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「建築の日本展」の展覧会カタログ
9つのセッションに分かれていて、縄文の住居から現代建築まで100のプロジェクトを、資料や模型など、約400点の展示資料・作品で紹介しています。過去から現代までの日本建築に興味がある方におすすめの一冊です。
六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展
建築の日本展 : その遺伝子のもたらすもの
Roppongi Hills and Mori Art Museum 15th Anniversary Exhibition
Japan in Architecture: Genealogies of Its Transformation
会期 2018.4.25(水)~9.17(月・祝)
会場 森美術館「六本木ヒルズ森タワー 53 階]
Exhibition Period: 4.25 [Wed] – 9.17 [Mon), 2018
Venue: Mori Art Museum (53F, Roppongi Hills Mori Tower)
主催 森美術館
Organizer: Mori Art Museum
後援 一般社団法人日本建築学会
公益社団法人日本建築家協会
アルカジア東京大会2018
一般社団法人日本建築構造技術者協会
一般社団法人日本デザイン学会
In Association with: Architectural Institute of Japan The Japan Institute of Architects ARCASIA ACA18 Tokyo
Japan Structural Consultants Association
Japanese Society for the Science of Design
協賛 株式会社大林組、清水建設株式会社、株式会社竹中工務店、鹿島建設株式会社、大成建設株式会社、株式会社日本設計、 合同会社日本MGMリゾーツ、大光電機株式会社、IHI運搬機械株式会社、株式会社きんでん、三建設備工業株式会社、アマノ株式会社、千代田ビル管財株式会社、フジテック株式会社、株式会社入江三宅設計事務所、株式会社関電工、株式会社建築設備設計研究所、株式会社久米設計、株式会社九電工、株式会社日建設計、日本ピーマック株式会社、株式会社乃村工藝社、パナソニック株式会社、三機工業株式会社、高砂熱学工業株式会社、株式会社山下設計、横浜ビル建材株式会社、株式会社駒井ハルテック、 新菱冷熱工業株式会社、AGCグラスプロダクツ株式会社
Corporate Sponsors: OBAYASHI CORPORATION, SHIMIZU CORPORATION, TAKENAKA CORPORATION, KAJIMA CORPORATION, TAISEI CORPORATION, NIHON SEKKEI, INC., MGM Resorts Japan LLC DAIKO ELECTRIC CO., LTD., IHI Transport Machinery Co., Ltd., KINDEN CORPORATION, SANKEN SETSUBI KOGYO CO., LTD. Amano Corporation, CHIYODA BLDG. KANZAI CO., LTD. FUJITEC CO., LTD IRIE MIYAKE ARCHITECTS & ENGINEERS KANDENKO CO., LTD Kenchiku Setsubi Sekkei Kenkyusho, KUME SEKKEI CO., LTD. KYUDENKO CORPORATION NIKKEN SEKKEI LTD. NIPPON PMAC Co., Ltd. NOMURA CO., Ltd. Panasonic Corporation Eco Solutions company. SANKI ENGINEERING CO., LTD. Takasago Thermal Engineering Co., Ltd YAMASHITA SEKKEI INC, Yokohama Bilukenzai Co, Ltd KOMAIHALTEC Inc., SHINRYO CORPORATION AGC Glass Products Co., Ltd.
協力 シャンパーニュ ポメリー、コーニングインターナショナル株式会社、株式会社ハロー、前田建設工業株式会社、ものつくり大学、野口直人建築設計事務所、おだわら名工舎、 住友電気工業株式会社、株式会社テオ、株式会社山長商店
Support: Champagne Pommery. Corning international K.K. (Japan), helo Inc., Maeda Corporation, Institute of Technologists, noguchinaoto architect’s, Odawara Meiko-sha, Sumitomo Electric Industries, Ltd., Theo Inc, YAMACHO CO., Ltd.
