕上げ③ 樹脂材床
2-5-11 壁の仕上げ
2-5-12 天井の仕上げ
2-6 インテリアの材料
2-6-1 木材
2-6-2 木材の構造と性質
2-6-3 加工木材とその種類
2-6-4 金属
2-6-5 プラスチック
2-6-6 ガラス
2-6-7 タイル
2-6-8 石材
2-6-9 塗装
2-7 インテリアデザインに関する法規
2-7-1 建築基準法
2-7-2 消防法
2-7-3 消費者関連法規
COLUMN
家具金物の種類
そのほかの西洋のインテリア様式
インテリアデザインでは必携の「色見本帳」
商品陳列棚の「ゴールデンスペース」
内装の化粧材「モールディング」
石材の表面仕上げ
その他の法規

Chapter 3|インテリアデザインに必要な表現技術
3-1 インテリアデザインの図面
3-1-1 インテリアデザインの図面と種類
3-1-2 インテリアデザインの製図ルール
参考資料 インテリア製図通則
3-2 インテリアデザインのパース
3-2-1 パースとは何か
3-2-2 バースの種類
3-2-3 パースの構図と添景表現
3-3 プレゼンボード
3-3-1 プレゼンボードの目的と種類
3-3-2 プレゼンボード制作の基本
3-4 デジタルツール
3-4-1 インテリアデザインで用いられるデジタルツール
COLUMN 色や影を付けた「ショードローイング」

Chapter 4|インテリアデザインを体験してみよう
4-1 シミュレーションを始める前に
4-1-1 シミュレーションの内容と流れ
4-1-2 シミュレーションの課題
4-2 ヒアリングとコンセプトメイキング
4-2-1 ヒアリングで要望や条件をより明確にする
4-2-2 コンセプトメイキングでデザインの方向性を具体化する
4-3 プランニング
4-3-1 ゾーニングを考える
4-3-2 フロアプランを考える
4-3-3 ライティングプランを考える
4-3-4 パースを作成する
4-4 プレゼンテーション
4-4-1 プレゼンテーション資料を作る
COLUMN 実際の業務でのヒアリングや調査の基本項目

■参考文献(順不同)
『インテリアコーディネーターハンドブック 統合版』(上・下巻)(インテリア産業協会著、インテリア産業協会刊)
『商店建築・店づくり法規 マニュアル』(商業建築法規研究会編、商店建築社刊)
『商業建築企画設計資料集成 第2巻 設計基礎編』(日本店舗設計家監修、商店建築社刊) 『原色 石材大辞典』(全国建築石材工業会監修、誠文堂新光社刊)
『初めて学ぶ 福祉環境(第三版)』(長澤 泰監修、市ヶ谷出版社)

■協力(順不同)
株式会社ノード/株式会社デコール/有限会社岡本好司設計室/コヤマケンタロウデザイン事務所/DNライティング株式会社/有限会社グローブ/株式会社遠藤照明/株式会社アイジェット/スガツネ工業株式会社/名古屋セラミックス株式会社/関ヶ原石材株式会社

■カバー・本文デザイン 坂内正景 (BannaiDesignRoom)
■本文イラスト 堀野千恵子
■編集協力 杉山梢
■印刷 図書印刷株式会社

Aiprah (著), 河村 容治 (監修)
出版社 : エクスナレッジ (2019/3/13) 、出典:出版社HP