【最新】戦国時代について学ぶためのおすすめ本 – 入門から人物・戦の背景まで

戦国時代とはどんな時代だった?戦の背景とは?

戦国時代というと、かつては歴史の授業で習ったけど人物は多いし複雑でよくわからないというイメージが中心でしたが、最近では、ドラマのほか武将や刀をモデルとしたゲームなどの流行によって、より身近なことに感じられるようになってきました。ドラマやゲームを入り口として興味を持ち、戦国時代についていざ学んでみようと思っても、何から手をつけたらいいかわからない、難しくてつまずいてしまうという方も多いのではないでしょうか。ここでは、かみ砕いたわかりやすい入門書から人物・戦を掘り下げる本まで、戦国時代について学ぶことのできる幅広い本をご紹介します。

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出典:出版社HP

13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。

戦国時代の「戦」についてわかりやすく解説

終わりの見えない戦乱の世である戦国時代を生き抜いた武将のエピソードは、情報革命・自然災害などが多発する先の見えない現代を生き抜くために参考になるはずです。本書は、年号や難しい歴史用語などの全くない、戦国時代の流れを理解するための解説本です。どんな年齢の人でも読むことができる入門的な内容になっています。

房野 史典 (著)
出版社 : 幻冬舎 (2020/10/22)、出典:出版社HP

はじめに

あなたは13歳ですか?

13歳であろうとなかろうと、今こうしてこの本を手に取り、ここまでの何文字かを読んでくださったことに感謝します。本当にありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします。
大丈夫です。本書は、
“戦国時代の「戦」をわかりやすく説明した本”
なので、どんな年齢の方にでも読んでいただける内容となっております。
現代語訳でかみくだきまくって、年号をすっ飛ばしながら、歴史用語にちょっぴり説明を入れた、戦国のストーリーを知ってもらうための解説本。いわゆるブッチギリの入門書ですね。
ピックアップした戦も、有名なものばかり。これから歴史を学ぶ10代の方や、学生時代以降に歴史の知識のアップデートをしていない大人の方にとっては、戦国時代の流れ”を把握するのにうってつけの一冊です。
最新の研究にも目を通してるという歴史好きな方は、今すぐ専門書コーナーに走ってください。

さて、この本を手に取ってくれたあなたは、大なり小なり歴史や戦国時代に興味がある人だと思います。が、中には、「歴史に興味ないけど、知っておいた方がいいかな……という、見上げた向上心」VS.「やっぱ興味ないな……」を、頭の中で戦わせながら、この【はじめに】と対面してる方もおられるでしょう。
そんな人は、本編を読む前に、ちょっと聞いてもらってもいいですか。

世の中の人間は2種類に分けることができます。
歴史が好きな人、もしくは興味がある人と、
歴史が嫌いな人、もしくは興味がない人です(もはや4種類になってしまいました)。
嫌い、興味がないの原因には、「年号がウザい」「人の名前の読み方よくわかんない」「出てくる単語ややこしすぎ」などなどたくさんの要素があると思いますが、全部ひっくるめて、「自分には関係のない話」と思えてしまうからじゃないでしょうか。
歴史の話なんて自分には関係ない。信長のことを知らなくても今日もごはんはおいしいし、太閤検地がなんのことかわからなくても明日はやってくる。
ま、ホントそうですね。
歴史や戦国時代のことを知らなくても、今を生きる分には困りません。
でもね、関係があったとしたらどうですか?
歴史を知らなかったがために、損をすることになったらどうでしょう?
生きた時代が違っても、置かれた状況に共通点があったら?
偉人の行動が、現代でも活かせるものだったら?

先の見えない現代。
ITの変革による情報革命、自然災害、パンデミックが同時多発でやってくる状況なんて、これまでの人類の誰一人として経験していません。
ですが、問題の種類に違いはあれど、終わりの見えない戦乱の世――戦国時代,も、まさに先の見えない時代だったんです。
そんな激ヤバな時代を生き抜いた武将たちのエピソードが、参考にならないわけがありません。
それに、過酷な時代をフルパワーで駆け抜けた彼らは、「あいつ、すげー目立つことやってんじゃん!」とか、「○○が、部下の○○に裏切られただとぉ?」とか、「なに!○○と○○が大ゲンカしてる?この前まで仲良かったはずだろ?」とか、「ねえねえ!○○ちゃんがアップしてた情報、ちょっと盛りすぎじゃない?」などなど、現代で言えば、バズることと炎上することしかやってないんです。
そこにあるのは、失敗も成功もバズりも炎上も書いてある、生きた教科書。
命を燃やした武将たちのエモい話を知らないなんて、もったいなくないですか?
はい。てな感じで、歴史に興味がない人に向けて書かせてもらいました。
「戦国好きになって!」ではなく「ちょっとだけ知っておくと得かもよ」という感じですね。
で、このことを誰と一番共有したいかって考えたら……やっぱり10代の人たちだったんです。10代の人たちこそ「先の見えない現代」の主役になっていく存在だから、その想いもあって、タイトルにまで現れちゃったんですね(もちろんそれより下の年齢の子も、これから生まれてくる子たちも、主役です)。
ではなぜ「13歳」かというと……あまり長くなるといけません。この話は、【おわりに】で話すことにしましょう。

最後に。
「戦」をテーマにしたのは、そこに戦国時代のいろいろがつまってるからです。
『○○の戦い』のことを説明するには、登場人物、彼らの関係性、なぜ戦うことになったのか、戦いのあとはどうなったのか……を、伝える必要があるので、「戦」を1つ解説すれば、戦闘以外のあらゆるストーリーも見えてくるんですね。
人生は、勝負の連続です。
どんな人も「勝ちたい」けれど、勝ち続けることはできません。たくさん負けることもあるけど、この「負け」が実は大事だったりします。
「勝ち方」からも「負け方」からも学べることがいっぱいある。それを教えてくれるのが「戦」なんです。

それでは、13歳のきみと、これから13歳になるきみと、かつて13歳だったあなたと、戦国時代の「戦」の話をしよう。

房野 史典 (著)
出版社 : 幻冬舎 (2020/10/22)、出典:出版社HP

目次

◆はじめに

◆戦国時代……って?
パート1 プロローグの中のプロローグ
パート2 で、戦国大名……って?
パート3 Hello実力者、Goodbye政府関係者

◆桶狭間の戦い
パート1 戦国史上最大のバカが起こした戦国史上最大の大逆転
パート2 桶狭間イブ~織田家最悪前夜~
パート3 空から降る無数の奇跡とそこから得る多数の事績

◆三方ヶ原の戦い
パート1 家康、黒歴史史上最大の黒歴史
パート2 戦国おっさんずラブ
パート3 涙と未来のつまった大敗~歴史に黒も白もねぇ。
あるのは人が生きたという証だけだ~

◆長篠の戦い
パート1 鉄砲VS.騎馬~新旧激突!戦国大スペクタクルバトル~
パート2 すみません、こちら騎馬隊ですが……
鉄砲の数すごいんだけど、突撃しろと?
パート3 くるくるーくるくるー、はいまわってー、
くるくるーくるくるー……

◆本能寺の変
パート1 炎の中に消えた英雄
パート2 6月2日
パート3 動機~光秀が信長を討った理由~

◆織田信長と明智光秀
パート1 え!光秀って、そんな感じだったの?
パート2 え!信長って、そんな感じだったんだ?
パート3 え!え!ホント?もう一度聞くよ。
信長って、そんな感じだったんだ?
パート4 いつも真実が手に入ると思ったら大間違い

◆中国大返し
パート1 伝説にまみれすぎた天下人
パート2 「青天の霹靂」って言葉は、この時のためにあったのかも
パート3 音速、光速、迅速、爆速
パート4 伝説を操作した天下人

Column ちょっとここで話しておきたい
◆秀吉のその後
◆賤ヶ岳の戦い秀吉のその後パート2
◆小牧・長久手の戦い秀吉のその後パート3
◆太閤検地秀吉のその後パート4
◆刀狩秀吉のその後パート5
◆川中島の戦い

◆関ヶ原の戦い
パート1 ファミリートラブルからの全国バトルロイヤル
パート2 独裁バルーン
パート3 今こそ集え、正義の名の下に
パート4 出かけてもピンチ、出かけなくてもピンチ、これなーんだ?
パート5 人生を決めたのは、たった数時間の出来事

Column 最後に話しておきたい
◆大坂の陣

◆おわりに

◆参考文献

房野 史典 (著)
出版社 : 幻冬舎 (2020/10/22)、出典:出版社HP

戦国時代 (講談社学術文庫)

時代を見る目で読み解く

歴史上の名だたる武将が生き抜いてきた戦国時代。興味を持って学ぼうと思っても、当時の情勢が複雑すぎて理解できないという経験をした人は多いのではないでしょうか。本書では、戦国時代の開幕である1490年代から国内統一までのほぼ1世紀の間に起きた出来事を詳しく解説しています。

