10年後のGAFAを探せ 世界を変える100社

【最新 – GAFAの今と未来を知るおすすめ本 – 世界のネット覇権のこれから】も確認する

世界の最先端がわかる

現在世界中の企業のTOPに立つGAFAに続き、10年後に派遣を握っている可能性のある、「ポストGAFA」となりそうな100社が挙げられています。分野も、ITからヘルスケア、食品に宇宙開発まで多岐にわたっているので、様々な分野の将来性について知ることができる一冊です。

日経ビジネス (編集)
出版社: 日経BP (2019/6/20)、出典:出版社HP

はじめに

その“予言”は、今振り返っても正鵠を射たものだった。
グーグルとアマゾン・ドット・コムが合併して「グーグルゾン」が誕生し、膨大なデータを分析することで、世界中の人々の思想から消費行動まで詳細に把握して、メディア、そして社会を実質的に支配するー。

2004年に公開されたフラッシュムービー「EPIC2014」が描いた世界だ。現実にはグーグルとアマゾンは合併しておらず、空想の物語だが、「データを握るものが世界を支配する」という鮮烈なメッセージは、核心を突いたものだった。
今、世界に君臨するテクノロジーの巨人たちは、まさに大量の個人情報を手中にして、強大な支配力を持つようになっている。グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル。4社の頭文字を取って「GAFA」とも呼ばれる。
地球上でインターネットを利用する何十億もの人は、毎日のようにGAFAの製品やサービスに触れている。それはもはや電気や水道のように生活に欠かせないインフラになった。
グーグルの検索や電子メールの「Gmail」は老若男女を問わず、多くの人が毎日使う。スマートフォンやテレビも、同社のOS(基本ソフト)「アンドロイド」を採用する製品が多い。

アマゾンでオムツや飲料水を注文すれば、早ければその日のうちに届き、同社のAIスピーカー「アレクサ」に分からないことを質問すると、すぐに答えを教えてくれる。フェイスブックに、今日の出来事を書き込んで友達と交流したり、アップルの「iPhone」の画面を1日に何時間も眺め、AIの「Siri」やスマホ決済の「アップルペイ」を使ったりする人も多いことだろう。
だが、こうした便利さはGAFAの「表の顔」だ。その裏側では、気持ち悪いほど詳細に、ユーザーの行動を把握している。大量のデータをAIで解析して、消費者が興味を持ちそうな広告を表示したり、商品をお勧めしたりするのは序の口で、水面下で集めた個人情報を他社に販売していることも明るみにでている。

世界中で強まる規制圧力

「4世紀の石油」とも言われるデータは金の生る木、だ。
それを武器に成長を続ける4社の株式時価総額は天文学的な数字になっている。2年5月時点で、それぞれ5000億ドル(約5兆円)から1兆ドル(約110兆円)に達しており、世界のトップ5に君臨する。

だが、そんなGAFAも踊り場に立つ。「取得したデータを好き勝手に使って金儲けしている」と批判され、規制する動きが世界で野火のように広がっている。
急先鋒はEU(欧州連合)。8年5月に個人情報を保護する「一般データ保護規則(GDPR)」を施行した。ターゲットはもちろん大量の個人情報を保有するGAFA。2年1月、グーグルは同法に違反したとされ、5000万ユーロ(約5億円)の制裁金を課せられた。フェイスブックもGDPR法違反で訴えられている。GAFAは独占禁止法でも罪に問われている。EUの執行機関である欧州委員会は、10年3月、ネット広告事業で競争を制限する契約を結んでいたとして、グーグルに1億9000万ユーロ(約1900億円)の制裁金を課した。フェイスブックやアマゾン、アップルに対する調査も始まろうとする。