ごあいさつ
このほど森美術館は「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」を開催する運びとなりました。現在、日本の現代建築は多くの国で実現し、世界中で高く評価され、建築の発展に、これまでなかったほどの大きな影響を与えています。
このような活況の淵源は一体どこにあったのでしょうか。
この展覧会では、日本の古代・古典建築の特徴を分析し、その遺伝子がどのように国際的に広がっていったのか、その鍵を握った人たちは誰だったのか、そして今もなおその遺伝子が、世界にさらに広がりつつあるのだとすれば、そこにはどのようなメカニズムが働いているのか、といった視点で日本 建築の大きな流れを解き明かそうとする極めて野心的な試みです。展示は9つのセクションから構成され、縄文の住居から現代建築まで100のプロジェクトを、資料や精巧な大型模型、原寸大の茶室の再現、体験型のインスタレーションなどを含むおよそ400点の展示資料・作品で紹介しています。
これらの9つの物語は、あくまでも仮説です。しかし西欧近代を基本的なモデルとしてその超克を試みた日本が、独自の目標を構築すべき時に来ているのだとすれば、本展の仮説を世に問い、そこから、さらに未来へ向かう 新たな視野と議論が生じてくることを期待することも間違ってはいないのではないかと確信する次第です。
日本は今、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、再びその文化と創造性を世界に問うべき時にあります。日本建築の過去と現在を語 ることで、日本という国の新たなアイデンティティの構築に貢献することができれば幸甚です。
最後になりますが、貴重な資料・作品をお貸し出しくださいました関係者、学術機関、企業、および本展の実現にご支援・ご協力を賜りました企業や個人の方々、また監修の責務を果たしていただきました藤森照信氏、共同企画者としてご尽力賜りました倉方俊輔氏、ケン・タダシ・オオシマ氏に束 心より感謝申し上げます。
森美術館 館長 南條史生
Foreword
Mori Art Museum is pleased to present the exhibition, “Japan in Architecture: Genealogies of Its Transformation.” Contemporary Japanese architecture is today acclaimed around the world. Examples are built in many countries, and its influence on global architecture is unprecedented.
But where did such a situation originate?
This exhibition examines the characteristics of ancient and classical Japanese architecture and makes a highly ambitious attempt to elucidate the major currents of the nation’s architecture from the perspectives of how its genealogies have spread internationally, the pioneering figures in this process, and the mechanisms behind the continued expansion of these genealogies today. Across nine thematic sections, the exhibition introduces 100 projects, ranging from Jomon period homes to the contemporary, through approximately 400 exhibits, including materials, full-sized models, documents, and interactive installations.
These nine stories are ultimately hypothetical ones. However, if the time has come for Japan, having followed the model of Western modernity and then attempted to overcome it, now to construct its own original goals, I am confident that presenting these hypotheses will lead to new discussions and visions for the future.
As we look ahead to the Olympic and Paralympic Games to be held in Tokyo in 2020, the time is ripe for once again posing questions to the world about this culture and creativity. By exploring the past and present of Japanese architecture, it is my hope that we can contribute to constructing a new identity for the nation of Japan.
In closing, I would like to express my deep gratitude to all the related parties, academic institutions, and corporations that loaned us their valuable materials as well as to the many corporations and individuals, including the curatorial advisor Fujimori Terunobu and co-curators Kurakata Shunsuke and Ken Tadashi Oshima, whose generous support and cooperation helped realize this exhibition.
Nanjo Fumio
Director, Mori Art Museum
謝辞
Acknowledgments
本展開催および本書刊行にあたり、多大なご協力を賜りました下記の諸機関,関係者の方々に深甚なる感謝の意を表します。(敬称略)
We would like to express our sincere gratitude to all the following institutions and individuals for their generous assistance and contributions for the realization of this exhibition and publication (Honorifics omitted)
後援 In Association with
一般社団法人日本建築学会
公益社団法人日本建築家協会
アルカジア東京大会 2018
一般社団法人日本建築構造技術者協会
一般社団法人日本デザイン学会
Architectural Institute of Japan
The Japan Institute of Architects
ARCASIA ACA18 Tokyo
Japan Structural Consultants Association
Japanese Society for the Science of Design
協賛 Corporate Sponsors
株式会社大林組
清水建設株式会社
株式会社竹中工務店
鹿島建設株式会社
大成建設株式会社
株式会社日本設計
合同会社日本MGMリゾーツ
大光電機株式会社
IHI運搬機械株式会社
株式会社きんでん
三建設備工業株式会社
アマノ株式会社
千代田ビル管財株式会社
フジテック株式会社
株式会社入江三宅設計事務所
株式会社関電工
株式会社建築設備設計研究所
株式会社久米設計
株式会社九電工
株式会社日建設計
日本ピーマック株式会社
株式会社乃村工藝社
パナソニック株式会社
三機工業株式会社
高砂熱学工業株式会社
株式会社山下設計
横浜ビル建材株式会社
株式会社駒井ハルテック
新菱冷熱工業株式会社
AGCグラスプロダクツ株式会社
OBAYASHI CORPORATION
SHIMIZU CORPORATION
TAKENAKA CORPORATION
KAJIMA CORPORATION
TAISEI CORPORATION
NIHON SEKKEL INC
MGM Resorts Japan LLC
DAIKO ELECTRIC CO., LTD
IHI Transport Machinery Co, Ltd
KINDEN CORPORATION
SANKEN SETSUBI KOGYO CO., LTD.
