ビジネスですぐ使える 語彙力が身につく本: 仕事の「成果」は、「言葉」で変わる! (知的生きかた文庫 こ 45-2)

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評価につながる語彙が身に付く

用語ごとにテーマが分かれており、辞書のような感覚で、自分の知りたい言葉から読んでいくこともできます。社会に出る前に読んでおきたい一冊です。気軽に手に取れる本で、とても読みやすく楽しんで読める内容となっていますので、手に取って損はないです。

はじめに

日々のコミュニケーションのなかで、最も大切なのが言葉による伝達でしょう。しかし、 「最近は言葉を知らない人が多い」という話を耳にします。たしかに、間違った言葉を 使ったり、いつも同じ言葉ばかり話したり、簡単すぎる言葉しか口にしないと、「なんだ かつまらない人」「能力のない人」と思われてしまうでしょう。 そこで大切なのが語彙力です。「どれだけ言葉の知識があり、それを上手に使いこなせるか」で、その人の印象はグンと違ってきます。特に「伝える力」「説明する力」が求められるビジネスシーンでは、語彙力のあるなしは、あなたの評価に直結します。
本書では、ビジネスに役立つ、すぐに使えるという視点で、会議やプレゼン、打ち合わせでよく耳にするカタカナ語や経済用語、社会人として知っておきたいビジネス用語、趣のある日本語、四字熟語やことわざ・慣用句など、多岐にわたって紹介しています。具体的にどのように使うかも記していますので、ぜひ活用してください。

語彙力向上研究会

目次

はじめに
第一章 仕事で評価される語彙力の養い方
●言葉のバリエーションは多いほうがいい
●ビジネスには、ふさわしい表現がある
●語彙力の欠如はメールでばれる
●稚拙な表現では、社会人としてのレベルを問われる
●四字熟語・ことわざ・慣用句を効果的に使う

第二章 今さら誰にも聞けないビジネス用語
●段取り 石工の仕事ぶりから生まれた言葉
●マイルストーン 節目となるような出来事
●直行・直帰 悪用してサボるべからず
●殿と様微妙に敬意のレベルが異なる
●倒産 フランス語の誤訳だった
●喧喧諤諤 二つの言葉が混じってできた
●衆人環視 「たくさん集まった人」に注目される?
●老婆心ながら 若い人が使っても問題ないか
●超弩級 本来は「超ド級」と書いた
●ランチョンテクニック 契約のときに使える心理術
●ピンキリ 上等なのはどちら?
●アナウンス あらかじめ伝えておく
●稟議 会議ではなく書類で対応する
●HR 意味がわからないと、応募すらできない
●モラルハザード 誤用が主流の使い方になった
●左遷 儀式とともに輸入された中国の思想
●進捗 「順調」は織り込みずみ
●取り急ぎ 目上の人に使うのは避けたい
●一矢報いる 最後まで諦めてはいけない
■恥をかかずにすむ言葉

第三章 プレゼンや商談で使うと効果的な言葉
●叩き台 人間もプランも、叩かれて強くなる
●根回し あらかじめ話をつけておく
●アジェンダ プランよりも能動的な計画
●モチベーション 人を駆り立てるもの
●数字を丸める 値引きの要求という意味も
●アイデンティティー ブランドの確立には労力がかかる
●ベクトル  これが違うと仕事にならない
●市 読み方で意味が異なる
●PDCA 新しく提案されたビジネスの基本
●あながち 事前の情報を一部評価する
●投げる 真に受けてはいけない
●噛む くわだてに絡むときに
●周辺言語 意思決定に大きく影響するもの
●一面提示と両面提示 マイナス面を伝えるべきかどうか
●いかさま もともとは雅な言葉だったのに
●一縷と一抹 希望があるのは、どちら?
●暗雲がたれこめる 「たちこめる」のは霧や煙だけ
●静聴と清聴 感謝の気持ちが入っているのは?
■相手を唸らせる気のきいた言葉

第四章 知っておくと得するビジネス用語
●リーズナブル 「安かろう悪かろう」からお買い得へ
●あいみつ 比較するのは大事だが……
●ニュートラル どの派閥にも属しません
●けいつね 使うのは社内だけにした方がいい
●リストラ 本来の意味は「事業の再構築」なのに
●前株と後株 書き間違えると、後々面倒に
●五十日タ クシーでの移動は避けたい日
●ニッパチ 蕎麦よりも細い話
●日経平均 銘柄は入れ替えがある
●目論見書 必ず読まなければならない説明書
●つなぎ融資 大きな負担になることも

