イラスト&図解でわかるDX(デジタルトランスフォーメーション): デジタル技術で爆発的に成長する産業、破壊される産業

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ビジュアルで理解できるDX入門書

情報量も多く、網羅的かつ説明もわかりやすいです。中でも分野別の現状分析と未来予想は充実しており、多くのヒントが得られます。こうした入門書にありがちな「事例を紹介して終わり」ということもなく、分量的には多くないとはいえ、「今、何をすべきか」のアドバイスまで載っており、著者の誠実さを感じます。

はじめに

先日、仕事の仲間と昼食を取りに行ったときのことです。隣に座っていた30代前半と思しき男性2人組の会話が耳に飛び込んできました。
「最近、外国人の観光客が増えたけど、英語のメニューしかなくて、いろいろ大変だろうね」
「そういえば、昨日シェアハウスの同居人が、キッチンで前の住人が置いていった、どこの国の言葉か分からない食品のパッケージを見つけて、『ほんやくこんにゃく~』とか言いながら、スマホをかざしてたなぁ。なんか、カメラで写すと翻訳してくれるみたいだった」「ほんやくこんにゃくって、アプリあるのかな?Google翻訳?」
「こないだひさびさにGoogle翻訳を使ってみたんだけど、意外にちゃんと訳してくれてたな。前は、ぜんぜん使い物にならなかったけど」
すると、App Storeを調べていたのか、一方が叫びました。
「やっぱりGoogle翻訳のアプリだった!これカメラモードでスマホかざすだけで翻訳してくれてるみたい!え、ダウンロードしてみよ…」
「おー、すげー!ちゃんと英語にしてくれてる!」とメニューをかざしたスマホを持ちながら、また叫びました。
「もうすぐ、翻訳を仕事にしている人は、生活できなくなるかもね」
「怖いな~俺たちの仕事もいずれAIに奪われるのかな~」
「そうなったら、みんなどうやって稼いでいくんだろう?」
しばらく前に、オックスフォード大学のオズボーン准教授が論文で、「10年後、今ある職種の半分が消えてなくなる」と発表したことが話題になりました。AIやロボットによって、人間が必要なくなるのが主な理由です。
さて、ここで、あなたに1つ質問があります。
あなたは、AIやロボットによって仕事を奪われないように、具体的に何かしていますか?
残念ながら、世の中のほとんどの方が、この問いにNO!と答えます。世の中の多くの人は、いま世の中の水面下で急速に起きている変化に気づいていないのです。
本書は、次のような人に読んでいただきたい本です。
・DX(デジタル・トランスフォーメーション)について、理解したい
・10年後もそれ以降もずっと、仕事に困らない存在でいたい
・会社でDX(デジタル・トランスフォーメーション)の担当になった
・会社で、デジタルで何かやれと言われた
・GAFAの成長に興味がある
・どうしたらUberやAirbnbのような会社をつくれるのか、興味がある
・起業して、上場することに憧れがある
・テスラやスペースXのような、インパクトのある仕事に関わりたい

本書を読むことであなたは、今後十数年は仕事に困ることはなくなります。いま、世の中の水面下で起こっている変化の本質を理解し、それに対してどんな行動を起こすべきか分かるようになります。そして、毎日をわくわくとした気持ちで過ごすことができるようになります。

私は、社会人をITコンサルタントとして始めてからITを経営に活用する仕事をしてきました。いまや日本人の3人に1人が利用しているTポイントの立上げにも携わらせていただき、限られた予算で数千万人の会員のポイントを管理するシステムを構築して、いまのTポイントの礎を作りました。その後、ITベンチャー企業に転職し、上場企業の社員も2社ほど経験しています。
その後も、コンサルタントとして複数のFinTech企業やReTech(不動産テック)の立上げに関わり、某総合商社のDXプロジェクトにも参画し、200以上の事業におけるDX化に関わってきました。これまで関わった業種は、小売流通業、貿易業、物流、製造業、エネルギー、コミュニケーション、造船業、金融業、不動産業、IT、製薬業、農林水産業、宿泊業、メディア、EC、航空宇宙など、あらゆる産業を経験しています。
また、自らシリコンバレーのエンジェル投資のシンジケートに加わり、未来のユニコーンへの出資に参加する中で、投資家の立場でシリコンバレー流の資金調達も実践してきました。そして、DX起業の応援を目的として、フィリピンのセブ島にコワーキングスペース兼インキュベーションセンターを設立しました。
その結果、現在では、最新のエクスポネンシャル・テクノロジーの情報が日々入ってくるようになり、世の中がどのように進んでいくのかを先読みすることができるようになっています。
そのような私の経験から、あなた自身がDXを理解し、多くの人が仕事を失うであろう10年後にあっても、仕事に困ることなく生き残っていけるようになるための方法をあますことなく紹介させていただきたいと思います。

