オールカラー 一番わかる! 経理の教科書

【最新 経理について学ぶためのおすすめ本 – 基本から実務のスキルアップまで】も確認する

経理の業務が体系的にわかる

経理のアドバイスから実務ですぐに使える内容まで、あらゆるノウハウが詰まっています。仕分例や勘定項目の使用例、帳票の記載例なども充実しています。フルカラーなので、非常に読み進めやすいです。経理未経験で、今すぐ実務の知識を身に付けたいという方におすすめの良書です。

ジャスネットコミュニケーションズ株式会社 (著)
出版社、出典:出版社HP

「経理」を始める方へ

本書を、今すぐ経理の知識を身に付けたいと切望する、経理未経験者の方々にお届けいたします。経理知識を身に付けたくて簿記3級のテキストをぱらぱら読んでみた。仕訳、勘定科目、決算書が作られるまでの流れはなんとなくつかめたけど、簿記と経理実務の違いがよくわからない…。本書には、そんな悩みを解決するヒントがつまっています。

私たちジャスネットコミュニケーションズでは、創業来20年、のべ2万人を超える経理パーソンのキャリアに向き合ってきました。なかでも「経理実務の学校」(https://edu.jusnet.co.jp/)では、簿記と経理実務の差を埋めるための教育教材を提供しています。

本書は、そのノウハウを活かし、実務でイメージしやすいように証票書類や申請書類のサンプルを多く使いました。また、初学者が安心して経理処理ができることが重要であると考え、各業務内容に、毎日・適宜・毎月・毎年など、その処理の時期がわかるような工夫もしています。

まず1章と2章では、経理という仕事のイメージをつかみ、続く3章からは「現預金」「経費」「売上・仕入」など、業務ごとに章を分けてくわしく見ていきます。日常の業務から毎月(月次)の処理ときて、9章では経理の仕事の集大成である「年次決算」について解説します。そして最後の10章ではこれから経理を目指す方々へのささやかなアドバイスをお話ししています。
このほかにも、経理用語集なども掲載しております。このように本書は、経理の実務ですぐに使える内容が盛りだくさんの一冊です。

私たちの経験からいえることは、「経理がわかれば人生が豊かになる」ということです。そして、その魅力に気づくきっかけになるのがこの本です。
本書をお読みいただくことで、一人でも多くの経理で活躍を目指す方々にとってキャリアの参考となれば幸甚です。

ジャスネットコミュニケーションズ株式会社
安島洋平 中村陽 山野由香利

ジャスネットコミュニケーションズ株式会社 (著)
出版社、出典:出版社HP

CONTENTS

本書の使い方
第1章 経理を始めるための基礎知識
経理の仕事は会社の活動を数字で表すこと
会社の規模によって仕事の範囲は異なる 1日、1カ月、1年で経理の仕事を整理する
お金が動くたびに伝票を作り、帳簿にまとめる
手書き伝票作成時の基本ルール
会社で使う印鑑の種類とその使い分け

第2章 仕訳を制する者がある簿記を制する
経理の必須スキル 「簿記」を知る
簿記では機械の廃棄も「取引」にカウントする
複式簿記は1つの取引を2つの面から記録する
取引は勘定科目で分類される① 貸借対照表の勘定科目
取引は勘定科目で分類される② 損益計算書の勘定科目
仕訳とはルールに沿って取引を左右に振り分けること
会社の業務の流れと簿記の関係を理解する

第3章
毎日行う現金と預金の管理を覚える
お金の動きを伝票で記録・管理する方法
振替伝票を使った複合仕訳が便利
小口現金の管理で経理の基礎を身に付ける
小口現金出納帳への記帳と現金実査は必須事項
預金の種類と管理の基本を覚える
預金残高を確認し預金出納帳と照合する
小切手の取り扱い方法と仕訳の仕方
手形の種類と決済までの流れ
手形を現金化する方法は複数ある
現金出納帳に毎日のお金の出入りを記入する

