【最新】ビジネスフレームワークを学ぶおすすめ本 – 実践できる入門から応用まで

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ビジネスフレームワークの視点を身に着けよう

ビジネスを新規で立ち上げたり、改善したり、拡大したりと常にビジネスは動いているものです。ここではそのようなプロセスをどのようにアイデアをだし、分析し、計画までに移すのか。今回はその流れのコンセントを理解し、会社、組織で実践できる書籍をご紹介します。

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出典:出版社HP

60分でわかる! ビジネスフレームワーク

ビジネスの問題解決のツールがわかる

ビジネスの課題に取り組み結果を出すための思考ツールである“ビジネスフレームワーク”について学ことができます。フレームワークをテンポよく紹介しているのでサクサク読み進めることができます。

ビジネスフレームワーク研究会 (著), 松江 英夫 (監修)
出版社: 技術評論社 (2019/5/10)、出典:出版社HP

Contents

Part1 正しい考え方を身につける!
ビジネスフレームワークを正しく使うために

001 論理的思考法を体系的にまとめた「フレームワーク」
002 コンサルタントがフレームワークを使って考えるワケ
003 いまさら聞けないフレームワークの効果
004 フレームワークは“魔法の杖”ではない
005 手段が目的化しないように気をつけよう
006 フレームワークを血肉化するために繰り返し使おう
Column 思考のクセ「認知バイアス」とは?

Part2 困ったときの対処法を知る
問題解決フレームワークの基本を身につけよう
007 分析から戦略立案、決断までのフローを俯瞰する
008 自社を取り巻く環境を分析する「3C」
009 競合や外部環境を分析する「SWOT分析」「TOWS分析」
010 似たことからヒントを得て発想する「NM法」
011 複雑な選択肢を整理できる「デシジョンツリー(決定木)」
012 フレームワークを使ってどのような結論を出せたのか?
Column 気をつけたい思考のクセ①「確証バイアス」

Part3 自分を知ってこそ有利な戦いができる
製品やサービスの長所・弱点を分析する
013 ライフサイクルから自社商品を分析する「PLC」
014 事業の効率的な組み合わせが見えてくる「PPM」
015 顧客を満足させる要素をあぶり出す「BMC」
016 自社の強みを明らかにする「コア・コンピタンス分析」
017 自社の商品・サービスの強み・弱みを把握する「VRIO分析」
018 事業をプロセスごとに分析する「バリューチェーン分析」
019 自社にとって必要な要素を浮き彫りにしてくれる「7s」
020 商品・サービス普及の基礎理論「イノベーター理論」
021 上位20%の重要性を説く「パレートの法則」
Column 気をつけたい思考のクセ②「正常性バイアス」

Part4 敵を知らなければ有利に戦えない
競合や外部環境を分析する
022 業界の魅力度を分析する「5F分析」
023 5つの戦略が立場を逆転させる「ランチェスターの法則」
024 マクロ環境とビジネスを結ぶ「PEST分析」
025 競合が少ない市場で有利に戦う「ブルーオーシャン戦略&ERRC」
026 とるべき競争戦略は3つしかない「ポーターの3つの基本戦略」
027 業界内での自社のポジションを知る「コトラーの競争地位戦略」
028 市場における客観的な位置を知る「ポジショニングマップ」
029 勝負できる立ち位置を見つける「STP分析」
Column 気をつけたい思考のクセ③「アンカー効果」

Part5 企画に行き詰まったときの処方箋
製品やサービス&販促のアイデアを練る
030 「売り手」視点でマーケティング戦略を立案する「4P」
031 「買い手」視点でマーケティング戦略を立案する「4C」
032 消費者の心理プロセスをまとめた「AIDMA」
033 ネット時代の消費者心理を示した「AISAS」
034 SNS時代の消費行動モデル「SIPS」
035 バラバラな意見や考え方をまとめる「KJ法(親和図法)」
036 6つの視点でブレストする「シックスハット法」
037 連想を芋づる式に広げて発想する「マインドマップ」
038 9つの切り口で発想する「オズボーンのチェックリスト」
039 7つの切り口で発想する「SCAMPER」
Column 気をつけたい思考のクセ④「自己奉仕バイアス」

Part6 困ったときに突破口が見えてくる
未来をより良くするために課題を解決する
040 問題の原因を突き止める「WHYツリー」
041 問題解決策を具体化させる「HOWツリー」
042 仕事を改善・効率化するのに役立つ「PDCA」
043 顧客満足度の向上に役立つ「QCD」
044 仕事の停滞要因を探り出す「プロセスマッピング」
045 ボトルネック解消で生産性を上げる「TOC(制約理論)」
046 お手本から学んで改善する「ベンチマーキング」
047 悪循環を抜け出すのに役立つ「システムシンキング」
048 失敗の反省を次に生かす「AAR」
049 「今」と「未来」のギャップを埋める「As-Is/To-Be」
Column 気をつけたい思考のクセ⑤「後知恵バイアス」

Part7 もっと強くなるための考え方を身につける!
個人と組織の能力をアップする
050 報告を簡潔にするだけでなく原因も突き止められる「5W1H」
051 部下に変化を促し、育成するための「GROWモデル」
052 失敗を繰り返さないための考え方「経験学習モデル」
053 暗黙知を形式知にする「SECIモデル」
054 Win-Winの解決策を導くための「ハーバード流交渉術」
055 チームビルディングの流れを示す「タックマンモデル」
056 長く付き合える関係づくりに役立つ「PRAM」
057 自分の意見をまとめるのに役立つ「PREP法」
058 プレゼンテーションを成功に導く「FABE法」
059 会議を意味あるものに変える「OARR」
060 コミュニケーションを円滑にする「ジョハリの窓」
061 明確な目標設定ができる「SMARTの法則」
062 職場環境の維持・改善のための「5S」
Column 気をつけたい思考のクセ⑥「内集団バイアス」

Part8 より効果的にフレームワークを活用する
ツールを組み合わせる&比較して選ぶ
063 「3C」⇒「SWOT&TOWS分析」⇒「4P」で統合的な戦略を立案する
064 「PEST分析」で「SWOT分析」の機会と脅威を導き出す
065 「5F分析」で外部環境を分析して競争戦略を選択する
066 自分視点と相手視点からマーケティング戦略を考える
067 「STP分析」⇒「4P」で新商品のマーケティング施策を考える

・付録
・索引

「ご注意」

ご購入・ご利用の前に必ずお読みください

本書に記載された内容は、情報の提供のみを目的としています。したがって、本書を参考にした運用は、必ずご自身の責任と判断において行ってください。本書の情報に基づいた運用の結果、想定した通りの成果が得られなかったり、損害が発生しても弊社および著者、監修者はいかなる責任も負いません。

本書は、著作権法上の保護を受けています。本書の一部あるいは全部について、いかなる方法においても無断で複写、複製することは禁じられています。

本文中に記載されている会社名、製品名などは、すべて関係各社の商標または登録商標、商品名です。なお、本文中にはTMマーク、®️マークは記載しておりません。

ビジネスフレームワーク研究会 (著), 松江 英夫 (監修)
出版社: 技術評論社 (2019/5/10)、出典:出版社HP

ビジネス・フレームワーク (日経文庫ビジュアル)

フレームワークにおける最強のハンドブック

基礎がわかりやすく解説してあり、ベースとしての考え方やビジネスの進め方などを学ことができます。フレームワークが網羅的に載っているので、辞書のような感覚で、何度も読み返したくなる一冊です。

堀 公俊 (著)
出版社: 日本経済新聞出版 (2013/8/9)、出典:出版社HP

まえがき

フレームワークとは、ものごとを考える上での枠組みを表したものです。
本書は、ビジネスでよく使うフレームワークを、69項目にわたり200種類あまり紹介したハンドブックです。ビジネスのエッセンスがコンパクトに凝縮されており、常にカバンに入れて持ち歩くことをイメージしてつくりました。
ここで紹介しているフレームワークの大半は、経営学者や経営コンサルタントが、ビジネスを考える上での思考ツールとして提唱してきたものです。古典的なものから最近流行のものまで、実にたくさんのフレームワークが世の中にあり、先人たちの努力には本当に頭が下がります。

すべての問題をイチから考えるのは大変です。あらかじめ「こう考えれば分かりやすい」「こう考えると答えが出しやすい」というものが分かっていれば大いに助かります。フレームワークがあることで、個人や集団の思考が加速され、スピーディな問題解決や意思決定ができます。
これらのフレームワークは、必要な視点を漏らさず、網羅的に検討できるようにつくられています。問題に当てはめて考えるだけで、合理的な答えが見つかりやすくなります。

加えて、フレームワークはロジカルに構成されたものであり、言語や文化を問いません。グローバルビジネスの共通言 語として、世界中の誰とでも同じ土俵で話し合うことができるのです。
フレームワークを身につけることは、ビジネスの基本を身につけることに他なりません。あまり馴染みのない方は、まずは各項目の見開き右ページの図解を一通りご覧ください。そうすれば、全体像がつかめると同時に、日ごろ抱えている問題にふさわしいものが必ず見つかるはずです。
すでにある程度知っている方は、「応用のヒント」適切な使い方を確認しつつ、馴染みのないフレームワーク集中的に学ぶようにしましょう。使えるフレームワークないと、逆にフレームワークにとらわれてしまうからです。
さらに深く知りたいという方は、本書ではスペースに限りがあるので、巻末の参考文献を参照していただければと思います。それでも足りなければ、文中にある考案者の名前を王がかりに、そのフレームワークが生まれた原著にあたることをお勧めします。