Amano Corporation
CHIYODA BLDG, KANZAI CO., LTD.
FUJITEC CO., LTD
IRIE MIYAKE ARCHITECTS & ENGINEERS
KANDENKO CO., LTD.
Kenchiku Setsubi Sekkei Kenkyusho
KUME SEKKEI CO., LTD.
KYUDENKO CORPORATION
NIKKEN SEKKEI LTD
NIPPON PMAC CO., Ltd
NOMURA CO., Ltd
Panasonic Corporation Eco Solutions company
SANKI ENGINEERING CO., LTD.
Takasago Thermal Engineering Co., Ltd.
YAMASHITA SEKKEI INC.
Yokohama Bilukenzai Co., Ltd
KOMAIHALTEC Inc.
SHINRYO CORPORATION
AGC Glass Products Co., Ltd.
協力 Support
シャンパーニュ ポメリー
コーニングインターナショナル株式会社
株式会社ハロー
前田建設工業株式会社
ものつくり大学
野口直人建築設計事務所
おだわら名工舎
住友電気工業株式会社
株式会社テオ
株式会社山長商店
Champagne Pommery
Coming International K K. (Japan)
helo inc.
Maeda Corporation
Institute of Technologists
noguchinaoto architect’s
Odawara Meikou-sha
Sumitomo Electric Industries, Ltd.
Theo Inc.
YAMACHO Co., Ltd
所蔵家・機関 Lendor’s
朝倉不動產株式会社
芦原太郎建築事務所
熱海市教育委員会
アトリエ・ワン
安藤忠雄建築研究所
出雲大社
小山工業高等專門学校
香川県
香川県文化会館
香川県立ミュージアム
鹿島建設株式会社
金沢工業大学建築アーカイヴス研究所
金沢工業大学ライブラリーセンター
金沢市
株式会社青木淳建築計画事務所
株式会社アダチ版画研究所
株式会社アマナ
株式会社アマナサルト
株式会社石上純也建築設計事務所
一般財団法人聽竹居俱楽部
一般財団法人日本建築学会
株式会社伊東豊雄建築設計事務所
MOA美術館
株式会社環境デザイン研究所
株式会社北川原温建築都市研究所
株式会社Kプロビジョン
株式会社三角屋
株式会社新建築社
株式会社新素材研究所
株式会社妹島和世建築設計事務所
株式会社竹中工務店
株式会社谷口建築設計研究所
株式会社たねや
株式会社帝国ホテル
株式会社內藤廣建築設計事務所
株式会社ナカサアンドパートナーズ
株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所
株式会社日経BP
株式会社日建設計
株式会社乃村工藝社
株式会社ホテルオークラ東京
株式会社羽深隆雄・枡工設計事務所
株式会社坂茂建築設計
株式会社マガジンハウス カーサブルータス編集部
株式会社槇総合計画事務所
株式会社山崎健太郎デザインワークショップ
株式会社山田守建築事務所
株式会社吉村靖孝建築設計事務所
株式会社ライゾマティクス
株式会社レーモンド設計事務所
株式会社ロイヤルホテル
京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
京都市美術館
京都大学大学院工学研究科建築学專攻
京都大学文学研究科図書館
宮内庁書陵部
隈研吾建築都市設計事務所
華嚴宗大本山東大寺
ゲッティ イメージズ ジャパン
公益財団法人大倉文化財団
公益財団法人小田原文化財団
公益財団法人佐川美術館
公益財団法人竹中大工道具館
公益財団法人特別史跡旧閑谷学校顕彰保存会
公益財団法人土門拳記念館
公益財団法人日光社寺文化財保存会
公益財団法人福岡文化財団