米当局も動いた。司法省や米連邦取引委員会(FTC)が、GAFAを独禁法違反で調査する方向だ。日本やインドで もGAFAを規制する動きが広がる。
「私が米国の大統領になったら、GAFAを解体する」。そんな公約を掲げる政治家まで登場した。米民主党のエリザベ ス・ウォーレン上院議員だ。「解体論」まで飛び出す状況では、4社の行動は制約を受け、勢いは間違いなくそがれるだろう。
GAFAの姿は3年前のマイクロソフトにも似る。OS市場での圧倒的なシェアを背景に競争を阻害した、と米司法省に訴えられた。2年続いた訴訟への対応に追われる中で、同社は勢いを失い、IT業界のリーダーの地位をGAFAに明け渡す。マイクロソフトの株価は10年以上低迷し、復活を遂げたのは最近のことだ。GAFAも同じ轍を踏まないとは限らない。

そんな中、新たなイノベーションを生み出す次のベンチャーに対する関心が高まっている。GAFAが身動きを取りにくい状況は、新興勢力にとって追い風になるからだ。

勃興する次世代のイノベーターたち

AIやソフトウエアを活用したイノベーションは、コミュニケーション、モビリティー、マネー、ロボット、ヘルスケア、フード、エンターテインメントなど多様な分野で同時多発的に起きようとしている。従来のビジネス、生活、インフラのあり方を劇的に変えかねないものだ。
空飛ぶクルマ、宇宙開発、量子コンピューター、ライドシェア、ビッグデータ解析、ホワイトカラーの仕事を代替するソフトウエアロボット、がん治療……。
世界を見渡せば、多様なイノベーションを生み出すユニークなスタートアップが続々と出現している。その企業価値は、すでに数千億円から数兆円規模に達しているケースも目立つ。

勃興している場所は、米シリコンバレーに限らない。中国、インド、イスラエル、英国、ドイツ、シンガポール、日本など、世界各地に広がっている。
今後、どんな企業が台頭し、10年後にGAFAに取って代わるような存在になるのか。本書では「世界を変える100社」の実像に迫る。

2019年6月 日経ビジネス編集部

日経ビジネス (編集)
出版社: 日経BP (2019/6/20)、出典:出版社HP

目次

はじめに

第1章 次のフロンティアはここだ
1 「新興国のアマゾン目指す越境EC」
ビィ・フォアード(中古車輸出)

第2章 ビジネスの常識を破壊する
2 「非効率なオフィスを変えるプラットフォーム」
ウィーワーク(シェアオフィス)
3 「急増するスマホアプリの開発を支える“黒子”」
インビジョン(アプリ試作ツール)
4 「800万人以上が使うビジネスチャット」
スラック・テクノロジーズ(ビジネスチャット)
5 「R兆円の国際送金市場に殴り込む」
トランスファーワイズ(国際送金)
6 「産業用ロボットのウィンドウズ”を狙う」
MUJIN(ロボット制御ソフトウエア)
7 「から揚げをつかめる知性派ロボット」
オサロ(ロボット制御ソフトウエア)
8 「ビルや病院で活躍するお手伝いさんロボット」
サビオーク(サービスロボット)

第3章 生活を革新する
9 「スマート家電で一流シェフの料理再現」
イニット(キッチン家電の調理プラットフォーム)
10 「野菜や果物の劣化を防ぐ“魔法の粉”」
アピール・サイエンシーズ(野菜や果物の劣化を防ぐコーティング剤)
11 「タンパク質危機を「ウジ虫」で救う」
ムスカ(昆虫技術を使うバイオマス処理プラント)
12 「東南アジアのラストワンマイル物流の雄」
ニンジャバン(宅配サービス)
13 「スマホアプリで農家の物流の悩み解消」
8アイデアズ・インフォラボズ(農産物の物流サービス)
14 「自動運転車用3Dマップの“標準”狙う」
マッパー(3Dマップ)

