【最新】Googleアナリティクスの使い方を学ぶためのおすすめ本 – 入門から活用法まで

Googleアナリティクスの使い方は?どのように活用する?

Googleアナリティクスとは、Googleが提供するアクセス解析ツールのことで、Webサイト運営に欠かせないツールとなっています。無料で利用することができますが、サポートやマニュアルがないため、自分で情報収集しなければ使いこなすことができません。ここでは、Googleアナリティクスの使い方について、入門から活用法まで学ぶことのできる本をご紹介します。Googleアナリティクスを初めて使う方、活用法を学びたいと考えている方などにおすすめです。

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出典:出版社HP

Googleアナリティクスのやさしい教科書。 手を動かしながら学ぶアクセス解析の基本と実践ポイント

手を動かすからよくわかる

アナリティクスの機能を網羅的に理解しようとするとほとんどの方は混乱し、「Googleアナリティクスは難しい」と挫折してしまうことでしょう。本書は、とっつきにくいGoogleアナリティクスの使い方を誰でも理解でき、ケーススタディを用いながら実務に有効な分析手法を身に付けることを目的として書かれています。

株式会社ラグランジュポイント 山野 勉 (著)
出版社 : エムディエヌコーポレーション (2017/10/31)、出典:出版社HP

はじめに

本書は、とっつきにくいGoogleアナリティクスの使い方を誰でも理解でき、 机上の空論ではなく、実務に有効な分析手法を身に付けていただくことを目的としています。Googleアナリティクスの機能を網羅的に理解することは分析が好きな人には重要かもしれませんが、ほとんどの方は混乱し、「Googleアナリティクスは難しい」と挫折してしまうことでしょう。
私が10年間アクセス解析の実務に携わった経験から言えば、本当に分析に役立つ指標や機能は限定的です。そして、正しい手順で学べば決して難しいものではありません。そこで本書は「これだけ理解すれば分析できる」という最低限のレベルに抑えて解説をしました。最低限のレベルとは、実務に活かすことができ、なおかつ多用するレベルです。Googleアナリティクスの初心者のみならず、普段活用しているものの理解に不安を感じている方にとっても有用な内容であるはずです。
また、本書の特徴は、ケーススタディにあります。筆者は研修の講師を務める機会も多くありますが、その経験から、ツールの機能や分析手法をより理解するためには、ケーススタディを通して実際に考えて集計してみることが重要と考えています。そこで本書では、Googleが提供しているGoogleアナリティクスのデモアカウントを使ったケーススタディを作成しました。CHAPTER4では集客におけるケーススタディを、CHAPTERSではサイト内のユーザー行動におけるケーススタディを取り上げました。これらを通してツールの使い方や分析手法をより深く理解できるはずです。
本書がサイト改善の一助になることを心から願っております。

株式会社ラグランジュポイント取締役 山野勉

株式会社ラグランジュポイント 山野 勉 (著)
出版社 : エムディエヌコーポレーション (2017/10/31)、出典:出版社HP

CONTENTS

本書を読みはじめる前の準備
本書の使い方

CHAPTER 1
分析指標はこれだけ覚えておけば大丈夫
01 Googleアナリティクスとは
02 Googleアナリティクスを使いこなす3つのコツ
03 Googleアナリティクスの
主要指標一覧
04 ページビュー数で 1ページが表示された回数を調べる
05 ユーザー指標とセッション指標でサイトへの訪問数を調べる
06 ページ別訪問数でユーザーを集めているページを調べる
07 新規ユーザーとリピーターでサイト定着状況を調べる
08 離脱率と直帰率でユーザーが帰ったページを調べる
09 平均ページ滞在時間の代わりに読了率でページを評価する
10 訪問経路を分類する 「チャネル」名を覚えよう

CHAPTER 2
Googleアナリティクスの 管理画面と分析機能
01 Googleアナリティクスのアカウント構成を理解しよう
02 Googleアナリティクスのレポート画面構成を覚えよう
03 サイトの状況とユーザーの特徴がわかる[ユーザー] 軸を理解しよう
04 訪問経路や検索キーワードがわかる[集客] 軸を理解しよう
05 サイト内のユーザー行動がわかる[行動] 軸を理解しよう
06 サイトの目標達成状況がわかる[コンバージョン] 軸を理解しよう
07 2軸の集計表で詳細を見る「セカンダリディメンション」機能
08 「セグメント」機能を理解する①より詳細にサイトの状況を調べる
09「セグメント」機能を理解する②2種類のセグメントを理解しよう
10「セグメント」機能を理解する③新しいセグメントを作ろう
11 「セグメント」機能を理解する④[シーケンス] 項目の使い方

CHAPTER 3
ユーザー軸・集客軸で分析するケーススタディ
01 ユーザーが増加した理由を突き止める①新規/リピーターの増加を調べる。
02 ユーザーが増加した理由を突き止める②ユーザーの訪問経路を調べる
03 ユーザーが増加した理由を突き止める③特定の訪問経路を深掘りする
04 訪問経由とランディングページの相性から問題を発見する
05 モバイルサイトのCVR について考える① eコマースのコンバージョン率を見る
06 モバイルサイトのCVRについて考える②PCとモバイルのチャネル別効果

CHAPTER 4
行動軸で分析するケーススタディ
01 特定ページのPV数増加の原因を探る①PV数が増加したページを見つける
02 特定ページのPV数増加の原因を探る②ユーザーの訪問経路を調べる
03 コンテンツの人気を把握する①新規ユーザーの動向を把握する
04 コンテンツの人気を把握する②新規を集めるコンテンツを調べる
05 ページ改修が成功したのか失敗したのか評価する
06 コンバージョンしたユーザーが見ていたページを集計する
07モバイルサイトの低CVRについて考える③ステップ別に改善箇所を探る

CHAPTER 5
Googleアナリティクスの さまざまな設定
01「トラッキングコード」を発行してサイトに設置する
02 コンバージョン数測定のために目標を設定する
03 サーチコンソールとGoogleアナリティクスの連携を設定
04ボタンのクリック数を測定するイベントトラッキングを設定する
05 複数ドメインを持つサイトに必須クロスドメイントラッキング設定
06 URLが同じページの測定には仮想ページビューを設定する
07購入詳細を測定する「eコマーストラッキングコード」を設置する
08広告測定用のパラメータを設定する
09 AdWords広告とGoogleアナリティクスをリンクさせる
10 複数ページをグルーピングする「コンテンツグループ」の設定
11 [ビュー]のフィルタ機能で絞り込んだレポート画面を作る

目的別索引
用語索引

本書を読みはじめる前の準備

本書では、Webサイトのアクセス解析を行うツールであるGoogleアナリティクスの操作方法を解説します。また、解説内容を読者の方でも試せるように、Googleが公開しているデモアカウントを利用して解説を行っています。本書を読みはじめる前に、このGoogleアナリティクスのアカウントの開設とデモアカウントの設定を行っておきましょう。

操作1 Googleアカウントの開設
Googleアナリティクスのアカウントを開設するには、まず、Googleアカウントを事前に取得する必要があります。https://accounts.google.com/SignUpにアクセスしてGoogleアカウントを取得しましょう。すでにGmailを利用しているなどでGoogleアカウントを持っている場合は、ログインした状態にしておいてください。

操作2 Googleアナリティクスのアカウントを申し込む
Googleアカウントにログインした状態でGoogleアナリティクスソリューションページ(https://www.google.com/intl/ja_jp/analytics/)にアクセスします。その後、次の手順でGoogleアナリティクスのアカウントを開設します。なお、すでにGoogleアナリティクスのアカウントを開設している場合はこの操作は不要ですので「操作4」にお進みください。

操作3 Googleアナリティクスのアカウント内容を設定する
アカウント設定画面が表示されるので、設定を行っていきます。前半のアカウント設定は、表を参考に設定しましょう。

[データ共有設定]は、主にGoogleアナリティクスのサービス向上のためのデータ共有です。もしデータ共有したくない項目がある場合はチェックを外しましょう。特に問題がなければ、推奨のままにしてください。設定が完了したら[トラッキングIDの取得]をクリックします。

[ベンチマーク]について
[ベンチマーク]のチェックを外してしまうと、ペンチマークの関連レポートで他社比較ができなくなるので注意してください(他社比較についてはP063を参照してください)。

[Googleアナリティクス利用規約]のウィンドウが開くので、内容に問題なければ[同意する]をクリックします。これでGoogleアナリティクスのアカウントの開設は完了です。

