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【最新 – 雑談力を高めるためのおすすめ本 – 知っておきたい話し方、テクニック】も確認する
雑談力をアップさせる話し方を紹介
雑談は会話の入り口です。会話をスムーズに始め、弾ませ、盛り上がるちょっとしたコツを押さえれば、これまで以上に新たな人との出会いを楽しめて、仕事もプライベートも充実していくでしょう。本書で紹介する雑談力は、シンプルな基本ルールを中心にして雑談力をアップさせる話し方を紹介していきます。
目次
プロローグ
STEP1 「時事ネタ」に「私ネタ」をプラスしよう♪
【1】 楽しい話が始まる!「時事ネタ」の振り方
【2】 「いい天気ですね」の後は、こう話そう
【3】 忙しい朝は「私ネタ」の宝庫!
【4】 ありきたりなニュースを「ウケるネタ」にする
【5】 「身近な人間関係」をからめて話す
【6】 「悔しさ」「あきらめ」を話題にすると、感情移入されやすい
【7】 「重い話」は心にゆとりがある人限定で
【8】 営業先では、先方のことを話題にする
【9】 婚活の場では、こんな「困った!」が共感を呼ぶ
STEP2 瞬時に反応できる!「共感ルール」
【1】 相手の話を「面白いと思えない人」はこんな視点を!
【2】 モノ、出来事ではなく「相手」に注目する!
【3】 「スポーツネタ」は、こんな質問で盛り上がる
【4】 配偶者の話、子どもの話を聞いてみる
【5】 「たまっている気持ち」は、話し出すと止まらない
【6】 父親世代、息子世代とも話がはずむコツがある
【7】 グンと距離が縮まる! プライベートの話し方
【8】 「踏み込んだ話」ができる相手の見分け方
【9】 心を開かない人への効果的なアプローチ
STEP3 新発想!「アクティブな聞き方」
【1】 ひたすら「傾聴」はやめてよし!
【2】 話を聞きながら、「相手の姿」を想像してみよう
【3】 大げさにイメージすると、感情のこもった「相づち」が打てる
【4】 どんな相手とも距離が縮まる相づちがある!
【5】 「簡単な感想」を言ってみよう
【6】 オウム返しは、「気持ちが動いたとき」限定で!
【7】 話の展開が見えてきたら、「自分の話」を挟んでOK
【8】 相手の「話したいこと」「話せていないこと」に注意を向ける
【9】 3人以上で話すとき、話すタイミングはこうしてつくる
STEP4 想像力を10倍かき立てる! 話し方
【1】 「話すスピード」「問の取り方」で相手の反応は一変する!
【2】 一気に話さず、シーンを区切る
【3】 この「間」の取り方で、場がドンドン熱くなる!
【4】 「同じイメージ」をもてば、楽しいやりとりがずっと続く!
【5】 アイコンタクトを送りながら話そう
【6】 「プチ怒り」は誰もがノッてくる人気ネタ
【7】 笑いを誘う「オチの話し方」
【8】 聞き手に回ったら、大きな相づちを打ってあげよう
【9】 こんな気づかいで、また、あなたと話したくなる
STEP5 誰もが100%引き込まれるのは「体験談」!
【1】 いらぬことをしてみるから楽しい話題が生まれる
【2】 「自分はどんな人」なのか、エピソードで語ってみる
【3】 「周りにいる人」をエピソードで語ってみる
【4】 他人に関わると、「十八番ネタ」ができる
【5】 「世問の噂は本当なのか?」当事者に会ったら聞いてみる
【6】 天気予報のお姉さんの言うことは必ず実行する!
【7】 他人とは違う視点を大切に!
STEP6 雑談力が上がる「7つの秘訣」
【1】 秘訣①相手の話にしっかり反応してあげる
【2】 秘訣②人を区別しないで、なるべく話しかける
【3】 秘訣③もっと相手に興味を持とう
【4】 秘訣④相手の話を否定しない
【5】 秘訣⑤相手の気持ちを許すこと
【6】 秘訣⑥自分のことを伝える領域を広げる
【7】 秘訣⑦相手のスペースには恐る恐る入る。でも確実に一歩踏み込む
エピローグ
装丁
井上新八
イラスト
草田みかん
プロローグ
◆このシンプルなルールで雑談は楽勝です
本書を読めば「雑談」のイメージがガラッと変わります!
「時事ネタを話してもすぐに途切れてしまう」「自己紹介しても相手が興味を持ってくれない」「いきなり本題に入るほうがずっとラク」「すぐにネタが尽きてしまう」……。
こうした悩みを一掃してしまうのが本書の威力です。
雑談は会話の入り口です。会話をスムーズに始め、弾ませ、盛り上がるちょっとしたコツを押さえれば、これまで以上に新たな人との出会いを楽しめて、仕事もプライベートも充実していくこと間違いなしです。
本書ではたくさんのルールを紹介していきますが、基本はとてもシンプルなので安心してください。
・雑談の上手な始め方は?
→よくある話題に「自分の体験(=私ネタ)」を加えるだけ!
