ファン・ゴッホの生涯 上

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ゴッホの生涯に入り込める

本書は、ピューリッツァー賞受賞の著者たちが、多くの人を惹きつけるゴッホの生涯を描き出した本です。若年時代のゴッホの様子から始まり、オランダ時代の画家としてのエピソードまでが書かれています。ゴッホの生き様、当時の情景が手に取るように読者に伝わる作品です。

スティーヴン ネイフ (著), グレゴリー・ホワイト スミス (著), 松田 和也 (翻訳)
出版社 : 国書刊行会 (2016/10/21)、出典:出版社HP

われわれに初めて芸術の喜びを教えてくれた
われわれの母、
マリオン・ネイフとケイトリン・ホワイト・スミスに
そして爾来、われわれの人生に多くの喜びをもたらしてくれた
ジュリアード学校の全ての芸術家に
本書を謹んで献呈する。

SN
GWS

目次

家系図
地図
プロローグ 狂熱の心

第1部 若年時代 1853–1880
第1章 堰と堤
第2章 ヒースの前哨地
第3章 奇矯な少年
第4章 神とカネ
第5章 レイスウェイクへの道
第6章 流浪
第7章 基督に倣ひて
第8章 巡礼の歩み
第9章 おおエルサレムよ、おおズンデルトよ
第10章 風に向って
第11章 「まさにそれだ」
第12章 黒い国
第13章 絵画の国

第2部 オランダ時代 1880-1886
第14章 氷の心
第15章 ますます愛する
第16章 素描家の拳
第17章 我が愛しの未亡人
第18章 みなし男
第19章 ヤコブとエサウ
第20章 空中楼閣
第21章 虜囚
第22章 生きる歓び
第23章 水の精
第24章 一粒の狂気
第25章 一気呵成に
第26章 失われた幻影

図版一覧
ジョン・ピーター・ラッセル、『フィンセント・ファン・ゴッホの肖像』、一八八六年
『自画像』、一八八七年
『脱衣所の庭』、一八八八年八月
フィンセント・ファン・ゴッホ、一三歳
アンナ・カルベントゥス
ズンデルトのマルクト
フィンセントの兄弟姉妹: アンナ、テオ、リース、コル、ウィル
『納屋と農家』、一八六四年二月
テオ・ファン・ゴッホ、一三歳
フィンセント・ファン・ゴッホ、ティルブルフ学校の階段で
テオドルス(ドルス)・ファン・ゴッホ
伯父セント・ファン・ゴッホ
ズンデルト教会
H・G・テルステーフ
グーピルの画廊、ハーグ
ユルシュラとウジェニー・ロワイエ
『エッテンの牧師館と教会』、一八七六年四月
アリ・シェフェール、『クリストゥス・コンソラトール』、一八三六―三七年
『ピーターシャムとターナム・グリーンの教会』、一八七六年一一月
シェファースプライン、ドールトレフトの市場
海軍中将ヨハンネス・ファン・ゴッホ(ヤン伯父)
『マクペラの洞窟』、一八七七年五月
『オ・シャルボナージュ』、一八七八年一一月
マルカス炭坑、第七坑
『夜明けの雪の中の坑夫たち』、一八八〇年八月
フィンセント・ファン・ゴッホ、一八歳
アントン・リッダー・ファン・ラッパル
『種蒔く人(ミレーによる)』、一八八一年四月
アントン・ファン・ラッパルト、『セッペの近くのパシーファールト(セッベ近傍の風景)』、一八八一年六月
『蓮の葉のある沼地』、一八八一年六月
ケー・フォス=ストリッケルと息子のヤン、一八八一年頃
『ドールトレフト近郊の風車』、一八八一年八月
『驢馬と荷車』、一八八一年一〇月
アントン・マウフェ、一八七八年
『壕の中で掘っている人夫たち』、一八八二年四月
『顔を覆って籠に座る女』、一八八三年三月
『悲しみ』、一八八二年四月
『大工の庭と洗濯場』、一八八二年五月
『揺り籠』、一八八二年七月
ルーク・フィルズ、『浮浪者収容室に申し込む人々』、一八七四年
ヒューバート・フォン・ハーコマー、『最後の招集——チェルシー病院の日曜日』(部分)、一八七一年
『杖を持つ老人』、一八八二年九—一一月、および『燕尾服の老人』、一八八二年九—一二月
『疲れ果てて』、一八八二年一一月
『女坑夫たち』、一八八二年一一月
『公共スープ配給所のスープ配給』、一八八三年三月
『浜辺への道』、一八八三年七月
『沼地のオークのある風景』、一八八三年一〇月
『ドレンテの風景』、一八八三年九―一〇月
『砕土機を引く男』、一八八三年一〇月
ジャン=レオン・ジェローム、『虜囚』、一八六一年
ヌエネンの牧師館
『織工』、一八八四年
『魚狗』、一八八三年三月
『刈り込まれた樺の木』、一八八三年三月
マルホット・ベーヘマン
ヨゼフ・イスラエルス、『食卓を囲む百姓の家族』、一八八二年
『女の顔』、一八八四十八五年
『馬鈴薯を食べる人たち』、一八八五年四月
レオン・レルミット、『収穫』、一八八三年
『女の頭部』、一八八五年三月
アムステルダム国立美術館、一八八五年の完成直後の様子
『ヌエネンの古い教会塔』、一八八五年六—七月
『聖書のある静物』、一八八五年一〇月
『踊る男女』、一八八五年一二月
アントウェルペン美術学院の石膏室
『裸婦立像(側面図)』、一八八六年一月
『煙草を喫う骸骨の頭部』、一八八六年一―二月

