[デザイン技法図鑑]ひと目でわかる配色デザインの基本。

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一目瞭然の配色デザイン!

デザインの基本的なセオリーや手法を、ビジュアルで直感的に理解できるように構成されています。基礎を理解しながら学習でき、初学者におすすめの一冊です。デザインする際にパラパラと見ることで、デザインを考える際のヒントとなるものがたくさん見つかります。

柘植 ヒロポン (監修), MdN編集部 (編集)
出版社 : エムディエヌコーポレーション (2020/4/2)、出典:出版社HP

本書記載の内容について
本書で使用するすべてのブランド名と製品名および登録は、一般に各社の所有物です。
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はじめに

私たちの日常には、たくさんの色が溢れています。その中から1つの色を見つけるのは、とても難しいことです。例えば「使う色はいつも同じ」「色はなんとなく選んでいる」「好きな色ばかり選んで しまう」………..。このように、無計画に色を使っていると、せっかくのレイアウトが決まらなかったり、テーマが明確に伝わりにくいデザインになってしまいます。そして、「なんだか色って難しい」と思ってしまうのです。
でも大丈夫。難しいと思ってしまうのは、色の知識を知らないだけ。
色には論理的な考え方があり、最適な色を見つける近道があります。
本書は、色の基本知識、色のテーマに合わせた実践方法などを、初心者に向けてに視覚的にわかりやすく解説しています。気になるページからご覧頂き、色を知識的、直感的に感じてみてください。
ただし、本書は色知識の一部なので、あなたが表現した色が正しいかもしれません。デザインは「答えが1つ」ということはありません。あなたが繰り返してスキルを積み上げていけば、正しい色の選択も上手くいくでしょう。本書が色の活用の一助となればこのうえない幸せです。
柘植ヒロポン

柘植 ヒロポン (監修), MdN編集部 (編集)
出版社 : エムディエヌコーポレーション (2020/4/2)、出典:出版社HP

CONTENTS

はじめに INTRODUCTION
色ってなんでしょう?まずは色の構造について知りましょう。

色はなぜ見えるのか?
3つの条件が揃うと色が見える。
良い配色って何?「目的」に対して適切かどうか。
色には特定のイメージがある①
色には特定のイメージがある②
色相とは?
明度・彩度とは?
トーンとは?
自分らしさを表現する、季節によるファッション。

本書の使い方

CHAPTER1: レイアウトに役立つ色の基本
デザインで色を扱うときに知っておきたい色が持つ原理や効果について解説します。
1 暖色
2 寒色
3 色の大きさ(膨張色・収縮色)
4 色の距離(進出色・後退色)
5 色の重さ(軽い色・重い色)
6 色の質感(やわらかい色・かたい色)
7 無彩色
8 派手な色
9 地味な色
10 同系色(類似色)
11 反対色・補色
12 グラデーション
13 アクセントカラー
14 セパレーション
15 レビテーション
COLUMN:色が与える心理効果・面積対比

CHAPTER2: レイアウトに役立つ配色テクニック
表現したいイメージを実現するためのトーンや配色テクニックについてお教えします。
1 ビタミンカラー
2 スイート
3 トラディショナル
4 レトロモダン
5 プラスチックカラー
6 グラマラス
7 チャイルド
8 カジュアルポップ
9 ロマンティック
10 ノスタルジック
11 ガーリー
12 ベビー
13 テクノポップ
14 サブカルチャート
15 ゴージャス
16 ダンディ
17 シニア
18 サイケデリック
19 家庭的
20 カフェ風
21 スポーティ
22 フレンチ風
23 エコロジー
24 人工的
25 幻想的
26 わびさび
27 立体感
28 南国

色はなぜ見えるのか? 3つの条件が揃うと色が見える。

リンゴの色は、リンゴ自体に、固有の色が付いて「赤色」と認識しているのでしょうか? 私たちに色が見えるのは、それを照らしている光があって、その光がリンゴによって反射され、その光が視覚に入り、色が見えるのです。

良い配色って何? 「目的」に対して適切かどうか。

2色以上の色を組み合わせることを、「配色」と言います。色数が増えるほど、上手くまとまらなくなることはありませんか?色数が多い場合、「目的」に対して適切な色を選んでいるのか考えてみましょう。

色には特定のイメージがある①

色の受け止め方は千差万別ではありますが、少なからず共通要素はあります。一般的に、多くの人がどのようなイメージを持つかを知っていれば、色に意味や感情を持たせて使うことができ、テーマや目的を伝えやすくなります。

柘植 ヒロポン (監修), MdN編集部 (編集)
出版社 : エムディエヌコーポレーション (2020/4/2)、出典:出版社HP