フレームワークの技術を身につければ、仕事のパフォーマンスや生産性が確実にレベルアップします。組織の創造性や 活性度が高まり、コミュニティや社会が抱えるさまざまな問題の解決にも貢献できます。
アイデア出しが行き詰まったときに、本書をパラパラとめくって発想の切り口を探してみましょう。オフィスの引き出しに入れておいて、資料づくりに活用するのもよいです。

会議の場に持ち込んでこっそり眺めれば、混迷する議論を整理するのに役立つはずです。
本書を肌身離さず持っておけば、状況に応じていろんな使い方ができます。フレームワークに込められた先人たちの習恵に華を咲かせるのは私たちなのです。

堀 公俊

堀 公俊 (著)
出版社: 日本経済新聞出版 (2013/8/9)、出典:出版社HP

目次

第Ⅰ章 戦略立案のフレームワーク
1 3C
2 SWOT(スウォット)
3 PEST(ペスト)
4 3M(ヒト/モノ/カネ)
5 7S
6 VRIO(ヴリオ)
7 5F(ファイブ・フォース)
8 ランチェスターの法則
9 競争戦略ポジショニング
10 PPM
11 アンゾフの成長マトリクス
12 バリューチェーン
13 バランス・スコア・カード
●Coffee Break 分からないものは、分けて考えよう。

第Ⅱ章 マーケティングのフレームワーク
14 STP
15 ポジショニングマップ
16 4P
17 プロダクトアウト/マーケットイン
18 製品ライフサイクル
19 イノベーター理論
20 パレートの法則
21 RFM分析
22 バリュー分析(CS/CE分析)
23 AIDMA (アイドマ)
●Coffee Break 相手に「イエス」と言わせるプレゼン術

第III 問題解決のフレームワーク
24 As is/To be (ギャップ分析)
25 特性要因図
26 ロジックツリー
27 プロセスマップ
28 ブレーンストーミング
29 SCAMPER(スキャンパー)
30 マインドマップ
31 親和図法
32 タイムマシン法
33 期待/課題マトリクス
34 プロコン表
35 ペイオフマトリクス
36 意思決定マトリクス
●Coffee Break なぜ、議論がかみ合わないのか?

第IV章 マネジメントのフレームワーク
37 マネジメント・ヒエラルキー
38 PDCA
39 QCD
40 5W1H
41 ムリ/ムダ/ムラ(3M)
42 5S
43 3現主義
44 ECRS(イクルス)
45 ハインリッヒの法則
46 CMMI(能力成熟度統合モデル)
47 DARR(オール)
48 SMART(スマート)
49 重要度/緊急度マトリクス
50 KPT(ケプト)
51 PREP(プレップ)
52 FABE(ファブ)
53 PRAM(ピーラム)
●Coffee Break ハンマーしかないとすべてが釘に見える

第Ⅴ章 組織開発のフレームワーク
54 MVV(ミッション/ビジョン/バリュー)
55 能力の3要素
56 Will/Skillマトリクス
57 欲求階層説
58 ジョハリの窓
59 ハーマンモデル
60 GROWモデル
61 経験学習モデル
62 ウォント/コミットメント
63 キャリアアンカー
64 ABC理論
65 PM理論
66 タックマンモデル
67 フォースフィールド分析
68 システムシンキング
69 レヴィンの変革モデル

索引
参考文献

本文DTP…….リリーフ・システムズ

本書を活用いただくにあたって(凡例)

・見出し語が英語の略語で、読み方がアルファベットそのままでないときは(たとえば「ABC」を「エービーシー」と読まないときは)、カッコ内に読み方を示しました。
・英語の略語には複数の読み方が使われていますが、本書では日本で一般的に使われていると筆者が判断したものを採用しました。国や企業・団体によって異なる可能性があります。
・そのほか、フレームワークの別名や、略語をスペルアウトしたもの(たとえば「3M」を「ヒト/モノ/カネ」と略さずに表したもの)を見出し語のカッコ内に示しました。
・敬称は、日本人・外国人とも省略しました。
・本書で紹介するフレームワークの大半は、経営学者や経営コンサルタントがビジネスを考える上での枠組みとして開発やすをしてきたものです。開発された方々の知恵と努力に深く敬意を表します。

1 3C 利害関係者の視点から考える

客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)という、経営に重要な利害関係のある3者の視点で分析をしてバランスのよい経営戦略を構築していきます。

基本のカタチ

ビジネスには必ず複数の利害関係者がからんできます。その中の代表選手が顧客、競合、自社であり、3Cで考えれば必要な視点をもらさずに検討できます。
顧客の視点にはミクロとマクロがあります。前者は想定される顧客の特性、ニーズ、行動パターンなどであり、後者は 市場の規模、構造(セグメンテーション)、成長率などです。

競合の視点とは、ライバルの数、強さ(シェア)、特徴、経営資源、戦略、差別化ポイントなどを意味します。新たな参人が考えられる場合は、可能性や参入障壁なども入ります。

自社の視点とはこれらを自分の会社に当てはめたものです。
そうやって、3つの視点で考えながら、ビジネスを成功させるためのポイントや勝ち筋を探していきます。私たちはどうしても自社の視点に偏り、1人よがりな分析をしがちです。3つの中で最も大切なのは、言うまでもなく観客の視点です。まずは、顧客を満足させる価値が提供できるかどうかを考えなければいけません。
次に競合の視点、つまり競争に際して優位性を持てるかどうかを考えることです。そして最後が自社の視点であり、優先順位を間違えないようにしましょう。
時には、利害関係者をもう1者加えて4Cにする場合もあります。
一般的には協力者(Cooperator)を加え、マーケティングを考える場合は流通者(Channel)を足します。

●3つの視点でビジネスを考える

●3Cを使って勝ち筋を見つけ出す

堀 公俊 (著)
出版社: 日本経済新聞出版 (2013/8/9)、出典:出版社HP

仕事のアイデア出し&問題解決にサクっと役立つ! ビジネスフレームワーク見るだけノート

ビジュアルでよくわかる

本書は、問題解決に頭を抱えがちなビジネスパーソンに贈るビジュアル版「フレームワーク」解説書です。図解イラストを直感的に理解しながら学ことができます。管理職から若手のビジネスマン方に是非お勧めしたい一冊です。

はじめに

知っているのといないのでは
大きな差がつくフレームワーク

ビジネスの現場で分析や意思決定、アクションを取るうえで役に立つのがビジネスフレームワーク(枠組み)です。フレームワークは先人の知恵ともいえるものであり、それを状況にあわせて活用することで、仕事を大幅に効率化できます。経営大学院(ビジネススクール、MBA)でも、通常2年間で数百のフレームワークを学びます。
本書は、著名なビジネスフレームワークの中から、通常のビジネスパーソンにとっても馴染みやすく使いやすいものを選んで紹介するものです。海外の学者やコンサルタントが考案したものもあれば、日本企業の現場で生まれてきたものもあります。
本書の特徴は2つあります。1つは、知っているだけで何も知らないより大きな差がつくものばかりだということです。若い人はもちろん、経験を多く積んだビジネスパーソンなら体感的に知っていること、あるいはどこかで聞きかじったことでも「なぜそうなるのか?」「どんな時に使えばいいのか?」と基本に立ち返ることできるため、感覚ではなくより実践的に使えるようになります。
2つめは、「見るだけノート」シリーズの特徴であるイラスト例。テキストだけでは覚えにくいものも、イラスト解説なら記憶に定着しやすいということです。特にビジネスフレームワーク初心者や文字が多い本で挫折した経験がある方にとっては非常に向いているといえるでしょう。
最後に1つ気を付けてほしいことがあります。それは、フレームワークは「こういうときには、こうすればいい」という解を自動的に出してくれる万能薬ではないということ。
条件や背景などの理解が正確でないと回違えた答えにつながることがあるので注意してください。
前述の通り、本書のビジネスフレームワークは全体の一部であり、変化する時代にあわせて新しいフレームワークも次々と生まれています。ご興味のある方は、本書をきっかけに、ぜひ他のフレームワークや経営学全体にも関心を寄せ、学んでください。

嶋田毅

Contents

はじめに

chapter01 問題発見&解決のためのフレームワーク
01 8つの問いを用いて問題を特定する
6W2H
02「なぜ?」で根本的な原因を突き止める
なぜなぜ分析
03 仕事の優先度を決めるキーとなる貢献度とは
貢獻度優先度。
04 緊急度と重要度で仕事の優先度を明確にする
緊急度/ 重要度マトリクス
05 それぞれの根拠を数値化して方針を決定する
意思決定マトリクス
06 問題の意味を知り解決のアプローチを探る
As is/To be ギャップ分析
07 要因を洗い出して解決すべき本質を見つける
特性要因図
フィッシュボーンチャート
08 問題に対して
理由を深掘りしていく
ロジックツリー
09 全体の流れを悪くしている原因を突き止める
ボトルネック分析
10 目標を立てただけに終わらせないタイムマシン法
タイムマシン法…………
11 ほかの人のアイデアをもとに発想を広げる
ブレインライティング
12 1つのキーワードから8の倍数分アイデアを増やす
マンダラート…
13 新しい発想を生み出すために物語をつくるフレームワーク
シナリオグラフ
14 定番の9つの質問で新たな視点を見つけ出す
オズボーンのチェックリスト
15 自分のイメージをほかの人と共有して実現する
アイデアシート
16 理想のストーリーを4コマにまとめてみる
ストーリーボード
17 選択するときはメリットとデメリットで比較する
プロコン表
18 アイデアをマップに落とし込み実現できるものを見つける
ペイオフマトリクス
column01フレームワークを理解するために 覚えておきたい! ビジネス用語集~第1章