カラー図版(二八八頁のあと)
『スフェーヘニンヘンの海の眺め』、一八八二年八月
『荒れ地の二人の女性』、一八八三年一〇月
『女性の顔」、一八八五年三月
『馬鈴蘭を食べる人たち』、一八八五年四—五月
『メェネンの古い教会塔(農民の墓地)』、一八八五年五—六月
『馬鈴薯館』、一八八五年九月
『聖書のある静物』、一八八五年一〇月
『一足の靴』、一八八七年初頭
『女性トルソーの石膏像』、一八八六年六月
『カフェ・タンブランの女(アゴスティーニ・セガトーリ)』、一八八七年一—三月
『デキャンタと皿の上のレモンのある静物、一八八七年二—三月
『テオのアパルトマンからの眺め』、一八八七年三十—四月
『モンマルトルの野菜園』、一八八七年六—七月
『レストランの中』、一八八七年六—七月
『鋼の花瓶の編笠百合』、一八八七年四—五月
『自画像』、一八八七年春
『雲雀のいる麦畑』、一八八七年六十七月
『自画像(麦藁帽をかぶったもの)』、一八八七年八―九月
『梅の開花(広重を模して)』、一八八七年一〇—一一月
『タンギー爺さん』、一八八七年
『画家としての自画像』、一八八七年一二月—一八八八年二月
『花咲く桃の木(マウフェの思い出)』、一八八八年三月
『アルルのラングロワ橋と洗濯する女性たち』、一八八八年三月
『収穫』、一八八八年六月
『サント=マリ=ド=ラ=メールの浜辺の釣り船』、一八八八年六月下旬
『ズワーヴ兵』、一八八八年六月
『ラ・ムスメ、座像』、一八八八年七月
『郵便配達人ジョゼフ・ルーランの肖像』、一八八八年八月初旬
『パー・ヤン・エスカリエの肖像』、一八八八年八月
『夾竹桃のある花瓶と本』、一八八八年八月
『夜のカフェテラス』、一八八八年九月
『夜のカフェ』、一八八八年九月

スティーヴン ネイフ (著), グレゴリー・ホワイト スミス (著), 松田 和也 (翻訳)
出版社 : 国書刊行会 (2016/10/21)、出典:出版社HP

下巻目次

家系図
地図

第3部 フランス時代188611890
第27章 さかしま
第28章 ザンガノ兄弟
第29章 キャッチ・アンド・リリース
第30章 商魂
第31章 ル・パラドゥ
第32章 向日葵と夾竹桃
第33章 詩人の園
第34章 架空の野蛮人
第35章 闘争
第36章 異邦人
第37章 二つの道
第38章 真の南仏
第39章 星月夜
第40章 孤立者
第41章 「堕落した子供」
第42章 庭と麦畑
第43章 幻影は消え失せる――しかし、崇高なものは残る
エピローグ ここに眠る
補遺: フィンセントの致命傷に関する注釈
謝辞
資料に関する注釈
主要参考文献
主要人名索引

