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【最新 – 雑談力を高めるためのおすすめ本 – 知っておきたい話し方、テクニック】も確認する
雑談に適した話し方を身につける
「沈黙が気まずい」「気を使うのでしんどい」「薄っぺらい会話ばかりで疲れる」初対面やあまり仲良くない人との雑談に対してこのように思っている人は多いのではないでしょうか。本書では、微妙な関係の人となんとなく話さなくてはいけない状況の時にどのように話せば良いのか、解決策について紹介していきます。

すぐに使える!そのまま使える!「超雑談力」簡単テクニック

これさえやれば、うまくいく!「超雑談力」7つのルール

はじめに―雑談は、普通の会話とは、まったく違う
「雑談」って、難しくないですか?
・何を話せばいいかわからない
・沈黙が気まずい
・とにかく話が弾まない、続かない
・初対面の人だと特に緊張する
仮にうまく話せたとしても、
・薄っぺらい会話ばかりで疲れる
・いつ終わりにしていいかわからない
・気を使うので疲れる。
・結局、その場限りの関係で終わる
なんてことになりがちですよね?
相手が、知ってる人、仲のいい人なら、もちろんいいんです。
沈黙も気にならないし、なんならあっというまに時間がたってる。「雑談」っていうか、おしゃべりですね。これなら全然いい。
問題は、そうじゃない相手と話すとき。
・初対面の人に、ぎこちなく自己紹介
・1回か2回会っただけの人と、適当に話を合わせなきゃいけない
・上司や取引先の偉い人に、下手なことを話せない
・義理の両親・親戚に、「ははは」と愛想笑いを続ける
・ママ友・パパ友から、どうでもいい話を延々聞かされる
……ああ、想像するだけで地獄です。
微妙な関係の人と、なんとなく話さなくちゃいけない状況。これこそがまさに多くの人が苦手な「雑談」です。
なんで、こんなことになるんでしょうか? なにか解決策はないのでしょうか?
あります! 任せてください!
まさにその点を、本書ではお教えします。
申し遅れました、この本を書きました、五百田 達成(いおた たつなり)です。
編集者、広告プランナー、心理カウンセラーの経験を活かして、現在は、コミュニケーションのアドバイザーとして、本を書いたり、講演をしたりしています。この本を手にとってくださり、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします!
さて、話を戻しますね。雑談は難しい。できないわけじゃないんだけど、なんかうまくいかない。困る。ストレス。なんで、こんなことになるのでしょうか?
理由は簡単。
それは「雑談は、普通の会話とは、まったく違う」からです。
大事なことなのでもう一度言いますね。
「雑談は、普通の会話とは、まったく違う」
だから難しくて当たり前なんです。
たいていの人は、会話というと
①友達や仲のいい人との、気を使わない、楽しいおしゃべり
②仕事の場面で、きちんと話す、大人としての会話
このふたつぐらいしか、話し方のバリエーションを持っていません。いわゆる、「普通の会話」です。
ですが、雑談とは、このどちらでもない、言ってみれば「第3の会話」です。だから、ほとんどの人が失敗する。どちらかのやり方で適当にやろうとするから、うまくいかない。
雑談とは、「微妙な間柄の人と、適当に話をしながら、なんとなく仲良くなる」という、とても繊細な会話の方式です。
それなのに、みんな、そのことを知らないで、見よう見まねでやってしまう。
なんなら「雑談なんて簡単だよ、適当に話せばいいんでしょ」とばかりに、いい加減にやる。だから当然、話が弾まないし、疲れる。
ちょっとだけ盛り上がっても、全然、次につながらない。
このように、雑談とは、普通の会話とは異なる、まったく別のコミュニケーションなのです。
ならば、どうしたらいいか。そうです。これも簡単です。
「雑談に適した話し方」をすればいいだけです。
当たり前ですが、雑談に適した話し方をすれば、雑談はうまくいきます。
雑談がうまくなりたければ、「雑談力」を身につけましょう。
「えー、でも、雑談に適した話し方なんてあるの?」
「あってもいいけど、めんどくさかったらイヤだよ」
ですよね? そう思いますよね?
だいじょうぶです。
雑談に適した話し方は、たしかにあります。でもって、それはとても簡単です。
本書にまとめたいくつかの簡単なコツを実践すれば、雑談はうまくいきます。
NGな雑談例を避けて、OKな雑談例をそのまま行えば、あら不思議、気詰まりな相手とも、大事な相手ともうまく話せます。
・天気の話やニュースの話題は雑談に不向き
・「最近、どう?」って聞いてはダメ
・共通の話題を探すのは、素人がやること
などなど、初めて聞くかもしれないことが次々と飛び出しますが、びっくりしないで読み進めてみてください。