chapter02 マーケティングのフレームワーク
01 社会の変化を予測して将来の戦略を立てる
PEST分析
02 対象顧客を明確にするセグメント化とターゲティング
セグメント化ターゲティング
03 ブルーオーシャンを見出すための分析ツール
戦略キャンバス
04 自社の製品サービスの顧客への認知度を知る
認知率分析
05 自社の経営環境を4つの要因で分析する
SWOT分析
06 お得意様をつくるのが重要になる理由
顧客ロイヤルティ分析
07 よいブランドであることが資産的価値を持つ
ブランド・エクイティ…
08 重要な役割を果たす上位の要素を見つけ出す
パレート分析…
09 製品が市場に登場して消えるまでの流れを知る
プロダクト・ライフサイクル(PLC)
10 製品が顧客に受け入れられていく過程を分析する
イノベーター理論 キャズム
11 既存悪客を切り分けでマーケティングに生かす
RFM分析
12 誰に何を売るのかを練るための分析フレームワーク
STP
13 自社の立ち位置を明確にして優位に立てる場所を選ぶ
ポジショニングマップ…….
14 自社製品のマーケティングで欠かせない4つの要素
4P分析
15 顧客の購買プロセスを知り、販売戦略に生かす
AIDA AIDMA
16 自社の経営資源の強みを知り、生産から販売まで幅広く生かす
コア・コンピタンス分析
column02 フレームワークを理解するために覚えておきたい! ビジネス用語集~第2章

chapter03 戦略を練るためのフレームワーク
01 ピラミッド原則でロジカルな主張を組み立てる
ピラミッド原則
02 2つのものごとの関係性を分析するフレームワーク
相関分析
03 購買動機を分析して戦略立案に生かす
KBF分析
04 他社の実力を知り、自社が勝てる道を探る
彼我分析
05 現在の状況を3つの視点で分析
3C
06 参入する業界を分析する基本のフレームワーク
5フォース分析
07 自社が優位に立ち回れる市場を見つけ出す
アドバンテージ・マトリクス
08 自社の経営資源の有効性を見極める
VRIO分析
09 価値を生む主活動とサポート活動を分析して長所を伸ばす
バリューチェーン分析
10 競争で優位に立つ方法をコストと範囲の面で判断する
3つの基本戦略、
11 企業の経営資源の基本であるヒト、モノ、カネを分析する
3M
12 自社の経営戦略をもとにしたビジネスモデルを考察する
ビジネスモデル
13 弱者でも生き残れる戦略を学ぶ
ランチェスターの法則
14 事業や商品の業界内でのポジションを明らかにする
プロダクト・ポートフォリオ・ マネジメント(PPM)
15 事業の成長・拡大を考えるブレストツール
アンゾフの成長マトリクス
16 SWOTの4項目を使って選ぶべき戦略を見つける
クロス SWOT
17 ビジネスモデル・キャンバスで発想をビジネスモデルに育てる
ビジネスモデル・キャンバス
18 ヒト・モノ・カネの3Mの関係性と流れをつかむ
スキーム図
19 プロジェクトやタスク管理に便利なガントチャート
ガントチャート
20 事業を効率よく進めるために組織図をつくる
組織図
21 目標を達成するまでの道のりをロードマップに落とし込む
ロードマップ
22 目標達成のために何をすべきか可視化できる分析ツール
KPIツリー…
23 目標はあいまいではなく挑戦的なものにする
SMART
column03 ルームワークを理解するために覚えておきたい! ビジネス用語集~第3章

chapter04 組織をマネジメントするフレームワーク
01 次に生かすために業務を振り返る
KPT…
02 業務を改善するためのサイクルを回す
PDCA
03 業務を仕分けして整理する
業務棚卸シート…
04 仕事の流れを書き出して整理する
業務フロー図
05 仕事の進捗を管理するPERT図
PERT 遂行評価レビュー技法
06 責任や役割を明確にして共有する
RACI
07 効率の悪い業務を見つけ出すダラリの法則
ダラリの法則 ムダ、ムラ、ムリ
08 組織が一丸となって動くための職場環境づくり
5S……
09 ヒヤリ・ハットを分析して事故を未然に防ぐ
ハインリヒの法則
10 業務を効率化するための4つの原則
ECRS
11 現場の気づきを拾い上げて生かす
業務改善提案シート
12 会社の存在意義と目的を共有する
ミッション・ビジョン・バリュー
13 希望・実現性・必要性でやりがいのある仕事を見つける
Will・Can・Must
14 組織のニーズと従業員の欲求の視点で仕事を分析する
Need・Want マトリクス…
15 自分も知らない自分を気づかせてくれるジョハリの窓
ジョハリの窓
16 モチベーションの根源を知り、従業員のやる気を引き出す
欲求階層説
17 メンバー同士の協力を促す組織づくりのフレームワーク
ウォント/コミットメント
18 リーダーに求められる資質を学ぶ
PM理論·
19 組織のキーマンを見つけ出し問題を解決する
ステークホルダー
20 メンバーの目標達成をサポートしてやる気を引き出す
GROWモデル…
21 マーケティング戦略を含めて商品企画書をつくる
商品企画書
22 目的を明確にしてイベントを企画する
イベント企画書
23 話を正確に伝えるための会話の組み立て方
PREP
24 理想と現実のギャップからプレゼンの構成を考える
TAPS
column04 フレームワークを理解するために覚えておきたい! ビジネス用語集~第4章

掲載用語索引
要参考文献

01 8つの問いを用いて問題を特定する

絡み合った問題を整理し、多面的に考察して定義できるフレームワークです。

問題を明らかにしたいときは6W2H。ものごとを具体的に表現することで、思考整理の助けとなる技法が「6W2H」です。義務教育で習うWhen(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)の6つの疑問詞「5W1H」に、Whom(誰に)、How much(いくらで)を加えるもので、8つの問いに答えることで、問題を具体的に定義することができます。絡み合ったものごとやテーマ、問題、課題などを整理し、多面的に考察するときに有効なフレームワークです。
最初に、問いのテーマを決め、フォーマットの中央部に書き込み、次に周りを囲むマス目に「When」「Where」「Who」「Whom」「What」「Why」「How」「How much」の問いかけの言葉を書き入れ、それぞれの問いかけに答えると問題が具体的になっていきます。このプロセスで、考えている「つもり」になっている部分や情報の偏りが明確になり、より本質的な問題点を浮かび上がらせることができます。問いに対してさまざまな角度から「ヌケなく、モレなく」記入する形なので、思考の枠を広げてそれまで気づいていなかった視点を得ることができるようになります。

ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70

頭の回転を速める手助けをしてくれる

本書は見開き1ページに一つのツールがシンプルにまとめられて紹介されており、タイトル通り「図鑑」として利用することができます。見開きで、完結しているため初心者でも分かりやすいよう構成されています。

株式会社アンド (著)
出版社: 翔泳社 (2018/8/29)、出典:出版社HP

本書内容に関するお問い合わせについて

このたびは翔泳社の書籍をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
弊社では、読者の皆様からのお問い合わせに適切に対応させていただくため、以下のガイドラインへのご協力をお願い致しております。下記項目をお読みいただき、手順に従ってお問い合わせください。
●ご質問される前に
弊社Webサイトの「正誤表」をご参照ください。これまでに判明した正誤や追加情報を掲載しています。
正誤表
https://www.shoeisha.co.jp/book/errata/
●ご質問方法
弊社Webサイトの「刊行物Q&A」をご利用ください。
刊行物Q&A https://www.shoeisha.co.jp/book/qa/
インターネットをご利用でない場合は、FAXまたは郵便にて、下記“翔泳社愛読者サービスセンター”までお問い合わせください。電話でのご質問は、お受けしておりません。
●回答について
回答は、ご質問いただいた手段によってご返事申し上げます。ご質問の内容によっては、回答に数日ないしはそれ以上の期間を要する場合があります。
●ご質問に際してのご注意
本書の対象を越えるもの、記述個所を特定されないもの、また読者固有の環境に起因するご質問等にはお答えできませんので、予めご了承ください。
●郵便物送付先およびFAX番号
送付先住所 〒160-0006 東京都新宿区舟町5
FAX番号 03-5362-3818
宛先 (株)翔泳社 愛読者サービスセンター

※本書に記載されたURL等は予告なく変更される場合があります。
※本書の出版にあたっては正な記述につとめましたが、著者や出版社などのいずれも、本書の内容に対してなんらかの保証をするものではなく、内容やサンプルに基づくいかなる運用結果に関してもいっさいの責任を負いません。
※本書に掲載されているサンプルプログラムやスクリプト、および実行結果を記した画面イメージなどは、特定の設定に基づいた環境にて再現される一例です。
※本書に記載されている会社名、製品名はそれぞれ各社の商標および登録商標です。

はじめに

皆さまには今、何か実現したいことはあるでしょうか。
新しいサービスをつくりたい、営業で成果を上げたい、チームのパフォーマンスを高めたいなど、日々さまざまな挑戦に励まれていることかと思います。
本書は、その実現したいことの解像度を高め、実現するためのカタチを作ること、共に実践する仲間を巻き込んでいくことを目的としています。何かやりたいことがある、何か解決したい問題がある。しかし何をどう実行すればよいのかがわからず、理想と現実の狭間でヤキモキしているという方にこそ、手に取っていただきたい1冊です。

「悩む」と「考える」は、似ているようでまったく異なります。「考える」とは、目的・ 目標となるゴールを目指して、それを達成するための戦略や方法論を考えることです。

一方、「悩む」とは、ゴールや制約が曖昧で、何を考えればよいかが不明確なまま、思いわずらっている状態をいいます。悩んでいる状態では、想いはあるのにうまく進まず、モヤモヤした気持ちを抱えることでしょう。

