3つの切り口からつかむ図解中国経済

【最新 中国経済について学ぶためのおすすめ本 – 中国経済の実態から今後の展望まで】も確認する

中国の政治経済の現状が概観できる

統計数字や図表を駆使しており、数値的に中国の経済について確認できます。目次にあるような3つの視点から中国の政治経済の現状を述べているので、情報も整理されており、入門的に読む方にも理解しやすくなっています。

三尾 幸吉郎 (著)
出版社 : 白桃書房 (2019/8/26)、出典:出版社HP

 

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この電子書籍は、『3つの切り口からつかむ図解中国経済』(三尾幸吉郎著、ISBN9784-561-92304-6C0033 2019年8月26日発行[第一版第一刷])を元に、電子書籍の仕様を踏まえ編集を行い、制作しました。

はじめに

本書は、中国経済の入門をしたい方々に向け、またさらに上を目指し、自分の力でその先行きを読み解いていきたい方のことも意識しながら執筆しました。
中国経済の現状を見極めることは決して容易なことではありません。経済分析を行う際には統計が頼りとなりますが、中国の経済統計に対する不信感には深刻なものがあります。中国経済を専門に分析するどのエコノミストも、「中国の経済統計は信頼できる」と自信を持って答えることはないでしょう。地方ごとの国民総生産(GDP)である域內総生産(GRP)水増しの発覚や、定期的に公表されていた経済統計の突然の発表中止、また、つじつまの合わない経済統計が散見されるなど、お聞きになったことがある方も多いでしょう。
ただし、経済統計を幅広くフォローし、長期にわたる推移や国際比較などで補完しながら分析を深めると、中国経済のおおよその姿をつかむことは可能です。先ほど触れたGDPを例に検討してみます。国際通貨基金(IMF)発表の名目GDPによると、中国経済は2010年に日本を超え、世界第2位の経済大国になりました。しかし、根強い不信感から、今もそれを疑う声があります。
まず、世界の自動車市場を調べてみます。2017年に中国で販売された自動車は3千万弱で日本の5.6倍に達し、世界シェアは約3割を占め、米国の8%を大幅に超えています。さらに、日本の輸出統計を見ると、中国向けは米国向けと一・二を争う金額に増加しており、欧州連合(EU)向け輸出の2倍前後となっていることが分かります。貿易統計は中国が発表するデータと貿易相手国が発表するデータとを突き合わせることができるため、ごまかしにくく信頼性の高い統計です。加えて、中国からの旅行者が大挙して日本の各地を訪れるようになり、彼らのインバウンド消費が地方経済を活性化させる起爆剤となっているという実感も確かにあります。こうした状況を総合的に勘案すると、中国政府が公表するGDPがやや不正確であったとしても、中国の経済規模が日本を超えて米国に次ぐ世界第2位の経済大国であることは、ほとんど間違いない現実だと考えられます。本書では、中国の発表する統計もこのように注意しながら用い、分析を行っています。
もうひとつ、中国経済の先行きを読み解く際のチャレンジがあります。日本人が欧米先進国の経済を見る場合には、各国で制度に多少の違いはあっても、言論の自由や民主主義、財産権の保護、法の支配などの価値観や、資本主義という経済の基本的枠組みが共通しているため、日本の常識を前提に推論を展開すれば読み解けることが多い一方、「中国の特色ある社会主義」を掲げる中国では、中国共産党による国家の指導(中国語では「領導」)を正当化するとともに、その指導は国有企業ばかりか民間企業や外資系企業にも及ぶ「国家資本主義」的な経済運営が行われているので、日本の常識を前提に推論を展開すると大きな間違いをおかす恐れがあります。したがって、日本人が「中国は債務危機に陥るのか?」「中国の住宅バブルは崩壊するのか?」といった諸問題を読み解くにあたっては、中国共産党が国家をどのように指導しているのか、を十分に踏まえた上で推論を展開する必要があります。例えば、「マルクス・レーニン主義」「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」「主要な矛盾と主要でない矛盾」など、馴染みの薄いイデオロギー的な用語も登場しますが、みなさんにも理解しやすいよう、折に触れ分かりやすくご説明しています。
また本書は、ふんだんに図表を盛り込んでいます。経済を読み解く上では、ボリューム感やトレンドを把握することが欠かせません。グラフを処理するのはなかなか大変なのですが、入門者にも分かりやすくということを心掛けました。さらに、中国経済を自らの力で読み解けるようになりたいという方に向けての工夫として、多少高度な内容をコラムでご紹介したり、参考になる統計資料をご紹介しています。
本書は「中国経済アウトルック編」「中国の先行きを読み解くキーワード編」「中国経済深層分析編」の3編から構成されています。「中国経済アウトルック編」では、中国経済の現状をできる限り簡単かつ多角的に把握できるように、104個に及ぶ図表を使ってビジュアルに解説しています。中国経済の基本を押さえ、さらに先行きを自分の力で読み解けることを目指すにあたっては、中国に関する主要な経済統計を一通り、実際に確認してみることが欠かせません。
