漁師と水産業 漁業・養殖・流通の秘密

日本の漁業の現状・課題についての5冊も確認する

【目次】- 漁師と水産業 漁業・養殖・流通の秘密

第一章 漁業の秘密
■世界第6位の海洋大国なのに衰退し続ける日本の漁業
■漁業にはさまざまな種類が存在海面漁業、内水面漁業ってなに?
■漁業権の管理などを行う漁業協同組合ってどんな組織?
■沿岸漁業をするのに必要な漁業権ってどんな権利?
■大きく三つに分かれる漁業権 それぞれどんな違いがある?
■漁業権は基本的に個人よりも漁業協同組合に優先される?
■漁業権がなくても漁業ができる?漁業の許可とは何か?
■魚介類の取り放題は禁止!乱獲抑制にも効果を発揮する漁業権
■漁業の発展を妨げる補助金というぬるま湯
■古から行われてきた日本の漁業は、江戸時代に大きく発達した!
■動力船の登場と漁業法の成立明治期に近代化への第一歩を踏み出す
■世界一の漁業国として君臨するも、EEZ設定を機に転落が始まる
■かつての栄光は見る影なし 先細り状態が続く日本の漁業
■全国におよそ2000港!漁港にはどんな種類がある?
■水揚げ高はピーク時の半分に減少!現在の日本における生産量と水揚げ高
■日本は世界有数の魚消費国家だが、消費量の半分は輸入に頼っている?
■日本は魚離れが進んでいるが、世界では魚食がブームがきていた!
■世界の水産物需要拡大の裏で起こる日本の買い負けとは?
■機能しない日本の漁業システム新戦術を用いて苦境を脱せよ!
■海に潜ってウニやアワビを獲ると3万円の罰金を取られる?
■クロマグロが絶滅寸前! マグロ消費大国日本の罪と罰

第二章 漁師の秘密
■海女も漁師の一つ! 漁師にはどんなタイプがある?
■儲からない漁業に夢なし! 進む漁師の高齢化と若者の漁業離れ
■漁業を支える女性パワー! 外国人労働者には制度改革が必要
■漁船にも車のナンバーみたいなものがある?漁船の種類やルールを知ろう!
■船齢20年以上が全体の半数以上! 漁師の高齢化とともに進む漁船高齢化
■漁師の暮らしってどんな感じ? 遠洋・沖合・沿岸漁業それぞれの一年
■取り扱い数は世界トップクラス!日本で漁獲されるのはどんな魚?
■魚はどうやって漁獲している? 主な漁業の種類と特徴を知ろう
■市場外流通が増加!魚介類はどうやって食卓に届く?
■競りのほか、入札で決まる場合も! 魚介類の値段はどうやってきまる?
■経験や勘よりもデータが優先?ハイテク化する漁業
■産地偽装に備えるためにも、最低限覚えたい水産物のラベルの見方
■中国が約4割を占める、世界の魚介類の生産量
■日本よりも魚を食べる国がある! 世界で最も魚を食べている国はどこ?
■漁師の仕事はやっぱり危険? 海難事故の実態を知ろう
■日本の漁船の名前はなぜ「〇〇丸」が多いのか?

第三章 養殖の秘密
■高く売れる魚を安定供給、海面養殖と内水面養殖とは?
■養殖の年間生産量はどのくらい? 養殖業の現状を把握しよう
■世界の漁業の中心は養殖だった?中国を筆頭に右肩上がりに成長中
■巨大市場となったノルウェーサーモン_0年代の過剰生産から蘇った業界
■日本の養殖衰退は小規模経営が原因?
■海面養殖業生産量の約4割を占める海藻類の養殖を知ろう
■新しい魚類養殖の研究も進んでいる魚類の養殖を知ろう
■カキとホタテ貝が二大巨頭貝類の養殖を知ろう
■日本の生産量のうち養殖の割合は2割天然資源への影響軽減が課題
■世界的に評価の高い日本の養殖全身中トロという魚の養殖とは?
■完全養殖ウナギの量産化はなるか?生態の解明や生産コストの削減が課題
■育てた魚を海に返してから獲る! もう一つの養殖、栽培漁業とは?
■養殖が増えれば天然資源が減る? 環境汚染などの対策も課題

第四章 漁業に就きたいとき/これからの漁業
■沿岸漁業を始めるには、漁協の組合員になることが先決
■漁師の開業資金は約500万! 都道府県や漁協の支援制度も充実
■いち早く漁師になるには、水産高校への進学が早道!
■遠洋巻き網漁業なら年収1000万円も? 漁師の年収はどれくらい?
■魚介類の自給率アップは日本人の魚離れが原因だった
■日本の漁業制度は時代にそぐわなくなっている?
■日本の漁業衰退の元凶!TACのオリンピック方式の問題点
■漁業主要国は導入済み!IQ、ITQ方式のメリット
■IQ方式の導入でどう変わる? ノルウェーとアメリカの事例
■漁業協同組合や民間の手によるブランド化と高品質化
■流通の「目詰まり」解消に向け、各地で始まっている魚介類の有効利用
■目標は所得の1割以上アップ! 浜の活力再生プランで漁村を活性化
■漁業を成長産業にするには、輸出の拡大が不可欠!
■水産エコラベルの商品を選んで、持続可能な漁業を支援しよう!
■漁業・漁村の六次産業化で水産物や漁村に新たな付加価値を!
■グローバル化した社会における、多面的役割を担う漁業界
■特定区画漁業権を個人や法人に開放し、民間資本を活性剤にしよう!
■水産業関連の法整備を行い、万人が参入できる体制作りを!

小松 正之 (監修)
実業之日本社 (2015/12/17)、出典:出版社HP