このような暗中模索な状態を脱し、一歩踏み出す機会や場を作るための1つの方法論として、フレームワークは心強い武器になると考えています。フレームワークの活用法について紹介している書籍はこれまでにも多数出版されていますが、本書では改めてその全体像と、厳選したフレームワークの解説をしています。そして、個人での活用だけでなく、組織やチームでの活用にポイントを置いて、内容を構成しています。自らの意志を持ち、何かに挑戦しようとする人にとって、問題解決の一助となれば幸いです。

最後に、私のこれまでの人生の中で、プランニング、マーケティングの体系を築いてくださった株式会社 企画塾 高橋憲行先生、即行動することの大切さを教えてくださった高橋恵さん、そして共に実践をしてくださったクライアントの皆様、出版のお声がけをいただいた翔泳社の秦さん、素敵なデザインを寄せてくださった next door design様に感謝致します。

2018年8月 小野義直

本書の使い方

本書では、ビジネスのさまざまな場面で使えるフレームワークを解説しています。
以下 のように、活用場面ごとに分類していますが、各フレームワークの使い方は1つだけではありません。ご自身の状況に合わせて、柔軟に利用してください。
解説の中にも、活用法のヒントが含まれています。

第1章 問題・課題を発見するフレーム(8種)
第2章 市場を分析するフレーム(13種)
第3章 課題解決のアイデアを練るフレーム(10種)
第4章 戦略を立案するフレーム(14種)
第5章 業務を改善するフレーム(10種)
第6章 組織をマネジメントするフレーム(11種)
第7章 他者に伝える・共有するフレーム(4種)

読者特典について

本書で紹介しているすべてのフレームワークは、PowerPoint形式のテンプレートを用意しています。そのままPCやタブレットで使っても便利ですが、紙に印刷してチームメンバーと話しながら書き込むのもよいでしょう。以下のURLよりダウンロードしてください。
翔泳社『ビジネスフレームワーク図鑑』特典ダウンロードページ https://www.shoeisha.co.jp/book/present/9784798156910
※「翔泳社 ビジネスフレームワーク図鑑」で検索しても見つかります。
※読者特典を入手するには、無料の会員登録が必要です。画面にしたがって必要事項を入力してください。すでに翔泳社の会員登録がお済みの方(SHOEISHA IDをお持ちの方)は、新規登録は不要です。

ページ紹介

本書には2つのタイプの解説ページがあります。1つは、フレームワークを使う前に知っておきたい基本的な考え方の説明です。もう1つは、フレームワークの使い方や記入例が掲載されたページです。

基本的な考え方の説明ページ

フレームワークの解説ページ

株式会社アンド (著)
出版社: 翔泳社 (2018/8/29)、出典:出版社HP

目次

はじめに
本書の使い方
読者特典について

序章 フレームワークを活用するために

第1章 問題・課題を発見する

STEP1 問題をあぶり出す
01 As is/To be
02 6W2H
03 なぜなぜ分析
04コントロール可能/不可能

STEP2 問題を整理する
05 ロジックツリー
06 課題設定シート

STEP3 優先順位の決定
07 緊急度/重要度マトリクス
08 意思決定マトリクス
コラム 他責と自責のどちらで考えるか

第2章 市場を分析する

STEP1 マクロ環境や自社について分析する
09 PEST分析
10 ファイブフォース分析
11 VRIO分析
12 SWOT分析

STEP2 顧客について分析する
13 パレート分析
14 RFM分析
15 ペルソナ
16 共感マップ
17 カスタマージャーニーマップ

STEP3 競合について分析する
18 4P分析
19 4P+誰に何を分析
20 バリューチェーン分析
21 コア・コンピタンス分析
コラム 定量・定性の違いをきちんと知っておこう

第3章 課題解決のためのアイデアを練る

STEP1 制限なくアイデアを発想する
22 ブレインライティング
23 マンダラート
24 形態分析法
25 シナリオグラフ
26 オズボーンのチェックリスト

STEP2 アイデアを形にしてみる
27 アイデアシート
28 ストーリーボード

STEP3 アイデアの評価と選択
29 プロコン表
30 SUCCESS
31 ペイオフマトリクス
コラム アイデア発想や評価の場面では「バイアス」に気を付けよう

第4章 9戦略を立案する
STEP1 戦略の方向性を考える
32 プロダクト・ポートフォリオマネジメント
33 アンゾフの成長マトリクス
34 クロスSWOT
35 STP
36 ポジショニングマップ

STEP2 どのように実現するかを考える
37 ビジネスモデル・キャンバス
38 スキーム図
39 AIDMA
40 ガントチャート
41 組織図

STEP3 目標を設定する
42 ロードマップ
43 KPIツリー
44 AARRR
45 SMART
コラム バックキャスティングとフォアキャスティング

第5章 業務を改善する
STEP1 結果を振り返る
46 KPT
47 YWT
48 PDCA(チェックシート)

STEP2 業務の状態を可視化する
49 業務棚卸シート
50 業務フロー図
51 PERT図
52 RACI

STEP3 改善策を考える
53 ムリ・ムダ・ムラ(ダラリの法則)
54 ECRS
55 業務改善提案シート
コラム 会議運営を担当する場合に押さえておきたいポイント

第6章 組織をマネジメントする
STEP1 目的を共有する
56 ミッション・ビジョン・バリュー
57 Will/Can/Must
58 Need/Wantマトリクス

STEP2 メンバー間の関係性の質を高める
59 ジョハリの窓
60 認知行動ループ
61 ウォント/コミットメント
62 PM理論
63 ステークホルダー分析

STEP3 メンバーのモチベーションを高める
64 動機付け・衛生理論
65 Will/Skillマトリクス
66 GROWモデル
コラム 会議を行う際はグランドルールを設定しておく

第7章 他者に伝える・共有する
STEP1 情報を伝える
67 商品企画書
68 イベント企画書
69 PREP
70 TAPS

フレームワークの活用MAP
フレームワーク活用場面の一覧表
参考文献・Webサイト

フレームワークを利用する際の心構え

基本的な考え方を知っておく

フレームワークの具体的な解説に入っていく前に、まずフレームワークとは何か、フレームワークが持つ役割とは何かということについて触れておきます。

フレームワークとは

まず初めに、「フレームワーク」とは何かについてお話しします。
フレームワークとは、「枠組み」のことです。何かを考えたり分析したりする際に一定の枠組みを設けることで、何を考えるべきなのか、何を整理すべきなのかを明確にし、思考を加速させることができます。
例えば「競合を調査しよう」と考えたとき、漠然と情報を収集するのではなく、4P(参照→18)の構成要素である「製品」「価格」「流通」「販売促進」の4つの要素について分解して考えた方が、具体的な情報を集められます。
このように、特定の目的を果たすために、目を向けるべきポイントや指標、範囲、流れなどを標準化した、先人たちが残してきた知の財産がフレームワークなのです。

自分たちに最適なフレームワークの活用方法を模索する

ただし、フレームワークは万能なのかというと、それは違います。問題解決のための大きなヒントをくれる存在ではありますが、フレームワークですべてがうまくいくわけではありません。個々の状況や目的によって、最適な枠組みというのは微妙に異なるからです。
フレームワークをまず埋めてみるという姿勢は大切ですが、それ自体が目的化してしまっては本末転倒でしょう。なぜそのフレームワークを使うのかを常に意識し、既存のフレームワークをカスタマイズして、自分たちにとって最も有効な活用方法を考えていくことが重要です。言うなれば、読者の皆様が、本書を『フレームワーク図鑑2.0」へアップデートしていくような、そんなイメージで活用してほしいと考えています。

共通の認識を作る

フレームワークとは「枠組み」のことで、思考を加速させる役割があると述べました。
さらにもう1つ、フレームワークには大きな役割があります。それは、問題解決に関わるメンバー間の「共通認識」を作ることです。
同じことを見聞きしても、人によって感じることや考えることは異なります。1つの目的達成に向けて複数のメンバーが関わる場合、認識がズレていると少しずつ歪みが生まれ、気付けば問題が深刻化し、企画やプロジェクトが空中分解してしまうことになりかねません。

例えば、アイデア発想の場面では、何を切り口として考えるのかという認識を揃えたり、目指している姿についての認識を揃えたりする必要があります。目標設定の場面では、意思決定の基準となる優先順位の認識を揃える必要があるでしょう。戦略や戦術の具体的なイメージを考えるときは、言葉の意味や定義を確認することが必要不可欠です。
1つの目的達成のために、部門や部署、組織間を横断したメンバーでチームを組むことが増えている現代において、認識を揃えること、共通の言語を持つことの重要性は増しています。それらを作っていくために、フレームワークは有効でしょう。

活用のために必要な視点

フレームワークを利用する際は、「Why」「What」「How」を意識する必要があります(ファシリテーターを担う場合は特に)。なぜフレームワークを活用するのか、それを用いて何をしようとしているのか、そしてどう使うのかといった視点を持って、それぞれのフレームワークを活用してください。
本書では、たびたびこの視点に触れながら、各フレームワークを紹介しています。個人での活用はもちろん、複数人での活用も意識しながら解説します。フレームワークで議論の内容を整理し、可視化して、次の議論へと歩みを進めていきましょう。

本書の構成について

本書では、70種類のフレームワークを、場面別に7つの章に分類して紹介しています。
全体として、問題の発見から解決までの流れに沿ってまとめました。問題解決までのステップは、時と場合、状況に応じて変わるものではありますが、どこから手を付けるべきか悩んだ際には、本書の流れを参考にしていただければと思います。

<本書の構成>
第1章:問題・課題を発見する
第2章:市場を分析する
第3章:課題解決のためのアイデアを練る
第4章:戦略を立案する
第5章:業務を改善する
第6章:組織をマネジメントする
第7章:他者に伝える・共有する