読み終えるころには、あなたの雑談力は飛躍的に向上していること、間違いなしです。
そう、この本を読むだけで、雑談がとてもうまくなるのです。
そうすれば、結果的に、
・人づきあいがラクになる、疲れなくなる
・気楽に話が続けられる、サクッと仲良くなれる
・大事な取引先から、気に入られる、信頼される
・チャンスが次につながり、成果が生まれる
といった効果が得られます。
しかも、雑談力は、身についてしまえば一生モノです。これからずっと、雑談の場で困りません。ラクに話せるし、人気者にもなれる。
それって、よくないですか?
けっこう、お得なんじゃないかな、って思うんです(笑)
というわけで、長らくお待たせしました、始めていきましょう。
いままで解き明かされることのなかった「雑談」の正体、やっちゃいけないこと・やるべきこと、雑談がうまい人と下手な人の決定的な差…。
「超」雑談力の授業、スタートです!
もくじ
はじめに―雑談は、普通の会話とは、まったく違う
あなたは凡人?達人?雑談力チェックシート
1章 基本の7ルール これさえ知れば怖くない!
ルール1
×がんばっておもしろい話をしようとする
○ただ会話のラリーを続ける
ルール2
×情報交換をする
○気持ちをやりとりする
ルール3
×時事ネタやニュースを話す
○エピソードや経験談を話す
ルール4
×否定してアドバイスする
○肯定して共感する
ルール5
×質問やあいづちで話を引き出す
○大きなリアクションで一緒に楽しむ
ルール6
×会話が途切れたら「別の話題」を探す
○会話が途切れたら「自分に近い話題」に引き戻す
ルール7
×いつまでも話し続ける
○ほどよいところで切り上げる
2章 初対面編 もう緊張しない。ドギマギしない。
1
×「はじめまして」と話し始める
○「こんにちは」と話し始める
2
×「同じ名前の知人がいる」と盛り上がる
○名前の由来を尋ねる
3
×「趣味は何ですか?」と尋ねる
○「最近ハマってるものありますか?」と尋ねる
4
×共通の知人を探す
○共通の興味を探す
5
×お互いが知ってる話題を話す
○知らないことを教えてもらう
6
×すぐに「私もです」とアピールする
○しばらく様子を見て、相手に語らせる
7
×「意見」を述べ合う
○「好み」を言い合う
8
×とことん質問をして、相手に話させる
○少し自分の話をしてから、また話を戻す
9
×手持ち無沙汰に腕を組む
○身振り手振りを大きくする
10
×「さ・し・す・せ・そ」であいづちを打つ
○「あ・い・う・え・お」でリアクションする
11
×「それは違うんじゃないですか」と反論する
○「ありがとうございました」と話を終わらせる
12
×性格を変えて「陽キャ」になる
○単に社交のコツを実践する
3章 知人/飲み会編 人づきあいがラクになる!
13
×「それはね…」とアドバイスをする
○「そうだね・・・」と共感する
14
×見切り発車で話し始める
○「オチはないけど」と最初に言ってしまう
15
×「その人」「その場所」と指示代名詞を使う
○「Aさん」「鎌倉」とあだ名・固有名詞を使う
16
×「なにかこだわってるんですか?」と聞く
○「なにか特別なことしてるんですか?」と聞く
17
×「なぜ (WHY)?」と理由を尋ねる
○「どう (HOW)?」と状況や気持ちを尋ねる
18
×事実 (ファクト)で話す
○雰囲気 (ニュアンス)で話す
19
×的確なツッコミを入れる
○「いいねー」と、ただただ褒める
20
×オープンクエスチョンで広がりを持たせる
○クローズドクエスチョンでリズムをつける
21
×褒められたら謙遜する
○褒められたらお礼を言う
22
×「~だね」と気づいたことを指摘する
○「~で素敵ですね」と褒める
23
×なんとかして話を前に進める
○臨機応変に話を前に戻す
24
×「たしか~でしたよね」とうろ覚えでリードする
○「なんでしたっけ?」とその都度イチから聞く
25
×失礼にならないようがんばって答える
○「一般的には~」と話をそらす
26
×司会者のように場を仕切る
○潤滑油として場をなごませる
4章 職場/ビジネス編 小さな会話が信頼につながる
27
×友達のような対等な関係で話す
○先生と生徒のような上下関係で話す
28
×得意なジャンルを持つ
○得意な視点を持つ
29
×目をそらす
○自分から話しかける
30
×飽きさせないように話題を提供する
○目に入る街並みの話をする
31
×「そろそろ」と話題を変える
○「話変わりますけど」と話題を変える
32
×あらゆる発言に反応する
○キーワードを絞って反応をする
33
×「おもしろいですね」と聞き流す
○「メモしていいですか?」という勢いで聞く
34
×飲み会で仲良くなる
○ランチ・お茶で仲良くなる
35
×「予定を見てみます」と保留する
○「いいですね!」と即答する
おわりに―「人に興味が持てない」という病
「超雑談力」チェックシート