公益社団法人日本写真家協会
公益財団法人日本武道館
公益財団法人福武財団
公益財団法人横浜市ふるさと歷史財団
横浜開港資料館
工学院大学図書館
高知県立美術館
国際教養大学
国立研究開発法人産業技術総合研究所東北センター
国立歴史民俗博物館
SANAA
三分一博志建築設計事務所
島根県立古代出雲歷史博物館
清水建設株式会社
聖徳宗総本山法隆寺
少林山達磨寺
象設計集団
大成建設株式会社
大徳寺孤蓬庵
東武タワースカイツリー株式会社
高崎市美術館
多田美波研究所
茅野市尖石耀文考古館
中央工学校
中国新聞社
東京藝術大学
東京国立博物館
東京大学総合研究博物館
東北大学大学院工学研究科都市建築学専攻
凸版印刷株式会社
日光東照宮
西況立衛建築設計事務所
日本大学理工学部建築学科建築史研究室
博物館明治村
久松真一記念館
福岡市博物館
福島県立会津若松市立一覧小学校
藤本壮介建築設計事務所
文化庁国立近現代建築資料館
星野リゾート トマム
ホンマタカシ写真事務所
武蔵野美術大学美術館・図書館
MURANO design
明治大学
本居宣長記念館
八尾市立歴史民俗資料館
山形県立博物館
UID一級建築士事務所
雪の里情報館
吉村順三記念ギャラリー
Adjaye Associates
ALTELIER TSUYOSHI TANE ARCHITECTS
DAAS
John Pawson Limited
RCR Arquitectes
The Museum of Modern Art, New York
University of California Santa Barbara
阿野太一
池浩三
石山修武
石渡朋
市川靖史
岩崎和雄
上田宏
内田道子
太田拓実
大橋正典
岡啓輔
小川重雄
小倉以索
勝原基貴
加藤道夫
金子俊男
北嶋俊治
神代真砂実
腰原幹雄
後藤克典
来田猛
鈴木久雄
田中英行
塚本二朗
富井雄太郎
西川公明
畠山崇
畠山直哉
平井広行
平尾寬
平山治郎
藤塚光政
二川由夫
堀啓二
本多晃子
水谷晃啓
八束はじめ
山田新治郎
Iwan Baan
Christian Merihiot
Grant Mudford
Arnaud Rodriguez
Jens Weber
ご協力・ご意くださった方々(機関・個人)
Institutions and individuals who have provided assistance and advice:
伊勢神宮
厳島神社
一般社団法人クールジャパンアワード協議会
裏千家今日庵
大分市
大分市美術館
表千家不審菴
株式会社黒川紀章建築都市設計事務所
式会社桜製作所
株式会社修護
株式会社丹下都市建築設計
株式会社 Misa Shin & Co
株式会社六角屋
建築倉庫ミュージアム
公益財団法人日本住宅総合センター
国土交通省
住電商事株式会社
中部大学
鶴岡市教育委員会
鶴亀工房
TOTOギャラリー・間
長崎県立大学
西村孝一法律事務所
長谷ビルディンググループ
平等院鳳凰堂
フジワラテッペイアーキテクツラボ
妙喜庵
五十嵐太郎
伊豆井秀一
磯達雄
磯崎新
今井雅之
岩岡竜夫
大沼靖
小渕祐介
金田充弘
北村幸雄
榊原健祐
榊原由紀子
鈴木光
角奈緒子
スミス睦子
大官司勝弘
谷川公朗
坪井良平
手塚雄二
中川武
中谷弘志
永井壯茂
長門佐季
西松秀記
橋口薰
原研哉
藤田伊織
堀越英嗣
宮沢洋
山口俊浩
八幡俊昭
横内啓
渡部泰山
本書は、公益財団法人日本住宅総合センター事業「住宅等の構法等の変遷に関する歴史的研究」の助成により出版されました。
This catalogue is published in part by an assistance from the Housing Research and Advancement Foundation of Japan’s project: Historical Study on the Transition of Construction Methods of Houses and Other Buildings.