4デモアカウントを追加する
続いて、Googleアナリティクスのデモアカウントの利用設定を行います。「アナリティクスヘルプセンター」のサイト(https://support.google.com/analytics/)にアクセスして、[ツール]>[デモアカウント]をクリックしたら、移動したページで「デモアカウントの追加」のリンクをクリックします。

「デモアカウント」ページへのアクセスGoogleで「Googleアナリティクスヘルプ」と検索すれば、検索結果から「デモアカウント」ページに直接移動することができます。

正常にデモアカウントが追加されると、デモアカウントのGoogleアナリティクスレポート画面が表示されます。これで本書を読むための設定はひととおり完了です。

デモアカウントのデータ
このデモアカウントは、Googleが運営している実在するECサイト「Google Merchandise Store」の実際のデータを表示しています。いろいろな項目をチェックして参考にしてみてください。

サイト側の設定について
Google Merchandise Storeでは、すでにGoogleアナリティクス用にさまざまな設定が行われています。ご自身のサイトで同様の機能を利用したい場合は、サイト側にコードを埋め込むなどの設定が必要になります。これらの設定方法や手順については、CHAPTER5でまとめて解説しています。

デモアカウントと通常のサイトのアカウントの切り替え
本書を読むときはデモアカウントを利用しますが、それ以外の時はご自身のサイトのアカウントに切り替えることになります。デモアカウントと通常のアカウントを切り替えるときは、Googleアナリティクスのレポート画面で[管理]をクリックし、[アカウント]で選択します。

デモアカウントの削除
デモアカウントが不要になった場合は、右記の手順で管理画面から削除できます。再度必要になったときは、「操作4デモアカウントを追加する(P011)」の手頂を行えば戻せます。

株式会社ラグランジュポイント 山野 勉 (著)
出版社 : エムディエヌコーポレーション (2017/10/31)、出典:出版社HP

「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス分析・改善のすべてがわかる本 改訂版

収益アップのためのテクニック

本書では、自社サイトの気付きが発見しやすいレポートや機能を中心に紹介しています。改善事例という分析後の結果ではなく、力を付けるために、そこに至る「分析方法」や「改善の考え方」というプロセスを重視した一冊となっています。レポートの「見方」ではなく「使い方」を、本書を通じて学ぶことができます。

はじめに

本書はGoogleアナリティクスを中心に、データの見方・分析の仕方・改善方法を紹介する一冊です。しかし本書はGoogleアナリティクスの機能やレポート一覧の本ではありません。Googleアナリティクスには100種類近くのレポートがあります。しかし本書に登場するGoogleアナリティクスのレポートの種類数はその3分の1程度です。大切なのはすべてのレポートを使えるようになることではありません。1年に1回使うか使わないかというレポートを理解するのではなく、自社サイトの気付きが発見しやすいレポートや機能を中心に紹介しています。

そのため同じレポートが何度も出てきます。しかし、そのレポートをどのように見ればよいのか。どういった切り口を当てればよいのか。そういったレポートの「見方」ではなく「使い方」を、ぜひ本書を通じて学んでいただければと願っております。

序章はいきなりGoogleアナリティクスの説明に入るのではなく、Webサイトをそもそも分析して改善するための手順について紹介します。Googleアナリティクスを最も効率よく使う方法は「何を分析するかを分析する前に決める」ということです。まずはこの手順を理解しましょう。第1章~第8章では「知りたい」軸からのGoogleアナリティクスの活用方法を紹介します。

皆さんがデータを見る際には「この機能を使いたい」というニーズで始まることはないかと思います。サイトのこの部分について知りたい、あるいは、こないだ行った施策を評価したいといったニーズなのではないでしょうか。第1章~第8章はこの観点で分類しタイトル付けを行っています。なかなか仮説が思いつかない時は、本書を読みながら「うちのサイトでもこれを知りたい」という形で使っていただくのもよいでしょう。第9章では分析で得られた気付きから、改善施策をどのように考えるのかという具体的な打ち手の部分に触れます。付録に、Googleアナリティクスの設定ポイント・Googleタグマネージャーの設定と活用事例・アクセス解析の用語について言及しました。

分析・改善に近道はありません。本書で紹介したすべての内容が、すべてのサイトで役立つわけではありません。本書では、気付きが発見しやすい特徴的なデータやGoogleアナリティクスのスクリーンショットをわかりやすさ重視のために紹介していますが、皆さんのサイトでも同じような気付きが見つかるとは限りません。分析の内、8割は「想定内」の結果が見つかることでしょう。もちろん、想定内だからダメというわけではなく、数値でしっかり可視化して事実として認識することは大切です。残りの2割では、新しい気付きが見つかるかもしれません。しかし新しい気付きが発見できるレポートは毎回同じとは限りません。

だからこそ、本書を通じて、様々な分析の切り口を知っておくことで想定していなかった気付きが生まれる可能性は高まり、それが大きな改善に繋がるヒントになるでしょう。

増補改訂版にあたり、新たに分析の事例を多数追加しました。少し難易度が高いものもありますが、ここ数年で筆者が実践から見つけた、気付きが発見しやすい分析だろうということで追加しました。また各所細かいアップデートもしていますので、より使いやすくパワーアップしています。

本書は皆様のサイト改善をお約束するものではありませんが、必ず新しい武器や価値を提供できる書籍になっています。改善事例に関しても第9章で触れていますが、文量の都合から少し控えめとなっています。改善事例に興味がある方は、拙書(『Webサイトの分析・改善の教科書 増補改訂版』)もあわせてご覧ください。
本書では改善事例という分析後の結果ではなく、皆様に力を付けていただきたい。そこに至る「分析方法」や「改善の考え方」というプロセスを重視した一冊となっています。

ぜひ本書を通じて、継続的に使える武器を手に入れ、磨いていただければ幸いです。
2020年7月
小川卓

Contents

はじめに
「やりたいこと」「知りたいこと」からパッと引ける日的別インデックス
書物サポートサイトについて/本書ご利用にあたっての注意事項

Prologue 序章サイト分析のプロセスを理解する
Step1. ヒアリングの実施
Step2. 対象サイトの理解
Step3. 分析方針の整理
Step4. 解析ツールの設定確認
Step5. データ取得と加工
Step6. 気付きからの施策検討
Step7. 資料作成

Chapter 1 ユーザーを理解するための分析
Section 1-1 メルマガやキャンペーンの最適な配信時間を知るには?
ユーザーの訪れる日時を把握する:「曜日×時間帯」レポートの活用
Section 1-2 男女どちらの訪問者が多いのか?興味は何なのだろう?
訪れる人の年代・性別・味関心を知りコンテンツや企画の検討に活かす
Section 1-3 サイトを見ている人がどの地域から見ているのかを把握したい!訪れる人の地域や地域ごとの特性を知る
Section 1-4 企業向けサイトでも、スマホ流入の増減が気になる!
デバイスの種類を把握する:デバイスレポート
Section 1-5 同業他社と比べてうちの直帰率は高いの?低いの?
自社サイトは同業他社と比べて優れているのか?ベンチマークレポートの活用

Chapter 2 流入元を分析する
Section 2-1 検索?SNS?広告?ユーザーはどこから来た?
サイトへの流入経路を確認する:「集客」レポートの活用
Section 2-2 特定の広告やメールマガジンなどの流入をしたい
施策ごとの流入経路を把握する:キャンペーンレポートの活用
Section 2-3 集客の全体像を把握するために見るべきレポートは?
新規を呼ぶ集客は?滞在が長い集客は?集客の特徴をつかもう
Section 2-4 コンバージョンに繋がっている施策を洗い出すには?
間接的に効果がある集客はどれだろう?起点とアシストを評価する
Section 2-5 検索エンジンからの流入を徹底的に知りたい! 自
然検索からの流入を分析して改善する
Section 2-6 広告注入の特徴やアドワーズの活用法を知りたい!
リスティングからの流入を分析して改善する
Section 2-7 他のサイトから来るユーザーを増やしたい!
参照ドメインからの流入を分析して改善する
Section 2-8 狙ったターゲットに広告を出稿し、効果を確認したい!
広告からの流入を分析して改善する
Section 2-9 「Direct」「ノーリファラー」ってどこからの流入?
ノーリファラーからの流入の種類を把握し内訳を知る
Section 2-10 FacebookやTwitterなどから来るユーザーを増やしたい
ソーシャルメディアからの流入を分析して改善する