永原 慶二 (著), 本郷 和人 (解説)
出版社 : 講談社 (2019/7/12)、出典:出版社HP

目次

はじめに―動乱と革新の世紀

戦国時代の開幕
早雲、豆・相を取る
尼子経久、出雲を制す
道三、美濃を奪う
室町幕府体制の崩壊
戦国大名への道

惣・一揆と下剋上の社会状況
百姓と地侍のコンミューン
門徒の一揆と惣国
曲折する民衆の戦い農村経済の不安

「世界史」の成立と新技術
東アジア情勢の新展開
鉄砲伝わる
戰術革命
木綿の国産始まる

関東・東北の争覇戦
東国の三強
信玄、信濃に進出
謙信、南下を図る
氏康、領国を固める
奥羽の戦国

中国・四国の戦い
毛利元就
大内滅亡
銀山をめぐる死闘
四国の動向

軍事力の構成
国衆連合の不安
家臣団の構成
軍役の形態
水軍の編成
城と合戦

領国経済体制
土地と農民の支配
職人の掌握
流通網の編成
鉱山開発

都市と商人
戦国の城下町
港津都市の発展
中央都市京都

九州の情勢とキリシタン大名
布教と貿易
大友宗麟
平戸と長崎
九州制覇をめざして

畿内政権と京・堺
細川晴元と三好長慶
堺と京都
松永久秀

大名国家と日本国
大名国家の法と公儀
大名と天皇・公家

織田信長の進出
清洲から岐阜へ
畿内進出
反信長陣営の反撃

一向一揆と本願寺
戦国大名と一向一揆
本願寺と現世権力
一揆結合の様相

「天下布武」
反信長陣営の崩壊
一向一揆鎮圧
信長の軍事力とその基盤
安土進出
織豐政權展望

おわりに――日本歴史上の戦国時代

あとがき
参考文献

解説 本鄉和人
年表

永原 慶二 (著), 本郷 和人 (解説)
出版社 : 講談社 (2019/7/12)、出典:出版社HP

はじめに――動乱と革新の世紀

旧秩序の解体

京都の大半を焼きつくし、各地を動乱の渦に巻きこみながら一〇年余りに及んだ応仁の大乱は、文明九年(一四七七)ようやく終わりを告げた。
その年、興福寺大乗院門跡の尋尊(関白一条兼良の子)は、日記の中で大乱によって一変した諸国の状況を次のように区分けした。

第一は、幕府の命令にことごとく従わず、年貢を一向に進上しない国々、
第二は、国中なお戦乱で、年貢進上どころでない国々、
第三は、幕府の任命した守護は一応下知に従うが、守護代以下在国の者共が従わない国々、

大別すると諸国はこの三つのいずれかの状態にある、というのである。しかし尋尊は国々をこの基準によって色分けしてみたものの、結局は「日本国は悉く以て御下知に応」じないということだ、とサジを投げてしまっている。
応仁の乱以前は、幕府もそれまで永らく社会の骨組みとなってきた荘園公領制の秩序を大枠としては認めており、守護や国人(在国の旧地頭級在地領主)が、「職」という形で定められた職権の範囲を越えて独立領主化する動きを抑える方針をとっていたが、それが大乱をきっかけとして全面的に崩れだしたのである。実際、各地の荘園の史料を見ても大部分は応仁の乱を境に年貢が納まらず有名無実になっていっている。
しかもそればかりでなく、社会の変動は、村々の地侍や民衆の動きによっていちだんと底深くおし進められていた。応仁の乱後の文明一七年(一四八五)の山城国一揆につづいて、長享二年(一四八八)には加賀の一向一揆が守護富樫政親を倒し、「門徒持ち」の国といわれるほどの事態を出現させた。権力は将軍から守護へ、守護から守護代・国人へ、そしてさらに地侍・「百姓」へと、しだいに分散下降し、下剋上的社会状況が広まり、時代は室町から戦国へと移り出していた。
この間、将軍義尚は近江に出兵(一四八七)して、同国南半の守護六角高頼を討つなど、幕権の回復にそれなりの努力をかたむけたが、翌々年、酒色がたたってわずか二五歳で鉤の陣中に死んだ。その後、義材(義稙)・義高(義澄)・義晴・義輝とつづく将軍たちは、みな細川・三好などの実力者たちの都合によって擁立され、また追放されてゆき、次の表で分かるように、だれ一人、京都で平穏に終わりをまっとうすることができなかった。しかもそのように将軍の運命を翻弄した細川にしても、ほんとうに実力をもっていたのは勝元の子政元までであり、その後は二流に分裂してしだいに力を失っていった。

戦国時代の上限と下限

常識的な時代区分によると、戦国時代とは、応仁元年(一四六七)の乱の開始から、天正元年(一五七三)織田信長が将軍義昭を追放するまでの一○○年余りの時期をさすことになっている。たしかに尋尊が記した状況は、応仁の乱によってもたらされたのだから、この時代区分はいちおう適当だといってよい。けれどもすこし具体的に考えてみると、いかに諸国の動乱がはげしいといっても、義尚の代までは、まだ中央政権としての室町幕府の存在を無視するわけにはゆかないし、幕府守護の体制そのものに正面から反逆的態度を示したものもほとんどいない。その意味で、戦国時代の開始時点を応仁の乱の勃発に求めることはややあいまいであり、いささか早きに失するといわなければならない。むしろ次のような一連の動きこそが、戦国時代開幕の実際の指標だと思われる。

文明一八年(一四八六)、出雲で前守護代尼子経久、守護京極氏の拠点月山城を奪う。
長享二年(一四八八)、加賀で一向一揆、守護富樫政親を倒す。
延徳三年(一四九一)、北条早雲、伊豆韮山を奪い堀越公方足利茶々丸を殺す。
明応二年(一四九三)、細川政元、将軍義材を追放する。

すなわち、数年間につづいておこったこの四つの事件は、既成の支配者同士の権力闘争にとどまるものではなく、どれもが、幕府―守護体制そのものに対する根本的な反逆という性質を帯びていた。このなかからさらにどれか一つの事件で線をひき、時代区分の画期を明瞭にせよといわれるとむつかしいが、あえていえば、前三者をふまえて、政元のクーデターをもって戦国時代の開始ということができるだろう。やはり、ローカルな事件だけで歴史の全体的変化を区切ることは適当でない。その点、政元のクーデターは、将軍の実権と既存の幕府体制にとどめを刺したという意味で、全国的な意味をもち、一つの時代の終わり、したがって新時代の始まりとするにふさわしいといえる。
では、戦国時代の終末点はどこか。そのくわしい理由はのちに述べるが、結論だけをさきにいえば、私は、通説の天正元年(一五七三)(信長の義昭追放)よりも、信長が岐阜から安土に移った天正四年のほうが適当だと考える。安土進出は、濃尾の戦国大名信長が、「天下人」への飛躍を具体化したもっとも明瞭な画期である。そしてさらにいえば、信長の安土時代を引き継いで秀吉が天正一八年(一五九〇)、小田原の北条氏政・氏直を打倒し、国内統一の軍事活動を完了するまでを実質的には戦国時代の最終局面として視野に入れる必要がある、と思う。そうしたわけで、本書の叙述の範囲は一五世紀の九○年代から一六世紀の九○年に及ぶほぼ一世紀ということになる。

時期区分をどう見るか

おおまかにいって一世紀にも及ぶこの戦国時代は、一つの時代としての独自の特徴をもつと同時に、その初期と末期とでは当然のことながら、ずいぶんと変化がある。感覚的に分かりやすい絵画史でいえば、水墨画の頂点雪舟(一四二○~一五〇六)の時代から、豪華絢爛たる狩野永徳(一五四三~九〇)の時代までの推移をふくんでいる。また人の世代でいえば、およそ三世代の歳月にわたる。したがってこの一世紀に登場する群雄たちをひとくるめにしたり、その間の社会的推移を無視したりすれば、時代把握は平板になってしまうおそれがある。やはりこの時代のなかをさらに時期区分して見てゆくほうが、一世紀の歴史の流れを具体的にとらえることができるだろう。
そこで試みにおもな大名たちの生存期間を一瞥しよう。天文一二年(一五四三)(一五四二年説もある。後述)は、この時代の戦術を一変させた鉄砲伝来の年であるが、ほぼこの時点は大名たちの生存期からみても、大きな境目ということができる。北条早雲と氏綱父子、尼子経久、駿河の今川氏親などははっきりと”鉄砲以前”の人である。

陸奥の伊達稙宗、周防の大内義隆、美濃の斎藤道三などの主な活動もだいたい鉄砲以前、といったほうがよい。それに対して北条氏康・毛利元就・武田信玄・上杉謙信・浅井長政・朝倉義景・三好長慶・松永久秀などは、年齢に差はあっても天正元年(一五七三)前後にみな生涯を終わっている。これらはいわば、鉄砲以後,の戦国第二世代の人々である。
代表的人物の生死を指標にして歴史を見るというわけではないが、そうしたことも念頭において戦国時代のなかをさらに時期区分すれば、明応二年(一四九三)から天文一二年(一五四三)までの五〇年を第一期(前期)、それ以後永禄一一年(一五六八)の信長入京までの二五年間を第二期(後期の前半)としたい。これは、各地で大名領国体制が本格的に形成されてゆく時期である。それに対して第三期(後期の後半)に当たる永禄一一年から信長の安土移転すなわち天正四年(一五七六)までは、全国の動きが信長に対する武田・朝倉・浅井・毛利などの大名と本願寺=一向一揆の戦いにまとまってゆき、「天下」を賭けた争いに歴史が収斂してゆく局面である。この動きは天正一八年(一五九〇)秀吉による小田原北条氏打倒によって完了する。したがって第三期は戦国の終わり、天下統一の過程であり、いわゆる織豊政権期にかかっている。第三期は統一の本格的進行期であるが、信長の若い時代はまだ戦国といったほうがよい時代的特徴をもっている。

時代を見る目

では、日本列島諸地域の動きがそれぞれ半ば独自に、半ば連動しながら同時併行で進行するこの時代の歴史の本質をとらえるには、どこに目をすえるのが適当であろうか。歴史を見る目は人によってさまざまであり、絶対というものはありえない。しかし私は、すくなくとも次のような点を念頭におくことが大切だと思う。
第一は、戦国時代史を、群雄抗争の年代記だけにとどめないことである。たしかに戦国の群雄たちはそれぞれに卓越した能力と個性を発揮し、時代をリードする存在であった。この時代になぜ個性強烈な群雄がいっせいに姿を現すのかも歴史として重要な問題だ。だが、この時代には社会のあらゆる階級・階層・集団・個人などが、それぞれに歴史の舞台に登場し、鮮明な役割をもち、相互にからみ合いながら社会をゆり動かしてゆく。歴史はなによりもそのような全社会層の動きの総体を相関的・構造的にとらえるものでなくてはならない。