目次
ごあいさつ
謝辞
プロジェクト一覧
日本、世界、伝統、モダン 藤森照信
未来が発見される建築の日本 倉方俊輔
世界の日本建築 ケン・タダシ・オオシマ
建築展の可能性—「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」における企画と制作過程からの考察 前田尚武
多数の過去認識と建築・庭園—近代の「ZEN」と中世の禅をめぐって 野村俊一
01 可能性としての木造
なぜ、みんな格子が好きなのか? 木内俊彦
02 超越する美学
超越する美 大井隆弘
03 安らかなる屋根
屋根をめぐる日本史 海野 聡
04 建築としての工芸 128
建築の工芸性は、マーブルのように漂う 本橋仁
05 連なる空間
「空間」の成り立ち 岸佑
06 開かれた折衷
国の自画像 市川紘司
07 集まって生きる形
日本的コミュニティとデザイン&リサーチ・プロジェクト 石博督和
08 発見された日本
旅人のまなざし—日本を「発見」した展覧会 山崎泰寛
09 共生する自然
建築の自然 徳山拓一
展示資料・作品リスト
ブックガイド 塚本二朗 編・解説
執筆者プロフィール
年表:早稲田大学 小岩正樹建築史研究室 監修
プロジェクト一覧
HouseMaker | 吉村靖孝
パワー・オブ・スケール | 齋藤精一 + ライゾマティクス・アーキテクチャー
香川県庁舎 | 丹下健三
家具のモダニズム
01 可能性としての木造
平等院鳳凰堂の組物
木組
ミラノ国際博覧会2015日本館 木組インフィニティ| 北川原 温
国際教養大学図書館 | 仙田 満
大工秘伝書
会津さざえ堂(旧正宗寺三匝堂)
東照宮 五重塔
東京スカイツリー | 日建設計
嚴島神社 大鳥居
ホテル東光園 | 菊竹清訓
古代出雲大社本殿
ティンバライズ200 | 東京大学生産技術研究所 腰原幹雄研究室 + ティンバライズ
東大寺南大門
空中都市 渋谷計画 | 磯崎 新
梼原 木橋ミュージアム | 隈 研吾
02超越する美学
伊勢神宮正殿
鈴木大拙館 | 谷口吉生
孤篷庵 忘筌
アトリエ・ビスクドール | 前田圭介
佐川美術館 樂吉左衞門館 | 樂吉左衛門(設計創案)、竹中工務店
03 安らかなる屋根
家屋文鏡
家形埴輪
「日本の民家』 | 伊藤ていじ、二川幸夫
直島ホール | 三分一博志
洛中洛外図
佳水園 | 村野藤吾
京都の集合住宅 | 妹島和世
荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館) | SANAA
東京オリンピック国立屋内総合競技場 | 丹下健三
牧野富太郎記念館|内藤廣
日本武道館 | 山田 守
04 建築としての工芸
日生劇場 | 村野藤吾
ロイヤルホテル メインラウンジ | 吉田五十八
日本万国博覧会 東芝IHI館 | 黒川紀章
ハノーバー国際博覧会 日本館 | 坂茂
ルイ・ヴィトン松屋銀座 | 青木 淳
ブルーノ・タウトの工芸
旧日向家熱海別邸地下室 | ブルーノ・タウト
湧雲の望楼 | 羽深隆雄
待庵 | 伝 千利休
幻魔からアンモナイト美術館へ | 石山修武
蟻鱒鳶ル|岡啓輔
05 連なる空間
『過去の構成』と『現代の構成』 | 岸田日出刃
石元泰博と桂離宮
桂離宮
House N | 藤本壮介
東京国立博物館 法隆寺宝物館 | 谷口吉生
寝殿造
モデュールと木割
住居(丹下健三自邸) | 丹下健三
フクマスベース/福増幼稚園新館 | 吉村靖孝
HouseMaker | 吉村靖孝
パワー・オブ・スケール | 斎藤精一 + ライゾマティクス・アーキテクチャー
香川県庁舎 | 丹下健三
家具のモダニズム
06 開かれた折衷
伊東忠太と日本建築
祇園閣 | 伊東忠太
第一国立銀行(三井組ハウス) | 清水喜助
宮城県会議事堂 | 久米耕造、植田 登
大礼記念京都美術館 | 前田健二郎
駒沢オリンピック公園総合運動場 体育館 管制塔 | 芦原義信
静岡県富士山世界遺産センター | 坂茂
07 集まって生きる形
旧閑谷学校
旧農林省積雪地方農村経済調査所
積雪地方農村経済調査所庁舎と雪国試験農家 | 今 和次郎
52間の縁側 | 山崎健太郎
恋する豚研究所 | アトリエ・ワン
栗源第一薪炭供給所(1K) | アトリエ・ワン.