第4章 ネットとリアルを融合
15 「リアルとネットを融合させた生鮮スーパー」
盒馬鮮生(スーパーマーケット)
16 「ウォルマートを魅了したインドの通販大手」
フリップカート(インターネット通販)
17 「ショールーミングを逆手に、データで稼ぐ」
ベータ(体験型テクノロジーショップ)
18 「オンライン診療の“ディファクト”狙う」
タイトケア(家庭向け診療デバイス)
19 「文字を読み上げるメガネ装着デバイス」
オーカム(視覚障害者向け画像認識デバイス)
20 「がんの見逃しゼロ目指すAIベンチャー」
AIメディカルサービス(内視鏡の画像解析)

第5章 ビジネス・コミュニケーション
21 「ホワイトカラー」の仕事をロボットで自動化」
オートメーション・エニウェア(RPA)
22 「ヘッドハンティング型転職サービスで旋風」
ビズリーチ(転職情報)
23 「3100万人の開発者向けプラットフォーム」
ギットハブ(ソースコード管理サイト)
24 「世界中の特許・商標をデータベース化」
パットスナップ(特許データベース)
25 「名刺情報を会社で共有、営業を効率化」
Sansan(名刺の共有・管理サービス)
26 「世界最大級のオンライン学習プラットフォーム」
ユーデミー(オンライン学習)
27 「3DのCG開発ツールで仮想世界を創造」
ユニティ・テクノロジーズ(3次元CG開発ツール)

第6章 エンターテインメント/宿泊サービス
28 「動画共有アプリ「TikTok」で世界を席捲」
字節跳動科技(動画共有アプリ)
29 「『ポケモンGO」の次は『ハリー・ポッター』」
ナイアンティック(ARゲームアプリ)
30 「東南アジア発の電子書籍プラットフォーム」
ウークビー(電子書籍プラットフォーム)
31 「気に入った写真をピンボード上で共有」
ピンタレスト(写真共有サイト)
32 「“民泊”で旅行の常識を激変させる」
エアビーアンドビー(民泊仲介)
33 「安かろう、悪かろうを覆した格安ホテル」
オヨ・ホテルズアンドホームズ(ホテルチェーン)
34 「中国発の民泊の巨人、日本にも進出」
途家(民泊仲介)

第7章 フィンテック
35 「ビットコインの「採掘装置」の覇者」
比特大陸科技(ビットメイン、仮想通貨の採掘装置)
36 「個人の信用力をスコア化して急成長」
クレジット・カルマ(信用情報サービス)
37 「株アプリと金融情報のビッグデータ解析」
フィナテキスト(金融情報サービス)
38 「クラウド時代の「会計エコシステム」を創造」
freee(クラウド会計サービス)
39 「ネットで資金の貸し手と借り手をマッチング」
陸金所(Lufax、金融仲介サービス)
40 「支店を持たない「デジタル銀行」」
モンゾ(モバイル銀行)
41 「競争激化するスマホ決済の先駆者」
Origami(オリガミ、スマホ決済)
42 「インドの露店でも使えるスマホ決済」
ペイティーエム(スマホ決済)
43 外貨両替の手数料で「価格破壊』
レボリュート(スマホアプリ銀行)
44 「世界で脚光浴びるネット決済の“黒子”」
ストライプ(決済プラットフォーム)

第8章 ロボット・IoT
45 「Alで産業機器のデータを解析し、効率改善」
C3 IoT(産業向けIoTソフトウエア)
46 「アディダスを魅了する超高速3Dプリンター」
カーボン(3Dプリンター)
47 「ドローンの世界を支配する中国の王者」
大館創新科技(DJI、ドローン)
48 「仮想現実でも「触感」を得られる技術」
H2L(ボディシェアリング技術)
49 「体温で発電するスマートウォッチ」
マトリックス・インダストリーズ(温度差発電)
50 「「ウェアラブル」を支える基盤技術」
ミツフジ(ウェアラブルIoT)
51 「トヨタを魅了したAIの『小さな巨人」」
プリファード・ネットワークス(AIソフトウエア)
52 「人間のように思考・学習するロボット」
ヴィカリアス(ロボットの知能化ソフトウエア)