具体的には、「世界における地位」では世界における中国経済の地位がどのような変遷を辿って現在に至ったのかを、「「改革開放」以降の4つの経済転換点』では改革開放開始(1978年)、社会主義市場経済導入(1993年)、WTO加盟(2001年)、世界金融危機(2008年)の4つの時点に着目し、経済構造がどう変化してきたのかを、「所得水準と所得格差」では世界における所得水準の位置や中国における所得格差の現状を概観しています。また、「消費市場に関する基礎知識」と「投資に関する基礎知識」では、消費と投資という、米国と好対照を示す2つの主要なカネの使い途から経済の実態に迫ります。「輸出の特徴と経常収支」と「輸入の特徴と輸入元としての日本」では中国の貿易の現状と特徴を解説し、世界各国への経済的なインパクトも実感していただけます。そして、「金融市場に関する基礎知識」では資金調達と資金運用の基本構造や中央銀行と市中銀行の関係、それにシャドーバンキング問題などを取り上げ、「証券市場に関する基礎知識」では株式・債券市場における業種構成や投資家構成などの基礎知識、さらに日本の株式市場との相違点をまとめ、今後、開放が進む中国の金融についてご理解いただけます。最後の「バラエティに富む地方経済」では、さまざまな指標の地域ランキングから、その経済環境の多様さを示しました。
「中国の先行きを読み解くキーワード編」では、中国経済を読み解く上でカギを握るキーワードを挙げて解説しています。具体的には、少子高齢化への対応が待ったなしの状況にある「人口問題」を最初のキーワードとしました。次に、習近平国家主席が肝いりで推進する「三大堅塁攻略戦」を取り上げました。重大リスク防止・解消、的確な貧困脱却、汚染防止の目標を達成する期限が2020年となっており、当面の経済運営に大きな影響を及ぼすと考えられるからです。また、国際関係を読み解くキーワードを3つ挙げました。中国主導の「北京コンセンサス」は、米国主導の国際協調の枠組み、ワシントン・コンセンサスと対峙し、世界を舞台に縄張り争いが広がりつつあります。そして、米ドルが基軸通貨となっている現在の国際通貨体制に挑む「人民元の国際化」、中国主導で開発が進む「一帯一路」の3つです。最後に、中国経済の命運を左右するキーワードを3つ挙げました。中国は生産要素投入型の経済からの脱却を目指して「イノベーション(創新)」を推進し、積極的にヒトとカネを投入してきており、成果も出始めています。そして、米中貿易摩擦の火種ともなっている「中国製造2025」、そして、さまざまな分野にインターネットを取り入れてプラスすることによりイノベーションの加速を目指す「インターネットプラス」の3つです。
最後の「中国経済深層分析編」は、講演会で質問をいただいたり、マスコミからの問い合わせを受けることの多いテーマを取り上げ、それに対する筆者の現在の見方を示しました。具体的には、「中国共産党はどのように統治するのか?」「中国は中所得国の罠にはまるのか?」「中国は債務危機に陥るのか?」「中国の住宅バブルは崩壊するのか?」「チャイナ・ショックは再来するのか?」「中国の外貨準備は十分か?」「米中対立はどうなるのか?」「習近平政権二期目の経済運営のどこに注目すべきか?」の8つを取り上げています。ここでは「中国経済アウトルック編」で解説した中国経済の各断面を縦軸、「中国の先行きを読み解くキーワード編」で解説したキーワードを横軸としながら、必要に応じ、世界の先行事例などを踏まえた視点という第三の軸も加えるという分析手法を取っています。
筆者の中国経済に関する研究歴は10年を超えました。学生時代には中国政治を専攻し「4つの近代化」をテーマに卒論を書きましたが、その後、四年間、グローバル証券運用を仕事としていました。そして、さまざまな世界的な金融危機を運用現場で実際に体験し、ニューヨーク駐在時には、世界金融危機で破綻に追い込まれたリーマン・ブラザーズ社に約半年お世話になったこともあります。こうした経歴が本書の執筆に役立った面ももちろんありますが、中国経済アウトルック編で取り上げたテーマはやや証券金融関連に偏っているかもしれません。中国経済を読み解くテーマは、本書で取り上げたもの以外にもいろいろあるでしょう。今後も、新たな問題を取り上げ、筆者自身も読み解く力を鍛えていくつもりです。また、読者の方々が、ご自身の関心のある分野について中国経済を読み解いていく際に、本書がその一助となれば幸いです。そして、いつの日か、読者のみなさんと中国経済に関する諸問題を議論する機会が得られれば、筆者にとってこの上ない幸せです。
最後に、本書の出版に当たっては森安圭一郎氏と寺島淳一氏に大変お世話になりました。「中国経済アウトルック編」の原案となった「図表でみる中国経済」(筆者が所属するニッセイ基礎研究所で発行してきた調査レポートシリーズ)の読者でいらした森安氏には励ましとお力添えを頂きました。また、白桃書房の寺島氏には編集に当たり有意義な助言を数多く頂戴しました。このお二人のご支援がなければ本書が出版に至ることはなかったでしょう。この場を借り、心より感謝申し上げます。2019年7月
三尾幸吉郎

