7日間でマスターする配色基礎講座 (DESIGN BEGINNER SERIES)

【最新 – 配色デザイン・配色パターンを学ぶおすすめ本】も確認する

配色の基礎を1週間で

要点をうまく纏めてあり、少しずつ色を変えて比較して解説をつけているので、感覚的にもわかるように構成されています。この本を読むことで配色の基礎を十分に学ことができます。この本のことをひと通り理解すれば、デザイン系の職業以外の人でもプレゼン資料作成、webサイト構築等プラスになる場面が多々あると思います。

内田 広由紀 (著)
出版社 : 視覚デザイン研究所 (2000/4/1)、出典:出版社HP

目次

この本の使い方

第1部 配色の準備

第1日日 配色する前に−第3日目から7日目のポイントを予習
1 眠っているセンスを呼び覚まそう
2 「型」が決まると印象に残る
3 楽しい配色をつくる方法
4 混乱をしずめる方法
5 くどい色、暗い色を生かす方法
6 イメージと表現が一致すると安心
Q&A 第1日目の復習

第2日目 配色のツール−○と△で配色の原理を把握
<三属性>を理解する
1 色相
2 明度
3 彩度とトーン
<五役色>を理解する
1 主役色
2 協役色(引き立て色)
3 支配色(背景色)
4 融合色(なじませ色)
5 アクセント色
Q&A 第2日目の復習

第2部 配色の実践

第3日目 引き立てる型1
1 中心を盛り上げる
2 ワンポイントをつくる
3 鮮やかな色を加える
4 色彩面を増やす
5 一段階くすみを取る
6 明度差をつける
7 セパレーション(分離配色)
Q&A 第3日目の復習

第4日目 引き立てる型2
8 反対色を加える
9 準反対色は穏やかな対比
10 全色相型はお祭りの型
11 ピカソ流 究極の純粋三角型
12 ゴッホ流十文字型
13 黒で引き締める
14 白で引き締めて持ち味はそのままに
15 ソフトな主役をソフトな色群で固める
コラム 料理をおいしく見せる4つの配色型
Q&A 第4日目の復習

第5日目 なじませる型
1 色相を近づける
2 明度を同じにする
3 トーンを近づける
4 群化で混出をしずめる
5 ツートーンは絶対的な安定型
6 グラデーション
7 モリス流 対比ツートーン型
8 微差・カマイユを楽しむ
9 リピーティングで全体を融合させる
10 白のスペースでやわらげる
11 嫌われる色を生かすには
Q&A 第5日目の復習

第6日日 イメージづくり
1 トーン
2 色相
3 対比量
4 面積比(大小差)
5 上と下(重心の位置)
コラム <トーン>で伝える花のイメージ
コラム <色相>で伝える花のイメージ
コラム <トーン>がキッチンのイメージを決める
コラム <光の強弱>がキッチンのイメージを決める
Q&A 第6日目の復習

第7日目 イメージマップ
1 年齢の表現
(乳児・キッズ・大人の…)
2 男性と女性
3 温度の表現
(冷たい・寒い・涼しい・暖かい・熱い)
4 元気・陽気・カジュアル
5 プリティ・ロマンティック
6 都会的エレガント
7 豪華さ・高級さと
8 自然らしさ(大地と緑の色)
9 パワフルスピード
10 幻想的、神秘的

資料引用リスト

内田 広由紀 (著)
出版社 : 視覚デザイン研究所 (2000/4/1)、出典:出版社HP

この本の使い方

配色に自信がない、と思いこんでいるだけ?

美しい配色を自分でつくり出す自信はないけど、「きれいな配色だなあ」と思ったことはある。こんな経験のある人ならば、実はセンスが眠っているだけ。
この本では配色の効果と仕組みを、わかりやすく解説している。実例を見ながら自分の中に眠っているセンスを呼び覚まそう。

○と▷で原理をマスターし、自由自在に配色

印象に残る配色には、必ず原理の裏づけがある。この本では、配色に欠かせない基礎知識を○と▷で表している。○と▷の仕組みがわかれば配色の原理を自由自在に使いこなせる。

美しさとイメージの両輪

美しい配色であっても、イメージが合わない配色は効果がない。一致しない配色は混乱を生むだけで、単なる色の洪水になってしまう。良い配色は、美しさとイメージが一致した時にできる。

色表の数字は印刷の色指定に

カラー印刷で色を再現するにはセット4色(黒、青、紅、黄)を重ね刷りする。色票の数字は左から順に、黒-青-紅-黄の指定%である。色に記入されている数字を読み取れば、各々がどのような色のバランスで混色されているかがわかる。また、数字をそのまま転記すれば、カラ一印刷の色指定として使える

内田 広由紀 (著)
出版社 : 視覚デザイン研究所 (2000/4/1)、出典:出版社HP

第1部 配色の準備

第1日日 配色する前に−配色の準備 第3〜7日目のポイントを予習

眠っているセンスを呼び覚まそう
第1日目は配色のポイントを大まかに予習する。印象に残る配色には共通する<型>があること、美しい配色には原理原則が伴っていることを理解しよう。日常では気づかないが、これらの型や原理は実は自分の中に眠っていただけだったことがわかる。センスを呼び覚まして配色のイメージをふくらまそう。

1 眠っているセンスを呼び覚まそう

2 「型」が決まると印象に残る

原理が生きると印象深い配色になる
配色には一種の「型」があり、いずれかの型にすっきりまとまった時に、印象深い配色になる。
それらの型は色みや明るさ、鮮やかさの要素を組み合わせてできている。型の原理や効果をチェックして、自由に使いこなしてみよう。

3 楽しい配色をつくる方法

鮮やかな色で活気を出そう
アルプスの写真2枚を比べてみよう。どちらが活気があるだろうか。
正解は右。色を鮮やかにすると、一気に楽しい光景に変わる。左の写真は暗い印象で、観光する気分と似合わない。

4 混乱をしずめる方法

三要素を同化させる
混乱した配色をしずめるには、色相、明度、彩度のそれぞれの要素を近づける方法が基本。
それぞれの色には主役、脇役といった役割がある(P.28)。その役割に応じて、しずめてよい脇役は同化させて落ち着かせ、元気に目立たせたい主役はそのまま残す。これで混乱がおさまり、主役がはっきりと浮かび上がる。

内田 広由紀 (著)
出版社 : 視覚デザイン研究所 (2000/4/1)、出典:出版社HP