Chapter 3 新規・リピートを分析する
Section 3-1 ソーシャル経由でリピーターの獲得はできているのか?
新規とリピートの比率を把握し特徴を確認する
Section 3-2 何回目の訪問が、一番購入にがりやすいのか?
コンバージョンに繋がる最適なリピート回数を把握する
Section 3-3 リピーターはどの機能をよく利用しているのか?
リピーターが利用するコンテンツや機能を把握する
Section 3-4 ユーザー様特率の高い入元を知るには?
リピートに繋がる流入を把握する

Chapter 4 入口と出口を分析する
Section 4-1 改善すべきランディングページの優先順位のつけ方は?
流入が多いランディングページと課題となるページを発見する
Section 4-2 なぜ、このランディングページは直帰率が高いのか?
課題となるページを改善するための方針を決める
Section 4-3 キャンペーンページに入った人は次にどのページを見る?
ランディングページからの遷移先とコンバージョン貢献を知る
Section 4-4 サイトを訪れた人は、どのページから帰ってしまうの?
離脱が多いページを発見し改善するための方針を決める
Section 4-5 良い直帰と思い直帰の違いって何?
ユーザーのアクションを見極め直帰をより正確に計測する
Section 4-6 書いたコンテンツは最後まで読まれているの?
スクロール・読了・滞在を利用してページ内の評価を細かく行う
Section 4-7 読み込みが遅いページは説や直に影響を与えている?
ページの速度と直帰・離脱の関係を把握する

Chapter 5 ページ閲覧と導線を分析する
Section 5-1 新しく作ったページが見られているのか知りたい!
ページの閲覧状況を把握する
Section 5-2 商品ページが合計でどれくらい見られているか知りたい!
ページより大きい単位でユーザー行動を可視化する
Section 5-3 特集のうち、最も成果に貢献しているページを知るには?
それぞれのページのコンバージョン貢献を探る
Section 5-4 ページが1日表示されることにどれくらい売上に繋がるのか?
「ページの価値」を利用してページビュー当たりの貢献を見る
Section 5-5 「進んで欲しいページ」に本当にユーザーを導けているのか?
あるページの前後の移を見る
Section 5-6 サイト内の主要ステップで説が最も多いのはどこ?
ユーザーにたどってほしい主要導のファネルを作成する
Section 5-7 たくさん商品を見てもらうことは購買に期がるの?
セグメントのシーケンス機能とコンバージョンの関係を分析する
Section 5-8 お客さんはサイト内で何を探しているのか?
サイト内検索キーワードを取得して分析する

Chapter 6 サイト内のアクションとユーザー状態を分析する
Section 6-1 ボタンのクリックなどを計測することは可能?
特別なユーザー行動を計測するイベント機能の活用
Section 6-2 商品の「一覧」と「詳細」ページでイベントを設定するとしたら?
イベント取得・実践編:一覧と詳細ページでイベントを活用する
Section 6-3 ランディングページでイベントを設定するとしたら?
イベント取得・実践編:ランディングページでイベントを活用する
Section 6-4 「お気に入り」に商品を追加すると購入にがりやすい?
イベント分析・実践編:利用とコンバージョンの関係をチェックする
Section 6-5 スクロール計や動画再生、メルマガ開封なども取得できる?
こんな使い方でもできる!イベント活用ガイド
Section 6-6 ログインしている人としていない人でサイト内行動は違う?
ユーザーの状態を取得して分析するカスタム定義の活用
Section 6-7 検結果件数によって、商品ページへの移率は変わるの?
カスタム定義取得・実践編:一覧と詳細ページでカスタム定義を活用する
Section 6-8 どのカテゴリやライターの記事が一番人気なの?
カスタム定義取得・実践編:記事ページでカスタム定義を活用する
Section 6-9 ロコミの点数が高いと購入率は上がるもの?
カスタム定義分析・実践編:利用とコンバージョンの関係をチェックする

Chapter 7 コンバージョンと購入を分析する
Section 7-1 サイトの目標には何を設定すれば良いのか?
サイト種別:目標の設定例と設定方法
Section 7-2 どの商品がいくら売れたのか?」を具体的に知りたい
コンバージョンの内訳:eコマースレポートの活用
Section 7-3 コンバージョンをセグメントで絞り込むには?
年齢や性別、デバイス別にコンバージョンを確認する
Section 7-4 お客様の「やっぱり買うのやめた」を減らしたい!
「かご落ち」への対策:コンバージョンプロセスを可視化する
Section 7-5 2つ以上のコンバージョンのどちらに注力すれば良いの?
セグメントを利用してコンバージョン同士の関係を見る
Section 7-6 ユーザー1人1人は実際どのようにコンバージョンしたの?
1人のユーザーのコンバージョンまでの動きを見る

Chapter 8 コンテンツを分析する
Section 8-1 今月公開した10本の記事のうち、もっとも「良い」記事はどれ?
コンテンツを評価するための「4つの力」
Section 8-2 私が書いた記事は、多くの人に読まれているのか?
4つの力の強化プロセス:「集客力」と「閲覧力」を活用しよう
Section 8-3 どのコンテンツが回遊や成果につながっているのか?
コンテンツの強化プロセス:「話力」と「成果力」を活用する
Section 8-4 4つの力を使った事を知りたい
4つの力を活かしたコンテンツ改善例

Chapter 9 改善施策の考え方
Section 9-1 分析からどんなことがわかるの?
分析から得られる気付きを3つに分類しよう
Section 9-2 自社を参考に、考え方を知りたい
具体的な「改善」の考え方その1:自社サイトのデータを活用した改善
Section 9-3 自社内で比較するページがない場合はどうしたらよい?
具体的な「改善」の考え方その2:ポイントを決めて同業他社と比較する
Section 9-4 「良い!」と感じた音をストックしておこう
具体的な「改善」の考え方その3:良い施策を「保存」するクセを身につける
Section 9-5 実行のために意思決定者を説得するコツは?
改善施策の効果予測」と優先順位の考え方

Appendix 1 Googleアナリティクスの初期設定と基本操作
Appendix 1-1 Googleアナリティクスの始め方~アカウント作成から計調まで~
Appendix 1-2 Googleアナリティクスを始めたら押さえておきたい7つの初期設定
Appendix 1-3 Googleアナリティクスの基本的な使い方

Appendix 2 Googleタグマネージャーの使い方
Appendix 2-1 Googleタグマネージャーを活用するメリット
Appendix 2-2 Googleタグマネージャーの仕組みと考え方の理解
Appendix 2-3 Googleアナリティクス向けのタグマネージャー設定例

Appendix 3 Googleアナリティクスアクセス解析用語

Epilogue 終章 アナリストに必な5+1の能力。2
1. 設計力
2. 仮説力
3. 施策実行力
4. 情報収集力
5. 情報発信力
+1:Agile(高速化・効率化)
.
INDEX

「やりたいこと」「知りたいこと」からパッと引ける目的別インデックス

本書で解説しているGoogleアナリティクスその他関連ツールによって、「データの取得方法」「気付きを得るための分析手法」「考え方」など、読者の皆さんが「やりたいこと」「知りたいこと」を目的別に集め、インデックスを作成しました。Sections号または、具体的なページ番号から目をお引きください。なお、Googleアナリティクスのメニュー名や名から探したい場合は、巻末の引をください。

書籍サポートサイトについて
本書に掲載されたGoogleアナリティクスの関連リンク集、正誤表などを公開します。下記URLよりアクセスしてください。
http://www.sotechsha.co.jp/sp/1270/

本書ご利用にあたっての注意事項

●Google、Googleアナリティクス、Googleタグマネージャー、Google広告、Google Trends、Google Search Consoleは、米国Google Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。本文中に登場するサービス名、商品、サイト名等は、関係各社の登録商標または商標であることを明記して、本文中での表記を省略させていただきます。
●システム環境、ハードウェア環境によっては本書どおりに動作および操作できない場合があります。本書の内容は執筆時点においての情報であり、予告なく内容が変更されることがあります。
●本書の内容の操作によって生じた損害、および本書の内容に基づく運用の結果生じた損害、使用中に生じたいかなる損害につきましても株式会社ソーテック社とソフトウェア開発者/開発元および著者は一切の責任を負いません。あらかじめご了承ください。
●本書掲載のソフトウェアのバージョン、URL、それにともなう画面イメージなどは原稿執筆時点のものであり、変更されている可能性があります。本書の制作にあたっては、正確な記述に努めていますが、内容に誤りや不正確な記述がある場合も、当社は一切責任を負いません。