第4章 日々発生する経費精算は 勘定科目がポイント
よく使う経費の種類と処理方法を把握する
事務用品費
消耗品費
旅費交通費
交際費
会議費
福利厚生費
通信費
賃借料
修繕費
支払保険料
租税公課
地代家賃/新聞図書費
諸会費/寄附金
車両費/雑費
支払手数料/販売手数料
荷造運賃
広告宣伝費
報酬・料金の支払いにも源泉徴収は必要
従業員の立替経費精算の基本ルールを押さえる
仮払いの精算はできるだけすみやかに行う

第5章 何かを買ったり売ったりするたびに記録する
仕入業務の流れと買掛金管理
仕入計上と買掛金管理のポイント
販売業務の流れと売掛金管理
売上計上と売掛金管理のポイント
請求書を発行して代金を回収する
きちんとした領収書でトラブルを防ぐ
特殊な販売方法の場合の売上計上と仕訳
返品や値引があったときは反対仕訳をする
割引や割戻があったときの仕訳処理
内金や手付金、代金立替時の仕訳処理
仕訳帳から総勘定元帳に転記する

第6章 何年も使うものは何年かに分けて計算する
固定資産の種類と管理のための仕事
固定資産は取得価額によって処理方法が異なる
取得時は、複数の処理方法から有利なものを選ぶ
減価償却の計算方法は2種類覚える必要がある
減価償却費は仕訳の方法が2種類ある
固定資産を除却・売却したときの仕訳

第7章 月次決算でタイムリーな経営状況がわかる
月次決算で迅速に業績を把握し、年次決算の準備を行う
売上高と売上原価を確定させる
月次配賦経費を計算して、月次決算の額をならす
月の試算表は決算書のもとになる
月次決算の決算書類を作成する

第8章 給与計算をするのも経理の仕事
給与に関わる仕事の内容と流れ
給与支給額がどうやって決まるのかざっくり把握する
給与で支給されるものの内訳を把握する
社会保険の種類と控除の対象を押さえる
社会保険料の計算は標準報酬月額表を使う
源泉所得税は税額表を使い、住民税は通知に従う
賞与からも社会保険料や税金が控除される
退職金は税金が優遇される
社会保険料や源泉所得税、住民税を納める
年末調整で源泉徴収税額を調整する

第9章 年次決算は経理の腕の見せどころ
年次決算のスケジュールと作成書類
決算整理を行い正しい数字を確定する
現預金や売掛金・買掛金の残高を確認する
有価証券の処理方法と固定資産の減価償却
期をまたぐ費用・収益の繰延べと見越しを行う
棚卸資産を評価して売上原価を算定する
引当金の計上と貸倒発生時の処理
未払い分の税金も決算整理を行う
期末精算表とそのほかの決算整理のポイント
決算書類の作成と決算分析の基礎
決算から税務申告への流れとスケジュール

第10章 デキる経理になるために!
デキる経理は会社のニーズを知っている
まずは3年、そのあとどうなりたいか考える
経理に活かせる資格や経験を知っておく

column
経理の現場と簿記の違い
経理に求められる情報管理と守秘義務
知っていると便利な電卓の機能
マイナンバー制度で何が変わる?
気をつけたい月次処理の項目
復興特別税は2037年までかかる
経理の疑問Q&A
こんなときどうする?の仕訳例
覚えておきたい! 経理用語集
INDEX

ジャスネットコミュニケーションズ株式会社 (著)
出版社、出典:出版社HP

本書の使い方

本書は、日商簿記検定3級の範囲を基本に、一部2級の内容も加えつつ、中小企業に勤務する経理初心者向けの内容を掲載しています。個人事業主の場合など、仕訳や税法上の扱いが異なる場合もありますので、ご注意ください。

※本書は特に明記しない限り、2015年9月1日現在の情報に基づいています。

ジャスネットコミュニケーションズ株式会社 (著)
出版社、出典:出版社HP