図解 人材マネジメント 入門 人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ

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現場で使える知識が満載

本書は、人材マネジメントの入門書で、人材マネジメントをはじめて学ぶ人、あらためて基礎から学びたい人に向けて、基礎知識を「100のツボ」として図解しています。領域が広く、捉えようのない「人材マネジメント」をこの一冊でわかりやすく体系的に理解することが可能です。

坪谷 邦生 (著)
出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2020/6/26)、出典:出版社HP

図解 人材マネジメント 入門 人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ

■自己紹介

はじめまして。坪谷です。私は人材マネジメントの研究者では なく実践者です。人事担当者、人事マネジャーとして12年間 企業内で実践を重ねてきました。そしてリクルート社の人事コン サルタントとして6年間、50社以上のクライアントの人事制度 を構築し組織開発を支援してきました。現在はベンチャー企業の 人事企画室の立ち上げ、大手企業の人材育成体系の構築、人事責 任者対象の人材マネジメント講座などを行っています。そのため、 当書の根底には多くの日本企業における人事の実態、そして私自 身の人事コンサルタントとしての実践が流れています。

■当書のねらい

当書は人材マネジメントの入門書です。はじめてこの領域を学ぶ方、あらためて基礎から学びたい方に向けたものです。私は新 卒2年目でエンジニアから人事に転身したのですが、そのとき人 材マネジメントの領域の広さに驚き、捉えようのなさに混乱し、 理解に苦しみました。その経験から、初学者だった頃の自分が助 かるような、人材マネジメントを体系的にわかりやすく理解できる本を書きたいと考えました。
「人事が意志を持って語るため」の持論の素材となることを目 指しました。ここで言う「人事」とは、企業の人事担当者、経営 者、管理職、そして人材業界の方など、人材を生かして成果を上げる立場にいる方のことです。答えがなく、複雑でつかみどころ のない人材マネジメントに悩み、学びたい方が「そう考えたらいいのか!」と感じてくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

当書の構成

当書は100のツボと4社の実例から構成されています(図表000)。
■100のツボ
図表000左の構図を枠組み(地図)として、人材マネジメントの基礎知識を展開していきます。『100 のツボ』と題しているとおり、100のポイントを解説しています。気になるツボだけを「つまみ食い」す ることができ、通して読むと構造的に人材マネジメントを把握することができます。
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Chapter 1. 人材マネジメント:人材マネジメント全体の目的、歴史、構造、日本の特徴、効果的に行う方法などの概論です。
Chapter 2. 人事評価:人材マネジメントの判断情報となる「人事評価」。その目的、対象と主な方法、これからの展望について解説します。
Chapter 3. 賃金・退職金(外的報酬):働くことによって得られる「報酬」のうち、外的報酬と呼ばれる「賃金・退職金」。その内訳と決定方法、重要な納得感の醸成について解説します。
Chapter 4. 働きがい(内的報酬):報酬のうち、内的報酬と呼ばれる「働きがい」。日本の現状や、向上させる方法について解説します。
Chapter 5. 等級:人材マネジメントの方針を具現化した骨格である「等級」。その歴史と種類、自社に適した等級について解説します。
Chapter 6. 採用:人材の流れである「リソースフロー」の入り口「採用」。人員計画、人材要件、選考の手法について解説します。
Chapter 7. 異動・代謝・リソースフローの中心であり適材適所の重要な手法である「異動」、そしてリソースフローの出口である「代謝」。その方法と日本の特徴について解説します。
Chapter 8. 人材開発:企業が投資して人を育成する「人材開発」。対象となる能力、方法、これからの展望について解説します。
Chapter 9. 組織開発:組織の効果を高める計画的な取り組みである「組織開発」。その定義、対象、方法について解説します。
Chapter 10. 働く人:働く人の視点で、キャリアと専門職プロフェッショナルについて考えます。

■4社の実例

4社の実例では実際の企業がどのように人材マネジメントを実践しているのか、100のツボで解説した。 観点から分析しています。企業規模と育成雇用のスタンスから4タイプの実例を挙げました(図表000右)。 企業規模は「ベンチャー・中小企業」と、「グローバル・大手企業」に分かれています。育成雇用のスタ ンスは、人材が企業の枠を超えて活躍することを推奨し、副業・リモートワーク・早期退職などに注力する「流動・排出」と、人材が企業の枠内で活躍することを期待し、中長期の人材育成や文化伝承に注力する「長期・育成」に分かれています。ご自身の所属する企業はどのタイプに近いか、また実例各社との差 はどこにあるのかを想定しながら読んでみてください。

実例1 サイボウズ社:ベンチャー中小・流動排出タイプの企業です。
実例2 アカツキ社 ベンチャー中小・長期育成タイプの企業です。
実例3 リクルート社:グローバル大手・流動排出タイプの企業です。
実例4 トヨタ社 :グローバル大手・長期育成タイプの企業です。

図表000 当書の構成
100のツボ
※人事測定研究所編『トータル人事システムハンドブック」の内容をモデル化し、 筆者がブラッシュアップして作成

4の実例

>100のツボで基本をおさえ、4の実例で実企業をイメージしてみましょう

目次

はじめに
当書の構成
Chapter 1. 人材マネジメント
Chapter 2. 人事評価
Chapter 3. 賃金・退職金(外的報酬)
Chapter 4. 働きがい内的報酬)
Chapter 5. 等級
Chapter 6. 採用リソースフロー
Chapter 7. 異動・代謝(リソースフロー
Chapter 8. 人材開発
Chapter 9. 組織開発
Chapter 10. 働く人
おわりに
推薦書
参考文献

坪谷 邦生 (著)
出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2020/6/26)、出典:出版社HP