Googleアナリティクス プロフェッショナル ~分析・施策のアイデアを生む最強リファレンス

強力なリファレンスガイド

Googleアナリスティクスはどのようなユーザー企業向けに開発されているのでしょうか。Googleアナリスティクスが向かっているベクトルを知っておくことは、ツール選定の上でも、実際に利用する上でも非常に重要なことです。本書では、既存のGoogleアナリティクスユーザーだけではなく多くの人に、Googleアナリティクスの姿を紹介していきます。

はじめに

本書がどのような読者に向けて書かれているのか?の前に、Googleアナリスティクスはどのようなユーザー企業向けに開発されているのか?を考えてみる必要があると思います。多くのGoogleアナリスティクス利用者が知っているよう人、Googleアナリスティクスは進化し続けているツールです。その中で、少なくとも向かっているベクトルを知っておくことは、ツール選定の上でも、実際に利用する上でも非常に重要なことだと思います。

あくまで私の理解ではありますが、Googleアナリスティクスは、確実にその「データソース」と「活用対応範囲」を拡張し続けており、それは今後も変わらないでしょう。そして、今後も搭載されていく施策自動化のためのML(Machine Learning=機械学習)への「データ供給装置」としての役割を強めて行くことでしょう。

本書は、そうしたGoogleアナリティクスの姿を、誌面の許す限り皆さんにお伝えしたいと思い、執筆させていただきました。そういう意味では、本書は既存のGoogleアナリティクスユーザーを読者に想定しているというよりは、生意気なようですがより多くの人に対する啓蒙的な意味合いも持たせている、ということができるかと思います。その上で、このような本書の試みがお役に立つものであったかどうかは、読者の皆さんのご評価に委ねたいと思っています。

Googleがどのような意図でGoogleアナリティクスを開発しようとも、利用者がどのような目的でどのように使うかは自由です。しかし、もしGoogleアナリティクス全体のポテンシャルが見えたときに、読者の皆さんが新しい分析や施策のアイデアを思いついたとしたら、著者としてはこの上ない喜びを感じることができるでしょう。

本書の執筆をご支援いただいたアユダンテ株式会社様、多忙な業務の合間にご協力をいただいた同僚の高田君、畑岡君、そして素晴らしい書籍として取りまとめていただいた技術評論社編集部の神山真紀様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

2020年2月 山浦直宏

目次

はじめに

1章 Googleアナリティクスの理解
1-1 Googleアナリティクスの機能と役割を理解する
1-2 Googleアナリティクスの利用者の役割を理解する
1-3 計測と収集によって得られるデータを理解する
1-4 「集計」と「分析」の違いを理解する
1-5 利用目的を理解する1ウェブ改善
1-6利用目的を理解する2集客最適化
1-7 利用目的を理解する3プラットフォーム活用
1-8 Googleタグマネージャとの連携を理解する
1-9 データポータルとの連携を理解する
1-10 オプティマイズとの連携を理解する
1-11 Google広告・Googleシグナルとの連携を理解する
1-12 Googleアナリティクス360と広告サービスの連携を理解する
1-13 Googleアナリティクス360と Big Queryの連携を理解する
COLUMN Googleマーケティングプラットフォームとは

2章 データ活用のステップと準備
2-1 データ活用のステップを理解する
2-2 データ活用のステップ①「取る」を理解する
2-3 データ活用のステップ②「見る」を理解する
2-4 データ活用のステップ③「使う」を理解する
2-5 トラッキングコードによる計測のしくみを理解する
2-6 グローバルサイトタグによる計測のしくみを理解する
2-7 GTMによる計測のしくみを理解する
COLUMN ファーストパーティCookieとサードパーティCookie
2-8 Googleアカウントを取得する
2-9 Googleアナリティクスアカウントを取得する
2-10 デモアカウントを取得する(計測サイトを持っていない場合)
2-11 アカウント構造を理解する
2-12 ユーザー権限を理解する
2-13 ユーザーを管理・登録する

3章 GTMによるウェブサイトのデータ計測
3-1 プロパティ設定の基本を理解する
3-2 トラッキング情報で計測データを定義する①Googleシグナル
3-3 トラッキング情報で計測データを定義する②データ保持
3-4 GTMを準備・実装する
3-5 Googleアナリティクスタグの配信設定をする
3-6 クロスドメイン計測を理解する
3-7 クロスドメイン計測を設定する
3-8 eコマース計測を理解する
3-9 標準のeコマース計測を設定する
3-10 拡張eコマース計測の項目例を理解する
3-11 拡張eコマース計測を設定する
3-12 イベントトラッキングを理解する
3-13 イベントトラッキングを設定する①PDFファイルダウンロード
3-14 イベントトラッキングを設定する②ページスクロール
COLUMN 非インタラクションヒットとは
3-15 カスタムディメンションを理解する
3-16 カスタムディメンションを設定する
COLUMN 「範囲(スコープ)」の理解
3-17 AMPページの計測を理解する
3-18 AMPページを計測する

4章 アプリとウェブサイトの統合的なデータ計測
4-1 「アプリ+ウェブプロパティ」を理解する
4-2 「アプリ+ウェブプロパティ」を導入する1アプリストリームの追加
4-3 「アプリ+ウェブプロパティ」を導入する2ウェブストリームの追加

5章 オフラインデータの計測と収集
5-1 Measurement Protocolの基本を理解する
5-2 Measurement Protocolの仕様を理解する
5-3 Measurement Protocolを作成する
5-4 データインポートを理解する
5-5 ヒットデータをインポートする(払い戻しデータ)
5-6 拡張データをインポートする①ユーザーデータ
5-7 拡張データをインポートする②キャンペーンデータ
5-8 拡張データをインポートする③地域データ
5-9 拡張データをインポートする④コンテンツデータ
5-10 拡張データをインポートする⑤商品データ
5-11 拡張データをインポートする⑥カスタムデータ
5-12 概要データをインポートする(費用データ)
COLUMN Measurement Protocolとデータインポートの違い

6章 広告・検索・来店データの収集
6-1 Google広告アカウントと連携する
6-2 Google広告アカウントと連携する(MCCアカウントの利用)
6-3 Google広告を計測する(自動タグの利用)
6-4 Google広告以外のキャンペーンを計測する(カスタムURLの利用)
6-5 Search Consoleデータと連携する
6-6 来店データを計測する

7章 フィルタ・目標設定によるデータ集計
7-1 ビュー設定の基本を理解する
7-2 フィルタの基本を理解する
7-3 フィルタの基本設定を行う(新規フィルタと既存フィルタ)
7-4 フィルタを新規作成する(定義済みフィルタとカスタムフィルタ)
7-5 目標設定の基本を理解する
7-6 目標を設定する
7-7 目標到達プロセスを設定する
7-8 スマートゴールを設定する
COLUMN 目標設定とeコマース計測の違い

8章 流入・コンバージョン・コンテンツごとのデータ集計
8-1 チャネルグループの基本を理解する
8-2 チャネルグループを設定する
8-3 マルチチャネルの基本を理解する
8-4 MCFチャネルをカスタマイズする
COLUMN 「集客>チャネル」と「コンバージョン>マルチチャネル」の違い
8-5 コンテンツグループの基本を理解する
8-6 トラッキングコードでグルーピングを設定する
8-7 「抽出」「ルール」でグルーピングを設定する

9章 ユーザー・流入・コンバージョン理解のための集計レポート
9-1 ユーザー理解のポイントをおさえる
9-2 ユーザー属性を理解する1デモグラフィック属性
9-3 ユーザー属性を理解する2デバイス属性とクロスデバイス
9-4 「クロスデバイス」レポートを利用する
9-5 「ライフタイムバリュー」レポートを利用する
9-6 「セッションの品質」レポートを利用する
9-7 「コンパージョン見込み」レポートを利用する
9-8 「オーディエンス(ユーザーリスト)」レポートを利用する
COLUMN 機械学習はヒットデータで学習する
9-9 流入とCV(集客カテゴリ)理解のポイントをおさえる
9-10 「チャネル」レポートを利用する
9-11 「参照元/メディア」レポートを利用する
9-12 「Google広告」レポートを利用する
COLUMN なぜ?Googleアナリティクスの「ノーリファラー」仕様の理由
9-13 コンバージョン分析のポイントをおさえる
9-14 「目標」レポートを利用する
9-15 「eコマース」レポートを利用する
9-16 「拡張eコマース」レポートを利用する
9-17 「ショッピング行動」「決済行動」レポートを利用する
9-18 「サイト内プロモーション」レポートを利用する
9-19 「来店」レポートを利用する
9-20 「マルチチャネル」レポートを利用する
9-21 「アシストコンバージョン」レポートを利用する