第9章 ライドシェア
53 「日本を攻める中国配車サービスの巨人」
滴滴出行(配車サービス)
54 「『パイクが1日320円」インド発カーシェア」
ドライブジー(カーシェアリング)
55 「マッサージ師も修理工も宅配」
ゴジェック(配車・宅配サービス)
56 「タクシーや自転車もシェア、決済も提供」
グラブ(配車・決済サービス)
57 「米国でウーパーを猛追するライパル」
リフト(配車サービス)
58 「三輪タクシーを配車する庶民派ライドシェア」
オラ(三輪タクシー配車サービス)
59 「空飛ぶクルマにも注力する配車サービスの王者」
ウーバーテクノロジーズ(配車・宅配サービス)

第10章 モビリティー
60 「EVの“黒子”目指す京大発ベンチャー」
GLM(EVメーカー)
61 「中国発のEVスーパーカー」
蔚来汽車(EVメーカー)
62 「つながるクルマの「データ取引所」」
オトノモ・テクノロジーズ(クルマのデータ取引所)
63 「電気で動く『空飛ぶクルマ」」
ボロコプター(空飛ぶクルマメーカー)
64 「テスラが警戒する中国の新興メーカー」
小鵬汽車(EVメーカー)

第11章 物流
65 「必要な時だけ使える「オンデマンド倉庫」」
フロースペース(倉庫サービス)
66 「『陸』『海」「空」で物流の“最適解”を提供」
フライトハブ(貨物輸送サービス)
67 「世界で急拡大、物流施設のモンスター企業」
GLP(物流施設)

第12章 ヘルスケア
68 「がん細胞のDNAを『アルファ粒子」で破壊」
アルファ・タウ・メディカル(医療機器)
69 「貧困層を失明から救うインドの医療機関」
アラビンド・アイ・ホスピタル(医療機関)
70 「グーグル発の“不老不死”ベンチャー」
カリコ(不老不死研究)
71 「パーソナルAIで予防医療を支援」
FiNCテクノロジーズ(ヘルステック)
72 「医用画像のAI解析で、がんの誤診を激減」
推想科技(医用画像のAI解析)
73 「AIを使う在宅尿検査で、腎臓病を予防」
ヘルシーio(在宅尿検査)
74 「患者の体で生み出す“がん治療薬”」
モデルナ・セラビューティクス(抗がん剤)

第13章 流通・食事宅配・食品
75 「欧州ナンパーワンの「フード宅配」」
デリバルー(食事宅配)
76 「中国発「出前サービス」のガリパー」
上海拉扎斯信息科技(食事宅配)
77 「食料品の買い物代行サービス」
インスタカート(食料品買い物代行)
78 「1億人の胃袋狙うプラットフォーム」
美団点評(口コミ投稿と出前サービス)
79 「どん底から復活したインドの仮想商店街」
スナップディール(仮想商店街)
80 「コンビニ・外食支える「食のインテル」」
アリアケジャパン(調味料)
81 「ムダな食品廃棄を減らすスマホアプリ」
カルマ(食品販売アプリ)
82 「ITで持続可能な水産養殖を実現」
ウミトロン(養殖技術)

第11章 コンピューター・AI
83 「人間の感情を認識する「空気を読むAI」」
アフェクティバ(感情認識AI)
84 「量子コンピューターで常識を破壊」
Dウエーブ・システムズ(量子コンピューター)
85 「秘密のベールを脱いだ複合現実のイノベーター」
マジック・リープ(ウェアラブル・コンピューター)
86 「双子も見分けられる顔認証技術の雄」
幌視科技(メグビー、顔認証技術)
87 「スマホカメラの画像から位置を特定」
光禾感知科技(コンピュータービジョン)
88 「CIAも頼るビッグデータ解析の巨人」
パランティア・テクノロジーズ(ビッグデータ解析)
89 「量子コンピューター向けソフトの新鋭」
QCウェア(量子コンピューター向けソフトウエア)