神代雄一郎のデザイン・サーヴェイ
LT城西 | 猪熊純、成瀬友梨
ヒルサイドテラス | 槇 文彦
08 発見された日本
シカゴ万国博覧会 日本館 鳳凰殿 | 久留正道
帝国ホテル旧本館(ライト館) | フランク・ロイド・ライト
フランク・ロイド・ライトと浮世絵
シンドラー自邸(キングス・ロード・ハウス) | ルドルフ・シンドラー
笄町の自邸・事務所と旧井上房一郎邸 | アントニン・レーモンド | 井上房一郎
赤星四郎週末別荘 | アントニン・レーモンド
『アーキテクチュア・オブ・ジャパン」 | アーサー・ドレクスラー
日本家屋展 松風荘 | 吉村順三
ポカンティコヒルの家(ロックフェラー邸) | 吉村順三
ポーソン自邸 | ジョン・ポーソン
ダーティー・ハウス | デイヴィッド・アジャイ
レス・コルズ・パベヨーンズ | RCR アルキテクタス
ルーヴル・ランス | SANAA
台中国家歌劇院 | 伊東豊雄
09 共生する自然
名護市庁舎 | 象設計集団 + アトリエ・モビル
聴竹居(旧藤井厚二邸) | 藤井厚二
後山山荘 | 藤井厚二 (原設計)、前田圭介
芝棟
ラ コリーナ近江八幡 草屋根 | 藤森照信
竪穴住居の復元研究
豊島美術館 | 西沢立衛
AHouse for Oiso | 田根 剛
House & Restaurant | 石上純也
投入堂
小田原文化財団 江之浦測候所 | 杉本博司+榊田倫之
宮島弥山展望台 | 三分一博志
厳島神社
水の教会 | 安藤忠雄
Contents
Foreword
Acknowledgments
List of Projects in the Exhibition
Essay 1 Japan, World, Tradition, Modern Fujimori Terunobu
Essay 2 The Japan of a Prophetic Architecture Kurakata Shunsuke
Essay 3 Architectures of Japan Ken Tadashi Oshima
Essay 4 Possibilities of Architectural Exhibitions:
Considerations for Their Planning and Development Maeda Naotake
Insight Multiple Interpretations of the Past in Regard to Architecture and Gardens
Exploring Modern Zen and the Zen of the Middle Ages Nomura Shunichi
01 Possibilities of Wood
Why Are People So Fond of Louvers? Kiuchi Toshihiko
02 Transcendent Aesthetics
Transcendent Beauty Ohi Takahiro
03 Roofs of Tranquility
The Roof in Japanese Architectural History Unno Satoshi
04 Crafts as Architecture
The Marbling of the Art of Architecture Motohashi Jin
05 Linked Spaces
The Origins of Space Kishi Yu
06 Hybrid Architecture
The Country’s Self-Image Ichikawa Koji
07 Forms for Living Together
Design and Research of Japanese-Style Communities Ishigure Masakazu
08 Japan Discovered
Viewpoint of Travelers; the Exhibitions that have “Discovered” Japan Yamasaki Yasuhiro
09 Living with Nature
Views of Nature as Expressed in Architecture Tokuyama Hirokazu
List of Documents and Works
Book Guide compiled by Tsukamoto Jiro
Profiles of Contributors
Chronology (compiled by Kolwa Masaki Laboratory, Department of Architecture, Waseda University
Project data
List of Projects in the Exhibition
01 Possibilities of Wood
Kumimono of Byodo-in Ho-o-do (eave-supporting bracketing complex of Byodo-in Phoenix Hall)
Kigumi
KIGUMI INFINITY, Japan Pavilion, Expo Milano 2015 | Kitagawara Atsushi
Akita International University Library | Senda Mitsuru
Secret Books of Carpentry Techniques
Aizu Sazaedo (former Shoso-ji Sansodo)
Toshogu Goju-no-to (five-story pagoda)
Tokyo Skytree | NIKKEN SEKKEL
Itsukushima Shrine Otorii
Hotel Tokoen | Kikutake Kiyonori
The Main Hall of the Ancient Izumo Shrine
Timberize 200 | KOSHIHARA Lab. IIS, the University of Tokyo and team Timberize
Todai-ji Nandai-mon (the Great Southern Gate of Todai-ji)
City in the Air: Shibuya Project | Isozaki Arata
Yusuhara Wooden Bridge Museum | Kuma Kengo
02 Transcendent Aesthetics
Ise Jingu Sho-den (the Ise Grand Shrine Central Hall)
D.T. Suzuki Museum | Taniguchi Yoshio
Koho an Bosen
Atelier-Bisque Doll | Maeda Keisuke
Sagawa Art Museum Raku Kichizaemon Building | Raku
Kichizaemon (design direction) / Takenaka Corporation
03 Roots of Tranquility