第二は、動乱のもたらす社会変動を、そのもっとも深奥の要因から考えてみることである。社会変動とは、いわば深層ナダレのようなものであって、表層の観察からだけではその本質をとらえることができない。織田信長がもっとも手を焼いたのが一向一揆であったことからもすぐ考えられるように、戦国動乱の深奥部の力は地侍・農民などの惣・一揆を基礎とする民衆闘争だった、と私は思う。一向一揆はとりわけきわだった動きであるが、地侍・農民のような村に根を下ろした広範な人々が諸地域で強い自律的・独自的な活動を展開し、社会の在り方を根底から変えていったのがこの時代の特徴である。

第三は、この激動の世紀を、たんなる破壊と混乱の時代としてではなく、革新と創造の時代としてとらえることである。この動乱によって、もはや色褪せた「中世」的なものが否定し去られ、新たな「近世」的なものが準備されてくるといわれるのであるが、それは具体的にはなんだったのか。人々の生活や社会の諸関係も、人間のタイプも、また価値意識も、この一世紀のあいだに一変した。そこで生みだされ、新たに創造されてくるものを明確にすることこそ歴史を見る目の基本である。そこには過渡期というだけではすまない独自性豊かなものがある。
第四は、この時代を世界史的な視野のなかで、ひろく、深くとらえることである。一五世紀末から一六世紀にかけて、世界は大航海と発見の世紀にはいった。ポルトガル・スペインをはじめとするヨーロッパ人が、アジアに進出するなかで、日本・琉球・中国・朝鮮・東南アジアもいやおうなしに新たな国際関係のなかにおかれることとなる。「日本」の中として見すごされがちの琉球や北海道もそのなかで大きく変動し新しい特徴をもつようになる。それらは日本の戦国時代史の展開にどのような影響をもたらしたか、また日本人の自己認識・国際認識と国際感覚はそのなかでどのように変化していったのか。戦国大名たちにとって、戦争と内政、外交と貿易が切りはなしえない一体的なものとなってゆくことは、これ以前にはみられない特徴であって、それがこの時代の変動のスケールをいちだんと大きくし、「面白さ」をももたらしているといえる。

永原 慶二 (著), 本郷 和人 (解説)
出版社 : 講談社 (2019/7/12)、出典:出版社HP

戦国時代の計略大全 (PHP新書)

戦国時代の計略ミニ百科事典

軍団や戦物語のような話には昔から大勢のファンがおり、このような話の延長線上に出てきた講談もたくさんの聴衆を集めてきました。本書では、軍団や戦物語、特に奇計、奇略などの話のファンである著者が、日本の戦国時代の話題を中心に、それに関連する古今東西の戦史まで幅広く紹介しています。

鈴木眞哉 (著)
出版社 : PHP研究所 (2011/6/16)、出典:出版社HP

はじめに

軍談とか戦物語といった類のお話には、むかしから大勢のファンがいます。『平家物語』『源平盛衰記』や『太平記』が長く読み継がれ、中国ダネの『漢楚軍談』や『三国志演義』が広く普及したのも、そうした人たちの存在があったからです。
こうしたものの延長線上に出てきた講談が、たくさんの聴衆を集め、近代になると活字化されて、多数の読者に熱狂的に迎えられたのも同じ理由からでした。私なども、子どものころから、そういう軍記物や講談本の類に慣れ親しんできました。

もっとも、多くの方が好まれるのは、血沸き肉躍るような勇壮なお話とか、涙なくしては読めないような悲壮なお話なのではないかと思いますが、私は少し違いました。奇計、奇略、奇策、奇謀……といった、とにかく頭に「奇」のつくような話が大好きでした。具体的に申しますと、わが国でいえば楠木正成や真田幸村、外国でいえば諸葛孔明といった人たちにまつわるようなお話にことさら興味を引かれたということです。
長じてのち、本業の傍ら歴史の世界に首を突っ込むようになりましたが、三つ子の魂なんとやらで、この傾向はずっと変わっておりません。あれこれ調べていて、その手の話にぶつかりますと、ついつい時間をとられてしまうといったことがいまだに続いています。おかげさまで、そうした話題がずいぶん集まりました。同好の士もかなりいらっしゃるのではないかと勝手に想像だか期待だかいたしまして、それらをひとくさり語らせていただきたいというのが、この本の趣旨であります。

対象は、だいたいわが国の戦国時代ということにいたしますが、この手の話題は、なにもこの時代に尽きるわけではありません。とっくに~先輩が存在するようなお話も少なくありませんし、追随してくる,後輩”も多々あります。また、同様の事例はわが国にとどまるものではなく、外国にもいくらも存在します。なかには、中国あたりから~輸入、されたと見られるものも数々見受けられます。
ということで、古今東西の戦史を広く渉猟して……と大見得を切れるほどではありませんが、できるだけ幅広く話題を提供したいと考えています。と申しましても、あくまでもわが国の戦国時代が主体ですから、ほかの時代やほかの国にいくらおもしろい事例があっても、戦国時代に類例のないような場合には、残念ながら割愛させていただきます。

お伝えしようという話は、いずれもそれなりの根拠があるもので、私が勝手にデフォルメしたとか、いわんや創作したものなどは一つもありません。逐一、出典をお示しすることはいたしませんが、その点は、まずお断りしておきたいと思います。
ただ、ちゃんとした出典があるということと、そこにある内容が真実であるかどうかということとは別問題です。というより、この本でお話ししようとする事例のなかには、真偽が定かでないものや、明らかにガセとしかいいようのないものがいくらもあります。困ったことに、おもしろそうな話題ほど、そういう傾向が強いのです。
しかしながら、そういうものを切り捨ててしまうのは、あまりにももったいないと思いますので、それらも含めてお伝えするつもりですが、史実かどうかということが気になる方もいらっしゃるでしょう。そこで、これは信用できる話か、怪しい話かということは、そのつどきちんとお示しするつもりですから、ご安心いただきたいと思います。

それでは前口上はこのくらいにして、本題に取りかからせていただきますが、私流の〈軍談〉として、気楽にお読みください。

鈴木眞哉 (著)
出版社 : PHP研究所 (2011/6/16)、出典:出版社HP

目次

はじめに

第一章
戦闘の構想——勝つための戦略・戦術
奇襲
迂回奇襲側面攻撃・背面攻撃
中入りの計
夜討ち
朝駆け
火攻め
火船の計水上の火攻め
野戦の水攻め
おびき出し
おびき寄せ
小荷駄を狙う計
塩留めの計
裏切りをつくる
朝鮮王朝の倭兵防御策
真田昌幸の遺策
真田幸村、最後の奇略

第二章
攻城——城攻めのあの手この手
城に火を放つ計
水攻め
兵糧攻め
煙攻め
水の手を断つ計
坑道戦(もぐら戦術)
城を爆砕する計
龟甲車
城に潜入する計
平時に詐術で城を取る
城に登る工夫
山越えに船を運ぶ計
城兵をおびき出す計
武田信玄初陣の奇計
提灯と松明で城を落とす計
大工を買収した城取り法
大砲で城を落とす
火薬に水をかける計

第三章
守城―窮地に対応する作戦
古墳を利用して城をつくる
二重塀
抜け穴
隠し門
死角のない城
城から物を落とす
城から物を撒く
藁人形の計
おびき入れ(おびき寄せ)
白米城
兵糧入れ
空城の計
坑道戦(もぐら戦術)に対抗する計策
留守の火縄
隠し着到
城外から水を引く工夫

第四章
陣立て工夫を凝らした構え
伏兵
釣り野伏せの計
敵中退却
捨てかまりの計
背水の陣
啄木鳥の計
車がかりの備
長蛇の陣・胡蝶の陣
半途を撃つ計
擬勢を張る計

第五章
野戦―戦場に仕掛けられた罠
鉄砲構え・馬防柵・馬防ぎの築地
川底に仕掛けをする計策
紙を貼って白壁を装う計
落とし穴の計
埋火の計
菱を撒く計
稲を結ぶ計

第六章
兵器 飛び道具から船まで
石を飛ばす工夫
大坂城の木砲
大砲を動かす工夫
大砲の狙いを外す計策
騎馬缺砲
鉄砲の多段撃ち
烏渡し・取次ぎ
下知して鉄砲を撃たせる工夫
竹東
銃陣に立ち向かう計
真田の火砲・火術一
ほうろく火矢
装甲船
潜水艦

第七章
動物人間以外の戦士たち
火牛の計
伝書犬の工夫
牝馬を使った奇計
蛇攻めの計
猫の目時計
鶏の声時計
乗り込み・乗り切り
牛に乗る
戦場での鷹の効用
馬を狙う計
音で馬を脅かす計

第八章
欺瞞策敵も味方も欺く手口
だまし討ち
援兵を装って敵陣に入り込む計
敵の中に紛れ込む計
使者に化けて敵将を狙う計
敵兵を装って敵将を狙う計
死体を装って敵を襲う計
影武者・身代わり
偽首をつくる
忍者をだます工夫
棄て旗の計
賽銭のトリック

第九章
情報戦―だまし・だまされの伝達・宣伝手法
合言葉・合印
立ちすぐり・居すぐり
相図の旗・証拠の旗
旗印を借りる計
敵に旗を取らせる計
敵の首や捕虜を見せつける計策
偽情報を流す
御褒美長持
前恩賞
忍者の効用

おわりに/索引

鈴木眞哉 (著)
出版社 : PHP研究所 (2011/6/16)、出典:出版社HP

超現代語訳 戦国時代 笑って泣いてドラマチックに学ぶ (幻冬舎文庫)