 

目次

はじめに
図表一覧
中国経済アウトルック編
世界における地位
「改革開放」以降の4つの経済転換点
コラム:「改革開放」前の中国経済
所得水準と所得格差
消費市場に関する基礎知識
コラム:景気テコ入れに使われるのは鉄道建設?
輸出の特徴と経常収支
輸入の特徴と輸入元としての日本
金融市場に関する基礎知識
コラム:シャドーバンキング問題
コラム:中国の政策金利は何か?
証券市場に関する基礎知識
バラエティに富む地方経済
コラム:地方GRP合計と全国GDPの乖離
中国の先行きを読み解くキーワード編
「人口問題」
「三大堅塁攻略戦」
「北京コンセンサス」
「人民元の国際化」
「一帯一路」
「イノベーション(創新)」
「中国製造2025」
「インターネットプラス」
中国経済深層分析編
日中国共産党はどのように統治するのか?
コラム:第8期3中全会
中国は「中所得国の罠」にはまるのか?
コラム:「中所得国の罠」の特質
中国は債務危機に陥るのか?
コラム:国際比較で見る中国の債務の特徴
コラム:商業銀行の不良債権の特徴
中国の住宅バブルは崩壊するのか?
チャイナ・ショックは再来するのか?
中国の外貨準備は十分か?
米中対立はどうなるのか?
コラム:米中貿易の上位0品目
習近平政権二期目の経済運営の注目点はどこか?

参考文献
索引
日本語―中国語・英語対照表

中国語読みをフリガナで示しました。日本語読みで難読のものは()内に示しました。なお、重要な語句について巻末に日中英の対照表がありますのでご参照ください。

三尾 幸吉郎 (著)
出版社 : 白桃書房 (2019/8/26)、出典:出版社HP

 