Kaoku Monkyo (mirror with four buildings)
legata Haniwa (terracotta clay house figures)
Japanese Folk Houses | Ito Teiji / Futagawa Yukio
NAOSHIMA HALL | Sambuichi Hiroshi
Rakuchurakugai-zu (painted scenes in and around Kyoto)
Kasuien | Murano Togo
Kyoto Apartments (NISHINOYAMA HOUSE) | Sejima Kazuyo
SHOGIN TACT TSURUOKA (Tsuruoka Cultural Hall) | SANAA
National Gymnasium for the Tokyo Olympic Games | Tange Kenzo
Makino Museum of Plants and People | Naito Hiroshi
Nippon Budokan | Yamada Mamoru
04 Crafts as Architecture
Nissay Theatre | Murano Togo
Main Lounge, Royal Hotel / Yoshida Isoya
Toshiba IHI Pavilion, Expo ’70 Osaka Kurokawa Kisho
Japan Pavilion Expo 2000, Hannover / Ban Shigeru
LOUIS VUITTON MATSUYA GINZA | Aoki Jun
Bruno Taut’s Crafts
Basement of the former Villa Hyuga, Atami Bruno Taut
Wakigumo no Boro | Habuka Takao
Tal-an | Attributed to Sen no Rikyu
From Gen-an to the Ammonite Museum Ishiyama Osamu
Arimasuton Buiding | Oka Keisuke
05 Linked Spaces
Composition of the Past and Composition of the Present | Kishida Hideto
Ishimoto Yasuhiro and Katsura Imperial Villa
Katsura Imperial Villa
House N | Fujimoto Sosuke
The Gallery of Horyu-ji Treasures, Tokyo National Museum | Taniguchi Yoshio
Shinden-zukuri
Module and Kiwari
A House (Tange Kenzo House) | Tange Kenzo
Fukumasu Base / Fukumasu Kindergarten Annex | Yoshimura Yasutaka
HouseMaker | Yoshimura Yasutaka
Power of Scale | Saito Seiichi + Rhizomatiks Architecture
Kagawa Prefectural Government Office Tange Kenzo
Modernist Furniture in Japan
06 Hybrid Architecture
Ito Chuta and Japanese Architecture
Gion-kaku Ito Chuta
The First National Bank (The House of Mitsui) | Shimizu Kisuke
Miyagi Prefectural Parliament Building | Kume Kozo / Ueda Minoru
Kyoto Enthronement Memorial Museum of Art Maeda Kenjiro
Gymnasium and Control Tower, Komazawa Olympic Park | Ashihara Yoshinobu
Mt. Fuji World Heritage Centre, Shizuoka / Ban Shigeru
07 Forms for Living Together
Former Shizutani School
Research Institute of Agrarian Economy in Snowbound Districts, the Former Ministry of Agriculture and Forestry
Research Institute of Agrarian Economy in Snowbound
Districts Office Building and Snowbound Districts Experimental Farmhouse | Kon Wajiro
Longhouse with Engawa Yamazaki Kentaro
Koisuru-Buta Laboratory | Atelier Bow-Wow
Kurimoto Daiichi Firewood Supply Station (1K) | Atelier Bow Wow
Kojiro Yuichiro’s Design Survey | Meiji University Kojiro Yuichiro Laboratory
Design Survey in the Seto Inland Sea Area
LT Josai Inokuma Jun/Naruse Yuri
Hillside Terrace | Maki Fumihiko
08 Japan Discovered
The Ho-o-Den, World’s Columbian Exposition Japanese Pavilion Kuru Masamichi
Frank Lloyd Wright’s Imperial Hotel | Frank Lloyd Wright
Frank Lloyd Wright and Japanese Ukiyo-e Prints
Schindler House (Kings Road House) / Rudolph M. Schindler
Kogai-cho House and Studio | Antonin Raymond
The Former Inoue Fusaichiro House Antonin Raymond (Original design)/Inoue Fusaichiro
Akaboshi Shiro’s Weekend Cottage Antonin Raymond
The Architecture of Japan Arthur Drexler
Shofu-so, Japanese Exhibition House / Yoshimura Junzo
Residence in Pocantico Hills (Rockefeller House) / Yoshimura Junzo
