Instagramでビジネスを変える最強の思考法

【最新 Instagramマーケティングのおすすめ本 – 写真の撮り方から集客・販促戦略まで】も確認する

インスタ思考法を身につける

Instagramを使っているとビジネス用のアカウントをよく見かけるかと思いますが、Instagramでモノが売れる仕組みやノウハウがあるのをご存知でしょうか?本書を用いてそういった基本から集客の本質まで知ることで、誰でもInstagramでマーケティングを始めることができます。また事例が豊富なため、すぐに実践できて、応用が利きやすいです。

坂本 翔 (著)
出版社 : 技術評論社 (2019/8/13)、出典:出版社HP

はじめに

「Instagram」は、皆さんご存知の通り、「インスタ」と呼ばれる写真や動画を中心としたSNSです。原則として、文章のみでは投稿できず、必ず写真か動画が必要となります。しかし近年では、「ストーリーズ」のタイプモードのように、文章のみで投稿できる機能も登場しています。

月に1度はInstagramのアプリを開くユーザーの数(MAU=Monthly Active Users)は、世界で10億以上。毎日アプリを開くユーザーの数(DAU=Daily Active Users)は、5億以上いると言われています。

日本国内のMAUは3300万となっており、そのうち、男性が43%、女性が57%という割合です。また、スマホ時代に合った縦型のコンテンツで情報を共有するストーリーズは、日本のDAUの70%が利用する機能に成長しています。通常投稿と同じくらい、ストーリーズの活用も必須となってきていることがわかります。

国内の月間アクティブ率は84.7%と言われており、これは、皆さんが毎日のように使うであろう「LINE」並みの数字です。その理由として、Instagramのメッセージ機能をLINEのようなコミュニケーションツールとして利用しているユーザーがいることや、24時間で消えるストーリーズの流行の影響だと考えられます。

また、2018年のFacebook社の公式イベントでは、日本の80%のユーザーがInstagramの投稿をきっかけになんらかの行動を起こした経験があり、40%のユーザーが投稿を見た後にECサイトなどで実際に商品を確認したり、購入したりした経験があるというデータも公表されました。

さらに、日本人がInstagramでハッシュタグ検索をする回数は、世界平均の約3倍とも言われています。日本では2017年に「インスタ映え」が流行語大賞になったことも相まって、Instagramが情報収集や日常生活を共有する場として生活に根付いてきていることがわかります。

申し遅れましたが、私はSNSプロモーション事業を展開する「株式会社ROC(ロック)」の代表取締役CEOをさせていただいている、坂本翔と申します。弊社では、日本全国から日々Instagramに関するお問い合わせを数多くいただきます。私たちが、日々クライアントにお伝えしているInstagram運用における考え方やノウハウのニーズが高まっていることを感じ、本書の執筆に至った次第です。

今回の書籍は、国内外の多くの方に手に取っていただいた前作「Facebookを最強の営業ツールに変える本」(技術評論社)に続く書籍として、Instagramに特化した形で執筆しました。Instagramは、Facebook社が2012年に買収したサービスです。そのため、Facebookの仕様変更などの影響を直接受けることも多く、Instagramを活用する上でFacebookを知っておいて損はありません。お時間があれば、ぜひ併せてお読みください。
前作のスタンスと同様に、本書でも、単なるInstagramアプリの操作解説書ではなく、Instagram時代における顧客獲得や採用など人を集めるために必要な考え方から、具体的なノウハウやテクニックについてお伝えしていきます。Instagramには、Instagramをビジネスに活かす上で重要となるいくつかの考え方があります。本書ではそれを、「Instagramでビジネスを変える最強の思考法」としてまとめました。

本書を手に取ってくださった読者の皆さんの中には、すでにInstagramをビジネス活用されている方もいれば、これからInstagramを本格的に活用していく方もいると思います。本書で得た情報や知識は、実際にInstagramの投稿でアウトプットしてみてください。そうすることで、より深く本書の内容が身に付いていくはずです。その投稿の際は、ぜひ「#インスタ思考法」というハッシュタグを付けていただければと思います。

本書でお伝えする思考法が、1人でも多くの方のもとに届き、Instagramのビジネス活用の一助となれば幸いです。

2019年7月 坂本 翔

坂本 翔 (著)
出版社 : 技術評論社 (2019/8/13)、出典:出版社HP

目次

第1章 Instagramでビジネスを変える「基本」を知る
01 Instagramをビジネスに活用するべき「3つの理由」
02 3種類の「投稿方法」を使い分ける
03 ユーザーの行動を「5段階」で考える
04 情報を設置して「発見」してもらう
05 フォローという「関係」でライトなつながりを作る
06 飾られていないリアルな声を「確認」する
07 まずは入口商品を「販売」する
08 「体験」を「共有」するための導線を作る
09 ハッシュタグと位置情報で「情報を拡散」させる