戦国時代の解説本

戦国時代の話は固そうだし、出てくる名前がややこしいし、とにかくわかりにくそうと感じている人は多いです。しかし、戦国時代は人間がもつあらゆる能力をフル活用して、生死を懸けた駆け引きと戦いを常に繰り返している、物語としての要素が全て詰まったノンフィクションです。戦国時代をわかりやすく説明した本書を読めば、戦国時代の面白さに気づくでしょう。

房野 史典 (著)
出版社 : 幻冬舎 (2019/6/11)、出典:出版社HP

はじめに

「あ、おもしろいんですね」
戦国時代の中身をめちゃくちゃ噛み砕いてお伝えすると、みなさんこうおっしゃいます。
話もカタそうだし、出てくる名前がややこしいし、どこをどう見たらいいかわかんないから、この話題は避けて通ってきた。こんな人多いです。ただ、話の本質を説明すると、最初に書いた「あ、おもしろいんですね」が、確実に返ってきます。
そりゃそうです。戦国時代は、人間が持つあらゆる能力をフル活用して、生死を懸けた駆け引きと戦いを常に繰り返しているノンフィクション。おもしろくないわけがないんです。物語としての要素が全部詰まってます。
この本では、その魅力を自分なりにお伝えしていきたいと思います。それがみなさんに伝わったとしたら、ただただ、僕が喜びます。「あー書いてよかったなー」って、僕が思います。みなさんに喜んでもらえるのが何よりなので。

では、戦国時代の話に入る前に、戦国時代が日本の歴史のどこに位置するのか、それをまず言っちゃいますね。そのために、日本史の大まかな流れを、乱暴に、とても雑に、はしょりにはしょって、ご説明したいと思います。
「だったら、ここ読まなくても大丈夫じゃない?」と思われた方……鋭いです。ここ読まなくても大丈夫です。
ただ、もしかすると、本編の事柄が頭に入りやすくなる可能性があります。あくまで可能性ですよ。
では、日本の流れ、参ります。約3億年前に地球誕生。海ができて、生命が誕生して、でっけー大陸ができて、人類が誕生して、今の日本にあたる辺りにも人が移動してきます。ナウマンゾウやイノシシを石で狩る生活がとんでもなく長~く(何万年だよ)続きます。《旧石器時代》1万数千年前、日本は大陸から離れて、ほぼ今の形になります。
そこから、狩りをして、木の実を食べて、土器とか竪穴住居とか造っちゃう時代が、これまたずーっと続きました。《縄文時代》
その後、大陸から~農耕”が伝わり、「イネだー!とにかく稲作だー!」って、みんなが口々に叫びます(口々に叫んだのはウソです)。この頃から人々は集団を作り始め、最初は小さな集団だったものが、やがて大きな集団になり、だんだん争いも起こり始めちゃう。「リーダーが必要!」ってことで、~卑弥呼、さんて人が女王になります。《弥生時代》
その次に、大王を中心として、豪族(権力を持ってる人ですね)が集まった「ヤマト王権」ていうでっかい組織(政府みたいなもんですね)が誕生しました。身分が分かれて、仏教が入ってきて、古墳(ちょーデッケーお墓)が造られた時代でございます。《古墳時代》大王はやがて天皇と呼ばれ、豪族は貴族となっていきます。
そして、都(首都)ってのが奈良県にできて、今でいう「法律」が出来上がっていき、中国と仏教の影響をいっぱい受ける時代に突入。~厩戸王(聖徳太子)”さんが天皇を支えた後、蘇我さんて人たちが権力を持ちすぎたから、中大兄皇子、さんや,中臣鎌足,さんたちが、・蘇我入鹿さんを暗殺したのもこの頃です。《飛鳥時代、奈良時代》
そこから、都は京都に移り、藤原さんていう貴族の人たちが、「世の中、全部オレたちのものだ」って詠っちゃうくらい、ムチャクチャ力を持ち始めます。その権力は上皇(天皇の地位を譲った人)に移った後、新たな存在に移行していきます。下級貴族が武装してできた集団(諸説あり)、「武士」です。平氏という武士たちが力をつけまくって、「平清盛、さんは強大な権力者になります。《平安時代》「平氏このままいくかなー」って思ってたら、源氏って武士たちが、平氏を倒しちゃいます。その後、源氏の↑源頼朝、さんは、征夷大将軍(武士のトップ)になって、鎌倉に幕府(政府)を開きます。で、途中から、頼朝さんの奥さんの実家の北条”さんが実権を握ります。「鎌倉幕府このままいくのかなー」って思ってたら、「やっぱり天皇が政治を行うべきだ!」っていう”後醍醐天皇”と、幕府に不満がたまった地方の武士たちによって、鎌倉幕府は滅ぼされます。《鎌倉時代》
“後醍醐天皇”と、幕府に不満がたまった地方の武士たちによって、鎌倉幕府は滅ぼされます。《鎌倉時代》
後醍醐天皇のそばから離れ、「やっぱり武士が仕切ります!」と言った~足利尊氏”さんが、征夷大将軍(また出てきた)になって、室町に幕府(こっちもまた出てきた)を開きます。「このまま室町いけるかなー」って思ってたら、大きな内部分裂(応仁の乱)が起きちゃって、『日本国内、ずっと争いが続いてる』ジョータイになります。《室町時代》「戦国大名」と呼ばれる武士が争いまくった時代は、~織田信長さんが天下統一しそうになって、結果、*豊臣秀吉』さんが天下を統一して、終わりを迎えます。《安土桃山時代》豊臣家を滅ぼした~徳川家康』さんは、征夷大将軍(好きだね)になり、江戸に幕府(ホント好きだね)を開きます。「この時代は長いこと続くぞー」と思われていたんですが、外国から黒船がやってきて、「仲良くしようよ」と迫られた事件をキッカケに、「仲良くするべきだ!」内「仲良くするべきじゃない!」という争いになり、幕府の人たちオロオロ。「もう幕府は頼りにならない!オレたちが幕府を倒して新しい時代を作る!」という、薩摩(鹿児島県)と長州(山口県)の人たちが中心になったチームによって、江戸幕府は倒されます。《江戸時代》
武士の世の中は終わり、内閣が出来上がり、欧米の文化がいっぱい入ってきて、洋服なんかも着ちゃったりします。中国やロシアと戦争したのはこの頃。《明治時代》
で、世の中は、「国民が主役!」って方向に流れていき、誰もが政治に参加できて、いろんなことがもっと平等に、もっと自由になった方がいいという考えが広まります。世界では、様々な国を巻き込んだ「第一次世界大戦」が起こり、日本もこれに参戦します。《大正時代》日本はどんどん戦争の方向に傾いていき、二度目の大きな戦争、「第二次世界大戦」で敗れます。しかし、そこから日本は、復興を遂げ、「経済大国」と呼ばれるまでになります。《昭和時代》
そして、これを読んでるあなたが体験し、駆け抜けていった《平成》。
今現在は《令和》です。

はい、流れ終わり――。
さて、僕がお届けしたいのは、『日本国内、ずっと争いが続いてる』ジョータイ、「戦国」と呼ばれる時代。その中のほんの一部を、今からご紹介したいと思います。
ひとりよがりな文章も出てくると思いますが、「もう、しょうがないな……」と大目に見ていただくみなさんの努力を期待しております。

房野 史典 (著)
出版社 : 幻冬舎 (2019/6/11)、出典:出版社HP

目次

◆はじめに

序章 応仁の乱
◆もうなんか昼ドラみたい
愛憎、裏切り、欲、別れ……。ドラマチック戦国物語、開幕!

第一章 関ヶ原の戦い
◆関ヶ原の戦い1 超嫌われ者の正義漢
戦国時代の勢力図とその変遷がよくわかる!
天下分け目の関ヶ原
◆関ヶ原の戦い2 突然君からの手紙 ~君がくれたもの~
知る人ぞ知る「直江状」。宣戦布告はこんな形でやってきた!
◆関ヶ原の戦い3 導かれし者たちと大人の学級会
家康タヌキ! 武将たちの思惑を操って オレ様王国”を着々と
◆関ヶ原の戦い4 地獄の業火に焼かれながら 〜ドレミファソラシド~
騙し合い・試し合いの間で、悲劇の道をたどった姫もいた
◆関ヶ原の戦い5 私の思慕いをジョークにしないでって言ってやりたい。私はマジなんだから
関ヶ原の戦いが始まる直前まで、趨勢はゆらゆらと動いていた
◆関ヶ原の戦い6 パルプ・フィクションとレザボア・ドッグスとキル・ビル足して3倍した感じ
いよいよ突入。世紀の大戦、関ヶ原の戦い!
◆関ヶ原の戦いエピローグ 面影ばかり追いかけた自分だけど、まるで後悔していない
関ヶ原の戦いで散った名将たちの、その後

第二章 真田三代
◆真田三代1 華麗なる一族が放つ若草物語
味方だけでなく、敵からも絶賛された真田一族って何者よ?
◆真田三代2 与えられた才能に、武田の魂が注がれて出来上がり
くわせもんぶり”が魅力の昌幸。マジで、どんだけ くわせもん”?
◆真田三代3 けんかをやめて。3人をとめて。わかった、私も加わる
信長が本能寺で暗殺された後の大混乱を、
昌幸、ひょうひょうと生き抜くの巻
◆真田三代4 ホーム・アローンエピソードゼロ。同時上映、実写版さるかに合戦
3倍の兵を持つ家康相手に、真田はどうやって勝ったのか?
◆真田三代5 離れていても、好きだったら、想っていたら……
家康をビビらせまくった真田昌幸の最期とは –
◆真田三代6 あの鐘を鳴らしたあなたに捧げるレクイエム
お待たせしました!
真田幸村の名で知られる信繁の活躍はじまりはじまり~
◆真田三代7 素敵なお城からレオンがコスプレして機関銃撃ってきた
要塞「真田丸」は、かくして、世に名を轟かせたのです
◆真田三代8 ケンカのあとはほっぺにチュ。でもちょっと血の味がする
大坂冬の陣では徳川をやりこめた要塞
「真田丸」の、まさかの末路|
◆真田三代9 真紅の鎧は地上を駆け抜け、やがて天翔ける
信繁を最後まで駆り立てたものは何だったのか?
涙なしに読めない「真田三代」最終回

