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人類と遺伝子の歴史の行方
単に遺伝子について論じるような科学読み物にとどまらず、社会における重要性まで述べられています。もし遺伝子情報を書き換えられるようになったとき、人間の条件はどのように変わるのでしょうか?科学と倫理のせめぎ合いを通して、現代的な問題に迫ります。

目次
第四部 「人間の正しい研究題目は人間である」
人類遺伝学(一九七〇〜二〇〇五)
父の苦難
診療所の誕生
「介入しろ、介入しろ、介入しろ」
ダンサーたちの村、モグラの地図
「ゲノムを捕まえる」
地理学者
ヒトの本(全二三巻)
第五部 鏡の国
アイデンティティと「正常」の遺伝学(二〇〇一〜二〇一五)
「それなら、わたしたちは同じね」
アイデンティティの一次導関数
最終マイル
飢餓の冬
第六部 ポストゲノム
運命と未来の遺伝学(二〇一五〜……)
未来の未来
遺伝子診断——「プリバイバー」
遺伝子治療——ポストヒューマン
エピローグ——ブヘッダ、アブヘッダ
謝辞
用語解説(五十音順)
年表
解説 『遺伝子―親密なる人類史―』から考える人類の未来/仲野 徹
〈監修にあたって〉
参考文献
原注
索引にかえて
*訳注は、本文内は割注、原注内は〔 〕で示した。
上巻目次
プロローグ——家族
第一部 「遺伝といういまだ存在しない科学」
遺伝子の発見と再発見(一八六五〜一九三五)
壁に囲まれた庭
「謎の中の謎」
「とても広い空白」
「彼が愛した花」
「メンデルとかいう人」
優生学
「痴愚は三代でたくさんだ」
第二部 「部分の総和の中には部分しかない」
遺伝のメカニズムを解読する(一九三〇〜一九七〇)
「目に見えないもの」
真実と統合
形質転換
生きるに値しない命
「愚かな分子」
「重要な生物学的物体は対になっている」
「あのいまいましい、とらえどころのない紅はこべ」
調節、複製、組み換え
遺伝子から発生へ
第三部 「遺伝学者の夢」
遺伝子の解読とクローニング(一九七〇〜二○○一)
「乗り換え」
新しい音楽
浜辺のアインシュタインたち
「クローニングか、死か」
用語解説(五十音順)
〈監修にあたって〉
原注
索引にかえて