図表一覧

中国経済アウトルック編

1 世界における地位
図表-1世界の名目GDP(2017年)
図表-2(世界)名目GDPシェア(2017年)
図表-3(世界)個人消費シェア(2017年)
図表-4(世界)投資シェア(2017年)
図表-5(世界)名目GDPシェアの変化
図表-6(世界)名目GDPシェア(2022年、予測)
図表-72022年までの名目GDP増加額見通し(2017年起点)
図表-8世界パワーバランスの変化と日本
2 「改革開放」以降の4つの経済転換点
図表-1名目GDPの推移
図表-2実質成長率の推移
図表-3産業構成(2018年)
図表-4産業別の就業者数の推移
図表-5就業者一人当たり実質GDP成長率の推移
図表-6世界の製造業の比率(2017年)
図表-7世界の第三次産業の比率(2017年)
図表-8産業構成の変化
図表-9需要構成(2017年)
図表-10世界の個人消費比率(2017年)
図表-11世界の投資(総固定資本形成)の比率(2017年)
図表-12需要構成の変化
3 所得水準と所得格差
図表-1世界の一人当たりGDP(2017年)
図表-2一人当たりGDPの世界順位比較・推移
図表-3都市部と農村部の所得格差推移
図表-4地域間の所得格差推移
図表-5行政区別の一人当たりGRP(2017年)
図表-6都市内部の所得格差推移
図表-7 3つの所得格差の比較…
4 消費市場に関する基礎知識
図表-1個人消費の推移
図表-2世界の個人消費シェアの変化
図表-3一人当たり消費支出の構成比(2018年)
図表-4一人当たり消費支出の変化(2013~18年)
図表-5電子商取引(EC)の推移
図表-6ネットユーザーの数・普及率の推移
図表-7小売売上高の推移
図表-8小売売上高(限額以上企業、2018年)の増加率
図表-9小売売上高(限額以上企業、2018年)
図表-10消費者信頼感指数の推移
図表-11雇用関連指標の推移
5 投資に関する基礎知識
図表-1投資(総固定資本形成)の推移
図表-2世界の投資シェアの変化
図表-3業種別の投資シェア(2017年)
図表-4地域別投資シェアの変化
図表-5投資に占める国有・国有持ち株企業の比率の推移
図表-6資金源別投資シェアの変化
図表-7投資の累計公表ベースと月次推計ベースの対比推移
図表-8投資の3本柱の動き
図表-9_国有企業と民間企業の投資対比月次推移
図表-10企業家信頼感指数の推移
コラム景気テコ入れに使われるのは鉄道建設?
図表-1鉄道運輸業の投資の推移
図表-2各種インフラ投資の伸び率の推移
図表-3インフラ投資の構成比
6 輸出の特徴と経常収支
図表-1輸出額(ドルベース)の推移
図表-2輸出相手先別シェアの変化
図表-3輸出額の品目別シェアの変化
図表-4鋼材の輸出先シェア(2018年)
図表-5自動車の輸出先シェア(2018年)
図表-6中国の経常収支の推移
図表-7サービス収支と旅行収支の推移
図表-8世界の国際観光支出(2017年)
図表-9主要経常黒字国のGDP対比の推移
7輸入の特徴と輸入元としての日本
図表-1輸入額(ドルベース)の推移
図表-2輸入元別シェアの変化
図表-3輸入金額の品目別シェア(2017年)
図表-4加工貿易比率の推移
図表-5原油の輸入元別シェア(2018年)
図表-6石炭の輸入元別シェア(2018年)
図表-7天然ガスの輸入元別シェア(2018年)
図表-8鉄鉱石の輸入元別シェア(2018年)
図表-9鉄材の輸入元別シェア(2018年)
図表-10自動車の輸入元別シェア(2018年)
図表-11日本の相手先別輸出額の推移
図表-12日本の主な対中輸出品(2017年)
図表-13日系中国本土現法の売上構成(2016年度)
8 金融市場に関する基礎知識
図表-1資金過不足の推移
図表-2非金融企業の資金調達の内訳推移
図表-3家計の資金運用の推移
図表-4家計の資金運用の内訳推移
図表-5社会融資総量残高の内訳(2018年末)
図表-6社会融資総量残高の推移
図表-7中国工商銀行の資産と負債(2017年)
図表-8中国人民銀行の資産と負債(2017年)
コラムシャドーバンキング問題
図表-1短期金利の推移
図表-2社会融資総量残高(除く銀行融資残高)の推移
図表-3銀行理財商品残高の推移
図表-4銀行理財商品の販売者(2018年)
図表-5銀行理財商品の購入者(2018年)
図表-6金融市場のイメージ図
コラム中国の政策金利は何か?
図表-1各種金利の推移
9 証券市場に関する基礎知識
図表-1中国株市場の沿革と主要な市場統計
図表-2MSCI(ACWI)の構成比(2018年末)
図表-3対外・対内株式投資の推移
図表-4株式市場の業種構成比較
図表-5上海証券取引所の株式保有構成(2017年)
図表-6上海証券取引所の株式売買構成(2017年)
図表-7債券残高の推移
図表-8債券市場の種別構成(2018年末)
図表-9債券市場の投資家構成(2018年)
図表-10対内債券投資(残高)
10 バラエティに富む地方経済
図表-1中国の省級行政区
図表-2各省級行政区の人口(2017年)
図表-3各省級行政区のGRP(2017年)
図表-4省級行政区の実質成長率(2018年)
図表-5各省級行政区の債務残高(2018年)
コラム地方GRP合計と全国GDPの乖離
図表地方GRP合計と全国GDPの推移

三尾 幸吉郎 (著)
出版社 : 白桃書房 (2019/8/26)、出典:出版社HP

 