10章 カスタムレポート・セグメント・アトリビューションによるデータ分析
10-1 カスタムレポートの基本を理解する
10-2 エクスプローラを作成する
10-3 フラットテーブルを作成する
10-4 カスタムファネルを作成する
10-5 セグメントの基本を理解する
10-6 「システム」(既定)のセグメントを理解・活用する
10-7 カスタムセグメントを作成する①新規作成
10-8 カスタムセグメントを作成する②集計結果からの作成
COLUMN 「フィルタ」と「セグメント」の違い
10-9 アトリビューション分析の基本を理解する
10-10 モデル比較ツールを活用する

11章 ターゲティングのためのデータ活用
11-1 ユーザーリスト(オーディエンス)の基本を理解する
11-2 ユーザーリストを作成する
11-3 状態ベースのユーザーリストを作成する
11-4 スマートリストを活用する

12章 ユーザーエクスペリエンス向上のためのデータ活用
12-1 オプティマイズのしくみを理解する
12-2 「3種類のテスト」と「パーソナライズ配信」を理解する
12-3 オプティマイズの導入を準備する
12-4 オプティマイズを導入する
12-5 エクスペリエンス(テスト)を理解する
12-6 エクスペリエンス(テスト)を作成する
12.7 エクスペリエンス(テスト)を開始する
12-8 オプティマイズのレポートを理解する

13章 データビジュアライズのためのデータ活用
13-1 データポータルの全体像を理解する
13-2 データポータルのデータソースを理解する
13-3 データポータルのレポートを理解する
13-4 データポータルのエクスプローラを理解する
13-5 「共有」と「データソースへの認証情報」を理解する
13-6 データソースを作成する
13-7 データソースをもとにレポートを作成する
13-8 統合データレポートを作成する(Data Blending)
13-9 エクスプローラの活用例を理解する

14章 データ活用のケーススタディ(プラットフォーム活用)
14-1 プラットフォームとしての考え方を理解する
14-2 データ活用の3つの領域(マーケティングファネル)を理解する
14-3 プラットフォーム化に必要な機能と設定を理解する
14-4 オフラインデータをGoogle広告のリマーケティングに活用する
14-5 オフラインCVによるGoogle広告自動入札を実施する
14-6 アトリビューションレポートで終点貢献分析を行う
14-7 アトリビューションレポートでコンバージョンリフト分析を行う
14-8 キャンペーンランディングページを最適化する

付録
付録1 GAIQ取得のための学習ガイド
付録2 パートナー会社の見つけ方
索引

いちばんやさしい Googleアナリティクス 入門教室

Googleアナリティクスの入門書

本書は、Googleアナリティクスを開いたことがない方でもわかりやすく理解できるように、基本から丁寧に解説しています。図が多くあり、ウェブサイトやウェブシステムに慣れていない方でも直感的に理解できるようになっています。基礎から応用まで書かれているので、初学者だけでなく経験者の方にもおすすめです。

小川 卓 (著), 工藤 麻里 (著)
出版社 : ソーテック社 (2019/4/20)、出典:出版社HP

はじめに

本書をお手に取っていただき、ありがとうございます。

本書は、Googleアナリティクスを開いたことがない方でもわかりやすく理解していただけるように、基本から丁寧に解説した書です。図を60点以上挿入し、ウェブサイトやウェブシステムに慣れていない方でも直感的に理解できるよう配慮しています。

第1章から第10章まで山を登るように段階的に知を学んでいきます。第1章ではまずサイト分析担当者の心構えを、第2章は画面構造と用語、第3章は初期設定方法、第4~7章で4つの大きなレポートをじっくり使ってみます。随所にサイト改善の考え方をちりばめました。Googleアナリティクスを漠然と見ることに時間を使うのではなく、しっかりサイトを改善しり上げを伸ばしていけるようにという思いで、ページが許す範囲で改善提案を入れ込んでいます。本書を読み終わった方はぜひ中~上級者向けの「Googleアナリティクス分析・改善のすべてがわかる本」(小川幸著/ソーテック社)を購入し、さらに改善の力を磨いてください。

第8章から第10章は少し難しくなります。第8章は応用機能、第9章は自動レポートの作成方法、第10章はGAIQにチャレンジする章です。レベルは上がりますが、基礎的な原理原則をしっかり踏まえていれば、応用機能の仕組みやGAIQも基本の延長線で理解できると考えています。そのため、第2章の基礎用語で、ページビューやユーザーなどの基本的な言葉の説明が細かくなっています。初学者にこんなに説明しなくても……と思われるかもしれませんが、これは応用機能やGAIQなどの高度な知識が必要になった際にも通用する考え方を伝授しようとしているためです。基礎がしっかりできていれば、怖いものはありません。

基礎から応用まで一貫した説明をしますので、本書は初学者だけでなく、経験者の方もご自身の知識を総ざらいし、上級者への道を一歩上がる際の基礎固めとしてお使いいただくこともおすすめします。まんべんなく知識をつけてGAIOを取得し、ご自身の実力を確実なものにしましょう。

レポートを見る際には、「サイト担当者がサイトの収益を上げたい」という一方的な視点ではなく、「サイトに訪れたユーザーが気持ち良くサイトを使って目的を果たせるように」というユーザーへの思い遣りを持った視点を心がけています。遠回りに見えますが、サイトの状況を数字だけで解釈しようとすると実際にサイトを使っているユーザーへの想像力が欠如し、改善も頭打ちになってしまいます。初めて学習するときからユーザーに対する視点を持って学ぶことで、ユーザーに愛されるサイトを運営し、サイト担当者としても実力をつけていくことができます。

それでは、ご一緒にゆっくり山を登っていきましょう。

小川 卓 (著), 工藤 麻里 (著)
出版社 : ソーテック社 (2019/4/20)、出典:出版社HP

CONTENTS

Chapter 1
どうしてGoogleアナリティクスを学ぶのか?
Lesson 1-1 Googleアナリティクスの基本
Lesson 1-2 ユーザーの気持ちを代弁し、提案しよう
Lesson 1-3 本書を読んで習得できること
Lesson 1-4 困ったときには

Chapter 2
まずこれだけ覚えておこう!Googleアナリティクスの基本操作と用語
Lesson 2-1 Googleアナリティクスの画面を開いてみよう
Lesson 2-2 これだけ覚えておこう!画面配置の法則
Lesson 2-3 はじめに覚えたい基本用語
Lesson 2-4 計測期間とサンプリングの考え方

Chapter 3
Googleアナリティクスを設定しよう
Lesson 3-1 はじめの一歩まず初期設定を行おう
Lesson 3-2 サイトにタグを設置しよう
Lesson 3-3 はじめが肝心!最初にすべき8つの設定
Lesson 3-4 他のユーザーの招待と権限の設定を行おう

Chapter 4
どんなユーザーが訪れているのかを把握する
Lesson 4-1 ユーザーレポートでサイトの全体像を把握
Lesson 4-2 ユーザーの年齢や性別、興味関心を知る
Lesson 4-3 ユーザーはどの地域からサイトを見ているの?
Lesson 4-4 どんな端末でアクセスしているのかな?
Lesson 4-5 自分のサイトの成績は?ベンチマークを確認する
Lesson 4-6 新規とリピーターに分類してわかること
Lesson 4-7 気づきを発見するためのセグメントとトレンド

Chapter 5
コンバージョンのためのデータの見方と分析
Lesson 5-1 ビジネスゴールとサイトの役割を明確にしよう
Lesson 5-2 4つの目標タイプを選択しよう
Lesson 5-3 Googleアナリティクスに目標を設定しよう
Lesson 5-4 eコマースの設定を行い売上情報を確認しよう
Lesson 5-5 コンバージョンレボートと改善の考え方
Lesson 5-6 コンバージョンプロセスの改善事例

Chapter 6
ユーザーがどんな行動をしているのか把握する
Lesson 6-1 ユーザーの導線を設計しよう
Lesson 6-2 ユーザーはどのようにページを移動しているの?
Lesson 6-3 サイト内検索でニーズを確認しよう
Lesson 6-4 ユーザー行動を捕捉するためのイベント設定
Lesson 6-5 Googleタグマネージャで取得できるイベント設計例

Chapter 7
集客レポートを活用してユーザーを呼び込もう
Lesson 7-1 良質なユーザーをサイトに集めるには
Lesson 7-2 参照元やチャネルとはどのようなものか?
Lesson 7-3 キャンペーンパラメータを使いこなす
Lesson 7-4 Search ConsoleとGoogle広告に接続しよう
Lesson 7-5 マルチチャネルの考え方