・相手とうちとけるには?
→「相手の体験(=相手ネタ)」を尋ねて共感する!
・話をもっと盛り上げるには?
→聞き方、間の取り方次第で、話がドッとふくらむ!
どうですか。これなら、できそうだと思いませんか?
このように、シンプルな基本ルールを中心にして、雑談力をアップさせる「話し方」を紹介していきます。
本来、雑談は難しいものではありません。話すネタがないからといって、わざわざ雑学を仕入れる必要はないのです。今のあなたのままで、誰とでもスッとうちとけて話せる方法がちゃんとあります!
◆こんな悩みもあっさり解消!
それでは、雑談に関するお悩みごとに、本文で紹介している雑談ルールの一例を紹介しましょう。
「時事ネタを振っても、相手の反応がそっけない……」
→「私ネタ」を加えるだけで、ウケるネタに早変わり!
「お天気ネタを振っても、「そうですね」で終わってしまう」
→「お天気だから私は…」「雨だから私は……」という話をすれば相手の反応は一変する!
「相手の話に興味が持てない……」
→相手の「オモシロ話」を引き出すコツがある!
「話がなかなかはずまない……..」
→「ひたすら傾聴」はマイナス。話し手のテンションを盛り上げる聞き方がある!
こんな話し方でOK。難しい、面倒くさいというイメージのあった雑談が、簡単そうに思えてくるのではないでしょうか。
時事ネタは雑談の王道とも言えますが、「なかなか盛り上がらない」というのも事実。なぜならば、ここでやりとりしているのは誰もが知っている情報だけだからです。
それよりも、「あなたがどんな人か」を話すほうが効果的。
私たちが好きなのは人間そのもの。
他人は、あなたの日常を知りたいのです。
「今年の花粉は去年に比べると飛ぶ量が倍ぐらいらしいですね」
と始めたら、その後に、
「花粉の時期に窓を開けると、鼻水、くしゃみが止まらないんです」
「実は私、去年花粉対策マスクをネットで注文したら、百個も届いて置き場所に困っています」
こうしてふだんの姿を伝え合ってください。お互いの知らなかった部分を少しずつ知ることで、話がはずみ、お互いに親しみを感じるようになるのです。
これは誰とでも、どんな場面でも共通です。
お客さまと話す機会が多い営業マン、会合やパーティーなどで人脈を増やしたい方、今いる会社でコミュニケーションをはかりたい方、さらには親子関係をよくしたり、異性との出会いの場を広げたい方まで、あらゆる人の強力な武器になるはずです。
◆ネタは、3つのポイントを押さえれば無限にできる!
雑談のネタに困っているのであれば、あなたの平凡な日常を、相手がリアルにイメージできるよう話してみてください。
私の教室では、話をするときに「日常の暮らしぶり」「自分の人柄」「人間関係」が出るように意識して話しましょう、と伝えています。
朝起きるのが苦手なら、そのまんまを話せば、もう雑談の始まり。
寝ているときは「あと5分寝たい」と思うのに、支度を始めると「なんであと5分早く起きないんだ」と悔やむ。
それを言葉にして話せば、もうお話なのです。
話が苦手な人は「その後が続かない」と心配して、いい話題があっても結局はその話を心の底に押し戻してしまうようです。
話には必ず相手がいるもの。あなたが口火を切れば、相手もその話を受けて何か話し始めるものです。
とりあえず話を始めることが、雑談上達の第一歩と心得ましょう。
あなたの日常を披露した後に、あなたの人柄がにじみ出る話も加えてみてください。
出勤のために玄関で靴を履く。そこではたと忘れ物に気づく。しかも履いているのが女性ならブーツ、男性なら革靴のような脱ぎにくいものであったとき、そこでどんな選択をするのか……。
それが人柄です。
片足だけ脱いでケンケンで行くのか、脱がないで膝で行くのか、かまうもんかと土足で行くのか。そこに人柄があふれています。
よく見知った人であれば、そんなことを突然話しても大丈夫。「私ね、すごく横着でね」と切り出せば、きっと相手も喜んで体験談を聞かせてくれるはず。
さらに「うちの母は、同じケースでチラシを床に並べてジャンプしながら部屋の中を歩くのよ」と、自分の人間関係を持ち出してふくらませます。
こうすると相手にあなたの様々な面が伝わり、相手はあなたにとても親しみを持つでしょう。もちろん相手もそんな話をしてくれますから、互いに親近感が深まり、より楽しい話が広がっていくのです。
こんなふうに楽しいエピソードをいくつか探してお話しすれば、もう楽しい雑談の始まりです!
これらの詳しい内容は本文でじっくり紹介するので、ぜひご覧ください。
どんな人とも気軽に雑談できるようになると、行動範囲も広がって出会いのチャンスが一気に増えます。新たな人生を手に入れることができるのです。
さあ、まずは本書を開いて、楽しい雑談の世界を覗いてください。数々のひらめきや発見に触れてください。そして新しい人間関係に臆することなく入っていってください。
多くの出会いと感激が待っていますように祈っております。
著者