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【最新 – 防災・災害時の食について学ぶためのおすすめ本 – 普段の備えから被災時の調理まで】も確認する
防災の心構えがわかる
絵解きになっていますので「お母さん」も「子供さん」も分かりやすい解説書です。前半では状況別、災害別に、命を守るための行動や備えについて。後半では、非常時に役に立つ、目からウロコの調理法や備蓄法、レシピをふんだんに掲載しています。いざというときに備えて、ふだんからチャレンジしてみることをお勧めします。
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1いざという時に必要なのは 「自分で考えて、行動する力」
安全な広口アルミ缶を「携帯トイレ」にし、さらに「即席カイロ」として活用。
津波が迫り来るなか、愛車を捨てて、見ず知らずの家に避難!
その時、その場所でできることは何かを考え、 母子で生き残るための最大のチャンスを自分で作り出した例です。
非常時は、マニュアルでは対応できないこと が続きます。まさに、一瞬の判断が生死を分けるといえます。
子どもを守る母は、どんな時も、冷静、臨機 応変に、時には常識を捨てて、想定外のことを乗り越えていかなければなりません。
そのためには、防災に限らず、ふだんからいろいろな知識を身につけ、想像力を磨いておくこと。それが、いざという時、自分自身と子どもを守ることにつながります。
2日本人の3人に1人が被災する時代
「南海トラフ」とは、水深4000m級の深くて長い溝のこと。このトラフで東海・東南海・南海地震が連動して起こることにより、巨大津波を始め、噴火による土石流や溶岩流、火砕流、原子力発電所の爆発などといった被害が起こるのではないかと恐れられています。
まさに、南海トラフ地震が起きたら国家の危機!
実際、南海トラフで発生したマグニチュード 8・6の宝永地震(1707年)の被害は、中部、近畿、四国、九州の広い地域にまたがりました。
発生した大津波は、西日本の沿岸を襲い、瀬戸内海や八丈島まで襲来しました。そして、地震発生から6日後に、富士山が噴火しました…。
いま、この日本で、どんなことが起きても不 思議ではない時期に、私たちは生きているのです。
そしてどの時代でも、子どもを一番に守ることができるのは母親なのです。
3備えあれば、生き残ることができる
「南海トラフ」は、大地震が100~200年ごとに発生している地震の巣。巨大地震が発生したら、最悪の場合、死者数は8万人にものぼると予想されています。これは東日本大震災の 約6倍です。
約300年前の宝永地震でも大津波が発生し、 2万人ともいわれる死傷者を出しました。しかし、そんな中、死者が1人も出なかった漁村も 存在します。
「大きな地震の後には、津波が来る。すぐに、 高台の山に逃げること」そう村の人全員が認識し、日頃から備えていたから。村の記録にも、「地震の後に津波が来ると考えていれば避けることができる」と記されています。
今よりも情報のない時代にできたのですから、私たちも、日頃の備えと心の準備があれば、どんな災害でも生き残ることができるんです!
4女は弱し、されど、母は強し
家族はひとつのチーム
子どもたちにとって、「お母さんは絶対」。極端な言い方をすれば、「生きるも死ぬも母親次第」と言っていいでしょう。大切な子どもの命を守るためにも、お母さんの「防災力」が試されます。
乳幼児に何が必要か。安全に 避難するにはどのルートがいい のか。今は急いで行動するタイ ミングか、それとも落ち着いて 様子を見る時か。トイレはどう する、お腹が空いたら、寒かったら…。子どもたちに、しっかり「どうしたらいいか」を教えられるのは「母親」です。誰も 助けてはくれません。
家族で強固な防災チームをつくりましょう。
5どんな時も お母さんは太陽でいよう
明るくて強い母は、 希望の光
突然の被災。将来の不安はつきないでしょう。でも、現実は 変えられません。
変えられるのは、自分と未来だけ。
家の中が暗いと、どんどん悪い方向に流れていきます。
一番に影響を受けるのは子どもたち。悲しくても、不安でも、踏ん張って、時には周りと協力して、今日1日生かされたこと に感謝しましょう。
もくじ
1 いざという時に必要なのは「自分で考えて、行動する力」
2 日本人の3人に1人が被災する時代
3 備えあれば、生き残ることができる
4 女は弱し、されど、母は強し……。
5 どんな時もお母さんは太陽でいよう
1章 これだけは知っておきたい防災の常識
1 地震だ! とにかく頭を守ろう!