Chapter 8
覚えておきたい応用機能8選
Lesson 8-1 本章で紹介する応用機能について
Lesson 8-2 セグメント機能を使いこなそう
Lesson 8-3 カスタムレポートを使いこなそう
Lesson 8-4 カスタムアラートを使いこなそう
Lesson 8-5 他のサービスと連携してレポートを作成しよう
Lesson 8-6 データインポート機能を使いこなそう
Lesson 8-7 カスタムディメンションとカスタム指標
Lesson 8-8 さらに知っておきたい応用機能

Chapter 9
【実践編】定点レポートを作ってみよう
Lesson 9-1 レポートの考え方
Lesson 9-2 Googleデータポータルでレポートを作成しよう

Chapter 10
Googleアナリティクス個人認定資格を取得しよう
Lesson 10-1 個人認定資格「GAIA」とは何?
Lesson 10-2 重要ポイントを押さえよう
Lesson 10-3 過去問題を解いてみよう
Lesson 10-4 GAIQを受験しよう

本書サポートページについて
本書に掲載されているウェブサイトのURLへは、書籍サポートページのリンク集からア クセスしていただけます。また、万一誤りがあった場合、正誤表も掲載しますので、ご活用ください。
書籍サポートサイト
http://www.sotechsha.co.jp/sp/1233/

登場人物

本書では、ウェブアナリストの第一人者である「小川先生」が講義形式で、Googleアナリティクスの基本知識・ノウハウを伝授していきます。
講義に参加する生徒は、すべてウェブ解析の初心者先生にいろいろな疑問をぶつけ、それらを解消しながら、徐々に知識を深めていきます。これからウェブ解析をはじめる読者の皆さんと同じ目線で学んでいきますので、ぜひ彼らと一緒にスキルアップを目指してみてください。

□小川先生
言わずとしれたウェブアナリストの第一人者。複数の企業の社外取締役や大学院の客員教授などを務め、セミナーや講演で全国を飛び回る多忙の身でありながら、今回特別に二人の生徒に特別講義を行うことになる。蝶ネクタイがトレードマーク。

□秘書マリ
小川先生の秘書。まだまだウェブ解析を勉強中の身であり、先生のお役に立とうと、本業の傍ら、1日3時間の勉強を欠かさない頑張り屋さん。目標はGAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)を取得すること。

□弟子入り志願者のタカシ
ECサイトを立ち上げたばかりの若手起業家。ウェブ解析をマスターし、自社の売上アップを目論む一方、小川先生の人柄に惹かれ、弟子入りを志願。丁重にお断りされるも、その情熱を買われ、講義への参加を許される。

□アナちゃん
「もしもGoogleアナリティクスのシステムが女の子だったら」という妄想(?)が具現化したキャラクター。本書では、アナリティクス上でやり取りされるデータ収集の動きと結果について、彼女が教えてくれます。

小川 卓 (著), 工藤 麻里 (著)
出版社 : ソーテック社 (2019/4/20)、出典:出版社HP

徹底活用 Google アナリティクス デジタルマーケティングを成功に導く解析・改善のための操作ガイド

豊富なケーススタディ

本書には、デジタルトランスフォーメーションの加速に有用な、「Google マーケティング プラットフォーム」の利活用を自分自身で進めていけるように、著者がこれまで培ってきたノウハウを詰め込んでいます。また、クライアントとの取り組みの実例も盛り込まれているので、実課題にも役立てることができます。

NRIネットコム (著), 神崎健太 (著), 坂本祐 (著), 齋藤圭祐 (著), 山川俊哉 (著)
出版社 : SBクリエイティブ (2019/10/23)、出典:出版社HP

はじめに

Google社は、1996年当時スタンフォード大学に在学していたラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによる検索エンジンの研究プロジェクトから始まりました。
その後は、アドテクノロジーやクラウドサービスなどの先進的で便利なサービスを、高性能なインフラを用いて驚異的なスピードで生み出し、多くのユーザーに支持され続けています。

本書には、デジタルトランスフォーメーションの加速に有用な、Google社が提供する「Googleマーケティングプラットフォーム」の利活用を読者自身で進めていけるよう、著者がこれまで培ってきたノウハウを詰め込んでいます。
なかでも、Googleマーケティングプラットフォームの中核をなす「Googleアナリティクス」について重点的に解説しています。
また、本書の後半には、クライアントとの取り組みの中で寄せられた課題に対して、著者が提供したソリューションを数多く盛り込み、実課題に役立つようにしています。

多忙なマーケティング担当者やIT担当者、事業担当者の方々はもちろん、個人でWebサイトを運営している方々も、Googleマーケティングブラットフォームの恩恵を手軽に享受できるよう、少しでも手助けになればと、切に願っています。

最後に、本書の出版を後押ししてくださった野村隆志元代表取締役社長、大谷執行役員、佐々木拓郎部長、デジタルマーケティング事業部の面々、当初弊社でGoogleアナリティクスにおけるビジネスを推進していた元弊社社員の山田輝明様、金森和記様、並びに弊社社員の森田伶依、そして、出版にあたりご協力いただいたSBクリエイティブ株式会社 福井康夫様に、深くお礼申し上げます。

NRIネットコム株式会社
神崎 健太、齋藤 圭祐、坂本 祐、山川 俊哉

NRIネットコム (著), 神崎健太 (著), 坂本祐 (著), 齋藤圭祐 (著), 山川俊哉 (著)
出版社 : SBクリエイティブ (2019/10/23)、出典:出版社HP

contents

Chapter1 GoogleアナリティクスとGoogleマーケティングプラットフォーム
1-1 デジタルトランスフォーメーションとGoogleマーケティングプラットフォーム
1-2 Googleマーケティングプラットフォームの導入
Googleマーケティングブラットフォームとは
企業におけるGoogleマーケティングプラットフォーム導入の課題と対策
1-3 Googleアナリティクスとは
1-4 データ収集の仕組み
Googleアナリティクスのトラッキングコード
トラッキングコードがデータを収集する仕組み
1-5 データをつなげる仕組み
1-6 データのスコープ
ユーザーの仕様
セッションの仕様
1-7 レポートの仕組み
「ディメンション」と「指標」
データのフィルタリングと予備集計
1-8 Googleアナリティクスのアカウントの構成
「アカウント」「プロパティ」「ビュー」の概要
Googleアナリティクスのアカウント構成を検討する

Chapter2 Googleアナリティクスの利用を開始する
2-1 Googleアナリティクスの利用を開始する
2-2 整形されたデータを確認するためのビューを追加する
ビューを追加する
ビューの設定を調整する
2-3 用途に合わせたフィルタを追加する
集計範囲を特定のドメインやディレクトリに絞り込むフィルタ
関係者によるアクセスを除外するフィルタ
リクエストURIにホスト名を付加するフィルタ
フィルタの適用順を調整する

Chapter3 Googleアナリティクスの標準レポートを確認する
3-1 Googleアナリティクスのレポートの概要
3-2 リアルタイムレポートで今現在のアクセス状況を確認する
「リアルタイム⇒概要」レポート
「リアルタイム⇒地域」レポート
「リアルタイム⇒トラフィック」レポート
「リアルタイム⇒コンテンツ」レポート
「リアルタイム⇒イベントレポート
「リアルタイム⇒ラコンバージョン」レポート
3-3 オーディエンスレポートでユーザーの特徴を確認する
「オーディエンス⇒概要」レポート
「オーディエンス⇒地域⇒地域」レポート
「オーディエンス⇒モバイル⇒概要」レポート
「オーディエンス⇒ユーザーエクスプローラ」レポート
3-4 集客レポートでユーザーの流入経路を確認する
「集客⇒すべてのトラフィック⇒チャネル」レポート
「集客⇒すべてのトラフィック⇒参照元/メディア」レポート
「集客⇒キャンペーン⇒すべてのキャンペーン」レポート
3-5 行動レポートでユーザーの行動を確認する
「行動⇒サイトコンテンツ⇒すべてのページ」レポート
「行動⇒サイトコンテンツ⇒ランディングページ」レポート
「行動⇒サイト内検索サイト内検索キーワード」レポート
3-6 標準レポートに共通する機能
レポートの集計・表示期間を設定する
サンプリングでレポートの表示速度を上げる
グラフや表の表示形式を変更する
セカンダリディメンションでデータをかけ合わせる
フィルタでデータを絞り込む
セグメントでユーザ・セッションを絞り込む
インサイトで注目データを自動的に表示する
Column 正規表現について
正規表現とは
正規表現のテスト

chapter4 Googleタグマネージャの利用を開始する
4-1 Googleタグマネージャとは
Googleタグマネージャのメリット
4-2 Googleタグマネージャの仕組みと設定
4-3 Googleタグマネージャのアカウント構成
アカウントとコンテナの概要
Googleタグマネージャのアカウントの構成を検討する
4-4 Googleタグマネージャのアカウントとコンテナを作成する
4-5 Googleタグマネージャのバージョンとワークスペース
設定の状態ごとにバージョンを作成する
ワークスペースで設定作業を管理する
バージョンの公開と作成を行う
4-6 GoogleタグマネージャをWebサイトに導入する