◆おわりに
◆文庫版あとがき
◆解説 河合敦

◆ [参考文献]

本文デザイン 水戸部 功
イラスト 曽根 愛

房野 史典 (著)
出版社 : 幻冬舎 (2019/6/11)、出典:出版社HP

序章 応仁の乱

もうなんか昼ドラみたい
愛憎、裏切り、欲、別れ……。ドラマチック戦国物語、開幕!
ということでさっそく本題。
日本の戦国時代って、織田信長とか豊臣秀吉とか武田信玄とか、名前は聞いたことがあるけど、要は何した人かってのには答えられないし、何が目的なの?そもそもなんで戦ってんの?なんで現場に血が流れるの?って人が、結構いると思うんです。
それを理解するには、そんな戦いの世の中になったキッカケをまず知ることだと思うんですけどね。
応仁の乱
って聞いたことあります?教科書に書いてあるから、何人かの人は「あ〜なんか聞いたことあるかも~」って感じでしょ?確か、教科書には戦国時代が始まるキッカケになった事件と書いてあったはずだけど、どんな内容かまでは書いてなかった気が……書いてたとしてもすごくわかりにくかったような……。
でも、応仁の乱て、超わかりやすいんですよ(ガチで調べるとむずかしいけど)。人間関係が織り成すドラマなんです。なのでちょっとお付き合いを。
当時、日本で一番偉かったのは、「足利」って人たち。この人たちが「将軍」と呼ばれて、政治のトップにいて、代々、世の中を取り仕切ってたのが、室町時代ってやつです。
事件は
八代将軍・足利義政
って人のときに起こります。
足利義政って人は、あの京都の銀閣寺を建てた人です。
この義政って人、水墨画いいじゃない!茶道素晴らしいじゃん!庭園も芸術にしないとね!やっぱ、わびさびだよね~!って、今でも残る日本文化の数々を奨励した、トップレベルの文化人でした(後世、これは「東山文化」って呼ばれるようになりました)。
政治に関しての評価はよろしくありません……。最初はやる気があったのかもしれませんが、政治がうまくいかなくなったり、自分の威厳が薄れてきたりすると、趣味の日本庭園造りや、お酒に溺れだしたりするんです。んで、「あ~もう将軍やめたいなぁ……。そろそろバトンタッチしたいな……」
引退を考えるようになるんです。
が、そこでハッと気付くわけですね。
「いや、オレ子供いねーじゃん」
そう!後を託す、次の将軍になってくれるお世継ぎが、義政にはいなかったんです。
「あ、でも弟いるわ。弟でいいや」
義政には義尋という弟がいたので、この弟に将軍職を託そうとするんですが、これにはちょっとした問題があります。
弟は仏門に入ってたーいわゆるお坊さんになっていたんです。

足利義政「こっちに戻ってきて、将軍やってよ」
足利義尋「いや還俗(お坊さんから一般の社会に戻るってことだよ)はしんどいわ」
義政「わかるけど、お願い!」
義尋「いや無理だって」
義政「だよね。でもお願い!」
義尋「オレこっちの道で行くって決めたから」
義政「確かにな。でもお願い!」
義尋「本当無理だから」
義政「わかった。でもお願い!」
義尋「…」
義政「でもお願い!」
義尋「….しつけー」

再三の義政のお願いで、ようやく弟も腹をくくって、なんとこっちの世界に戻って将軍をやることを決意しました。そして名前を~足利義視、と改めます。
その矢先。
子供が生まれちゃったんです……。義政と日野富子という奥さんとの間に、子供が生まれちゃったんです……(この子供、のちに義尚って名乗ります)。
そうなると、是が非でも子供に将軍職を継がせたいのは日野富子さん。「弟だか何だか知りませんけどね、子供が将軍を継ぐのが筋ってもんでしょ!」
これには弟の義視くんも、黙っちゃいられません。「いや、こっちは兄貴から散々お願いされて、人生懸けてこっちに戻ってきたんだよ!しかも必ずお前を将軍にするっていう契約書付きでな!」(実際、義政は起請文っての書いたらしいです)
はい、ぐちゃぐちゃー。
お家の中ぐちゃぐちゃー。
家ん中ドロドロしちゃって、もうなんか昼ドラみたい。
でもね、嫁と弟のいがみ合いで終わってたら、ただのお家騒動でピリオドが打たれてたはずなんです。ここから、も一つ、もう一つ、ややこしくなる。日野富子さんと義視くんが、それぞれ後見人連れて来ちゃったんです。
富子さんと息子くんの方には、山名っていう有力大名(いっぱい土地持ってる超強ぇー人ね)。義視くんの方には、細川っていう有力大名(いっぱい土地持ってる超強ぇー人ね)。双方が、そんなとんでもないやつらを連れて来ちゃったから、ただのお家騒動じゃなくなっちゃった。
東軍と西軍に分かれての大きな戦争になっちゃった。
はい、昼ドラの枠超えたー。
さらに……。
将軍を補佐する「管領」ってポジションがあるんですが、そこを担当してる斯波家ってところと、畠山家ってところも、何と後継者争いしてたんです。
となると、分かれちゃうよねー。
斯波家の中でも東軍と西軍に分かれて。
畠山家の中でも東軍と西軍に分かれて。
当時の日本の中心の京都がもうそんな感じだから、それが飛び火して、日本中のお侍さんが、東軍と西軍に分かれ、日本の中の広い範囲で大戦争になっちゃったわけです。
それが応仁の乱。
この戦い、何と1年間も続いちゃったんです。
するとどうなるか。
中央政権の足利幕府(当時の政府って感じ)の権力とお金が、どんどんなくなってくる。
そしたらどうなるか。
今まで言うことを聞いていた全国の地方の大名(その土地を治めてる強ぇーやつ)たちが、足利幕府の言うことを聞かなくなる。
結果どうなったの?
大名それぞれが、それぞれのやり方で自分の土地を経営し始めて、もっと裕福になりたい大名は他の大名にケンカふっかけて、そこの土地を奪おうとした。中にはそのまま奪いまくって、天下一になろうと企むやつも出てきた(織田信長とかまさにそう)。

次の日本のリーダーが決まるまでは、この戦いが続くってことなんです。
戦国時代って、だからこんなにも争ってたんですね。こんなに酷い応仁の乱だけど、メリットがゼロってわけじゃありません。日本の中心の京都が主な戦場だから、いろんな人が地方に避難するワケです。すると、お坊さんとか公家さん(「まろは……おじゃる」的な人)も、地方に逃げるワケですよ。伝達ツールの乏しい時代ですから、それまでは都会の文化や学問が地方にガッツリ伝わることがあまりなかった。ところが、応仁の乱が起きたことで、地方に逃げた公家さんやお坊さんが、地方に都会の最先端の文化や学問を持って行くわけです。
結果、全国のいろいろな文化の発展に繋がったんですね。
文化の発展と人の亡くなった数が比例してるってとこが、諸手を挙げて喜べないところですが……。

と、まぁ戦国時代に突入したキッカケ、応仁の乱ってこんな感じだったんだよって説明を終わります。
教科書的には大してスペース割かれてないし、学生のテストには必要ないかもしれませんが、本当の歴史のおもしろさや知識って、こっちじゃないかなと思ったりもします。
ちょっとわかったかも!って思ったり、誰かに教えたい!って思ったら、「この本イイよ!」って伝えてね!」

房野 史典 (著)
出版社 : 幻冬舎 (2019/6/11)、出典:出版社HP

インスタ映えする戦国時代

歴史が身近に感じられる

学校の授業で戦国時代の武将や出来事について学んだとき、「つまらない」「もっと面白いと思っていた」と感じた人は多いのではないでしょうか。本書は、戦国時代の人物や出来事を「現代の身近なもの」に置き換えたパロディで紹介しており、楽しみながら戦国時代について学んでいくことができます。

スエヒロ (著)
出版社 : 大和書房 (2019/6/20)、出典:出版社HP

はじめに

どうもこんにちは。
この本は戦国時代の人物や出来事を「現代の身近なもの」に置き換えたパロディで紹介し、いつのまにか歴史の勉強もできちゃう、という内容になっています。
勉強と書きましたがそれほど仰々しいものではなく、パロディ画像を見ながら気楽に戦国時代のことを知れる、というものなのでトイレで読むくらいが最適かもしれません。

戦国時代の出来事を、なるべく身近なフォーマットで喩えていますので

・「もしもあの武将がスマホを使っていたら?」
・「もしもあの合戦の時にあのアプリがあったら」

などなど、学校の教科書で習った時には、なかなか頭に入ってこなかった武将や合戦の話を、よりリアルなシチュエーションで想像しながら学んでいただけると思います。「ああ、だからあの人は謀反を起こしたのか」「あの合戦の裏側はこんな話だったのか」と、自然な理解につながるかと思います(多分)。

本書の中身を少し紹介すると、たとえば戦国時代の始まりとされる「応仁の乱」の場合には、もしも当時の京の町に「応仁の乱についてのポスター」が貼られていたとすると、右のようなものだったかもしれません。

こんなポスターを見ると、そうか戦国時代はやっぱり下剋上してもいいのだなとか、上洛もやっぱり考えなきゃなとか、よーし私も謀反起こしちゃおう!などなど、当時の人々の気持ちをなんとなく体験できるような気がします。

