新しいインテリアデザインの実技

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インテリアデザインの実技がわかる

インテリアデザインの基礎知識から幅広い技術まで総合的に学べます。これからインテリアデザインを学ぶ方のために、実技面において身につけておくべき内容が1つにまとめられた教科書です。

村口 峡子 (著), 白石 光昭 (著), 大村 和哉 (著), 佐藤 勉 (著), 杉下 哲 (著)
市ヶ谷出版社、出典:出版社HP

本書の使い方

インテリアデザインは、身近なモノから、内装、建物などの広範囲な知識と技術が必要で、学ぶ領域は広く多岐にわたります。
本書は、技術面に関して、それら領域をまたがり、一環した考え方で編集されています。

■製図パース・模型・プレゼンテーションを体系的に一冊で編集
インテリアデザインは、その内容を他者へ正しく伝えて理解されなければなりません。それには、製図やパース、模型、さらにはそれらを統合するプレゼンテーションの各種技術が必要で、それぞれにおける表現の目的や方法の基礎を、しっかり と身につけることが大切です。
豊かな表現力がつくと、考えたことを的確に他者に伝えることができるようになります。「国際文化会館」を共通の教材に、建築やプロダクトデザインとの関係の中で、それら各種技術を体系的に理解してください。

■「空間系」と「プロダクト系」の両分野へ適応
インテリアデザイン教育は、多くの大学や短大、専門学校で行われ、主に建築や 住居などの「空間系」と家具や小物などの「プロダクト系」があります。また、インテリアプランナーやインテリアコーディネーターなどの資格制度とともに、社会 においても求められています。
本書は、グラスから建物までを扱っています。「空間系」と「プロダクト系」のどちらを学ぶ学生にとっても、インテリアデザイン実技を身につけやすいように内容を構成しています。それぞれで必要な章や項目を選んで活用してください。

■授業の計画や進行に合わせた構成
章全体は、授業回数を想定して、1章1回、2章7回、3章3回、4章2回、5章2回と、15回分に分けています。半期での演習などで授業計画にそのまま活用したり、「空 闘系」「プロダクト系」でそれぞれ必要な内容を組み替えるなどしてください。
各ページは、2色刷りを基本にしています。作業のプロセスがわかるように配慮してあります。
各章末には、各種技術の目的に関わる情報などをコラムに盛り込んでいます。これらに限らず様々な情報を得て、「何のための実技であるのか」を、常に意識してください。
資料は、詳細や補足などで、各章の内容と合わせて活用してください。

村口 峡子 (著), 白石 光昭 (著), 大村 和哉 (著), 佐藤 勉 (著), 杉下 哲 (著)
市ヶ谷出版社、出典:出版社HP

目次

CONTENTS

1章 インテリアデザインの実技
この章で学ぶ内容
1-1. インテリアデザインに関わる分野
(1) 分野をつなぐインテリアデザイン
(2) 関わるデザイン専門分野
(3) 関わる業種
1-2. インテリア設計の流れと実技
(1) インテリア設計の流れ
(2) インテリア設計の関係者
1-3. 実技の教材
(1) インテリア空間・国際文化会館の客室
(2) インテリア要素・小椅子、グラス、パーティション兼テレビボード

2章 インテリアデザインの製図
この章で学ぶ内容
2-1. 基本事項
(1) 図面の種類
a. インテリア要素の図面とインテリア空間の図面
b. 建築、インテリア、プロダクトの図面の種類
c. 正投影法と第三角法
d. 各種図面の関係
(2) 製図のルール
a, 線、文字、寸法
b. インテリア図面に使われる記号や略語
c. 図面の表示記号
2-2. インテリア要素の製図
(1) 現寸図(什器 (グラス))の描き方
(2) 家具(テーブル)の図面の描き方
(3) 家具(置き家具)の図面の描き方
(4) 家具(造作家具)の図面の描き方
(5) 家具の現寸図の描き方
2-3. インテリア空間の製図
(1) 平面図の描き方
(2) 断面図の描き方
(3) 展開図の描き方
(4) 天井伏図の描き方

3章 インテリアデザインのパース
この章で学ぶ内容
3-1. 基本事項
(1) パース制作の流れ
(2) 図法の種類
3-2. 投影図法の描き方
(1) 家具などのアイソメトリック図とアクソメトリック図
(2) 空間のアイソメトリック図とアクソメトリック図
3-3. 透視図法の描き方
(1) 一点透視図法
(2) 二点透視図法
(3) 一点平行俯瞰透視図法
3-4. 陰影・着彩
(1) 陰影
(2) 着彩

4章 インテリアデザインの模型
この章で学ぶ内容
4-1. 基本事項
(1) インテリア模型の特徴と種類
4-2. インテリアの模型のつくり方
(1) インテリア家具模型のつくり方
(2) インテリア空間模型のつくり方

5章 インテリアデザインのプレゼンテーション
この章で学ぶ内容
5-1. 基本事項
(1) 役割と意味、心構え
(2) プレゼンテーションに必要な内容
(3) プレゼンテーションのツール
a. 種類
b. 作り方の基本
c. 文字の種類・大きさ
5-2. プレゼンテーションの方法
(1) コンセプトのプレゼンテーション
a. コンセプトボード
b. イメージボード
(2) 空間のプレゼンテーション
a. ゾーニングを表現するボード
b. 平面図を表現したボード
c. 展開図を表現したボード
d. 模型
e. パースを表現したボード例
f. カラースキーム(色彩計画)ボード
(3) 要素のプレゼンテーション
a. 使用家具のイメージボード
b. 使用照明器具イメージ
c. サンプルを表現したボード
d. 家具を表現したボード
e. その他のボード

資料

1. インテリアデザインの実技に関わる資料
(1) スケルトン・インフィル
(2) 国際文化会館
(3) コンピューターの利用について
(4) インテリアデザイン関連の資格
2. インテリアデザインの製図に関わる資料
(1) 製図の用具
(2) 基本の図面等
(3) 詳細図の描き方
(4) 洗面・バスユニットの図面の描き方
(5) 階段の図面の描き方
(6) 建具表の描き方
(7) 仕上表の描き方
(8) インテリア設備レイアウト図の描き方
3. インテリアデザインのパースに関わる資料
(1) パースの用具
(2) 点景物
(3) 納まり
4. インテリアデザインの模型に関わる資料
(1) インテリア模型の材料と道具
(2) インテリア模型写真の撮影用具と撮影手順
5. インテリアデザインのプレゼンテーション事例
事例1 住宅:「U邸」
事例2 商業施設:「聘珍楼大坂」
事例3 病院:「メープルヒル病院別館エントランスロビーデイ&ダイニングルーム」
事例4 集合住宅:「UR賃貸住宅コラム南青山」

あとがき

村口 峡子 (著), 白石 光昭 (著), 大村 和哉 (著), 佐藤 勉 (著), 杉下 哲 (著)
市ヶ谷出版社、出典:出版社HP