Chapter5 ページビューの計測設定を行う
5-1 ベージビューの計測設定を追加する
ワークスペースを作成する
ページビュー計測用のタグを作成する
プレビューモードでタグの検証を行う
「バージョンの公開と作成」を行う
5-2 仮想ページビューの計測設定を追加する
仮想ページビューの計測設定を追加する
5-3 クロスドメイントラッキングの設定を追加する
クロスドメイントラッキングの設定を追加する
プレビューモードで検証を行う
Column Google Chromeの拡張機能を利用する
Tag Assistantを利用する
Google Analytics Debuggerを利用する

Chapter6 イベントの計測設定を行う
6-1 Googleアナリティクスの「イベント」とは
6-2 イベントの計測設定を追加する
「Googleアナリティクス設定」変数を作成する
PDFファイルのリンククリックを計測する
外部サイトへのリンククリックを計測する
Webページのスクロールを計測する
YouTube動画の再生開始や終了回数を計測する
Webページで「データレイヤーの変数」に格納したイベントを計測する
6-3 計測されたイベントを確認する

Chapter7 目標設定を行う
7-1 Googleアナリティクスの「目標」機能
7-2目標タイプと設定方法
タイプごとの目標を作成する
タイプ「到達ページ」の目標を作成する
タイブ「滞在時間」の目標を作成する
タイプ「ベージビュー数/スクリーンビュー数(セッションあたり)」の目標を作成する
タイプ「ベント」の目標を作成する
タイプ「スマートゴール」の目標を作成する

7-3 目標の完了状況を確認する
「コンバージョン⇒目標⇒概要」レポート
「コンバージョン⇒目標⇒目標パスの解析」レポート
「コンバージョン⇒目標⇒目標到達プロセス」レポート
「コンバージョン⇒マルチチャネル⇒コンバージョン経路」レポート
「コンバージョン⇒マルチチャネル⇒モデル比較ツール」レポート

活用
Chapter8 拡張eコマースでECサイトを詳細に分析する
8-1 Googleアナリティクスの「拡張eコマース」機能
拡張eコマースで計測可能な接点
拡張eコマースで計測可能な項目
Googleアナリティクスで拡張eコマースのレポートを有効化する
8-2 「商品の購入」を計測する
「データレイヤーの変数」に値を格納するコードを実装する
Googleタグマネージャで拡張eコマース機能を有効にする
8-3 「商品のカート追加」を計測する
「データレイヤーの変数」に値を格納するコードを実装する
カートへの追加を計測するタグを作成する
8-4 「商品情報の表示」を計測する
「データレイヤーの変数」に値を格納するコードを実装する
Googleタグマネージャで拡張eコマース機能を有効にする
8-5 「商品リンクのクリック」を計測する
「データレイヤーの変数」に値を格納するコードを実装する
商品リンクのクリック計測用のタグを作成する
8-6 商品スコープのカスタムディメンションを追加する
Googleアナリティクスに設定を追加する
「データレイヤーの変数」に値を格納するコードを実装する
8-7 拡張eコマーストラッキング実装時の注意事項と対応策
データインポートを使用して商品のメタデータを補完する
商品データのインポート手順
8-8 拡張eコマースによって計測された内容を確認する
「コンバージョン⇒eコマース⇒概要」レポート
「コンバージョン⇒eコマース⇒販売実績」レポート
「コンバージョン⇒eコマース⇒商品の販売状況」レポート

Chapter9 ユーザーをより深く理解するための準備
9-1 ユーザーをより深く理解するための機能
9-2 広告向け機能を利用する
「オーディエンス⇒ユーザー属性⇒年齢」レポート
「オーディエンス⇒インタレスト⇒アフィニティカテゴリ」レポート
広告向け機能を有効化する
9-3 Googleシグナルを有効にする
Googleシグナルを有効にする
9-4 User-IDを計測する
User-ID機能を有効化し、User-IDビューを作成する
カスタムディメンション「User ID」を作成する
User IDを計測する
9-5 User IDをもとにユーザーの属性情報をインポートする
ユーザーの属性情報のインポート手順
インポートしたデータを確認・活用する

Chapter10 ユーザーの流入元に関する情報を正しく把握するための準備
10-1 ユーザーの流入元を計測する際に注意すべきポイント
注意すべきポイント①ダイレクトトラフィックの仕様
注意すべきポイント②外部ドメインへの一時的な遷移
注意すべきポイント③キーワード:(not provided)と(not set)
Column Google広告の自動タグ設定を有効にする

Chapter11 データを柔軟に抽出する技術
11-1 Googleアナリティクスでカスタムレポートを作成する
カスタムレポートを作成する
「エクスプローラ」レポート
「フラットテーブル」レポート
第三者とカスタムレポートを共有する
11-2 カスタムセグメントでデータを絞り込む
「25-34歳の女性(モバイル端末を利用)ユーザー」のデータを抽出する
「集計期間中に10回以上アクセスしたユーザー」のデータを抽出する
「2018年1月に初めてアクセスしたユーザー」のデータを抽出する
「特定の流入元からWebサイトにアクセスしたセッション」のデータを抽出する
「モバイル端末で特定のページを閲覧したセッション」のデータを抽出する
「特定のキャンペーンからアクセスした後に、自然検索で再アクセスしたユーザー」のデータを接出する
第三者とカスタムセグメントを共有する
11-3 保存済みレポートで作業を効率化する

Chapter12 Googleデータポータルでレポートを作成・共有する
12-1 Googleデータポータルとはレポートで使用可能なコンポーネント
12-2 Googleデータポータルの利用を開始する
12-3 Googleデータポータルでレポートを作成する
レポートの作成を開始する
背景とヘッダーを作る
フィルタオプションを追加する
スコアカードを追加する
時系列グラフを追加する
表を追加する
円グラフを追加する
縦棒グラフを追加する
フィルタとセグメントを適用する
サンプリングを確認する
12-4 作成したレポートを共有する
レポートそのものを共有する
PDFファイルに変換したものを共有する
12-5 作成したデータソースを共有する

Chapter13 GoogleオプティマイズでA/Bテストを行う
13-1 Googleオプティマイズとは
13-2 Googleオプティマイズのアカウント構成
13-3 Googleオプティマイズの利用を開始する
13-4 Googleオプティマイズのアカウントとコンテナを作成する
13-5 GoogleオプティマイズとGoogleアナリティクスをリンクする
13-6 Googleオプティマイズでテストを開始する
Webサイトにオプティマイズスニペットを設置する
エクスペリエンスの作成を開始する
A/Bテストのパターンを作成する
リダイレクトテストのパターンを作成する
ターゲット設定ルールを追加する
アナリティクスヘリンクする
判断基準となる目標を設定する
パターンをプレビューする
エクスペリエンスを開始する
13-7 エクスペリエンスの結果を確認する
Googleオプティマイズで確認する
Googleアナリティクスで確認する

Chaple4 GoogleアナリティクスのデータをGoogle広告による広告配信に活用する
14-1 Google広告とは
14-2 GoogleアナリティクスにGoogle広告をリンクする
14-3 目標やトランザクションデータをインポートする
14-4 Googleアナリティクスのデータを使用してリマーケティングを行う
リマーケティングとは
Googleアナリティクスでオーディエンスを作成する
Google広告でリマーケティング広告を配信する

ケーススタディ
Chapter15 ケーススタディ①コンバージョンの改善を図る
15-1 コンバージョン分析の考え方
チェックすべき「マイクロコンバージョン」
ダッシュボードでデータを可視化する
15-2 マイクロコンバージョンポイントを整理する
コンテンツグループとは
コンテンツグループを作成する
15-3 コンバージョンのボトルネックを可視化するためのダッシュボードを作成する
フローレポートを作成する
スコアカードにフィルタやセグメントを適用する
15-4 ダッシュボードをもとにボトルネックに対処する
流入数の減少について分析する
Webサイト内における課題を把握する
Column コンテンツグループを利用してバブルチャートを作成する
バブルチャートを作成する
バブルチャートをもとにコンテンツを分析する