第1章~第4章は、主に問題発見から解決策の立案に関するフレームワークや考え方について扱っています。第5章~第6章では、それらを実行する際に使えるものを解説します。具体的には、業務の可視化や改善、組織のマネジメントに使えるフレームワークを紹介しています。第7章では、第1章~第6章で考えた内容を他者と共有する、もしくは提案する場合に役立つエッセンスを盛り込みました。
また、思考中に持っておくとよい視点を提供するという目的で、各フレームワークの解説ページでは「思考が加速する問い」をセットで紹介しています。各フレームワークへの入口となるような問い、視点を変える問い、アクションを促す問いなどを設定しました。
自分たちがフレームワークを最も効果的に活用するための問いを加えながら、活用してみてください。
そして、達成度を測る目印として、チェックポイントも掲載しています。フレームワークをどのくらい活用できているか、確認のために参考にしてください。さらに、各フレームワークのテンプレートと簡易なサンプルも掲載しています。

株式会社アンド (著)
出版社: 翔泳社 (2018/8/29)、出典:出版社HP

最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク

できる人間になるためのノウハウが満載

雑多に学ぶフレームワークが一冊にまとめられていて、内容も整理されています。ひとつひとつのフレームワークにシチュエーションがありイメージしやすいうえに、分かりやすい解説になっています。実際の現場でたいへん役に立つ1冊です。

三枝 元 (著)
出版社: ぱる出版 (2020/2/6)、出典:出版社HP

prologue

フレームワークとは、簡単に使えるビジネスの武器である

みなさんの身の回りでこんな人はいませんか?
・会議やミーティングの場で、スパッと切り口に分けて的確に論点を整理できる。
・プレゼンの場で、論点や根拠を明確にアピールできる。
・意思決定において総合的に分析して判断できる。
・決まったことを着実に実行できる。
・いろいろな角度からのアイデアをすぐに浮かべることができる。

「この人、もともと優秀なのかな」「きっと、経験が豊富なのだろう」と思われるかもしれません。しかし、これは正しくありません。彼らは、単に「思考の枠組み(観点)」を持っているだけです。
「思考の枠組み」があれば誰でも高いパフォーマンスを出せるのです。
この本は、どんな職種であれ、一般のビジネスパーソンが知らなければならないフレームワークをまとめたものです。フレームワークとは、「思考の枠組み」のことです。

フレームワークを持てば、何かあったときの整理がしやすくなり、結果が出しやすまた、1つ1つの経験を重ねるたびに、「どうすればなおよかったか」を明らかにでき、実り豊かなものにできます。

書店のビジネス書のコーナーを覗くと、実に多くのビジネス・フレームワーク本が出版されています。しかしこうした本は、社員のことなどまるで眼中にないし、実際に現場で使えるかどうかも二の次だったりします。なぜか?
著者は大抵、外資系コンサルティング・ファーム出身者や総研系のコンサルタントです。彼らは、経営幹部候補生や経営コンサルタントに向けたMBA(経営学修士)本のついででフレームワーク集を書いていることが多いからです。

一方で、一般の社員向けというと、フレームワーク本ではありませんが、経営者や著名人などが書いた「心構え」的なもの(いわゆる啓蒙書、教訓本)もあります。中にはよいことも書かれているでしょう。しかしながら、こうした本のイタイところは、あくまで個人の経験談や自己主張にとどまってしまっていることです。

なにか道徳の本のようで、客観的な根拠に乏しいという点では、所詮、上司や先輩の飲み屋での「語り」と同レベルです。また、読者は筆者と同じキャラクターや境遇ではないので、「行動を真似しろ」といわれてもムリがあります(たとえば「リスクを取れ」分の夢を追いかけろ」「苦労は勝ってでもしろ」など)。
本書は「世のフレームワーク本」と「教訓集」の欠点を補い、数多くのフレームワークの中から、現場の一般の若手社員のためのフレームワークを厳選したものです。

選考の基準は、
①すぐに使える
②誰でも使える
③妥当性が高い
の3点です。ぜひ、本書を机の引き出しの中に入れておいて、困ったときに使っていただきたいと思います。
あなたは必ずできる人になる

本書の使い方

・次のページに「1週間で『できる人』になるための予定表」を掲載していますので、これに沿ってお読みいただくとスムースです。
・フレームワークを目的に応じてチャプター別に分類しています。ご自分の興味があるところからお読みいただいてもかまいません。またフレームワークごとに「使う目的」を記載していますので、「今の仕事でどのフレームワークが必要なのか」探す際に参考にしてください。
・フレームワークごとに「必須度」をA・Bで記載しています。
・冒頭に架空のシーンを設定しています。まず「自分だったらどうするか?」考えていただくと、内容の理解が深まります。
・巻末に付録として「経営戦略、マーケティングのフレームワーク」を掲載しています。これらは一般のビジネスパーソンの業務で日常的に使うものではありませんので、必要に応じて参照していただければと思います。

目次

prologue
フレームワークとは、簡単に使えるビジネスの武器である

Chapter1 思考と意思決定のためのフレームワーク
1 仮説検証サイクル
2 重要度・緊急度マトリックス
3 帰納法
4 演繹法
5 MECE
6 ピラミッド・ストラクチャー
7 システム1とシステム2
8 6つの影響力
9 システム・シンキング

Chapter2 計画のためのフレームワーク
1 PDCA
2 SMART
3 5W1H

Chapter3 問題解決・改善のためのフレームワーク
1 ECRSの原則
2 生産性
3 80対20の法則
4 因果関係の3原則
5 三現主義
6 ダラリの原則
7 5S
8 価値式

Chapter4 コミュニケーションのためのフレームワーク
1 AIM
2 PREP
3 SUCCESSの法則
4 3つの交渉パターン
5 交渉の4つのステップ
6 3つの説得技法
7 説得への4つの心理抵抗

Chapter5 アイデア発想のためのフレームワーク
1 SCAMPER
2 類比法
3 シックスハット法

Chapter6 キャリア形成のためのフレームワーク
1 ビッグ・ファイブ
2 GRIT(やり抜く力)
3 7.2.1の法則
4 原因帰属理論
5 計画された偶発性理論

付錄
経営戦略・マーケティングのフレームワーク

おわりに

三枝 元 (著)
出版社: ぱる出版 (2020/2/6)、出典:出版社HP

Chapter1 思考と意思決定のためのフレームワーク

Chapter1では、思考と意思決定のためのフレームワークを取り上げます。
ルーティンワークであれば、ある程度の経験を積めば誰でもできるようになりますが、思考や意思決定は、経験を積むだけで誰でも上手くできるわけではありません。なぜなら、考え方の枠組み、考える方法についての知識が求められるからです。
一般的なビジネスパーソンの価値とは、思考や意思決定の質で決まると考えてよいです。たとえば上級管理職の報酬が高いのは、専門知識ではなく、高い思考や意思決定の質を期待されているからです。
私は普段、コンサルティング、ビジネスセミナーや研修、ビジネス資格の受験対策講座などで、幅広い世代のビジネスパーソンの方と数多く接しますが、意外と思考や意思決定の基本的な考え方を知らない方が多いと感じています。思考や意思決定というとなんだか難しそうですが、基本的な考え方を知っていればわりと簡単です。若いうちに思考や意思決定のフレームワークを知っていると、同世代の人たちに比べると、かなり有利になります。
ビジネスに限らず、私たちの生活は思考と意思決定の連続であり、キャリアを積むに連れその比重は高くなります。思考と意思決定のフレームワークを身につけて、ぜひよい結果を出してください。

1 仮説検証サイクル

使う目的期限が迫っている中である程度の精度の決論を出す
−シーン−
旅行代理店に勤務するユタカは、上司から5日間で新しいパッケージ・ツアーの企画書を出すように命じられた。もちろん、提案するツアーの根拠や費用対効果を数字で示さなければならない。
「とりあえずインターネット上で市場情報に関する統計データや、最近の旅行事情についての記事を片っ端から集めなきゃな」「同期のみんなにも意見を聞いてみよう」「いやいや企画室にも相談していろいろ情報を集めないと。本当に間に合うのかな…」。
他にも仕事を抱え、途方にくれたユタカは、どう対処すべきだろうか?

フレームワークの説明
仮説思考とは、まず先に「こうではないか」という決論を仮において、それに沿った根拠を集め、試してみて、その結果を最初の仮説に反映させて修正をし、仮説をブラッシュアップしていくという思考パターンのことです。

なぜ必要か?
よくあるパターンは、とりあえず入手できる情報を片っ端から集めるというものです。
たとえば、いろいろな人の意見を沢山の雑誌や新聞、書籍にあたったり、ネット情報を検索したりしてしまうことです。場合によっては、時間と費用をかけてアンケート調査までするかもしれません。情報は多いほど良い判断ができるというわけです。
このやり方がマズイのは、恐ろしく非効率なことです。結局は使わない情報まで集めてしまったり、判断の前提となる情報の入手待ちで態度を保留したり(例:世代別の年間旅行回数と費用総額がわかってから考えよう)、とりあえず集めた数多くの多様な情報を見ても手にあまり、結論が出せなかったりして、時間だけがムダに過ぎていきます。そして、期限直前となって、最終的には、乱暴に「えいや」で1つの結論を出すことになるのです。
さらに、せっかく時間をかけて仕上げても上司からダメ出しされてまた一からやり直しなんていうことになったら、それまでの苦労は水の泡です。
仮説思考により、限られた時間内で効率的にある程度質の高い結論を出すことができます。仮説思考を適切に行うには、①どんなに少ない情報からでも仮説を構築する姿勢、②「○○という条件だったら」といった具合に前提条件を設定して先に進む力、③時間を決めてとにかく結論を出す力が求められます。次のような仮説検証サイクルを展開していきます。

シーンの場合はどうするか?
今回のシーンでは、まず新サービスの企画を1つたて、ある程度その根拠づけをしたら、さっさと上司に見せて検証してもらい、修正するべきです。そして期限内に仮説が練り上げられるまで、このサイクルを繰り返すのです。1人でうんうんと悩んで抱え込んだら最悪です。おおよそ次のようなスケジュール感が考えられます。

コンセプトのラフな私案作成(仮説) 2日めまで
私案を裏付ける情報収集(根拠づける)
上司にラフ案を提示し反応を見る 3日めまで
(試す、効果を測定する)
上司からフィードバックをもらう(学ぶ)
私案を修正する(仮説の修正) 4日めまで
最終案を上司に再提出する 5日めまで

仕事とは「期限内で」「まずまずの成果(完璧な成果ではない)」を上げることである。
まず仮説をたて、試して、検証しよう!