本書を読むことで、あなたは以下のようになることができます。

・これからの企業が取り組むべきDXという変革を理解することができる
・世の中の変化の本質を理解し、DXでそれを利用することができる
・単なるIT・ICTと、DXとの根本的な違いを理解することができる
・DXを誤解したままで、経営判断を誤ることを防げるようになる
・デジタル時代のビジネスモデルを理解し、GAFAやユニコーン企業のような新規事業を企画することができる
・これからウォッチすべきテクノロジーを知ることができる
・すぐに離れるべき業界と、いちはやく参入して注力するべき業界を知り、行動にうつすことができる
・時代の波に乗って、急速に成功できるようになる
・会社を急成長させる原動力を得ることができる
・正しい資金調達の方法を知ることができる
・会社の成長を、一段階も二段階も上に引き上げることができる
・いまの会社が仕事を失うことがないように、事前に対策をとることができる
・10年後の2030年の世界がどうなっているかまでも知ることができる
・これからの時代に生き残るために、個人として何から始めればよいのかを知る

本書は、以下の7章で構成されています。
第1章では、DXについての一般的な定義を紹介しつつ、世の中の変化の本質を、破壊・滅亡をもたらすディスラプションと、それをもたらす変化の速度が加速し続けるエクスポネンシャルの2つで、それがどれくらい驚くようなことになるのかを紹介しています。
第2章では、その変化の前兆として、2007年以降に次々と生まれているユニコーン企業・デカコーン企業が採用している新しいビジネスモデルについて解説しています。現在のビジネスをDXで変革していく際の方向性を考える際の参考になると思います。
第3章では、これからの世の中を、そして多くの産業で競争ルールを変えていくだろうテクノロジーについて、それが既存の産業にどのようなインパクトがあるのかを分かりやすく例をあげて解説しています。AIとIoTを真っ先に紹介していますが、特に重要なのはデジタルツインとVR・AR、3Dプリンタです。
第4章、第5章では、世の中がどのように変化しているかの具体例を書きました。変化の形態が具体的にイメージできるようになっています。仕事と関係のある業界は仕事として参考になりますし、仕事と関係がなくても、これからの生活・人生を生きる上で参考になるはずです。
第4章は、ディスラプトされる(滅びゆく)産業について、その理由を具体的に解説しています。ただし、これからディスラプトされるのは、ここであげた産業がすべてではありません。ここであげたのは、世間が「まさか」と思うだろうと筆者が想像した産業です。戦後日本の経済をけん引してきた製造業が壊滅状態になることは衝撃的です。そして、原発の後始末を担うはずの電力産業が、経済的に成り立たなくなる可能性も示唆しています。また、子どもの教育については、私たち大人の時代と同じ感覚だと、子どもの未来は明るくないかもしれないことを書きました。しかし、この章でもっとも読んでいただきたいのは、「AmazonやGoogleでさえ脅かされるディスラプションが来る」です。ここでは、まだ一般的に馴染みのないスペーシャル・ウェブという概念を紹介しています。これは、2030年には実現するだろうといわれている世界ですが、日本の産業がこれに気づいて真剣に取り組み始めれば、再び世界一、二の経済力を取り戻せるかもしれません。
第5章は、これから伸びる産業を紹介しています。ここでは、第4章で滅びるとした教育産業も入れています。「教育」という目的は同じですが、産業自体はまったく異なるものになっているからです。また、スペーシャル・ウェブについては、この章でもう少し深堀して解説していて、この産業を攻略するポイントを書いています。第5章でもっとも紹介する内容が多かったのが、「長寿」についてです。医療の分野のテクノロジーの変化はすさまじく、これらのテクノロジー企業が狙う市場・産業は、もはや「医療」とも「製薬」とも呼ばれていません。一見デジタルとは関係なさそうですが、生体のデジタルツインはDXそのものですし、DXとは言いづらい幹細胞や遺伝子操作技術、創薬技術のエクスポネンシャルな進化を支えているのも、デジタル技術がエクスポネンシャルに進化しているからです。
さて、本書は入門書でありながら、内容が多く、読むのに疲れるかもしれません。もし途中で読み疲れしてしまったら、上記の第5章までは、文章を読まなくてよいので、イラスト&図解の図だけ流し読みしてください。その代わり、最後の2章だけは、読んでください。
第6章は、DXが必要となる背景、すなわち世の中の変化の本質、デジタル化の本質が書かれています。この本質は、この章に詰まっています。この章を読み飛ばしてしまうと、あなたは残念な未来を迎えることになるかもしれません。そして、この章はあなたに覚悟を迫る内容になってもいます。もしかしたら、現実とのあまりのギャップに、続きを読む気が失せたり、筆者への、あるいはやりどころのない怒りの感情が現れたりするかもしれません。しかしながら、いくらあなたが抵抗しても、変化を止めることはできません。
第7章は、他の本には書かれていない、ある意味タブーとされている本質が書かれています。それは、ゲームのルールが変わった、ということです。その新しいルールの中で、企業として、個人として、どのようにこれからの日々を取り組んでいくのがよいかについて、筆者の提案を書いています。
なお、巻末には本書の読者に向けた、特別なプレゼントを用意しています。あなたの未来を左右するプレゼントですので、忘れずに御覧ください。