もうひとつ紹介しますと、たとえば戦国時代はさまざまな武将・大名が登場した時代ですが、「新人の戦国武将」が読むような雑誌があったとしたら右の画像のようなものだったかもしれません。

こんな雑誌が戦国時代の書店に並んでいたのかもしれません。読めば天下が取れるし、火縄銃も付いてくる。マストバイの一冊です。
このように戦国時代の出来事を身のまわりに置き換えて想像してみると、当時の人々や出来事、空気をよりリアルに感じることができるような気がしますし、それによって遠い時代の出来事をより鮮明に再体験できるような気がします。

本書ではパロディ画像で歴史を面白おかしく紹介するとともに、歴史解説やコラムも併記しておりますので、学生時代に歴史はちょっと苦手だったという方も、明日歴史の授業があるけど嫌だなと思っている中高生の方も、これから歴史好きになりたい小学生の方も、気軽に楽しく戦国時代を知るきっかけとして、本書をお読みいただけるかと思います。親御様も(内容をパラパラとご確認の上)「多少ふざけてるけど、まあ許容範囲かな」と思っていただけるようでしたら、ぜひお子様にご一冊いかがでしょうか。また筋金入りの歴史好きの方は「これは通説だぞ!」という箇所を見つけても、そっと生暖かい目で見守りつつお読みいただければ助かります。

それでは皆様、短い時間でありますが本書をお楽しみいただければ幸いです。せーの、レッツ、戦国!(拳を突き上げるポーズ)。
2019年5月末日スエヒロ

スエヒロ (著)
出版社 : 大和書房 (2019/6/20)、出典:出版社HP

目次

はじめに
1543年 火縄銃の食べログ風レビュー
1549年 フランシスコ・ザビエルのインスタ
1549年 今川家の人質になった時の竹千代のツイート
1557年)毛利元就の「三本の矢」LINEスタンプ
1560年 「桶狭間の戦い」に臨む織田信長のLINE
斎藤道三の油売り入門
1561年 武田信玄、上杉謙信、北条氏政のスマホ通知
1561年 軍師・山本勘助がSiriになったら
1563年 大村純忠がキリシタン大名になった時のFacebook
1566年 松平家康の三河守登録フォーム
1567年 敵に塩を送るアマゾンレビュー
コラム 木下藤吉郎のはじめましてメール

第1章 SNS戦国時代の幕開け
流行の合戦グッズはレビューサイトでチェック
#火縄銃 #種子島
うっかりザビエルのインスタ布教活動
# ザビエル来日 # 大友宗麟
巻き込まれ系男子・竹千代の報告ツイート
#今川義元 #竹千代#三河国
毛利家の説教は家族 LINEグループで
#毛利元就 # 三本の矢
既読スルーできないお館様のLINE
# 桶狭間の戦い # 今川義元
誰でも油売りから戦国大名になれる入門本
#下剋上 #油屋問屋山崎屋
関東甲信越の戦国大名たちのスマホ事情
#川中島の戦い #甲相駿三国同盟
AIになった天才軍師のアドバイス
#啄木鳥戦法
Facebookで巻き起こる戦国改宗ブーム
#改名 #23 改宗ブーム
天下統一への道は申請フォームから
#三河守 #23 徳川姓
レビューサイトで一番人気の塩
#武田信玄 #上杉謙信
立身出世も第一印象から!
#木下藤吉郎 #移封

1568年 織田信長の「上洛」案内アプリ 48
1569年 関所廃止のお知らせメール配信 50
1570年 「姉川の戦い」信長とお市の方のLINE 52
1571年 信長の延暦寺の「焼き討ち」炎上ツイート 54
1572年 徳川家康の「しかみ像」TikTok56
足利家将軍・足利義昭のツイッター
狩野永徳も愛用「洛中洛外地図アプリ」
1575年 「長篠の戦い」での武田勝頼の検索履歴
1576年 安土城の築城LINEグループ
戦国時代のショッピングサイト「楽市・楽座」
1582年 「天正遣欧少年使節」がYouTuber だったら
コラム 出雲の阿国がCDデビュー

第2章 インフルエンサー織田信長の台頭
上洛するなら天下人御用達の経路案内アプリ
#織田信長 #上洛
ベンチャー大名・織田信長からの一括メール
#関所廃止 #楽市・楽座
兄妹だけにしかわからない織田家トーク
#3姉川の戦い # お市の方
文字通り炎上する信長のツイート
#比叡山延暦寺 #焼き討ち#第六天魔王
しかめっ面でポーズを取る敗戦の将TikTok
# 三方ヶ原の戦い
足利将軍の楽しいツイッターライフ
#義昭追放 #貧乏公方
#洛中洛外図屏風
行列のできる人気戦国絵師の地図アプリ
負け戦も解決できる検索エンジン
#長篠の戦い #武田騎馬隊
夢のお城の築城相談グループ
#安土城 #築城
合戦道具も揃う戦国ショッピングサイト
#楽市・楽座
4人のキリシタン YouTuber の大冒険
# 天正遣欧 少年使節
阿国のデビューアルバムがついに登場
# 出雲の阿国

1582年 Yahoo!知恵袋に相談する明智光秀
1582年 織田信長の南蛮スマートフォン
戦国時代の音楽雑誌
1582年 清州会議をFacebookで報告する秀吉
1583年 「賤ヶ岳の戦い」秀吉のLINE トーク一覧
1583年 大坂城の築城当時のアプリ「石垣積む積む」
1585年 秀吉が関白になったときのツイッターの通知欄
戦国時代のフリマアプリ
太閤検地のアンケートハガキ
1588年 戦国時代のYouTube広告
1591年 秀吉から千利休への長文ツイッター DM
コラム 直江状を圧着はがきで送る直江兼続

第3章 天下統一の時代 U @hide-yossy
謀反や落ち武者狩りで困ったときの知恵袋
#明智光秀 #山崎の戦い
水色桔梗の謀反を知らせるスマホ通知
#23本能寺の変 #森蘭丸
幻の天下人が語る2万字インタビュー
#備中高松攻め #柴田勝家
立身出世男・秀吉のFacebook マウンティング
#清洲会議 #羽柴秀吉
すぐ駆けつけがちな男・秀吉のトーク一覧です
#賤ヶ岳の戦い # 中国大返し
5万人がプレイした!? 国民的石積みゲー
#大坂城 #23 黄金の茶室
天下統一を目指す男の鳴り止まないスマホ通知
#関白 #豊臣秀吉
堺で一番人気のフリマアプリー
#堺 #会合衆
検地スタッフの対応を聞くアンケートハガキ
#太閤検地 # 石田三成
刀・槍・弓矢を集める秀吉の刀狩りCM
#刀狩り令
利休の命運を決めてしまった蟄居DM
#千利休 #切腹
直江兼続から届いた通知ハガキ
#直江兼続

スエヒロ (著)
出版社 : 大和書房 (2019/6/20)、出典:出版社HP

オールカラーでわかりやすい!戦国史

戦国史を紐解く110テーマ

戦国時代についての本は無数に出版されており、どの本から手にとって良いのかわからないという人も多いと思います。そんなときにおすすめするのが本書です。戦国時代の重要な出来事が全て網羅されており、戦国の時代に初めて触れる人でも流れを理解できる充実した内容になっています。

菊地 正憲 (著)
出版社、出典:出版社HP

目次

序章 室町幕府の衰退
戦国前夜、幕府は守護統制に四苦八苦
南北朝期に足利尊氏が開いた室町幕府
「日本の王」目指した3代足利将軍
足利義満の死後、再び乱世の兆し
勘合貿易で幕府が莫大な利益
有力守護が相次いで反旗
戦国史コラム倭寇と商人

第1章 戦国時代の幕開け
応仁の乱を皮切りに戦国時代の前哨戦
足利将軍家に後継争い勃発
戦乱前夜の節目―上御霊社の戦い
応仁の乱が始まり戦国時代幕開け
応仁の乱の主役―細川氏と山名氏
足軽の登場で兵法に変化
下剋上の典型の朝倉孝景
続く庶民の反乱の時代
山城の国一揆で自治獲得
戦国初期の悲運の名将太田道灌
足利義尚が六角氏征伐
加賀の一向一揆で富樫政親が自害
北条早雲が関東へ進出
細川政元がクーデター
瀬戸内海で小早川氏が台頭
革命的宗教家の一休宗純の活躍
山城、環濠で要塞化進めた戦国期
禅宗、明の影響濃い東山文化
戦国史コラム京へのあこがれ

第2章 「戦国大名」の登場
北条氏台頭とともに戦国時代が本格化
北条早雲が激戦地相模を制覇
撰鉄で貨幣経済が混乱
朝倉貞景が永正の一向一揆撃退
足利義植が将軍に返り咲き
倭人を統制しきれず三浦の乱勃発
足利義植方、船岡山合戦で勝利
北条氏しばらく安泰
東北の雄、伊達氏が登場
混乱続く畿内で義晴が将軍就任
大内氏が領国で覇権争い
『今川仮名目録』の今川氏親が台頭
法華宗徒が天文法華の乱
武田信虎が表舞台に登場
斎藤道三が念願の美濃統一
戦国史コラム蝦夷地、琉球、世界

第3章 「武将」たちの興亡
戦国中・後期、主役の大名が出そろう
鉄砲伝来、兵法に多大な影響
織田信秀が美濃に侵入,
武田信玄が信濃に侵入
伊達晴宗が米沢に移転し勢力拡張
上杉謙信が越後国主就任
三好長慶の政権誕生
陶氏が大内氏を破り下剋上
信玄、謙信との決戦間近
信玄、黄信が川中島で合戦1
信玄、謙信が川中島で合戦2
毛利元就が厳島の戦いで勝利
斎藤道三が長良川で敗死
名門今川氏、桶狭間に散る
謙信が関東管領就任
徳川家康が三河一向一揆を制圧
織田信長が俣城築城
ザビエルがキリスト教を布教
戦国史コラム下剋上の代表?松永久秀