●談合 悪い意味が広まり、戦国武将もガッカリ
●頭取 和楽器の演奏から生まれた言葉
●にっちもさっちも 割り切れればいいが
●かきいれどき お客さんを「掻き入れる」?
●松・竹・梅 もともとは優劣なし
●中食 食品業界が伸びに期待している
●証券化 たくさんの人から資金を集めるしくみ
●ふるさと納税 税金だって自由に納めたい
●減価償却 堅い意味と柔らかい意味
●びた一文 粗悪な小銭が由来
■その道のプロと思わせる一言

第五章 時代の潮流として知っておきたい言葉
●IoT 電気ポットだって通信する!
●オンデマンド 主導権はお客様の側に
●フリー 無料かつ自由に使えること?
●知的財産権 侵害するとトラブルに
●インフラ 最新の機器とソフトが望ましい
●ホットスポット 無線LANを使いたい
●架電 「家電」と間違わないように
●スマート 本来の意味に戻った言葉
●キャリア 同じ読み方でも、綴りが違う
●汎用性と凡庸性 誤用している人が急増中
●ユニーク ネットの世界では「面白い」ではない
●スクラッチ 「スタートラインを示す」のだから
●人工知能 人間のように考えられる日は来るか
●テクノストレス 悪化すると仕事に支障を来すことも
●有機EL 消費電力はLEDの一〇分の一
●センシティブ 特に情報の取り扱いを慎重に
●解凍 使うのは電子レンジではなく専用ソフト
●グローバル ユニバーサルとの境目が曖昧に
●プラットフォーム 土台となる環境
■情報化時代に知っておきたい言葉

第六章 ビジネスの現場でよく使われる言葉
●鳴かず飛ばず 飛べば天に達するのに
●箱口令を敷く 口に出してはいけない
●肝いり 心をあぶられるほどの思い
●蕎麦屋の出前 当てにならずに心配する
●ケツを拭く 大人になっても経験する
●サボる 仕事が嫌になったら
●芝刈り エリートのたしなみ
●無礼講 そう言われても、鵜呑みにしない
●当たり屋 ぜひとも欲しい人材
●サバを読む ごまかしたのは、なぜ鯖なのか
あげまん めぐり合わせの不思議
●元の木阿弥 戦国武将の身代わりになった男
●閑古鳥が鳴く ドイツでは幸運の鳥なのに
●ひもつき うまい話には裏がある
●手ぐすね引く 昔の準備は命がけ
●牛耳る 古代中国・春秋時代の血の誓い
●虎の巻 兵法の秘伝中の秘伝
●鬼門 できるなら避けたい、悪い相手
■もの知りと思われる言葉

第七章 できる人が使っていることわざ・慣用句
●一文惜しみの百知らず 仕事に生かしたい、お金の心得
●過ちては改むるに憚ること勿れ 体面にとらわれてはいけない
●川立ちは川で果てる 得意だからと油断しない
●青は藍より出でて藍より青し 弟子が先生より優れる
●雨垂れ石を穿つ 辛抱強く、努力を続けよう
●網無くして淵をのぞくな 成功のためにはしっかり準備を
●兎を見て犬を放つ あきらめずに、もう一度トライ!
●他山の石 他人の言動を参考に
●左前になる 昔はよかったのですが
●客と白鷺は立ったが見事 適当に切り上げなさい
■間違いやすい言葉
■一目置かれる ことわざ・慣用句
■ワンランク上のことわざ・慣用句

第八章 決め言葉に使える四字熟語
●着眼大局 物事を全体で見る
●昼夜兼行 昼夜区別なく働く
●画竜点睛 最後の仕上げが肝心
●奇貨可居 将来が楽しみ!
●鶏鳴狗盗 嫌みにならない謙遜
●言行一致 社会人のあるべき姿
●大同団結 目的を一つにして力を合わせる
●玩物喪志 大切な志を失わないために
●一意専心 集中力の大切さ
●紆余曲折 まあ、いろいろありまして
■挫折や苦難から立ち上がる四字熟語
■戒めに使える四字熟語
■見習いたい生き方の四字熟語
■気持ちをぴったり表現できる四字熟語
■仕事の心がけに役立つ四字熟語

本文DTP/フォレスト