スタートアップで知っておきたい知識・グロースハック手法入門 (スタートアップ、グロースハック)

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スタートアップエンジニア向けの入門書

実際にスタートアップ企業を事業成功に導いたエンジニアによる、グロースハックで知っておくべき基本知識や効果のあったエッセンスについての解説本です。誰でも新しいサービスを立ち上げられるような環境があるこの時代で、グロースハックの知識は身につけておいて損はないです。必ず役に立つ知見が得られます。

目次

前略
用語
おすすめしたい書籍
おすすめしたい情報サイト
実際に行って効果があったグロース施策
終わりに

前略

ファミコン全盛期の時代に生まれました。子供の頃はテレビゲームが好きで、友達と毎日テレビゲームばかりやってました。自分も面白いテレビゲームを作りたいと思い、将来はゲームプログラマーになるのが夢でした。

中学生の頃、ソフトバンクがISDNからADSLの回線網を導入したことでこれからはITの時代だという思いが更に強くなりました。当時のISDNと言われるダイアルアップの回線はインターネット接続までに数十秒待たなければならず、回線速度も遅く、ブラウジングもホームページの表示も数十秒かかるくらいの速度でした。友人のカメラ屋のホームページを見せてもらい、ダイアルアップは従量課金のため、繋ぎすぎて友人の父親から怒られたこともありました。その当時はあまりピンと来なかったのですが、それが当時ネットワーク後進国だった日本にとって革新的なことだったのだと後に知ります。

高校の授業で簡単なホームページを作ったのが初めてのプログラミングでした。当時はJavaScriptはおまけのような扱いでHTMLタグとCSSを駆使して簡単なレイアウト作成とリンクを設置していたのが良い思い出です。サーバプログラミングはPerl言語でのCGI、Flashアニメーション全盛期の頃の話です。

大学に入ってゲームプログラミングをしたいと思い、プログラミングでゲームやアプリを作るサークルでシューティングゲームやらARのアプリなどを作ったりしていました。大学の学祭や複数の大学共催で毎年出展しているのですが、中々好評だったのを覚えています。大学3年の頃、当時リーマン・ショックで就職は絶望的でした。そんな折、倍率10倍のコナミの社員育成機関にプログラマー生として受かり、ゲームプログラミングを本格的に学ぶことができました。大学3年までにほとんどの単位を取っていたのが幸いしました。ダブルスクールで週5日コナミに通い、月曜日午後に研究室、土日に卒業論文を書くという生活を1年間続けていました。

大学卒業時に本当に自分がやりたいことは何なのか悩みました。このままゲームプログラマを目指してよいのだろうか?と自問しました。当時祖父が癌で寝たきり状態で、自分がやりたいのはゲームではなく、ITを使って人の役に立つことをしたいと考えるようになりました。ゲームプログラマの道を辞め、大学院に進み、顔の動きでUI操作できる研究をしていました。寝たきりの祖父のため、というわけではないのですが自分が作ったものが何かしらの形で役に立てれば良いと思っていたのかもしれません。(結局研究が完成する前に祖父はなくなりましたが・・・)

修士1年の頃、就活時に3.11の地震が襲います。都内でも停電し、電車も全線止まり、渋谷から家まで徒歩で帰宅しました。津波の映像が連日テレビで流されていたのは今でも覚えています。またも就職は厳しかったのですが、このときにソフトバンクに入社することができました。