第15章 宇宙開発
90 「巨大ロケットで月を目指すアマゾンCEO」
ブルー・オリジン(宇宙開発)
91 「人工衛星用の地上アンテナをシェアリング」
インフォステラ(衛星アンテナシェアリング)
92 「宇宙から原油貯蔵量や店舗売上高を解析」
オービタル・インサイト(衛星画像解析)
93 「宇宙ビジネスを支援する「宇宙商社」」
スペースBD(宇宙商社)
94 「テスラCEOが宇宙でも狙う革命」
スペースX(宇宙開発)

第16章 データ分析・エネルギー・素材
95 「データ解析で、現場力』を向上」
アベジャ(データ解析)
96 「電力を、貯蔵し、エネルギーを有効活用」
エリーパワー(蓄電システム)
97 「AIとビッグデータで、電力流通コストを削減」
パネイル(電力小売り向けプラットフォーム)
98 「興味があるニュースをAIが選んで表示」
スマートニュース(ニュースアプリ)
99 「環境負荷が小さい新素材で、プラスチック代替」
TBM(新素材)
100 「“宝の山”のデータから顧客を解析」
トレジャーデータ(ビッグデータ解析)

おわりに

日経ビジネス (編集)
出版社: 日経BP (2019/6/20)、出典:出版社HP

001 ビィ・フォアード Be Forward 中古車輸出

新興国のアマゾン、目指す越境EC

手元の温度計は、氷点下20度を示していた。2018年2月中旬、モンゴルの首都ウランバートル近郊の貨物ターミナル。吐いた息がそのまま凍り付きそうな極寒の季節だが、モンゴル人たちは何食わぬ顔で、コンテナの荷降ろし作業を黙々とこなしている。
神奈川県の川崎港から海路で中国・天津へ、そこから鉄道に載せ替えての計3日間。

約3500kmの長旅を終えたコンテナから降ろされているのは日本の中古車だ。これだけなら中古車輸入の現場では珍しくない光景だが、このあと作業員たちがトランクを開けると、段ボール箱が姿を現した。印刷されているのは花王の紙おむつ「メリーズ」のロゴ。前のオーナーの忘れ物?いや違う。

海外の消費者向けに中古車販売サイトを運営する、ビィ・フォアード(東京・調布)が積んだ荷物だ。同社は「輸出する車両の空きスペースを有効活用する」という秘策を武器に、越境EC(ネット通販)世界大手への変貌をもくろむ日本企業なのだ。
「新興国のアマゾン・ドット・コムになる」と真顔で話すのは山川博功社長。大言壮語に聞こえるかもしれないが、思い返してほしい。グーグルにアマゾン、フェイスブック、アップル。各社の頭文字から「GAFA」と称される米巨大IT (情報技術)企業の成長を、ほんの十数年前にどれだけの人が予測できていただろうか。

「後発」の新興国で存在感

ビィ・フォアードの強みはアフリカやカリブ諸国といった、新興国のなかでも比較的「後発」とされる国々にある。設立は1年、売上高は8年6月期に570億円。アマゾンより規模は小さいが、これら後発の新興国ではアマゾンを圧倒する物流網を持つ。

そのネットワークはコンテナ船が接岸できる港湾付近に限らない。クリック一つで我が街まで質の高い日本車を届けてくれる。そんなサービスを実現すべく、現地のパートナー企業を開拓。モンゴルのような内陸国なら鉄道に載せ替えて運び、道路事情が悪くキャリアカーを運行できないアフリカなら隊列走行するドライバーを手配する。提携するパートナー 企業は世界で9社を数え、販売実績は153カ国に及ぶ。

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出版社: 日経BP (2019/6/20)、出典:出版社HP