大人の語彙力「言いまわし」大全

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大人のための語彙辞典

本書は、言葉の意味やポイントに加えて、実際の会話で使うような具体的な言い回しを含む例文も載せてあるため、言葉の使い方まで身につけることができます。また、巻末には間違いやすい同音異義語も意味と一緒に収録されているので、誤用のないよう効率的に学習できます。

齋藤 孝 (著)
出版社: KADOKAWA (2018/9/21)、出典:出版社HP

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はじめに

「語彙力」は、「語彙数 × 運用力」で決まるというのが私の考えです。「言葉をたくさん知っていること」と、「言葉を自在に使いこなすこと」。この二つのかけあわせによって「語彙力がある」ということになるのです。
私はこれまで、『語彙力こそが教養である』(当社刊)で語彙力の大切さを伝え、『大人の語彙 力大全」(同)で大人にとって必要な語彙を解説してきました。本書では、さらに語彙数を増やす とともに、「運用力=言葉を自在に使いこなす力」を身につけることを目指しています。
本書の特徴は、言葉の意味やポイントを説明するとともに、実際の会話で使うような、具体的な 言いまわしを含む例文を挙げていることです。どんな言いまわしでその言葉を使うのかを知ること が、「言葉を自在に使いこなす」ことにつながるのです。
例えば、「徒労」は「ムダな骨折り」という意味ですが、使い方を知らなければ「徒労した」 「徒労の限り」「とても徒労だった」……など、どう使えばいいか悩みます。ですから本書では 「みんなで徹夜までして準備した企画が通らなくて、努力が徒労に終わってしまったんだ」という 例文を挙げて、「徒労に終わる」という言いまわしを身につけられるようにしています。
また、四字熟語の「一視同仁」の意味は、平等に接するということ。この例文は、「ウチの部長 は、男性社員にも女性社員にも同じように仕事をふる一視同仁のところが尊敬できるな」としてい ます。この言葉をどんな文脈で使えばいいか、それがわかると運用力がつくのです。
言葉は、時代や環境によって形を変えていきます。多くの人々が使うことによって、辞書的では なく慣例的な使い方が定着することもあります。言葉の意味や使い方の正解はひとつではなく、常 に揺れているものなのです。
例えば、三字熟語の「御用達」は、「ごようたし」と読むのが一般的ですが、「ごようたつ」 「ごようだち」と読むこともあります。言葉の「正解」を知るだけではなく、その言葉の持つ可能 性を広く知っておくこと、これが教養としての語彙力なのです。
本書の「ポイント」では、多様な読みや類義語・対義語、言葉の語源や誤読への注意など、その 言葉を運用するうえで知っておきたい事柄を解説しています。あわせてチェックしてみてください。また、言葉は便宜的に「二字熟語」「三字熟語」「四字熟語」「カタカナ語」「慣用表現」 「新聞語」「同音異義語」の七ジャンルに分けて五十音順に並べています。「新聞語」とは、「カ タカナ語」に分類したものほど日常的な言葉ではないものの、時事的な言葉として知っておきたい ものを集めています。
「言葉のセレクトについては、あまりに簡単すぎて大人に向けて解説する必要のない言葉と、難解 すぎて日常会話ではまず使わない言葉を外し、音で聞いてもパッと漢字が浮かびにくい言葉、使い こなすことで人と差がつく言葉を一五○○語以上集めました。会議などで強い決意を表さなくては ならないとき、他の人が「がんばります!」と言う中で「不退転の決意で臨みます!」と言えば、 それだけで十分に差がつくのです。 本書で、語彙力の最終段階、「運用力」を身につけていきましょう。
齋藤 孝

齋藤 孝 (著)
出版社: KADOKAWA (2018/9/21)、出典:出版社HP

目次

はじめに
1章問われる教養!
大人なら知っておきたい「二字」熟語
2章 使えるとカッコいい!
大人の知性が輝く「三字」熟語
3章 さりげなく使いたい!
上手に使えば評価が上がる「四字」熟語
4章 ビジネスで活きる!
一目置かれる存在になる「カタカナ」語
5章 できる人はここが違う!
大人の深みが出る「慣用表現」語
6章きちんと理解している?
時代に乗り遅れない最新の「新聞」語
7章知らないと恥をかく!
基本の「同音異義」語
おわりに