序列を超えて。 ラグビーワールドカップ全史 1987-2015

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目次 – 序列を超えて。ラグビーワールドカップ全史 1987-2015

【序章】序列を超えて。
エリス少年の伝説/国籍問わぬ国代表/人類に不可欠な営みの祭典――ラグビーW杯の軌跡/規模ふくらむ大会――強豪の覇権打破がカギ/草の根があればこそ/飲んで肩抱き合って/ハカと向き合い、解き放て/アマチュアのプライド/アマとプロとジャパン/なにもかも、真剣だった。序列を超えて。/南アフリカ戦と大西鐵之祐の「奇蹟」。

【第1回大会 1987】
1987年のロッカールーム
旅のはじまり/日本が豪州に大善戦/ブランコが決勝トライ――豪州が負けた/歌を忘れたウェールズ人――オールブラックス強し/初の王者はオールブラックス――底知れぬ勝利への執着/1987年のロッカールーム

【第2回大会 1991】
我々には創意がある
1991年ジンバブエ戦「知られざる最多得点記録」/闘牛士にして宝石――ダブリンの新聞が吉田を絶賛/西サモアがアルゼンチンに快勝/周到な準備が開花――宿沢ジャパン価値ある勝利/豪州が辛勝――アイルランドが大健闘/「神への奉仕が第一さ」――M・ジョーンズ欠場/歴史的敗北生んだゴタゴタ――NZ屈辱/地元紙もこきおろす――退屈なイングランドに非難の嵐

【第3回大会 1995】
ネルソン・マンデラの大会
豪雨に消えたトリコロール/焦る黒衣と焦らぬカモシカ/世界の果て、ロムーが止まった。/One and Onlyチェスター・ウィリアムズ(元南アフリカ代表WTB)インタビュー

【第4回大会 1999】
プロ化の洗礼、変わるものと変わらぬもの
カーディフ/大会は総力戦/「史上最強」の虚実/アルゼンチンの快挙/ダブリン市民は耐える/閉じるべきか閉じざるべきか/日曜の午後の革命/決勝オーストラリア35-12フランス/プロ化の洗礼、変わるものと変わらぬもの

【第5回大会 2003】
予告された球の軌跡
タウンズビル発・1/タウンズビル発・2/スピードタックル――2003年豪州W杯ジャパン総括/ラグビーよ、お前もか/イングランド決勝進出――ウィルキンソンが全24点/崩壊始めた「黒の王国」/ただ銀杯のために/俺たちに明日はない

【第6回大会 2007】
ハートの大会
悲観と楽観。/ジャパン、燃ゆ。/『みんなの気持ち乗せた』――まっすぐ伸びた 大西同点キック/アルゼンチン/油断の気配/アルゼンチン焦り決勝逃す/存在感を示す、価値ある勝利/キック応酬、底力――イングランド連覇ならず/勝負を分けたハートの差/#8209

【第7回大会 2011】
やっぱり、ニュージーランド。
やっぱり、ニュージーランド。/ニッポンのよい夜。/不公平は不公平だ――強豪国日程優遇/新しい「日本」創造を/小さな広告――ラグビー気質死なず/どう猛なドクター/ニッポンの実力。/意味なき3位決定戦の意味/オールブラックス、満身創痍で24年ぶり覇権奪回。/ワールドカップ・ファイナル/フランスはフランスだった/ぎこちない人を

【第8回大会 2015】
悲哀と誇り
指揮官エディー・ジョーンズ――狂気のリアリズムの発火点。/悲哀と誇り~ジャパンと同組の各国の背景~/世界よ、見たか。/ブライトンまで。/そして、世界が震えた。/エディーとフィリップとシゲオ~ジャパンの快挙の根拠~/分析され、消された強み/暴れん坊サモアを構えさせた/トンプソンルークはラグビーを知ってしまった者の自慢である。/勝者のメンタリティー/謙虚で多様――強さの源泉/人間の大会。

【終章】紙ナプキンの字はかすれた。