ぐっすり眠れる、美人になれる! 読む お風呂の魔法

【最新 入浴法について学ぶためのおすすめ本 – 入浴の質を高めて健康を手に入れる】も確認する

入浴に対する意識が変わる

「毎日多忙で、家に帰ってからゆっくりお風呂に入る時間と余裕はない」と言って湯船につからない方は、少なくないと思います。本書では、湯船に浸かることの有用性はもちろん、お風呂に入れない人を8つの「お風呂タイプ」にわけ、それぞれの解決策を提示してくれます。

小林 麻利子 (著)
出版社 : 主婦の友社 (2018/10/17)、出典:出版社HP

 

はじめに

「疲れやすい」
「なかなかやせない」
「いつもイライラしている」
「生理痛がひどい」
生活習慣改善サロン「Flufa」には、10代から30代まで幅広い年齢層の女性が、こうしたさまざまな不調を訴えて来られます。
最初にお会いしたときは、どなたも体や心にどこか重いものをかかえて「どうにかしたい」「体がつらくて」と涙ながらにお話しされます。
そこで、まず私がお渡しするのが、お風呂のお湯の温度を測る「水温計」。「お湯が0度になっているかどうか水温計で確認して、毎日湯ぶねに15分はつかってくださいね」
そうすると、次にいらしたときは、どなたも「体があたたまって、よく眠れるようになりました」と、まるで別人のようにスッキリ。

毎日40度のお湯にしっかりつかっただけで、熟睡できるようになり、体も心も上向きになったのです。
私自身も、20代のころは仕事をがんばりすぎて、不調のオンパレード。「これではいかん」とお風呂にきちんと入ったところ、自律神経がととのい、眠りが深くなり、運動なしで8kgやせ、丈夫な体になりました。
お風呂に正しく入れば、体は簡単に変わります。この本では、科学的根拠に基づいた正しいお風呂の入り方について、たっぷりご紹介します。
この本を読んだら、ぜひきょうから新しいお風呂習慣を始めてください。悩んでいても解決にはなりません。「悩む」から「考える」にシフトして「行動」することで、ゴールは見えてくるのです。
小林麻利子

その不調、もしかしたら「お風呂の入り方」のせいかも!?

重大な病気じゃないけれど、いつも何となく調子が悪い。その原因は、ひょっとするとお風呂にあるのかもしれません。

次のページであなたの「お風呂タイプ」を診断しよう!

あなたは誰に近い?「お風呂タイプ」診断

あてはまるチェック項目が多いケースが、あなたのお風呂タイプ。1つでもチェックがついたら、解決策のページを参考にお風呂改革を!
Case1
一人暮らしだからお湯をためるのが面倒!
ユニ子さん(25歳・事務職/一人暮らし)
□ユニットバスで、毎日ほぼシャワー
□浴槽にお湯をためるのが面倒
□追いだき、機能がない
□湯冷めしやすい
→解決策は136ページ

case2
仕事が忙しすぎて湯ぶねにつかる時間がない
いそ子さん(32歳・営業職/一人暮らし)
□仕事が忙しくて入浴はシャワーのみな
□お風呂より睡眠時間を優先したい
□寝る前に手足が冷たく、取りにくい日も多い。
□バタンと失神するように眠る日もある。
□帰宅後、夜遅くに夕食をとる
→解決策は138ページ

Case3
小さな子どもがいるからゆっくり入れない
ママ美さん(33歳・時短勤務/家族3人)
□子どもがいてゆっくりお風呂に入れない
□入浴してから、就寝までに2時間以上たつ
□自分一人の時間がない
→解決策は140ページ

Case4
深夜帰宅だからお風呂はムリ
夜子さん(44歳・飲食店経営/二人暮らし)
□帰宅が深夜を過ぎる
□帰宅後すぐに寝る。
□帰宅後はシャワーのみ
□朝、湯ぶねにつかる。
□パートナーに朝、起こされる。
→解決策は142ページ