第4章 信長の時代
織田信長が足利幕府を滅ぼし勢力拡大
織田信長が美濃を平定
信長が足利義昭と上洛
信長が武田信玄と同盟締結
信長が姉川の戦いで辛勝
11年続いた石山戦争
徳川家康が三方原の戦いで敗北
室町幕府が滅亡
信長が宿敵朝倉、浅井滅ぼす
信長が長篠合戦に勝利
信長が越前一向一揆を平定
信長が要衝に安土城を築城
上杉謙信が能登七尾攻め
信長が毛利水軍と激突
豊臣秀吉が中国攻め開始
荒木村重が謀反、信長動揺
信長が毛利水軍に雪辱
明智光秀が丹波、丹後を平定
秀吉が中国地方での西方攻め加速
柴田勝家が越前、加賀支配
家康が遠江を平定
秀吉、鳥取城も落とす
茶の湯の千利休が登場
戦国のカギ握る経済力
戦国史コラム嫁入り婚が主流に

第5章 秀吉の野望
豊臣秀吉が天下統一、大陸進出も画策
織田信長、本能寺に死す
豊臣秀吉が「中国大返し」
明智光秀むなしく「三日天下」
清洲会議で秀吉が存在感
秀吉が賤ケ岳で柴田氏圧倒
秀吉が検地、刀狩を実施
秀吉と徳川家康が直接対決
秀吉が四国を平定
秀吉が関白に就任
伊達政宗が奥州で勢力伸張
秀吉が家康にらみ体制構築
秀吉が九州を平定
秀吉が北野大茶会主催
キリシタン大名が遣欧使節実施
秀吉が商港博多を再開
秀吉が小田原城を攻略
秀吉が天下統一を完成
秀吉が第一次朝鮮出兵
秀吉が第二次朝鮮出兵
戦国史コラム戦国時代の名城

第6章 秀吉から家康へ
徳川家康が天下統一し、江戸幕府開く
朝鮮出兵の最中に豊臣秀吉死去
秀吉後の主導権争い表面化
前田利家没し、動乱の予兆
徳川家康が上杉討伐を計画
関ヶ原での決戦が目前に
関ヶ原の決戦、東軍に軍配
家康が幕府を開く
家康が江戸城の築城工事
始めは積極外交だった幕府
家康が豊臣秀頼と会見
伊達政宗が支倉常長を欧州派遣
大坂冬の陣が勃発
大坂夏の陣始まる
徳川幕府が武家諸法度
家康が死去、一時代終わる
戦国史コラム裏切り武将のその後

付録1主な武将たちの辞世の句
付録2旧国名地図
さくいん[人名] さくいん[事柄]

菊地 正憲 (著)
出版社、出典:出版社HP
菊地 正憲 (著)
出版社、出典:出版社HP

戦史序章 室町幕府の衰退

戦国前夜、幕府は守護統制に四苦八苦

歴史の流れ

南北朝の対立で極まる混乱

鎌倉幕府が滅亡し、後醍醐天皇が「建武の新政」を行ったものの、公家優先の方針をとったため、地方武士の不満は募ります。
こうした情勢を見て足利尊氏は反乱を起こし、新政は崩壊。尊氏は「北朝」を立てて室町幕府を開きました。しかし、後醍醐天皇の「南朝」と対立する時代がしばらくのあいだ、続くことになります。

農民、土着武士が勢力を伸長

南北朝の内覧期の背景として、旧来の荘園制の内部で中小農民が成長してきたことが挙げられます。農民の解法が進んだため、農村では、それまでの血縁的な同属結合から地縁的結合が見られるようになり、一揆などの武力行使も起こすようになっていたのです。
その後、京都室町の「花の御所」、「金閣」を営んだことで知られる足利3代将軍の義満が登場し、南朝の勢力が強かった九州を平定し、明との勘合貿易を始めるなど、政治、経済の基礎を整えました。とはいえ、幕府の権力はなお脆弱で、土岐氏、山名氏といった守護天名の反乱には手を焼いていました。

関東基盤の武士が幕府に反抗

義満の死後は、有力守護の力が強大化し、しばしば将軍家に圧力をかけるようになります。
相次ぐ飢餓や高利貸しからの借金にあえぐ地方の農民や土着武士たちも、幕府の債権の破棄を求める徳政一揆や土一揆を頻繁に起こしました。
鎌倉時代からの残党を含む強力な武士が多かった関東では、鎌倉に「鎌倉府」が置かれていましたが、ここも多くの戦乱の舞台となりました。鎌倉府の長官である鎌倉公方は、地元勢力を結集して幕府としばしば対立します。第4代鎌倉公方の足利持氏は将軍職を狙いましたが、6代将軍義政によって自殺に追い込まれました(永享の乱)。

菊地 正憲 (著)
出版社、出典:出版社HP

戦国時代を読み解く新視点 (PHP新書)

戦国史の新たな視点

戦国時代についての研究は盛んに行われており、近年でも新しい史料が見つかったり定説とされてきた解釈が見直されたりしています。本書は、そんな戦国時代の研究の最前線をまとめた一冊です。「桶狭間の真相」や「真田の戦法の新説」など、戦国史に新たな視点を提供しています。

歴史街道編集部 (編集)
出版社 : PHP研究所 (2020/3/13)、出典:出版社HP

目次

第一部 定説を揺るがす新説
新発見の密書が語る「足利義昭」推戴の事実―藤田達生
光秀が書状を送った「土橋重治」とは?/光秀はいつから義昭の指示で動いていたのか?/毛利―長宗我部同盟/関白秀吉でさえ義昭の権威を頼った
中国大返し毛利が動かなかった本当の理由――藤田達生
秀吉に通じていない重臣は、わずか五人?/一門衆だけでなく、水軍も……/毛利輝元の計略とは?/毛利の外交僧・恵瓊の賭け
小田原参陣前、伊達政宗は弟・小次郎を殺してはいなかった?――佐藤憲一
正史と矛盾する、親子の手紙/「政宗の弟」とされる住職/母子で仕組んだ狂言だった?/親子三人に去来する想いは….
まさに真田の戦法!新発見史料が示す、真田丸は恐るべき「攻めの城」―千田嘉博
発見された新たな「真田丸」絵図/独立した「城」であった真田丸/「真田の戦法」で勝利をつかむ

第二部 あの合戦の真相とは
義元上洛、田楽狭間の休息、迂回奇襲……あの桶狭間は覆った――小和田哲男
愛される桶狭間のイメージ/通説とされてきた「日本戦史桶狭間役』/『信長公記』に基づく通説見直しの動き/合戦の主な論点
男たちはなぜ、長篠へ向かったのか―決断の背景―小和田哲男
従来の説とは全く異なる合戦/信玄の死がもたらしたもの/決戦の序曲・高天神城の戦い、存亡の時を迎えた家康/出陣した信長の真意
いざ天下分け目の関ケ原の大戦へ!渾身の決断に見る漢たちの魅力―小和田哲男
なぜ天下を二分」する戦となったのか/東軍に与せし者、西軍に賭けし者/見事な出処進退とは―「演たちの決断」の魅力
信玄と謙信の川中島―たとえ名将といえども….―平山優
川中島合戦とは何であったか/格式と正当性をめぐる戦い/「一点打撃主義」か「実を取る」か/合戦の実相と両雄の失策
東国の雄、武田と北条の滅亡にも海外の影響が….―平山優
長篠合戦は「新戦法対旧戦法」ではない/勝頼の命令と発掘された弾丸から見えるもの/西進したことで、信長が得たもの/戦時中の日本と重なる武田氏と北条氏の苦しみ
不慣れな海戦でも活躍……―朝鮮出兵でなぜ、島津は敵から畏れられたのか――太田秀春
独立大名として参戦した島津豊久/初めてとは思えない海戦での活躍/「脅威」の象徴/新しいものを畏れない
「天下=畿内」の静謐が判断基準….領国を拡大させた信長の戦いの構図とはー金子拓
「天下布武」の「天下」が意味するもの/信長は室町幕府の継承者であった/「天下静謐」の結果としての領国拡大
豊臣逆転の勝算あり!天下人を決する戦国最大最後の戦い―北川央
生きていた大野治房とその息子/「A級戦犯」から「武士の鑑」/天下人・関白豊臣秀頼の可能性/夏の陣で豊臣方に勝算はあったか

第三部 あの武将と一族の実像に迫る
いつ、どこで生まれたのか、斎藤道三との関係は……明智光秀の”謎の前半生”に迫る―谷口研語
いつ、どこで生まれたのか?/土岐氏と明智氏の関係とは?/光秀は斎藤道三の家臣だったのか?/なぜ美濃を離れて越前へ?/足利義昭・細川藤孝との出会いは?/織田信長の光秀に対する評価は?/光秀の前半生の研究に新たな展開は?
信長に先駆けた男…..「日本の統治者」と呼ばれた三好長慶の実像―天野忠幸
信長の前の「日本の統治者」/父の仇・細川晴元との闘い/天下人への「成功モデル」/「諸人之を仰ぐこと北斗泰山」
「狡猾」「残忍」といわれた男最上義光の本当の姿―松尾剛次
ずる賢くて、残忍な人物?/「羽州探題」再興を目指して/愛する娘の酷い死/上杉の大軍に善戦/「羽州探題」から名藩主へ
天文の内乱、江戸湾争奪戦、上杉・武田との同盟・・「謎多き一族」里見氏の真実に迫る――滝川恒昭
「八犬伝』のモデルとして/初代にまつわる英雄伝説/ストーリーが改竄された?「天文の内乱/江戸湾は領国維持の生命線/存在感を強めていった、嫡子・義弘/「天正の内乱」と大名・里見氏の終焉