中国の先行きを読み解くキーワード編

1「人口問題」
図表-1人口の推移
図表-2人口ピラミッドの変化
図表-3出生率・死亡率の推移
図表-4経済活動人口と生産年齢人口(15-64歳)
図表-5従属人口比率の推移
2「三大堅塁攻略戦」
図表-1社会融資総量残高(対GDP比)の推移
図表-2農村貧困人口の推移
図表-3汚染防止に関する数値目標(2020年までの3年)
図表-4世界のPM2.5による大気汚染比較(2016年平均)
3「北京コンセンサス」
図表-1世界の実質成長率の推移
図表-2世界経済成長への寄与率分析(2009~18年)
図表-3リーマンショック後の世界の動き
4「人民元の国際化」
図表-1人民元国際化に向けた動き
図表-22016年のSDR構成通貨の変更
図表-3人民元建て貿易決済額の推移
図表-4世界の貿易・金融決済額の通貨別シェア(2018年12月)
図表-5世界の外貨準備の通貨別シェア(2018年4Q)
5「一帯一路」
図表-1「一帯一路」を巡るこれまでの主な動き
図表-2「一帯一路」の元となったシルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード
図表-3「六郎」開発の進捗状況
図表-4第1回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの成果
図表-5開発途上国にとっての日本と中国
6「イノベーション(創新)」
図表-1第13次5ヵ年国家科学技術イノベーション計画の主要目標
図表-2世界イノベーション順位(2018年)
図表-3研究開発の人員と投入費用
図表-4日米中の研究開発費の推移比較
図表-5研究開発人員の内訳
図表-6研究開発費の内訳
図表-7世界大学学術ランキング(トップ500内の学校数)
図表-8世界トップ1000入りした大学数の日米中比較(2019年)
図表-9日米中の科学技術論文数の推移比較
図表-10TOP10%補正論文数の変化
図表-11新規設立企業数の推移
図表-12日米中の国際特許出願の推移比較
図表-13世界の国際特許出願件数(PCT、2017年)
図表-14スマートフォンの世界シェアの変化
図表-15世界の知的財産権収入の比較(2017年)
図表-16日米中の知的財産権(収入-支出)の推移
7「中国製造2025」
図表-1中国製造2025の10大重点分野
図表-2中国製造2025と戦略的新興産業
図表-3中国製造2025の長期ビジョン
8「インターネットプラス」
図表-1日米中インターネット利用率の推移比較
図表-2「インターネットプラス」行動計画を積極的に推進することに関するガイドラインに挙げられた具体例
図表-3国家情報化発展戦略要綱の戦略目標(ポイント)
図表-4インターネットユーザー数世界シェア(2016年)
図表-5モバイル医療の利用者数の推移
図表-6ネット教育の利用者数の推移
図表-7就業者の構成比(2017年)
図表-8電子商取引業務量指数の推移
図表-9TOP500に入ったスーパーコンピューターの数(2018年6月)