三枝 元 (著)
出版社: ぱる出版 (2020/2/6)、出典:出版社HP

図解でわかるビジネスフレームワーク いちばん最初に読む本

誰でも理解できてすぐに役立つ!

本書は、すぐに役立つ70のフレームワークを厳選して紹介しており、そのしくみや、どんな場面でどのように使ったらよいのかという使い方を、わかりやすい図解をもとに実践的に解説してあります。とても丁寧にまとめられた一冊です。

福島 正人 (著), 岩崎 彰吾 (著)
出版社: アニモ出版 (2020/6/16)、出典:出版社HP

はじめに

ビジネスのさまざまな場面で役立つのが「フレームワーク」です。
問題を整理するとき、アイデアを生み出すとき、わかりやすく物事を伝えるときに、フレームワークは役立ちます。計画を立てるとき、話し合いをするとき、戦略を策定するときにもフレームワークは役立ちます。

本書では、各種フレームワークを70項目に分けて紹介しています。
1項目を見開き2ページにまとめ、活用方法がイメージできるように図解を使って説明しています。本書を開けば、あなたの仕事に役立つフレームワークが見つかるでしょう。
フレームワークには、次のような特長があります。

・「自己流」ではなく「王道」
「自分だけが理解できる」といった自己流の考え方では、仕事はうまくいきません。フレームワークは、誰もが共通して理解できる王道の方法です。

・「バラバラな品質」ではなく「安定した品質」
品質が安定しないと、仕事を任せてもらえません。フレームワークを活用すれば、常に安定した品質で成果を出し続けることができます。

・「時間をかけて」ではなく「短時間で」
ビジネスの現場では、限られた時間で成果を出すことが求められます。フレームワークは枠組みを使って考えるので、より短時間で成果を出すことができます。
本書があなたの仕事の一助となれば幸いです。

2020年5月
福島正人・岩崎彰吾

◎フレームワークは、さまざまな場面で役に立つ!◎

さあ、さっそくページをめくってヒントを見つけましょう!

福島 正人 (著), 岩崎 彰吾 (著)
出版社: アニモ出版 (2020/6/16)、出典:出版社HP

もくじ

はじめに

第1章 問題を整理するときに使えるフレームワーク
1 As is To be
~問題を明確にする~
2 5W3H
~情報整理の基本フレーム~
3 QCD
~品質最優先とは限らない〜
4 合理化の3S
~3つの切り口で業務を改善する~
5 4M
~品質管理やカイゼンに役立つ~
6 5S (ごえす)
~職場の環境美化・効率化・人材育成につながる〜
7 フィッシュボーン(特性要因図)
~体系的に問題を整理する~
8 ECRS(イクルス)
~業務改善のフレームワーク~
9 パレート分析
~重要度を把握する手法~
10 時間別マトリクス
~時間で区切って整理する~
11 地域別マトリクス
~地域で区切って整理する~
12 要素分解
~分解して具体化する思考法~
13 WHATツリー(ロジックツリー 1)
~物事を分解して考える~
14 WHYツリー(ロジックツリー2)
~なぜを繰り返して原因を追究する~
15 HOWツリー(ロジックツリー3)
~具体的な解決策を導き出す~
16 MECE(ミッシー)
〜モレなくダブリなく分類する~
コラム 「習慣」選挙

第2章 組織・コミュニケーションで使える フレームワーク
17 組織の3要素
~人が集まっただけでは、組織とはいえない~
18 組織のライフサイクル
~組織にも成長段階がある~
19 動機づけ要因・衛生要因
~不満を防止し、満足度を高める~
20 PM理論
~リーダーに求められる2つの機能~
21 SL理論
~部下の成熟度に合わせたリーダーシップスタイル〜
22 SECI(セキ)モデル
~暗黙知を形式知に変えるプロセス~
23演繹(えんえき)法
~一般論から具体的な結論を導き出すアプローチ法~
24 帰納(きのう)法
~具体例を集めて一般化するアプローチ法~
25 ホールパート法
~体系的に物事を伝える方法~
26 PREP(ブレップ)法
~わかりやすく伝える方法〜
27 DESC(デスク)法
~自分も相手も尊重するコミュニケーションスタイル〜
28 空・雨・傘
~事実を解釈し、行動を導き出す~
29 説得の3要素
~説得するために大切なこと~
コラム よい上司・よい経営者に必要なスキル

第3章 アイデア創出・会議で使えるフレームワーク
30 オズボーンのチェックリスト
~アイデア発想に使える9つの切り口〜
31 マンダラート
~9×9マスでアイデア創出・目標達成~
32 シックスハット法
~多面的に物事を検討する方法〜
33 弁証(べんしょう)法
~よりよい状態をめざすアプローチ法~
34 メリット・デメリット法
~プラス・マイナスの両面で整理する~
35 ペイオフ・マトリクス
~優先順位を整理する方法〜
36 意思決定マトリクス –
~精度が高い意思決定法~
コラム 脳のなかで嵐を起こす

第4章 計画作成・目標達成で使えるフレームワーク
37 マズローの欲求5段階説
~生理的欲求から自己実現欲求へ~
38 Will. Can ,Must
~何をやりたいか、何ができるか~
39 ジョハリの窓
~自分が知らない自分を見つける~
40 リフレーミング
~マイナスをプラスに変える~
41 ABC理論
~信念が変われば結果が変わる~
42 GROW(グロウ)モデル
~目標達成のためのフレームワーク~
43 SMART(スマート)
〜目標を設定する5つの視点~
44 ステップアップ法
~着実に目標に近づくための計画法~
45 PDCAサイクル
〜マネジメントの基本サイクル~
46 OODA (ウーダ)ループ
~意思決定のスピードアップ~
47 重要度・緊急度マトリクス
~重要度と緊急度で優先順位をつける~
48 KGI・KPL
~ビジネスの目標を数値化して進捗管理する~
49 KPT(ケプト)
~定期的に振り返り、改善する~
コラム キャリアプランで使えるフレームワーク

第5章 戦略策定で使えるフレームワーク
50 SWOT(スウォット)分析
~会社や事業の分析に役立つ〜
51 クロスSWOT
~戦略案を導き出す方法~
52 自分SWOT
~あなたの強みは何ですか?~
53 PEST(ベスト)分析
~マクロ環境を分析する4つの視点~
54 VRIO(ブリオ)分析
~自社の経営資源を分析する~
55 3C分析
~ビジネス環境を分析するフレームワーク~
56 コトラーの競争地位別戦略
~業界内の4つのポジション~
57 PPM
~経営資源の最適配分を考える~
58 バリューチェーン
~付加価値の視点で企業活動を分析する~
59 ファイブフォース分析
~競争環境を分析する5つの視点~
60 バランス・スコアカード
~経営目標を達成するための4つの視点~
61 ポーターの3つの基本戦略
~競争戦略の基本形~
62 アンゾフの成長ベクトル
~成長戦略を考えるフレームワーク~
63 損益分岐点
~目標売上や利益を検討する~
コラム 社外で通用する力

第6章 マーケティングで使えるフレームワーク
64 4P(マーケティングミックス)
~マーケティング戦略の定番フレーム~
65 プロダクト3層モデル
~製品の価値を考える3つの切りロ~
66 プロダクトライフサイクル(PLC)
~製品の誕生から衰退まで~
67 イノベーター理論
~新商品が普及するプロセス~
68 STP
~標的市場を定めて他社との差別化を図る~
69 AIDMA (アイドマ)
~購買決定プロセスを販売促進に活かす~
70 AISAS (74+7)
~インターネット時代の購買プロセス~
コラム フレームワークのその先に162

おわりに

カバーデザイン●水野敬一
本文DTP&図版&イラストの伊藤加寿美(一企画)

第1章 問題を整理するときに使えるフレームワーク

1 As is/To be ~問題を明確にする~

As is To beとは

「As is/To be」は、問題を明確にするフレームワークです。As is (現状)とTo be(あるべき姿)を整理し、そのギャップ(=問 題)を明らかにします。売上の問題、不良品の問題、人材育成の間 題等、さまざまな問題の明確化に役立ちます。
たとえば、あなたの部下に残業時間が多い人がいたとしましょう。
「残業を少なくしなさい」と注意するだけでは、なかなか問題は解決できません。問題を定義し、具体的な対策を講じることが必要です。
調べてみると、先月の残業時間(Asis)が45時間だったことが わかりました。今月の目標残業時間(To be)を30時間以内に設定し、ギャップ15時間(=問題)を埋めるための対策を考えます。「ムダな仕事を洗い出し業務量を減らす」とか「ノー残業デーを設定する」など、ギャップの15時間を埋める対策を実施すれば、あるべき姿(To be)に近づくことができます。