小林 麻利子 (著)
出版社 : 主婦の友社 (2018/10/17)、出典:出版社HP

 

Case5
せっかちな性格でお風呂に長く入れない
セカ子さん(37歳・派遣社員/二人暮らし)
□湯ぶねにつかるのは、ヒマで時間がもたない。
□せっかちな性格で長くつかっていられない
□あたたまらないから、お風呂が楽しくない
□脱衣所が寒い
→解決策は144ページ

Case6
夜勤後のお風呂の入り方がわからない
ヤキンさん(30歳・音域師/一人暮らし)
□夜勤後はシャワーのみ
□シャワー前後にがっつりごはんを食べるの?
□ストレスフルな毎日
□マイナス思考だと思う。
→解決策は146ページ

Case7
夜はやりたいこといろいろ。お風呂の時間がもったいない
ゆめ子さん(29歳・カフェ勤務/一人暮らし)
□テレビや姫味に夢中でお風呂に入らないときがある。
□夜は入らず、翌朝お風呂に入るときがある。
□飲み会で遅くなる日も多い
→解決策は148ページ

Case8
夫がお風呂に入ってくれない
ヨメ子さん(45歳・パート/家族4人)
□夫はエアコンの設定温度を低くしたがる
□夫は湯ぶねに入らないことが多い
□夫は疲れていると夜お風呂に入らず、翌朝入ることがある
□夫の寝つきが悪い。
→解決策は150ページ

お風呂に入ったら3日で人生が変わった!まりこ先生の体質改善ストーリー
生活習慣改善サロン「Flura」をまりこ先生が立ち上げたのは7歳のとき。そのきっかけは、自身が見舞われたあらゆる不調を自力で立て直した経験でした。

お風呂で、自分をはじめ多くの女性の体質改善を実現!
22歳
大手メーカーに総合職として入社。営業部に配属されてバリキャリOLに
男性と肩を並べて毎日残業。自分の時間は、ほぼゼロ。入浴はいつもシャワーですませ、慢性的な睡眠不足に。
OLというよりサラリーマン。パンツスーツにメガネ、女性らしさをとことん消して、ヘルメット姿で現場に指示を出す日も。
毎日残業、帰りは遅い、お風呂に入らずシャワーのみ仕事一直線で自分のことは二の次

23歳
だんだんと体調不良になりイライラ、めまい、吐きけ、生理不順、円形脱毛症….
不調を感じながらもごまかして仕事。けれど、ついに地下鉄の駅のホームで過呼吸で倒れ、会社を休むことに。
3日間、お風呂に入り、寝る前にアロマをたき、睡眠を十分にとったら、4日目に体が変わったことを感じる。その後、仕事に復帰する。

25歳
円満退職後、目標を定め資格勉強
見渡せば、自分のように困っている人がたくさん。そんな人を救いたい!と睡眠やヨガ、アロマなどの勉強を始める。
ヨガ教室を主宰。自律神経について学ぶ

27歳
がんばりすぎている女性を助けたくて生活習慣改善サロン「Flura」をオープン
心と体の悩みをかかえる女子たちのために、生活習慣改善サロンをオープン。いまは予約待ちが殺到するほどのサロンに成長。
資格取得後、ヨガ教室を主宰。自律神経の第一線で研究している大学名誉教授の元で医学的、科学的に学ぶ。

いますぐお風呂に。入ったほうがいい8の理由

理由1
ぐっすり眠れる。
40度の湯がねに15分つかると、体の深部体温がいったん上がり、急降下します。この深部体温が下がりつつあるときに布団に入ると、よい睡眠を得られます。お風呂はいわば「熟睡のスイッチ」なのです。
理由2
美肌・美髪になれる!
湯ぶねにつかると体があたたまり、全身の老廃物がリンパに回収され、排出されやすくなります。肌のターンオーバーもととのうためくすみが解消し、美肌に。毛細血管の血流もよくなるので、髪質もよくなります。

小林 麻利子 (著)
出版社 : 主婦の友社 (2018/10/17)、出典:出版社HP