私がなぜ、本書でDXを世の中に拡げたいと思ったのか?それは、世の中の大きな変化を理解したとき、日本企業のほとんどが、それを理解していないことにも同時に気づいてしまったからです。皆、表層的な事象や言葉に囚われてしまい、本質的な判断をできずに的外れなことをしています。競争のルールが変わっていることに気づかないフリをして、あるかどうかさえ怪しいくらい小さな既得権益にしがみつき、新しいルールに順応しようとしません。このままでは、ほとんどの企業がよりどころを失い、倒産していくことが分かります。
私自身は、自給自足的な生活が大好きで、収入がなくても暮らしていけるので困ることはないのですが、日本の産業が軒並み凋落して、多くの日本人が生活に、そして人生に困窮していくのを見たくはありません。
そこで、新しい世の中のルールで居場所を作り、勝ち残っていける日本人や日本企業を増やしていくために、あなたのDX(デジタル・トランスフォーメーション)を応援したいと思い、本書を執筆いたしました。
さあ、いよいよあなたが、DXの本質を理解して、新しい世の中に順応し、豊かな生活を手にする番です。あなたには、新しい時代での波の乗り方をマスターして、毎日をわくわくしながら過ごす資格があります。これまでのように傍観者として世の中の成功者の武勇伝を聞きながら、会社やご自身の将来を憂いる毎日とはお別れです。

内容に入る前に、ある有名な一節を、あなたに送りたいと思います。
本書を読み進めていく中で、ときどき、この一節を思い出してください。

最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるのでもない。

唯一生き残ることが出来るのは、
変化できる者である。

チャールズ・ダーウィン

目次

はじめに
第1章 DX(デジタル・トランスフォーメーション)とは何か?
●DX に対応できないと、デジタル競争の敗者になる?
国が危機感を抱く、企業の DX 対応の遅れ
●既存のシステムが企業の変革の邪魔をする
GAFA やユニコーン企業による、従来の産業構造の破壊
● GAFA によるディスラプション(破壊)
●Google が破壊してきた産業
● Apple が破壊してきた産業
●Facebook が破壊してきた産業
●Amazon が破壊してきた産業
●スマートスピーカーは、広告産業を破壊し、美容・医療・製薬産業も破壊するポテンシャルを持つ
●ユニコーン企業によるディスラプション 世の中の変化は、エクスポネンシャル(指数関数的)に速度を増していく
●エクスポネンシャル(指数関数的)とは?
エクスポネンシャル・テクノロジー
●成長の速度はさらに加速へ
常識が非常識に、非常識が常識になる時代
●新しい現実・新しい常識を知る
レイ・カーツワイル博士による未来年表
●予測的中率86%。 2038年までの予測
日本の主要産業が次々と消えていく恐怖
●安価な送金サービス P2P
●規制は、長期的には国力を弱小化する

第2章 デジタル技術が生み出したビジネスモデル
●ユニコーン・デカコーン企業共通のビジネスモデル
オンライン・マーケットプレイス
●オンライン・マーケットプレイスの種類
1. 広告ベース・出店料ベース(例:インディード、ぐるなび、 Netflix)
2. 手数料ベース (例:Uber、メルカリ、イーベイ、エクスペディア)
3.紹介獲得(例:引っ越し見積サイト、保険比較サイト)
モバイルの活用
●スマートフォンの性質を利用したサービスが次々と生まれる
クラウドサービス(Cloud Service)
●3種類のクラウドサービス
P2Pビジネス
●なぜ P2P が流行るのか?
シェアリング・エコノミー
●シェアリングのメリット
他人資産の活用
●世界最大のメディア企業・自動車旅客会社・宿泊業は?
●世界最大の会社の特徴
サブスクリプションモデル
●新しいサブスクリプションモデル
●いま起こっている顧客中心主義
●製造業でもサブスクリプションモデルは可能