新商品・新サービスの開発にも活用できる

Asis/To beは、新商品・新サービスの開発にも活用できます。 たとえば、携帯電話は「外でも通話できるようにしたい」(To be) をめざして、開発されました。その後「サイズを小さくしたい」「写真も撮れるようにしたい」「インターネットを使えるようにしたい」等のTo be (あるべき姿)をめざして、どんどん進化していきます。
ポイントは、「こんな商品があったらいいな」「こんなサービスを つくれないかな」というTo be(あるべき姿)を描くこと。現状に 甘んじず、あるべき姿を描けば、新しい商品・サービスのヒントが見つかります。

◎「As is / To be」の考え方

◎「As is / To be」は新商品・新サービスの開発にも使える。
<例:日本の携帯電話>

福島 正人 (著), 岩崎 彰吾 (著)
出版社: アニモ出版 (2020/6/16)、出典:出版社HP

マジビジプロ ハンディ版 新人コンサルタントが最初に学ぶ 厳選フレームワーク20 (マジビジプロハンディ版)

実用性の高いフレームワーク集

PDCAサイクルや4P分析などフレームワークはたくさんありますが、いつどんな場面で何を使えば良いのか、わからないことも多いですよね。本書では、実際に利用されることが多いフレームワークを20個にしぼって、使い方の例を挙げながら詳しく紹介しています。デスクに置いて必要な時に読めば、仕事の効率アップ間違いなしの一冊です。

株式会社フィールドマネージメント (著), 並木 裕太 (監修)
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2016/2/20)、出典:出版社HP

はじめに

書店には「問題解決」や「ロジカルシンキング」をテーマとした書籍がたくさん並んでいます。フレームワークのテクニックにフォーカスしたもの、思考の仕方に重きを置くもの、マーケティングやファイナンスにテーマを絞ったものなど、バリエーションはさまざまです。

それらを数冊読んでみると、2つのことに気づきます。
1つ目は、それぞれ切り口は異なるものの、紹介している思考法は、同じテクニックやフレームの焼き直しであること。
2つ目は、基本的なフレームワークを総集編のように網羅した形で編集されたものが、実はほとんどないことです。

本書の特徴の1つは、新人コンサルタントが最初に学ぶ基本的なフレームワークを厳選してご紹介していることです。
執筆に携わったのは、わたしを含め、我が社に所属するコンサルタントから選抜した10名。この10名のコンサルタントで担当したプロジェクトはのべ100プロジェクトを超え、のべ50年のコンサルティング経験を有するメンバーです。
ご紹介するフレームワークは、その経験から、最も使用頻度が高く、そして実用性の高い20個です。これらを読み通していただければ、フレームワークというツールの主役を網羅したと言えますし、さらに日々のビジネスの課題を整理することに十分対応できるはずです。
コンサルタントって、なんだかすごく仕事ができる賢い人のように見えていたけど、フレームワークを使っていただけだったのか!という真実(?)に気づくかもしれません。
もう1つの本書の特徴は、「フレームワークって、外資とかコンサルっぽくて自分には関係ない」と思っている方にこそ読んでいただけるよう、さまざまな事例を紹介していることです。中には、飲み会の集客や恋愛にフレームワークを使った事例もあります。

そもそも、フレームワークは目的ではなく、道具です。ビジネスの考え方や整理の「型」なのです。先人たちの知恵の詰まった道具を使って、仕事の効率を上げ、大切な「考える」時間に集中してください。

本書のフレームワークをすべて使う必要はありません。今使えるのは1つか2つでいいのです。でも、仕事で問題に直面したとき、経験のない仕事を急に振られたとき、本書を開いてください。きっと、あなたを助けてくれるフレームワークが見つかるはずです。
いつもあなたのデスクに置いてあって、困った時には開いてみる。本書がそんな存在となれば幸いです。

株式会社フィールドマネージメント (著), 並木 裕太 (監修)
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2016/2/20)、出典:出版社HP

目次

はじめに

Part1 思考のフレームワーク
01 MECE
すべての基本となるフレームワーク
彼女へのプレゼントをMECEで考えよう!
02 空雨傘
当たり前だけどなかなかできない問題解決のプロセス
空雨傘で、「5年で離職」のナゾを解く
03 WHY5回
思考を深めるフレームワーク
WHY5回で、より深みのあるアクションプランをつくろう!
04 ロジックツリー
MECEを構造化・可視化したフレームワーク
ロジックツリーで、スキルアップの時間を捻出する
05 80/20
自然界からビジネスまでさまざまな事象にあてはまるフレームワーク
80/20で、レストラン経営の課題を解決しよう!
Column 思考のフレームワークはプロ野球選手のフォーム改造と同じ

Part2 事業・プロジェクトのフレームワーク
06 3C/4C
現状把握の最も基本的なフレームワーク
3Cの視点からPCの新製品開発をしてみよう!
07 SWOT
内部要因と外部環境要因から自社の強みを考えるフレームワーク
SWOTでシャッター街の活性化を考える
08 FAW
業界の競争構造をとらえるフレームワーク
FAWから見る国内テレビ市場
09 PPMマトリクス
製品への投資を見極めるマトリクス
マトリクスで、投資すべきスキルを見極めよう!
10 ビジネスシステム
付加価値が創造されるプロセス
ビジネスシステムから見たアップルの強み
Column 織田信長はプロジェクトのフレームワークの達人

Part3 マーケティングのフレームワーク
11 4P/5P
マーケティングの基本となるフレームワーク
4Pから見るアマゾンのキンドル戦略
12 セグメンテーション
セグメンテーション効果的なマーケティングのための消費者のグルーピング
ニーズ・ベースのセグメンテーションで百貨店の客層を見てみよう!
13 ブランド・コンセプト・ピラミッド
ブランドが成り立つ要素を可視化するフレームワーク
ブランド・コンセプト・ピラミッドで見る
ブランドの優等生「BMW」
14 AIDA
消費者が購買にいたるまでの意思決定のプロセス
AIDAで分析する、ついついファーストフードに寄ってしまうワケ
Column 野村ID野球に見るマーケティングの神髄

Part4 組織・チームのフレームワーク
15 7S
組織改革の要素を網羅するフレームワーク
会社の組織改革案を7Sで分析しよう!
16 ウィル・スキルマトリクス
やる気と能力で人材を見極めるフレームワーク
ウィル・スキルマトリクスで見る正しい部下の伸ばし方
17 RACI
プロジェクトを成功に導く役割分担のフレームワーク
RACIでサクサク!サークル新歓プロジェクト
18 8つの無駄
日本が誇る製造業から生まれた効率化のフレームワーク
会社と自宅で8つの無駄を洗い出す
19 インフルエンス・モデル
変革を実現させるためのフレームワーク
インフルエンス・モデルを使って社内イベントを盛り上げよう!
20 PDCA
プロジェクトを確実に実行するプロセ
PDCAで、恋愛だってうまくいく!
Column アメリカ陸軍が世界最強でいつづけられるワケ

Part5 練習問題
プロ野球チームのチケット販売収入を増加させるには?

Part6 ワークシート集

あとがき

株式会社フィールドマネージメント (著), 並木 裕太 (監修)
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2016/2/20)、出典:出版社HP

Part1 思考のフレームワーク

LESSON 01
MECE すべての基本となるフレームワーク

5分。今あなたに5分あれば、本を閉じる前に、この4ページだけでも読んでみてください。
本書は問題解決のための基本的なフレームワークをまとめた本ですが、大げさに言えば、そのエッセンスがこの4ページに詰まっています。
すべてのフレームワークはもちろん、ロジカルシンキングやさまざまな問題解決手法に共通する、基盤となる概念。それがMECE(ミーシー)です。

問題解決に強くなる第一歩は、MECEを理解し、自由に使いこなすことから始まります。逆に言えば、MECEができなければ、どんなフレームワークも活用できません。
さらに言えば、MECEを自由自在に使いこなせるならば、自ら新たなフレームワークを生むことすら可能になります。

下の図を見てください。

MECE(ミーシー)

A、B、そしてCの3つの要素がぴったりと接し合い、全体として長方形を形作っていますね。
A、B、Cは、それぞれに重複がなく、かつそれらの集合は全体(長方形)を漏れなくカバーしています。この状態がMECEです。

MECE(ミーシー)とは、Mutually Exclusive & Collectively Exhaustiveの頭文字を取った言葉です。直訳すると「相互に排反しているが、それらの総和は世の中のすべてを包括する」という意味になります。要するに、「モレなく、ダブりなく」ということですね。
この「MECE = モレなく、ダブりなく」が、これからこの本で紹介するすべてのフレームワークに共通する大原則となっています。

営業戦略を考えるとき、原因を究明するとき、どんなときも、「抜けモレ」がないか「重なり」がないかをまずは考えるようにしてください。
左ページのMECEでない例を見て、なぜMECEに考えることが肝要なのか、ご理解いただければ幸いです。

MECEでない例

1.抜けモレがある
「我が社のデオドラント製品は30代の独身女性と女子大学生を狙っているが、ここ数年売り上げが落ちている。どうすれば、これらのターゲットに当製品をもっと売れるだろうか」
議論の対象に抜けモレがあり、MECEになっていません。このままプロジェクトを実施すれば、「この製品の制汗力は、40~50代の男性にも魅力的だ。同じ商品を新しいターゲットに売り込むことを検討しよう」などの視点が欠落します。
検討を始める前に、解決策の方向性が1つに決まってしまっているために、より良い解決策を見つける可能性をつぶしてしまっています。

2.重なりがある。
「ウチの店には男性しか来ない。でも、これから女性も狙っていきたい。あとは、若者をどう呼び込むかも悩みの種だ」
MECEに考えるクセがついていれば、「女性の若者と中年以上、男性の若者と中年以上の4つに分けて考えるとどうですかね。どの来店客が最も多くて、それぞれ近年ではどう変化していますか」とクリアに現象をとらえることができます。

3.抜けがあり、重なりもある
「新商品の販売戦略だが、どの客層に力を入れていくか議論をしたい。これは女性向けの商品だから、『働く女性』『子育てママ』『女子大生』の3つを考えよう」
このケースは、モレもダブリもありますね。働きながら子育てをしている女性は、「働く女性」と「子育てママ」どちらにも該当します。一方で、子供のいない主婦はどこにも分類されず、漏れています。
このような状態では、全体を把握できず、部分的な議論になってしまいます。また、ワーキングマザーに最も需要がある商品だとしたら、そもそもターゲットにさえ入っていないため、大きな機会を逃してしまうことになります。

MECE 事例 彼女へのプレゼントをMECEで考えよう!

