ひらめきとアイデアがあふれ出す ビジネスフレームワーク実践ブック 

【最新 – ビジネスフレームワークを学ぶおすすめ本 – 実践できる入門から応用まで】も確認する

複数のフレームワークを組み合わせた例も紹介

本書では、実際に職場で使われているフレームワーク40個以上を見開き1ページずつで簡潔に、かつ重要部分を抑えてわかりやすく解説しています。一つ一つのフレームワークの内容やメリット、使用用途がわかるだけでなく、目的に合わせて複数のフレームワークを利用する方法も紹介されています。

栄前田 勝太郎 (著), 竹田 哲也 (著), 宮木 俊明 (著)
出版社: エムディエヌコーポレーション (2020/7/28)、出典:出版社HP

はじめに

この本は、あなたの目の前の仕事を、今よりもっと楽しくするために書かれました。

・やらなければならない仕事を効率的に終わらせる
・モヤモヤした仕事のなかから光を見いだす
・これまでの仕事に捉われず自由に発想する
・チームで有機的に仕事を進める

もしも、こんな成果を実現してくれる“魔法の杖”があったらどうでしょうか。

「ビジネスフレームワークで、そんなことが本当にできるの?」
そんな風に思われた方がいらっしゃるかもしれません。大丈夫です。これから、あなたが抱く疑念を晴らしたいと思いますので、どうかもう少しだけお付き合いください。
例えば、あなたの目の前に逃げ出したくなるような仕事があるとします。とても面倒で困難な仕事です。そうした仕事に、もし偉大な先人たちや活躍しているビジネスエリートだったら、どのように取り組んでいくのか、興味はありませんか?
実は、フレームワークを効果的に使うことが、それを体感する確実な方法のひとつなのです。なぜなら、フレームワークとは、偉大な先人たちの「効果的かつ建設的な考え方」を結晶化し、数多のビジネスマンにより現場で磨かれることで、使用方法が確立されてきたものだからです。目的に合わせて活用できれば、“魔法の杖”のように、あなたの内なる力を呼び覚まし、仕事を楽しくしてくれます。
一方で、使い方を間違えると、まるでバッテリーの切れた電動自転車のように、あなたの足を引っ張ることになりかねません。だからこそ、この本を読んでいただきたいのです。
本書は、フレームワークを取り扱う基本的な考え方から始まり、「ビジネス現場の第一線で有効活用されているフレームワーク」を厳選して、使用方法をていねいに紹介しています。さらに、みなさんの仕事に合わせてカスタマイズして使うヒントや、自在に操る実践方法まで実例を元に解説しました。
楽しく仕事を続けた先には、必ず人としての成長があります。あなたの成長の物語の脇役として、この本が少しでもお役に立てたら、私たちにとってこの上ない喜びです。

さぁ、これからいっしょに、“魔法の杖”を探索する旅に出でかけましょう!

2020年6月
著者を代表して 宮木俊明

栄前田 勝太郎 (著), 竹田 哲也 (著), 宮木 俊明 (著)
出版社: エムディエヌコーポレーション (2020/7/28)、出典:出版社HP

Contents -目次-

はじめに
本書の使い方

Chapter1 知る−フレームワークは思考の「型」
フレームワークは「使う」のがゴールではない
「問い」と「対話」が思考を広げる
思考や対話を加速させるフレームワーク
問題解決は「課題」を正しく見つけることから
プロセスを「見える化」するフレームワーク
フレームワークを利用するシーン

Chapter2 守る−「型」通りに考えてみる
「型通り」の実践が近道になる
情報整理:ロジックツリー
情報整理:MECE
情報整理:As is/To be
情報整理口:ステークホルダーマップ
情報整理:ペイオフマトリクス
事業分析:3C/4C
事業分析:SWOT分析
事業分析:PEST分析
事業分析:VRIO分析
顧客理解:ペルソナ
顧客理解:共感マップ
顧客理解:カスタマージャーニーマップ
発想法:HMW
発想法:ブレインライティング
発想法:Yes, And
発想法:マンダラート
発想法:レゴ®シリアスプレイ®
体験設計:AIDMA
体験設計:AISAS
体験設計:AARRR
体験設計:PASONAの法則
体験設計:ストーリーボード
体験設計:シナリオ・プランニング
戦略設計:バリュープロポジションキャンバス
戦略設計:ポジショニングマップ
戦略設計:ビジネスモデルキャンバス
戦略設計:リーンキャンバス
戦略設計:クロスSWOT
自己理解:Will Can Must
自己理解:ジョハリの窓
自己理解:Being Doing Having
自己理解:Need/Wantマトリクス
目標設定:ミッション・ビジョン・バリュー
目標設定:OKR
目標設定:未来思考
ふりかえり:KPT
ふりかえり:YWT
ふりかえり:Fun Done Learn
サイクル:PDCAサイクル
サイクル:OODA Loop
サイクル:コルブの経験学習サイクル
思考法:ロジカル思考
思考法:デザイン思考
思考法:クリティカル思考
思考法:アナロジー思考
思考法:ゴールデンサークル

栄前田 勝太郎 (著), 竹田 哲也 (著), 宮木 俊明 (著)
出版社: エムディエヌコーポレーション (2020/7/28)、出典:出版社HP

本書の使い方

本書はビジネスフレームワーク(以下、フレームワーク)の基本的な使い方と、ビジネスシーンでの実践的な活用方法を解説した書籍です。本書は4章構成で、章ごとに以下のような紙面構成になっています。

Chapter 1 知る

フレームワークを使う前に、知っておいていただきたい事柄を解説しています。「フレームワークとはどんなものか」に始まり、活用すべきシーンや有効な使い方などがわかります。

Chapter 2 守る
ビジネスの現場で有効活用されているフレームワークを厳選し、見開きごとに紹介しています。左ページで概要を説明し、右ページではアウトプットの例や使い方のポイントなどを解説しました(フレームワークには用途が限定されてないものが多数ありますが、使用目的として代表的なものを記載しています)。

Chapter 3 破る

扱う情報や目的に合わせて、既存のフレームワーク をカスタマイズしてみましょう。テーマに沿って2ス テップの簡単な“お題”が用意されており、ページを めくるとカスタマイズ例と解説がわかる仕組みです。

Chapter 4 離れる

実際のビジネスシーンで、複数のフレームワークを組み合わせて活用した事例を取り上げています。人材育成のワークショップや部門別の戦略立案など、ビジネスの現場での活用方法が具体的にわかります。

本書は2020年6月現在の情報を元に執筆されたものです。これ以降の仕様、URL等の変更によっては、記載された内容と事実が異なる場合があります。本書をご利用の結果生じた不都合や損害について、著作権者及び出版社はいかなる責任も負いません。

栄前田 勝太郎 (著), 竹田 哲也 (著), 宮木 俊明 (著)
出版社: エムディエヌコーポレーション (2020/7/28)、出典:出版社HP