Pawson House | John Pawson
Dirty House David Adjaye
Les Cols Pavellons RCR Arquitectes
Louvre-Lens / SANAA
The National Taichung Theater | Ito Toyo
09 Living with Nature
Nago City Government Office | Atelier ZO + Atelier Mobile
Chochikukyo Fujii Koji
Villa Ushiroyama Fujii Koji (original design) / Maeda Keisuke
Shibamune
Kusayane, La Collina Omihachiman Fujimori Terunobu
Restoration Study of Jomon Dwelling
Teshima Art Museum | Nishizawa Ryue
A House for Oiso / Tane Tsuyoshi
House & Restaurant | Ishigami Junya
Nageire-do
Enoura Observatory, Odawara Art Foundation | Sugimoto Hiroshi + Sakakida Tomoyuki
Miyajima Misen Observatory | Sambuichi Hiroshi
Itsukushima Shrine
Church on the Water | Ando Tadao
凡例
Notes to the Reader
本カタログは、本展で紹介された100のプロジェクトを、 本展を構成する9つのセクションに沿って収録するものである。
This catalogue contains information on 100 projects from the nine sections of the exhibition.
・プロジェクトの情報は、以下の順で記載した。
プロジェクト名称
建築家名・著者名
竣工年・成立年、または時代(現存しないものは、「現存せず」「移築」等と記載)。
• Project information is given in the following sequence:
Project name
Architect / Author
Year of completion / establishment, or era (Works no longer in indicated as “demolished” or “relocated”)
・各図版のキャプションは以下の通り記載した。
名称 (資料名/作品名/書名など)
制作者名/著者名
成立年(制作年、撮影年、発行年など)
サイズ
撮影者など
所蔵者
資料提供者
フォトクレジット
※一部の図版については、撮影者不明のため、写真の著作権者をご存知の方は、発行元までお知らせください。
• Basic information for plates are listed in the following sequence
Title
Photographer / Videographer / Crafter / Artist / Author
Year created
Size / Dimension
Photographer / Documenter
Owner / Custodian
Provider / Collaborator
Photo credit
* Some plates are listed as unknown authors. If you recognize the copyright holder, please contact the publisher.
・ 各セクションの最後に、そのセクションで紹介されたプロジェクト・データを収録した。プロジェクトのデータについては、下記の通り記載した。ただし、プロジェクトにより記載項目が異なる。
建築またはプロジェクトの名称/資料の名称
設計(設計者が個人の場合は生没年)
名称
所在地
竣工年
主要用途
延床面積
構造
設計
規模
施工
• Project data are consolidated in the list at the end of each section.
The information is listed in the following order. However, the attributes vary according to the types of work.
Name of project / document
Title
Location
Year
Primary use
Area
Structure
Design
Constructor
・本カタログの巻末に「出展資料・作品リスト」を付し、各資料の詳細データを一
収録した。
• Detailed information on each exhibit are listed in the List of Documents and Works at the end of the catalogue.
・同じ名称もしくは同じ内容の資料及び作品を複数にわたり掲載する場合、 本文の図版キャプション及び展示資料・作品リストの資料・作品情報は、一回のみ掲載した。
・Any documents or works mentioned in multiple occasions are listed singularly on plates and the list of documents and works.
・日本語の英語表記について 原則として、日本人の姓名の英文表記は、「姓名」の順とした。例外として、建築家事務所等の社名の英文表記が建築家名の「名姓」の順になっているものは、社名の通りとした。日本語のローマ字表記は、長母音にマクロンを付した(例:Todai-iや rakuchi)。ただし、人名、および一般的に英語で使用される地名や単語などはマクロンを用いない(例.Tange KenzoやKyoto)。
・Regarding translation of Japanese language:
Japanese names are listed in the order of surname / given name. The exceptions given to names of organizations bearing the names of individuals In translating Japanese language, macrons are used to indicate long vowels in Japanese words (e.g. Todai-ji, rakuchu). Japanese names, commonly known place names and words adopted into English are given without macronstey. Tange Kenzo, Kyoto).