無印良品とはじめるミニマリスト生活

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スグにまねできる

家族がいても、片付けが苦手でも実現できるミニマリスト生活のコツが紹介されています。その中でも強い味方となるのが「無印良品」のインテリアや雑貨、洋服などです。すっきりした状態が続く部屋の作り方、収納方法など、身近なアイテムを用いた実例が載っているので、すぐに実践しやすいです。

やまぐち せいこ (著)
出版社 : KADOKAWA (2016/2/11)、出典:出版社HP

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インテリア好きだった私は、長い間
派手でかわいい家具・雑貨が好きだと思い込んでいました。

北欧の家具、ナチュラル可愛い雑貨……
雑誌に載っているお部屋に憧れて
せっせとモノを買ううちに
「あれ?私、何が好きなんだっけ?」
とわからなくなりました。

気づけば私の部屋は、私の人生とそっくりでした。

仕事、家事、子育て……
全部がんばろうと必死に駆け抜けるあまり、
「私はこれをやった!」そう思えるものが
何もないことに気づいたのです。

夫の転勤で引っ越しをするたびに、
たくさんのモノを捨てました。
大好きな家具を捨てるのは身を切られる思いでしたが、
捨てるたびに少しずつ、
大切なモノが見えてきました。

私はいろんなことをいっぺんにやるよりも、
好きなことをひとつだけ、
やるほうが向いているのかもしれないな。

――そう感じ始めたときに出会ったのが
「ミニマリスト」という言葉でした。

モノを捨てて、捨てて、捨ててふっと気づくと、
部屋には「無印良品」の家具ばかりが残りました。

あ、この人が運命の人だったんだ!
長年寄り添ってくれていた「友達」の大切さに、
気づいた瞬間でした。

「無印良品」の家具や雑貨と一緒に
ミニマリスト生活を始めて、3年。
家族との関係が、変わり始めています。
それは、「どうして片づけができないの?」と
子どもたちを叱っていた頃には気づかなかった、幸せなこと。

フローリングに映る光、白一色の洗濯物が風に吹かれる様子。
娘と過ごす朝の時間、白シャツのパリッとした着心地――。

日常生活の美しさ、小さな暮らしの幸せを
ミニマリスト生活から教えてもらっています。

 

 

はじめに

「暮らしを小さくしたい!」私がそう、思い立ったのは2012年頃。
当時はまだ耳慣れなかった「ミニマリズム(最小主義)」「ミニマリスト」という言葉を知りました。ちょうど、「少ない物ですっきり暮らす」というプログを立ち上げた時期でした。
そのころまで、私は自分が、色柄が派手でデザイン性が高いものが好きだと信じていました。雑誌に載っているようなインテリア、暮らしに憧れて、必死で真似していた頃です。でも部屋を片づけるうちに、だんだんそれが「思い込み」だったということに気づいたのです。「これは捨てる」「これは残す」。

引っ越しで、モノの選別をしているうちに、自分は、実はシンプルで無駄が少なく、いつの時代でも変わらず使えるモノが大好きなんだ、とだんだんわかってきました。
恋愛にたとえれば、デザイン性の高い雑貨や家具は、一緒にいて何だかドキドキするような相手。しかし、その刺激に夢中になる一方で「どこまで追い求めたら満足するのかな?」、そんな疑問がわいてきたのです。

生活の長い時間を共に暮らすうちに、ちょっとだけ無理している自分、疲れている自分に気づいた……そんなとき、ふっと横にいてくれたのが、「無印良品」でした。「足るを知る」という言葉がありますが、私は無印良品の「単機能に特化した機能性」「最低限の無駄のないデザイン」に、その言葉の意味を教えられた気がします。
現在30代後半の私たち世代は、モノをたくさん所有し、消費することをひとつのステイタスとして暮らしてきました。だけど、どうも「モノを持つ以外にも人生が豊かになる方法があるぞ!」と気づき始めています。
この本が、そのためのちょっとしたヒントになれば、これほどうれしいことはありません。

やまぐちせいこ

やまぐち せいこ (著)
出版社 : KADOKAWA (2016/2/11)、出典:出版社HP

もくじ

はじめに

Chapter 1 「無印良品」と、ミニマリスト生活をはじめよう
「転勤族」がきっかけで、ミニマリスト生活へ
ミニマリスト生活で、家族のけんかが減りました
捨てて、捨てて、捨てて…… それでも残ったのが「無印良品」でした
無印良品は「家族持ちミニマリスト」の強い味方です
ミニマリストは独裁者ではない。「干渉しない」は重要なルール
衝動的な「ドキドキ」よりも、日々の小さな「幸せ」
ミニマリスト生活は想ひとつからはじめられます

Chapter 2 今ある「無印良品」と暮らす ミニマリストの部屋づくり
ミニマリストの部屋づくりは「色の数」がポイントです
リビングの仕組み
キッチンの仕組み
和室の仕組み
「何もない」部屋の仕組み
子ども部屋の仕組み
ランドリー&トイレの仕組み
玄関の仕組み

Chapter 3 「無印良品」フル活用!ミニマリストの収納ルール
ミニマリストの収納とは「きれいにしまうこと」ではありません
ルール1 余白を4割つくる
ルール2 「オープン&クローズ」
ルール3 収納が増えるとモノが増える
ルール4 収納の外は「茶」、中は「白」
ルール5 使うとき以外は収納する
ルール6 モノを捨てる前に「考える」
ルール7 「デコボコ」をつくらない

Chapter 4 「無印良品」で着回すミニマリストのクローゼット収
服を「制服化」したら自分らしい着こなしができました
ミニマリストが手放せない「無印良品」のベストウエア5
コーディネイトを彩る小物たち
「少ないもので着回す」を徹底解明
子どもたちも「少ないもので着回す」
ミニマリストのクローゼット収納術
モノはメンテナンスをして愛す

Chapter 5 なぜ「これ」を選ぶのか?ミニマリストのモノ選び
モノ好きミニマリストの最小限のモノ選び
モノ選びの基準1 うっとりするデザインのモノを買う
モノ選びの基準2 値段にこだわらない
モノ選びの基準3 目的を持って買い物をする
モノ選びの基準4 くり返しメンテナンスができる
モノ選びの基準5 機能もミニマム
ミニマリストが厳選! 本当にすごい「無印良品」ベスト10
やまさん宅の「無印良品」すべて見せます!

Column
本好きミニマリストの本棚を持たない暮らし
シンプルていねいなメイク&ケア
ミニマリストのバッグの中身、財布の中身
簡単おいしいミニマムな食卓
問い合わせ多数!長く持ちたい室用の道具

やまぐち せいこ (著)
出版社 : KADOKAWA (2016/2/11)、出典:出版社HP