第3章 今後、複数の業界で競争ルールを変える注目すべき基盤テクノロジー
●既存の産業を脅かすデジタル技術
AI と IoT
●機械学習(マシンラーニング)と深層学習(ディープラーニング)
●データマイニングと AI の違い
● AIで可能になること
●IoT は、センサー+通信
●IoT + AI は、AI の学習速度を指数関数的に速める
ブロックチェーン
●分散台帳によるセキュリティ確保
●スマートコントラクト
●ブロックチェーンは、既存の産業をディスラプトする可能性がたくさん
●エスクロー
●貿易会社
●保険会社
●登記所
●鍵
●ブロックチェーンの課題
●当事者同士の合意がないと始まらない
●クリティカルマスに達しないと普及しない
●取引の中身を公開されたくない
●現物とブロックチェーン上の情報の整合性をどうするか?
デジタルツインと 3D
●デジタルツイン
●製造業へのインパクト
●自動車産業へのインパクト
●ヘルスケア産業への影響
●デジタルツインの特徴
●ミラーワールド
● 3D 情報はどうつくるか
3D データを具現化する技術 仮想現実(VR)と拡張現実(AR)
● AI 以上に世の中を変える技術
1. バーチャル会議室によって、業界の不可能を可能にした eXp リアルティ社
2.ヘリコプターの最新機種を10倍の速さで設計したベル・ヘリコプター社
●医療への応用
1. 高所恐怖症の治療
2. 義肢への適応能力の向上
3. 精神疾患の改善 VR・AR 技術は今後どう進化するのか?
1. ワイヤレス&モバイル化
2. 広視野 AR ディスプレイ
3. ミラーワールドの実現
4.5G モバイルデバイスによって、映像の遅延がなくなる
5. 目の動きと表情による自然なコミュニケーション
● VR/AR が変える未来の生活 スマートスピーカー
●スマートホームのハブとなるのは何か?
● AIエージェント(執事)
●デジタル医療
●ウェアラブル端末のデータの統合
3D プリンタ
●さまざまな原料素材を使った 3D プリンタ
●設計から製造までが速い
●製造スピードが速い。
●マスカスタマイゼーションを実現
●複雑な構造の製品を一体で製造
●原料を無駄にしないエコな生産を実現
● 3D プリンタ製造の課題
●ロケット製造
●鋳造に必要な型を、3D プリンタを使って作る
●従来の 100 倍の速さで印刷する技術
●3D プリンタが変える住宅建築
●医療・製薬業界への影響
●医療への利用
●バイオプリンティング
●脊椎損傷の解決
●人間の組織で作られた小さな心臓を 3D プリント
●3D プリンタで肺を作成
●畜産業界を変える 3D プリンティング
●4D プリンティング
●柔らかいゴムやプラスチックではなく、セラミックでも 4D プリンティング
バッテリー技術
●発電、EV の課題
●バッテリー価格は急激に落ちている
●バッテリー寿命を延ばす技術
●満充電での航続距離を延ばす技術
●自動車業界で利用され始めた固体バッテリー
●その他の意外な蓄電技術
●来年には、リチウムイオンバッテリーの 42 倍の寿命の電池が量産される?

第4章 ディストラプトされる産業
●すでに滅んだ産業、滅びかけている産業
●間もなくディスラプトされる産業
消えかけている産業: 自動車産業
●部品メーカーの 99%は仕事を失う?
●EV は普及しないというのは幻想
●EV コストに占めるバッテリーコストは 2025 年には全体の 20%程度
●誰でもクルマが作れるようになる時代
●クルマが売れなくなる時代
●ディスラプションの嵐の中で、生き残るには?
消えかけている産業2:火力発電と電力業界
●すでに火力発電は滅び始めている
●保険が付かない石炭火力発電所
●火力発電所がなくなると、影響を受ける業種
●電気が無料になる時代の到来
●あらゆるものが発電し始める
●これからの電力産業
●VPP(バーチャル・パワープラント:仮想発電所)
●コミュニティソーラー
●V2G (Vehicle to Grid:クルマから送電線網への電力送電)
●電力会社が滅びる理由
消えかけている産業3 : 教育産業
●大学は教わるところではなくなる?
● VR がこれからの教育を変える
●教育格差がなくなる
消えかけている産業4:小売・流通業
●ショッピングモールの4つに1つは閉店?
●最後の砦が、ラスト1マイルの壁。つまり宅配
●今後のテクノロジーの進化が後押しする世界
●変わる海上輸送
●コンテナの陸上輸送も無人化へ
●自動倉庫は、さらに無人化へ
●3D プリンタが縮める距離とマスカスタマイゼーション
●宅配を無人化するテクノロジー
●無人化によって現在の宅配に対する課題がなくなると、小売・流通業 はさらに大きく変わる
消えかけている産業5:消えるスマートフォン
●なぜ、スマートフォンが消えるのか
●スマート・アイウェアの時代へ
消えかけている産業6:銀行
●世界最初のデジタル・バンキング・プラットフォーム
●モバイルマネー革命
●銀行アクセスのない20億人に銀行サービスを提供
●国際送金
●決済機能
●貸付機能
● P2P レンディングとは
●人工知能によるマイクロ・レンディングとクレジットスコア
●ブロックチェーンに裏打ちされたクラウドレンディング
Amazon や Google でさえ脅かされるディスラプションが来る
●スペーシャル・ウェブ(空間ウェブ)がすべてを変える