下巻図版一覧
『麦藁帽子の自画像』、一八八七年
『灰色のフエルト帽の自画像』、一八八六—八七年、『自画像』、一八八七年、『麦藁帽子の自画像』、一八八七年
フェルナン・コルモン画塾(一八八五年頃)
ジョン・ピーター・ラッセル、『フィンセント・ファン・ゴッホの肖像』、一八八六年
ジャン=バティスト・コロー、『アゴスティーナ』、一八六六年
ヨハンナ・ボンゲル、一八八八年
リュシアン・ピサロ、『フィンセントとテオ・ファン・ゴッホ』、一八八七年
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、『エミール・ベルナールの肖像』、一八八六年
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、『フィンセント・ファン・ゴッホの肖像』、一八八七年
『英泉に基づく花魁』、一八八七年一〇—一二月、および〈パリ・イリュストレ〉の表紙の透写、一八八七年七—一二月
『タラスコンへの道』、一八八八年七月
『日傘の婦人のいる跳ね橋』、一八八八年五月
黄色の家、アルル
ラマルティーヌ広場、アルル
『サント=マリの街路』、一八八八年六月
『汽車のあるモンマジュール近郊の風景』、一八八八年七月
『座るズワーヴ』、一八八八年六月
『アルルの麦の収穫』、一八八八年
『日没の種蒔く人』、一八八八年八月
『郵便配達人ジョゼフ・ルーランの肖像』、一八八八年八月
『柵のある公園』、一八八八年四月
『ズワーヴのミリエ少尉の肖像』、一八八八年九月
ポール・ゴーギャン、一八九一年
アリスカン、アルル
ポール・ゴーギャン、『ジヌー夫人(「夜のカフェ」のための習作)』、一八八八年
『赤ん坊のマルセル・ルーラン』、一八八八年一二月
ルーク・フィルズ、『空虚な椅子(「ガズヒル、一八七〇年六月九日」)』、一八七〇年
ポール・ゴーギャン、『向日葵を描くヴァンサン・ヴァン・ゴーグ』、一八八八年一一月
『医師フェリクス・レーの肖像』、一八八九年一月
『耳に繃帯をした自画像』、一八八九年一月
マイエル・デ・ハーン、『テオ・ファン・ゴッホの素描』、一八八八年
独房、アルルの病院
『アルルの病院の中庭』、一八八九年四月
『アルルの病院の病室』、一八八九年四月
サン=ポール=ド=モゾールの癲狂院、サン=レミ
浴場、サン=ポール=ド=モゾールの癲狂院
『山景のオリーヴの木』、一八八九年六月
『糸杉』、一八八九年六月
『星月夜』、一八八九年六月
アドリアン・ラヴィエイユ(ジャン=フランソワ・ミレーによる)、『午睡』、一八七三年
『オリーヴ畑』、一八八九年六月
『サン=ポール=ド=モゾールの庭』、一八八九年一一月
ヨーと息子フィンセント、一八九〇年
医師ポール・ガシェ
『ピアノを弾くマルグリット・ガシェ』、一八九〇年六月
ラヴーの宿の前のラヴー家
『広縁帽の少年(おそらくルネ・スクレタン)の頭部』、一八九〇年六—七月
『木の根』、一八九〇年七月
『ドーピニの庭』、一八九〇年七月
ラヴーの宿のフィンセントの寝室
ファン・ゴッホ、一八九〇年
フィンセントとテオ・ファン・ゴッホの墓、オーヴェル

カラー図版
『黄色の家』、一八八八年九月
『ローヌ川の星月夜」、一八八八年九月
『自画像(坊主としての自歳優)、一八八八年九月
『画家の母の肖像』、一八八八年一〇月
『公園、カップルと樅の木:詩人の庭Ⅲ』、一八八八年一〇月
『タラスコンの駅馬車』、一八八八年一〇月
『アルルの女(ジヌー夫人)(本)』、一八八八年一一月(あるいは一八八九年五月)
『ルーラン夫人(ラ・ペルスース)』、一八八九年一月
『ファン・ゴッホの椅子』、一八八八年一二月
『ゴーギャンの肘掛け椅子、一八八八年一二月
『自画像(繃帯をしてパイプをくわえた自画像)』、一八八九年一月
『向日葵(一五本の向日葵)』、一八八八年八月
『鳶尾』、一八八九年五月
『星月夜』、一八八九年六月
『糸杉』、一八八九年
『木蔦のある木の幹』、一八八九年七月
『自画像』、一八八九年九月
『寝室』、一八八九年九月初旬
『種蒔く人』、一八八八年一一月
『麦刈る人のいるサン=ポール癲狂院裏の麦畑』、一八八九年九月初旬
『サン=ポール癲狂院の看護主任トラピュクの肖像』、一八八九年九月
『サン=ポール癲狂院の庭の木々』、一八八九年一〇月
『オリーヴ摘み』、一八八九年一二月
『昼: 仕事の間の休息(ミレーを模して)』、一八九〇年一月
『渓谷』、一八八九年一〇月
『花咲く巴旦杏の木の枝』、一八九〇年二月
『鳶尾』、一八九〇年五月
『オーヴェルの教会』、一八九〇年六月
『ガシェ医師の肖像』、一八九年六月
『ドービニの庭』、一八九〇年二月
『木の根』、一八九〇年七月
『鴉のいる麦畑』、一八九〇年七月

スティーヴン ネイフ (著), グレゴリー・ホワイト スミス (著), 松田 和也 (翻訳)
出版社 : 国書刊行会 (2016/10/21)、出典:出版社HP