第四部 戦国時代を動かした「異能の集団」
戦国以前にも存在した?軍配者とは何者?……..軍師の実像とは――小和田哲男
軍師とはどんな存在だった?/日本での軍師の誕生は、戦国時代までの軍師はどんな人がいた?/軍配者は合戦に備えて何をしていた?/出陣に際しては何をしていた?/出陣後の軍配者の仕事は?/どの武将にも軍配者タイプの軍師はいた?/戦国の軍師はその後どうなった?
諜報、火術、伏兵ー戦の帰趨を決めた「異能の集団」―山田雄司
実際に使われた「忍術」とは?/各地の戦国武将と忍びの関係/忍術を極めた伊賀・甲賀の忍び
連射を可能にした合理的な発想….なぜ雑賀衆は鉄砲を使いこなせたのか―太田宏一
連射を可能にした合理的な戦法/鉄砲入手ルートは多元的だった?/なぜ新兵器に着眼できたか
執筆者紹介
初出一覧

歴史街道編集部 (編集)
出版社 : PHP研究所 (2020/3/13)、出典:出版社HP

超ビジュアル! 戦国武将大事典

歴史の流れがよくわかる

誰もが一度は興味を持つ戦国時代ですが、人物が多すぎて混乱してしまう人も多いのではないでしょうか。本書は、85人もの戦国武将をフルカラー・イラスト付きで、プロフィールから性格・能力・家紋・居城まで詳しく解説しています。戦国武将に興味がある人必見の一冊です。

矢部健太郎 (監修)
出版社 : 西東社 (2015/12/10)、出典:出版社HP

目次

この本の使い方

1章 戦国時代のはじまり
マンガ プロローグ
足利義政あしかがよしまさ
合戦ファイル1応仁の乱
北条早雲ほうじょうそううん
北条氏康ほうじょううじやす
合戦ファイル2河越夜戦
毛利元就もうりもとなり
合戦ファイル3厳島の戦い
尼子晴久あまごはるひさ
陶晴賢すえはるかた
武田信玄たけだしんげん
知っておどろき!新聞 武田信玄軍の編成
武田信繁たけだのぶしげ
山本勘助やまもとかんすけ
歴史新聞 軍師って、何をしていたの?
上杉謙信うえすぎけんしん
合戦ファイル4川中島の戦い
新聞おもしろベスト3 戦国の大悪人たち

2章 織田信長の時代
マンガ プロローグ
織田信長おだのぶなが
斎藤道三さいとうどうさん
今川義元いまがわよしもと
合戦ファイル5桶狭間の戦い
丹羽長秀にわながひで
滝川一益たきがわかずます
斎藤義龍さいとうよしたつ
足利義昭あしかがよしあき
知っておどろき!新聞 槍はたたいて使った?
朝倉義景あさくらよしかげ
浅井長政あざいながまさ
マンガ 金ケ崎の戦い
合戦ファイル6姉川の戦い
雑賀孫一さいかまごいち
顕如けんによ
合戦ファイル7石山合戦猛
合戦ファイル8小谷城の戦い
武田勝頼たけだかつより
山県昌景やまがたまさかげ
合戦ファイル9長篠の戦い。
知っておどろき!新聞 これが火縄銃だ!!
九鬼嘉隆くきよしたか
村上武吉むらかみたけよし
合戦ファイル10木津川口の戦い(第二次)
柴田勝家しばたかついえ
合戦ファイル11手取川の戦い
明智光秀あけちみつひで
マンガ 本能寺の変
合戦ファイル12本能寺の変
歴史新聞 外国人が見た信長の姿とは!?
戦国おもしろベスト3男の生き様を貫いた武将たち

3章 豊臣秀吉の時代
マンガ プロローグ
豊臣秀吉とよとみひでよし
蜂須賀小六はちすかころく
竹中半兵衛たけなかはんべえ
思黒田官兵衛くろだかんべえ
合戦ファイル13美濃攻略戰
歴史新聞 秀吉はなぜ出世できたのか?
合戦ファイル14鳥取城の戦い
小早川隆景こばやかわたたかげ
日吉川元春きっかわもとはる
マンガ 中国大返し
合戦ファイル15山崎の戦い
前田利家まえだとしいえ
高山右近たかやまうこん
前田慶次まえだけいじ
加藤清正かとうきよまさ
福島正則ふくしままさのり
合戦ファイル16賤ケ岳の戦い
合戦ファイル17北ノ庄城の戦い
知っておどろき!新聞 甲冑の種類は4つ!!
知っておどろき!新聞 戦国武将の甲冑
龍造寺隆信りゅうぞうしたかのぶ
土鍋島直茂なべしまなおしげ
合戦ファイル18沖田畷の戦い
織田信雄おだのぶかつ
森長可もりながよし
合戦ファイル19小牧・長久手の戦い
豊臣秀長とよとみひでなが
長宗我部元親ちょうそかべもとちか
真田昌幸さなだまさゆき
合戦ファイル20上田合戦(第一次)
伊達政宗だてまさむね
片倉小十郎かたくらこじゅうろう
佐竹義重さたけよししげ
合戦ファイル21人取橋の戦い
知っておどろき!新聞 戦国武将の陣羽織は超ド派手?
大友宗麟おおともそうりん
立花道雪たちばなどうせつ
高橋紹運たかはしじょううん
合戦ファイル22岩屋城の戦い
島津貴久しまづたかひさ
島津義久しまづよしひさ
島津家久しまづいえひさ
北条氏政ほうじょううじまさ
マンガ 小田原城の戦い
合戦ファイル23小田原城の戦い
知っておどろき!新聞 戦国武将は茶道が好きだった?
浅野長政あさのながまさ
蒲生氏郷がもううじさと
堀尾吉晴ほりおよしはる
宇喜多秀家うきたひでいえ
合戦ファイル24文禄・慶長の役(朝鮮出兵)
知っておどろき!新聞 戦国武将の妻たち
歴史新聞 庫柄は役に立たなかった。
戦国おもしろベスト3戦国の女武将たち

4章 徳川家康の時代
マンガ プロローグ
德川家康とくがわいえやす
合戦ファイル25三方ケ原の戦い
酒井忠次さかいただつぐ
井伊直政いいなおまさ
本多忠勝ほんだただかっ
榊原康政さかきばらやすまさ
服部半蔵はっとりはんぞう
細川忠興ほそかわただおき
黒田長政くろだながまさ
山内一豊やまうちかずとよ
藤堂高虎とうどうたかとら
加藤嘉明かとうよしあき
歴史新聞 戦国武将は手紙が好きだった?
知っておどろき!新聞 戦国武将が建てた名城!!
石田三成いしだみつなり
島左近しまさこん
毛利輝元もうりてるもと
小早川秀秋こばやかわひであき
小西行長こにしゆきなが
島津義弘しまうよしひろ
大谷吉継おおたによしつぐ
立花宗茂たちばなむねしげ
合戦ファイル26大津城の戦い
上杉景勝うえすぎかげかつ
直江兼続なおえかねつぐ
最上義光もがみよしあき
合戦ファイル27長谷堂城の戦い
徳川秀忠とくがわひでただ
合戦ファイル28上田合戦(第二次)
マンガ 関ケ原の戦い
合戦ファイル29関ケ原の戦い
ざっくり知ろう!戦国日本中の大名が参加した「助ヶ原の戦い」
知っておどろき!新聞 戦国時代のアーティスト
戦国おもしろベスト3戦国最強の射豪たち

5章 戦国時代の終わり
マンガ プロローグ
合戦ファイル30大坂冬の陣
真田幸村さなだゆきむら:
豊臣秀頼とよとみひでより
淀殿よどどの
合戦ファイル31大坂夏の陣
歴史新聞 家康は家臣の力で天下を取った?

戦国時代の国名マップ
「戦国武将大事典」年表
さくいん

矢部健太郎 (監修)
出版社 : 西東社 (2015/12/10)、出典:出版社HP

この本の使い方

肖像
資料などに残されている人物の絵です。想像でえがかれたものも含まれています。

家紋
戦国武将たちが、それぞれの家の印としている紋章です。

能力
武将の力を5段階ですグラフを入れています。
武力
考える能力
他人から信頼される能力

人物の名前と読み方
ひとりの人物に、たくさんの名前がある場合がありますが、最も知られている名前にしています。

おもな居城
戦国武将が住んでいた城のうち、代表的なものです。

人物イラスト
戦国武将をイラストで再現しています。顔や武器は想像でえがいているものもあります。

ビジュアル資料
人物に関する合戦図や写真などの資料です。

人物のプロフィール
出身地や生年月日、死亡年月日、死因には、いくつかの説がある場合がありますが、代表的なものをのせています。享年(死んだ年齢)は数え年(生まれたその年を「1戯」として、以降1月1日を迎えるたびに1歳ずつ増やして数える年齢)で示しています。

軍旗・馬印
戦国武将たちが合戦で目印として使った旗や印のうち代表的なものを取り上げています。想像でえがいたものも含まれます。

発見!
現在も見ることができる域や史跡などです。

なるほどエピソード
武器の程落や考え方などがわかるエピソードを紹介しています。

ウソ!ホント!?
絶対に本当とは言えないけれど、おどろくような説を紹介します。

運命の戦い
この本では、その人物の運命が変わった戦いを「運命の戦い」としました。

戦国のきずな
武将やその家族の心のつながりが現れたエピソードを紹介します。

名勝負
人物に関連する合戦や名勝負戦いのエピソードを紹介します。

矢部健太郎 (監修)
出版社 : 西東社 (2015/12/10)、出典:出版社HP