①彼女へのプレゼントをMECEで考える
「彼女と付き合って3年目。ブランドのバッグ、アクセサリーに、花束……そろそろリストも尽きてきた。今年の誕生日はサプライズな贈り物にしたいな」

「なるほどな。じゃあ、MECEにプレゼントをとらえてみることにするか。
まず、今までのプレゼントは、ぜんぶ形に残るものだよな。でもさ、形には残らなくても、その場でばっちりお前の気持ちが伝わるプレゼントもありうるよな」

「そうか、まずは形に残るか残らないかってのがあるな……コンサートとか。でもさ、形に残るものもやっぱり買おうと思うし、両方だとお金がかかるな……」

「じゃ、形に残るけれどお金がかからないものを選べば?手紙なんかはまさにそれだ」

「確かに。彼女に面と向かってお礼を言ったことないなぁ」

「どこか夜景がきれいな場所にでも行ってさ、ありがとうって伝えなよ。ロマンチックだけど、タダだ」

「ガソリン代を考えると、完全にタダってわけじゃないけど」

「お前さ……」

付き合って3年目、サプライズなプレゼントを贈るには

②すべてのフレームワークは、MECEに構成されている
この本で、これから登場するたくさんのフレームワーク。実はこれらはすべて、MECEに構成されています。
また、一見複雑に見えるフレームワークも、MECEという視点から切り取ってみると、単純につくられていることがわかる場合もあります。
たとえば、「アンゾフの製品・市場成長マトリクス」。
これは、イゴール・アンゾフという経営学者が考えた、企業の成長戦略の方向性を分析・評価するためのフレームワークのことです。
一見難しそうですが、これをMECEという視点で切り取ってみれば、実は「誰に対して」「どんな製品を」販売することで成長するのか、というとてもシンプルな構造だということがわかります。
「対象とする顧客の種類」と「販売する製品の種類」という、たった2つの軸を組み合わせただけだったんですね。

このように、MECEという武器を身につけておけば、ビジネスでもさまざまな場面で役立つのです。

アンゾフの製品・市場 成長マトリクス

株式会社フィールドマネージメント (著), 並木 裕太 (監修)
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2016/2/20)、出典:出版社HP

ひらめきとアイデアがあふれ出す ビジネスフレームワーク実践ブック

複数のフレームワークを組み合わせた例も紹介

本書では、実際に職場で使われているフレームワーク40個以上を見開き1ページずつで簡潔に、かつ重要部分を抑えてわかりやすく解説しています。一つ一つのフレームワークの内容やメリット、使用用途がわかるだけでなく、目的に合わせて複数のフレームワークを利用する方法も紹介されています。

栄前田 勝太郎 (著), 竹田 哲也 (著), 宮木 俊明 (著)
出版社: エムディエヌコーポレーション (2020/7/28)、出典:出版社HP

はじめに

この本は、あなたの目の前の仕事を、今よりもっと楽しくするために書かれました。

・やらなければならない仕事を効率的に終わらせる
・モヤモヤした仕事のなかから光を見いだす
・これまでの仕事に捉われず自由に発想する
・チームで有機的に仕事を進める

もしも、こんな成果を実現してくれる“魔法の杖”があったらどうでしょうか。

「ビジネスフレームワークで、そんなことが本当にできるの?」
そんな風に思われた方がいらっしゃるかもしれません。大丈夫です。これから、あなたが抱く疑念を晴らしたいと思いますので、どうかもう少しだけお付き合いください。
例えば、あなたの目の前に逃げ出したくなるような仕事があるとします。とても面倒で困難な仕事です。そうした仕事に、もし偉大な先人たちや活躍しているビジネスエリートだったら、どのように取り組んでいくのか、興味はありませんか?
実は、フレームワークを効果的に使うことが、それを体感する確実な方法のひとつなのです。なぜなら、フレームワークとは、偉大な先人たちの「効果的かつ建設的な考え方」を結晶化し、数多のビジネスマンにより現場で磨かれることで、使用方法が確立されてきたものだからです。目的に合わせて活用できれば、“魔法の杖”のように、あなたの内なる力を呼び覚まし、仕事を楽しくしてくれます。
一方で、使い方を間違えると、まるでバッテリーの切れた電動自転車のように、あなたの足を引っ張ることになりかねません。だからこそ、この本を読んでいただきたいのです。
本書は、フレームワークを取り扱う基本的な考え方から始まり、「ビジネス現場の第一線で有効活用されているフレームワーク」を厳選して、使用方法をていねいに紹介しています。さらに、みなさんの仕事に合わせてカスタマイズして使うヒントや、自在に操る実践方法まで実例を元に解説しました。
楽しく仕事を続けた先には、必ず人としての成長があります。あなたの成長の物語の脇役として、この本が少しでもお役に立てたら、私たちにとってこの上ない喜びです。

さぁ、これからいっしょに、“魔法の杖”を探索する旅に出でかけましょう!

2020年6月
著者を代表して 宮木俊明

栄前田 勝太郎 (著), 竹田 哲也 (著), 宮木 俊明 (著)
出版社: エムディエヌコーポレーション (2020/7/28)、出典:出版社HP

Contents -目次-

はじめに
本書の使い方

Chapter1 知る−フレームワークは思考の「型」
フレームワークは「使う」のがゴールではない
「問い」と「対話」が思考を広げる
思考や対話を加速させるフレームワーク
問題解決は「課題」を正しく見つけることから
プロセスを「見える化」するフレームワーク
フレームワークを利用するシーン

Chapter2 守る−「型」通りに考えてみる
「型通り」の実践が近道になる
情報整理:ロジックツリー
情報整理:MECE
情報整理:As is/To be
情報整理口:ステークホルダーマップ
情報整理:ペイオフマトリクス
事業分析:3C/4C
事業分析:SWOT分析
事業分析:PEST分析
事業分析:VRIO分析
顧客理解:ペルソナ
顧客理解:共感マップ
顧客理解:カスタマージャーニーマップ
発想法:HMW
発想法:ブレインライティング
発想法:Yes, And
発想法:マンダラート
発想法:レゴ®シリアスプレイ®
体験設計:AIDMA
体験設計:AISAS
体験設計:AARRR
体験設計:PASONAの法則
体験設計:ストーリーボード
体験設計:シナリオ・プランニング
戦略設計:バリュープロポジションキャンバス
戦略設計:ポジショニングマップ
戦略設計:ビジネスモデルキャンバス
戦略設計:リーンキャンバス
戦略設計:クロスSWOT
自己理解:Will Can Must
自己理解:ジョハリの窓
自己理解:Being Doing Having
自己理解:Need/Wantマトリクス
目標設定:ミッション・ビジョン・バリュー
目標設定:OKR
目標設定:未来思考
ふりかえり:KPT
ふりかえり:YWT
ふりかえり:Fun Done Learn
サイクル:PDCAサイクル
サイクル:OODA Loop
サイクル:コルブの経験学習サイクル
思考法:ロジカル思考
思考法:デザイン思考
思考法:クリティカル思考
思考法:アナロジー思考
思考法:ゴールデンサークル

栄前田 勝太郎 (著), 竹田 哲也 (著), 宮木 俊明 (著)
出版社: エムディエヌコーポレーション (2020/7/28)、出典:出版社HP

本書の使い方

本書はビジネスフレームワーク(以下、フレームワーク)の基本的な使い方と、ビジネスシーンでの実践的な活用方法を解説した書籍です。本書は4章構成で、章ごとに以下のような紙面構成になっています。

Chapter 1 知る

フレームワークを使う前に、知っておいていただきたい事柄を解説しています。「フレームワークとはどんなものか」に始まり、活用すべきシーンや有効な使い方などがわかります。

Chapter 2 守る
ビジネスの現場で有効活用されているフレームワークを厳選し、見開きごとに紹介しています。左ページで概要を説明し、右ページではアウトプットの例や使い方のポイントなどを解説しました(フレームワークには用途が限定されてないものが多数ありますが、使用目的として代表的なものを記載しています)。

Chapter 3 破る

扱う情報や目的に合わせて、既存のフレームワーク をカスタマイズしてみましょう。テーマに沿って2ス テップの簡単な“お題”が用意されており、ページを めくるとカスタマイズ例と解説がわかる仕組みです。

Chapter 4 離れる

実際のビジネスシーンで、複数のフレームワークを組み合わせて活用した事例を取り上げています。人材育成のワークショップや部門別の戦略立案など、ビジネスの現場での活用方法が具体的にわかります。

本書は2020年6月現在の情報を元に執筆されたものです。これ以降の仕様、URL等の変更によっては、記載された内容と事実が異なる場合があります。本書をご利用の結果生じた不都合や損害について、著作権者及び出版社はいかなる責任も負いません。

栄前田 勝太郎 (著), 竹田 哲也 (著), 宮木 俊明 (著)
出版社: エムディエヌコーポレーション (2020/7/28)、出典:出版社HP