中国経済深層分析編

1 日中国共産党はどのように統治するのか?
図表-1統治体制の比較(イメージ図)
図表-2第19期の指導部人事
図表-3習近平政権の一期目の主な動き
図表-4習思想の14条の基本方針
コラム第18期3中全会
図表-1第18期3中全会で決定された「改革の全面的深化における若干の重大な問題に関する中共中央の決定」の章建て
2 中国は「中所得国の罠」にはまるのか?
図表-1アジア諸国の一人当たりGDPの推移
図表-2アジア諸国の一人当たりGDPの推移(基準年方式)
図表-3アジア諸国の一人当たりGDPの相対水準比較
図表-4経済発展段階と成長率の関係
コラム「中所得国の罠」の特質
図表-1「中所得の罠」のイメージ図
3 中国は債務危機に陥るのか?
図表-1中国の非金融セクターの債務残高構成(2018年6月末)
図表-2中国の非金融セクターの債務残高(対GDP比)の推移
図表-3アジア諸国の投資比率の屈折
図表-4同時期の経済成長率の推移比較(アジア諸国)
図表-5中国の投資比率と債務残高の推移
図表-6[再掲、P17図表-11]世界の投資(総固定資本形成)の比率比較(2017年)
図表-7世界の製造業シェア(2017年)
図表-8世界の製造業シェアとGDPシェアの差比較(2017年)
図表-9世界の対外債務残高比較(対GNI比1997年・2017年)
図表-10世界の貯蓄率比較(対GDP比、2016年)
図表-11債務危機に陥るシナリオ
コラム国際比較で見る中国の債務の特徴
図表-1世界の非金融企業の債務残高(G20、2018年6月末)
図表-2世界の一般政府の債務残高(G20、2018年6月末)
図表-3世界の家計の債務残高(G20、2018年6月末)
図表-4世界の非金融セクター合計の債務残高(G20、2018年6月末)
図表-5日本の非金融セクター債務残高(対GDP比)の推移
コラム商業銀行の不良債権の特徴
図表-1商業銀行の不良債権比率の推移
図表-2商業銀行貸出残高の内訳(2018年12月末)
図表-3業種別に見た不良債権比率(2017年)
図表-4銀行の融資先構成(2016年)
図表-5省級行政区別の不良債権比率(2017年)
図表-6商業銀行の貸倒引当金と貸倒引当金カバー率の推移
図表-7商業銀行の自己資本比率推移
4 中国の住宅バブルは崩壊するのか?
図表-1分譲住宅販売価格の推移
図表-2経済成長率と不動産開発投資の伸び率の推移
図表-3分譲住宅販売価格と名目GDP・消費者物価の推移
図表-4住宅価格とその所得の倍率の推移
図表-5地区別の住宅価格/所得の倍率(2017年)
図表-6東京都のマンション販売価格の年収倍率推移
図表-7中国の住宅主要取得層(25~49歳)の推移
図表-8日本の住宅主要取得層(25~49歳)の推移
図表-9世界の都市化率の推移比較
5 チャイナ・ショックは再来するのか?
図表-1チャイナ・ショック時の上海総合指数の推移
図表-2世界各国の株価指数騰落率(2014年)
図表-3チャイナ・ショック時の上海総合指数の信用買い残高推移
図表-4人民元ショック時の基準値の上下限と市場実勢の動き
図表-52015年のアジア新興国通貨(対米ドル)の推移
6 中国の外貨準備は十分か?
図表-1人民元レート(対米ドル)の推移
図表-2国際収支の推移
図表-3直接投資収支の推移
図表-4証券投資収支の推移
図表-5その他投資収支の推移
図表-6現預金の内外移動の推移
図表-7貸出/借入の内外移動の推移
図表-8準備資産と外貨準備の推移
図表-9国際収支の変化と外貨準備
図表-102015年の国際収支
図表-112015年の対外対内投資
7 米中対立はどうなるのか?
図表-1米国の貿易赤字ランキング(2018年)
図表-2米国の貿易赤字に占める対中赤字のシェア推移
図表-3世界の最恵国(MEN)税率の単純平均(2017年)
図表-4世界の関税・自由度マトリクス
図表-5[再掲、P30図表-2]世界の個人消費シェア(2017年)
図表-6[再掲、P190図表-7]世界の製造業シェア(2017年)
図表-7米ドルに対する割安度(米ドル=100とした場合、2018年末)
図表-8 3つの切り口から見た米中対立の構図
図表-9モバイル通信規格と台頭した企業
図表-10新旧の、2超大国の対立と「第三世界」の構図の比較
コラム米中貿易の上位10品目
図表-1米国の対中輸入トップ10(2017年)
図表-2米国の対中輸出トップ10(2017年)
8 習近平政権二期目の経済運営の注目点はどこか
図表-1経済成長モデルの新旧比較
図表-2世界名目GDPシェアの変動(1980→2012年)
図表-3実質成長率の推移
図表-4「安定」を最重要視する習経済学(シーコノミクス)
図表-5非金融企業の債務残高推移(対GDP比)
図表-6GDP需要構成の変化(2012→17年)
図表-7GDPの産業構成変化(2012→17年)

中国経済 アウトルック編

世界における地位
「改革開放」以降の4つの経済転換点
コラム:改革開放前の中国経済
所得水準と所得格差
消費市場に関する基礎知識
投資に関する基礎知識
コラム:景気テコ入れに使われるのは鉄道建設?
輸出の特徴と経常収支
輸入の特徴と輸入元としての日本
金融市場に関する基礎知識
コラム:シャドーバンキング問題
コラム:中国の政策金利は何か?
証券市場に関する基礎知識
バラエティに富む地方経済
コラム:地方GRP合計と全国GDPの乖離

三尾 幸吉郎 (著)
出版社 : 白桃書房 (2019/8/26)、出典:出版社HP