第5章 これから発展する産業
長寿・美容産業
●データの重要性
●センサー、ウェアラブル、ナノボットが身体の状態を常時測定する
●高額な医療機器メーカーはディスラプトされる
●マイクロ・ラボ・オン・チップ
●AI診断が医療診断の品質を高める
●モバイルヘルス
●製薬への AI の適用
●遺伝子治療のいま
●その他の遺伝子治療
●再生医療のいまと未来
●製薬分野で期待される幹細胞研究
●臓器の再生
●美容産業はもちろん注目している
都市農業・細胞農業
●都市農業
●細胞農業
●必要な穀物が減る
● CRISPR による強化
●植物由来の肉?
宇宙産業
●スペース X のビジネスは何なのか?
●ロケット
●グローバル・インターネット
●人工衛星
●宇宙での発電・送電
●宇宙鉱山は 100 兆円ビジネス VR・AR産業
●仕事も遊びも旅行も、物理世界からバーチャルな世界に
●未来の GAFA になる企業 スペーシャル・ウェブ(空間ウェブ)産業
●マジック・リープ社のプラットフォーム構想「Magicverse(マジックバース)」
●プラットフォーム上でのコンテンツサービス
エンターテイメント産業
●ジャック・スパローの絞首刑の瞬間に立ち会える?
● バーチャルインフルエンサー
●AI アバターとデジタルクローン
●エンターテイメントの世界を、リアルに具現化するビジネス
教育・コーチング・スピリチュアル産業
●これから求められる教育事業
●変化への順応力を高める
●スピリチュアル、いやしへのニーズ
モビリティ産業(MaaS:モビリティ・アズ・ア・サービス)
● Uber、Lyft、滴々、Grab、GOJEK によるライドヘイリングサービス
●フードデリバリーサービス、金融サービスにも拡がっていく
●ロボットタクシーが変える Maas
SDGs(持続可能な開発目標)
● 17 の大目標

第6章 変化の本質
すべては、ムーアの法則から始まっている
●半導体の集積率は 18カ月で2倍になる
デジタルの進化が、新しい技術を誘発している
●知識や発見が瞬時に 40億人ものヒトと共有される
テクノロジーがもたらす6つの変化
●第1段階=デジタル化(Digitized)
●第2段階=水面下の成長(Deceptive)
●第3段階=ディスラプティブ(Disruptive)
●第4段階=無料化(Demonetized)
●第5段階=非物質化(Dematerialized)
●第6段階=民主化(Democratized)
さまざまなテクノロジーが収束し、産業の垣根を壊して加速する
●あるテクノロジーの進化が、別のテクノロジーの進化を後押しする
変化は不可逆で、止められない
●国策で抑えようとすると、その国の企業は国際競争力を失う
●既得権益者がいない国だからできることも
右肩上がりで成長する企業は負け組
●これからの時代は、10 倍以上の成長率がなくては生き残れない
勝者の描く成長曲線はエクスポネンシャル
●新しいサービスを常に市場に提供し続けられるか

第7章 企業・個人の DX 生き残り策 ゲームのルールが変わっていることを知る
●資金調達の方法が変わった
●すべては無料になっていく
●日本を市場にしていたら生き残れない
●雇用の終焉
企業は何から始めるべきか?
●DX の生き残り策として、何をしていけばよいのか
個人のキャリアの考え方
●時代の流れを先回りして、時代の波に乗るには?
●これからの時代に求められている人材とは
時代を先回りするために明日からすべき2つの行動
1. エクスポネンシャル・テクノロジーの情報に触れる
●求めるべき情報源と避けるべき情報源
2. 仲間を見つける