第2章 Instagramでビジネスを変える「準備」をする
01 「ビジネス用アカウント」に変更する
02 アカウントの「ターゲット」を明確にする
03 「見本アカウント」を選んでアカウントのテーマを決める
04 プロフィール文は「共感」と「最新情報」がポイントになる
05 プロフィールには「入口商品のURL」を記載する
06 「ハイライト」は1冊の雑誌として考える
07 プロフィール画像は「色合い」や「雰囲気」で判別してもらう

第3章 Instagramで「見込み客」を集める方法
01 「見込み客=フォロワー」を集める4つの方法
02 フォロワーは「量」より「質」を重視する
03 お客様の来店時は「タグ付け」を活用する
04 他のSNSやウェブサイトからの「導線」を作っておく
05 現実世界の人脈は「ネームタグ」でフォローしてもらう
06 見込み客を巻き込む「Instagramキャンペーン」を開催する
07 Instagramキャンペーンの「メリットとデメリット」を知る
08 キャンペーン事例その① プレゼントキャンペーン
09 キャンペーン事例その② リアルプレゼントキャンペーン
10 キャンペーン事例その③ リグラムキャンペーン
11 キャンペーン投稿に入れるべき「文章」と「ハッシュタグ」を知る

第4章 Instagramの「効果的な投稿術」を知る
01 アカウントは「投稿の積み重ね」で育成する
02 フィードの「3つの基本ルール」を理解する
03 基本ルール以外の「5つの仕組み」を知る
04 Instagram「ならでは」のフィードのルールを知る
05 投稿タイミングは「21時近辺」がベスト
06 通常投稿は「2日に1回」が鉄則
07 ストーリーズは「1日1回以上」が鉄則
08 有形商品を扱う業種は「ショッピング機能」を導入する
09 おさえておきたい「4種類の投稿」を知る
10 通常投稿の投稿事例その① 「直接宣伝型投稿」
11 通常投稿の投稿事例その② 「間接宣伝型投稿」
12 通常投稿の投稿事例その③ 「情報提供型投稿」
13 通常投稿の投稿事例その④ 「日常型投稿」
14 ストーリーズの投稿事例その① 「直接宣伝型投稿」
15 ストーリーズの投稿事例その② 「間接宣伝型投稿」
16 ストーリーズの投稿事例その③ 「情報提供型投稿」
17 ストーリーズの投稿事例その④ 「日常型投稿」
18 IGTVでは「間接宣伝」 「情報提供」を投稿する
19 「投稿スケジュール」で定期的な投稿を継続する
20 当月分の投稿は「前月末までに完成」させる
21 「ハッシュタグ」は上限の30個をフル活用する
22 投稿に付けるべき「5種類のハッシュタグ」
23 トップ表示を狙うのは「数千から数万単位」のハッシュタグ
24 投稿で「やってはいけない」8つのこと
25 「インサイト」で見るべき指標を知る

第5章 Instagramの「効果的な撮影術」を知る
01 1枚目の画像で「世界観」を統一する
02 写真は「スクエア前提」で撮影する
03 複数画像の投稿で「滞在時間」を伸ばす
04 「人気(ひとけ)」を出すと反応が増える
05 写真撮影の基本「三分割法」を活用する
06 写真撮影時に意識するべき「8つのポイント」
07 写真の編集で「世界観を表現」する
08 ストーリーズは「縦」を最大限に活かす
09 ライブ配信では「憧れ」よりも「身近さ」を演出する

第6章 Instagram広告で「集客を加速」させる
01 Instagram広告で「宣伝色の強い広告」はNG
02 Instagram広告について知っておくべき「2つの特徴」
03 Instagram広告には「2種類の配信方法」がある
04 Facebookページは「必ず作成」する
05 画像内のテキストは「20%以下」にする
06 Instagram広告は「潜在層向け」に出稿する
07 Instagram広告で「成果を出す」ための5つのポイント
08 インフルエンサーは「エンゲージメント率」を見て依頼する

免責

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坂本 翔 (著)
出版社 : 技術評論社 (2019/8/13)、出典:出版社HP