Chapter16 ケーススタディ②SEOについて検討する
16-1 SEO(検索エンジン最適化)とは
SEOと検索エンジンの仕組み
検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド
16-2 SEOにおけるSearch Consoleの活用
インデックスの状況監視
Google検索の結果への掲載状況確認
16-3 Google検索の結果への掲載状況に関する問題の要因を把握する
16-4 Googleデータポータルの活用
SEOダッシュボードを作成する

Chapter17 ケーススタディ③キャンペーンのランディングページを最適化する
17-1 Googleオプティマイズでキャンペーンのランディングページを最適化する
検索連動型広告のランディングページでテストを実施する
その他キャンペーンのランディングページでテストを実施する
17-2 Googleオプティマイズのパーソナライゼーション機能を活用する
カスタマイズを使用する
実施中のテストからカスタマイズを作成・展開する

Chapter18 ケーススタディ①Webサイト上で発生する問題を検知する
18-1 Webサイト上で発生する問題とその影響
18-2 404ページに遷移するリンクを調べる
18-3 サイト内検索の表示結果が0件になるキーワードを見つける
サイト内検索で使用されたキーワードを取得する変数
該当件数が何件だったかを取得する変数
「該当件数0件」を検知するトリガー
「該当件数0件」のサイト内検索キーワードを計測するタグ
18-4 カスタムアラートを利用して商品切れを検知する
Googleタグマネージャに設定を追加する
カスタムアラートを設定する
18-5 JavaScriptエラーを検知する
JavaScriptエラーを検知するトリガーの作成
JavaScriptエラーを検知するタグの作成
プラウザ上で確認する

Appendix
Appendix1 ユーザーの権限管理を行う
1-1 ユーザー管理の基本的な考え方
1-2 Googleアナリティクスのユーザーを管理する
Googleアナリティクスのユーザー権限体系
Googleアナリティクスのユーザーを管理する
1-3 Googleタグマネージャのユーザーを管理する
Googleタグマネージャのユーザー権限体系
Googleタグマネージャのユーザーを管理する
1-4 Googleオプティマイズのユーザーを管理する
Googleオプティマイズのユーザー権限体系
Googleオプティマイズのユーザーを管理する
1-5 ユーザーグループを利用する
Googleマーケティングプラットフォームの「組織」を作成する
ユーザーグループを作成する
ユーザーグループに権限を設定する

Appendix2 AMPページの計測を行う」
2-1 AMPページ用のGoogleタグマネージャコンテナを作成する
2-2 GoogleタグマネージャをAMPページに設置する
2-3ページビューの計測設定を導入する
変数tracking id」を作成する
タグ「Universal Analytics Pageview」を作成する
2-4 AMPページと非AMPページ間でユーザーを一意に識別する
AMPリンカーを利用してユーザーを識別する
AMPリンカーを設定する
プレビューモードで検証を行う

Appendix3 Googleタグマネージャの「タグ」「変数」「トリガー」
3-1 Googleタグマネージャの「タグ」
3-2 Googleタグマネージャの「変数」
組み込み変数
ユーザー定義変数
3-3 Googleタグマネージャの「トリガー」
ページビュー
クリック
カスタムイベント

Appendix4 グローバルサイトタグ(gtag.js)で計測を行う
4-1 ページビューを計測する
仮想ページビューの計測設定を追加する
クロスドメイントラッキングの設定を追加する
4-2 イベントを計測する
4-3 カスタム ディメンションを計測する

Appendix5 GoogleアナリティクスにGoogle AdSenseをリンクする
5-1 Google AdSenseとは
5-2 GoogleアナリティクスにGoogle AdSenseをリンクする

Appendix6 お役立ち情報
6-1 Googleマーケティングプラットフォームヘルプ集
6-2 開発者向けのWebサイト集
6-3 Googleアナリティクス 公式コミュニティ
6-4 Googleアナリティクス アカデミー
6-5 Googleアナリティクス 公式ブログ

Appendix7 Googleアナリティクス&Googleタグマネージャ設定チェックシート

本書の読み進め方

◆本書の構成

本書は本編「Chapter1~18」と「Appendix1~7」および4本の「Column」で構成されています。本編については、下記のように内容が分かれています。
●Chapter1~7 基本編
Googleアナリティクスの利用を開始し、基本的なデータをGoogleタグマネージャで計測するための方法について記載しています。まだGoogleアナリティクスを導入していない方はもちろん、すでに使いこなしている方にも何らかの気づきを与えられるよう、ノウハウを詰め込んでいます。
●Chapter8~14 活用編
Googleアナリティクスで計測したデータを抽出し、Googleデータポータルで可視化する方法や、Googleオプティマイズを活用する方法などについて記載しています。また、「Chapter14:GoogleアナリティクスのデータをGoogle広告による広告配信に活用する」では、Google広告についても言及しています。オンライン広告の配信を行っている、あるいは行う予定がある方は確認してください。
●Chapter15~18 ケーススタディ
Chapter15~18には、GoogleマーケティングプラットフォームやSearch Console、Google 広告を用いたケーススタディについて記載しています。Chapter14までの内容と比較すると多少複雑にはなりますが、ぜひ一読のうえ、デジタルマーケティングに活かしてください。
「Appendix」については、下記のとおりです。
●Appendix1~6
本編では紹介し切れなかった内容を、リファレンスとして書き記しています。必要に応じて参照してください。
●Appendix7
GoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャを活用していくうえで、最低限チェックすべき項目を整理したチェックシートになっています。特にすでに同サービスを活用している方は、確認してみてください。

「Column」には、知っていると便利になったり、Googleマーケティングプラットフォームの活用の幅が広がるTipsについて記載しています。各章の合間に設けているので、目を通してみてください。

◆サンプルコードのダウンロード

サンプルコードを本書のサポートページより配布しております。ダウンロードして学習にお役立てください。
https://isbn2.sbor.jp/01126/

◆URLの構成要素に関する用語について

本書では、Googleアナリティクスのヘルプページにならい、「example.com」を含むURLを、説明用のサンプルとして使用しています。また、本書では、URLの構成要素を以下のように呼んでいます。
▼URLの構成要素

言葉の定義がわからなくなった場合は、こちらのページに戻って確認するようにしてください。

◆デモアカウントについて

Googleアナリティクスにはデモアカウントが用意されており、Googleアカウントを取得しているユーザーであれば、誰でもそのアカウントにアクセスできます。
また、デモアカウントのレポートには、Google公式通販サイト「Google Merchandise Store」(https://www. googlemerchandisestore.com/)で実際に計測されたデータが表示されます。本書では、一部の画面キャプチャに、このデモアカウントを使用しています。デモアカウントは、ヘルプページ(https://support.google.com/analytics/answer/6967342)の「デモアカウントを追加」を押下すると、確認できるようになります。

▼デモアカウントの追加
デモアカウントの追加
デモアカウントを追加するには、このセクションのセセアウントをリンクをクリックします。リンクをクリックした後の動画は、状況によって異なります。
・すでにGoogleアカウントをお持ちの場合は、アカウントのログイン画面が表示されます。
・Googleアカウントをお持ちでない場合は、アカウントを作成してからログインするよう求められます。

下の[デモアカウントを追加リンクをクリックすると、Googleアカウントに関する次の2つのアクションのいずれかが実行されることに同意したものとみなされます。
・すでにGoogleアナリティクスアカウントをお持ちの場合は、デモアカウントがGoogleアナリティクスアカウントに追加されます。
・Googleアナリティクスアカウントをお持ちでない合は、Googleアカウントに関連付けられたGoogleアナリティクスアカウントが作成され、この新しいGoogleアナリティクスアカウントにデモアカウントが追加されます。

デモアウントは、Googleアナリティクスのアカウント選択ツール(組織とアカウントのリング)に表示されます。
デモアカウントには、1つのGoogleアカウントで作成できるアナリティクスアカウントの
最大数の制限が適用され、デモアカウントも1アカウントとしてカウントされます。現在のところ、GoogleアナリティクススタンダードでのGoogleアナリティクスアカウントの最大数は、1つのGoogleアカウントにつき100個です。

デモアカウントはいつでも解除できます。

NRIネットコム (著), 神崎健太 (著), 坂本祐 (著), 齋藤圭祐 (著), 山川俊哉 (著)
出版社 : SBクリエイティブ (2019/10/23)、出典:出版社HP