遺伝子‐親密なる人類史‐ 下

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人類と遺伝子の歴史の行方

単に遺伝子について論じるような科学読み物にとどまらず、社会における重要性まで述べられています。もし遺伝子情報を書き換えられるようになったとき、人間の条件はどのように変わるのでしょうか?科学と倫理のせめぎ合いを通して、現代的な問題に迫ります。

シッダールタ ムカジー (著), Siddhartha Mukherjee (著), 仲野 徹 (監修), 田中 文 (翻訳)
出版社 : 早川書房 (2018/2/6)、出典:出版社HP

目次

第四部 「人間の正しい研究題目は人間である」
人類遺伝学(一九七〇〜二〇〇五)

父の苦難
診療所の誕生
「介入しろ、介入しろ、介入しろ」
ダンサーたちの村、モグラの地図
「ゲノムを捕まえる」
地理学者
ヒトの本(全二三巻)

第五部 鏡の国
アイデンティティと「正常」の遺伝学(二〇〇一〜二〇一五)

「それなら、わたしたちは同じね」
アイデンティティの一次導関数
最終マイル
飢餓の冬

第六部 ポストゲノム
運命と未来の遺伝学(二〇一五〜……)

未来の未来
遺伝子診断——「プリバイバー」
遺伝子治療——ポストヒューマン
エピローグ——ブヘッダ、アブヘッダ
謝辞
用語解説(五十音順)
年表
解説 『遺伝子―親密なる人類史―』から考える人類の未来/仲野 徹
〈監修にあたって〉
参考文献
原注
索引にかえて

*訳注は、本文内は割注、原注内は〔 〕で示した。

上巻目次

プロローグ——家族

第一部 「遺伝といういまだ存在しない科学」
遺伝子の発見と再発見(一八六五〜一九三五)
壁に囲まれた庭
「謎の中の謎」
「とても広い空白」
「彼が愛した花」
「メンデルとかいう人」
優生学
「痴愚は三代でたくさんだ」

第二部 「部分の総和の中には部分しかない」
遺伝のメカニズムを解読する(一九三〇〜一九七〇)
「目に見えないもの」
真実と統合
形質転換
生きるに値しない命
「愚かな分子」
「重要な生物学的物体は対になっている」
「あのいまいましい、とらえどころのない紅はこべ」
調節、複製、組み換え
遺伝子から発生へ

第三部 「遺伝学者の夢」
遺伝子の解読とクローニング(一九七〇〜二○○一)

「乗り換え」
新しい音楽
浜辺のアインシュタインたち
「クローニングか、死か」
用語解説(五十音順)
〈監修にあたって〉
原注
索引にかえて

シッダールタ ムカジー (著), Siddhartha Mukherjee (著), 仲野 徹 (監修), 田中 文 (翻訳)
出版社 : 早川書房 (2018/2/6)、出典:出版社HP