2 地震だ! 脱出出口と足元の安全を確保
3 「津波避難標識」を覚えておこう
4 警報、注意報には限界がある!
5 津波警報の「言葉」に注意しよう
6 津波のベストな逃げ場所とは?
7 津波は繰り返し来る
8 ゲリラ豪雨は「報道される雨量」から警戒しよう
9 水の勢いは人の想像を超える
10 大雪でライフラインが途切れることも
11 自然災害対策だけではない時代
2章 外出先で子どもと被災! どうする?
1 いつも行く場所の非常口、知っていますか?
2 買い物中に地震発生! その時、どうする?
3 高層ビルのエレベーターにも注意!
4 ショッピングセンター内での地震、移動に注意!
5 周りの人に助けをお願いしながら逃げる!
6 災害時の道路はふだんとは違う!
7 子どもと歩いて帰宅する時は「帰宅支援ステーション」を目指そう
8 無理に帰宅しないという選択
3章 子どもと離れている時に被災!どうする?
1 母と子が離ればなれ 家にいない時にも災害は訪れる!!
2 知っておこう! 1人になった子どもの視線
3 知っておこう! 1人になった子どもの視線
4 知っておこう! 1人になった子どもの視線
5 子どもと連絡方法を約束しておこう
6 お母さんも大切な連絡先は紙で持ち歩こう
7 いまいる場所でできることをする
8 徒歩で帰宅するための準備をふだんからしておく
9 保育園はお泊り保育で対応する
10 これが大事!①必ず子どもと約束しておこう!
11これが大事!② 子どもと一緒に「防災マップ」を作ろう
12 これが大事!③ 子どもとの集合場所を決めておこう
13 これが大事!④ あわてず、冷静に避難
4章 電車や車に乗っている時に被災!どうする?
1 子どもと地下鉄で地震に!
2 子どもと地下鉄で地震に! 津波警報が発令!
3 地上まで脱出する時に気をつけること
4 車を運転中に地震が!
5 情報を集めてどうするか考える
6 時には車を避難所にすることも
7 大雪で車が立ち往生! すぐそばに迫る命の危険!
8 大雪で車が立ち往生!「内気循環」に危険がいっぱい!
9 知っておこう! 雪道運転の必須アイテム
5章 家にいる時に被災!どうする?
1 見直そう家の中の安全
2 地震直後の自宅の点検確認を
3 子どもと一緒に「台所で料理中」に地震!
4 「あわてて転倒」に注意! 子どもの分の「非常持ち出し袋」も
5 半壊した家に閉じ込められたら
6 ご近所づきあいが命を救う
7 いつでも避難できるように就寝
8 足湯でみんなの疲れを取ろう
9 木造住宅密集地域では火災に注意!
10 震災対策訓練に参加しよう:
11 炎の津波から逃れる
12 「広域避難所」はオープンスペース
13 火災がおさまったら寝泊り可能な避難所へ
6章 避難生活の常識、知ってる?
1 避難所で「お客さま」はいない
2 災害直後の避難所は混乱している
3 避難所での「トリアージ」
4 子連れ避難生活は親子共々大きなストレス:
5 環境を自分たちで整える工夫を
6 自分たちが使えるトイレを用意しよう!
7 今後の避難生活はどうする?
いざという時のための非常時ごはん
1 家庭の備蓄は1週間以上必要
2 「非常時専用」にする失敗
3 「ローリングストック法」で備蓄
4 食べまわしながら備蓄する
5 12日間家族を守る備蓄食料って?
6 「いつもの日常」と「避難生活」との落差
7 非常時の食事の回数は?
8 禅寺から由来する食のしまつ、「箱膳」の精神を
9 基本は「洗い物を出さない」「食材に触らない」
10 道具一つ、お鍋一つの調理の工夫
11 水の確保! 1人3リットルは必須!
12 くみ置きの水の賞味期限
13 水の使い方を工夫しよう
14 炎の温度って何度?
15 「ごとく」付き固形燃料
16 七輪と練炭の違い
17 簡単かまどイロイロ
18 「一斗缶ロケットストーブ」で本格かまど
19 2分で炭に着火する方法
20新聞紙で安全なマキを作る方法
21廃油を燃料にする
22牛乳パックで燃料を作る
23 基本のごはんの炊き方:
24お鍋の焦げつきを防ぐ「ハシのぐるぐる」
25 フライパンでスピード炊飯
26 電子レンジでもごはんが炊ける!
27 ほったらかしがうれしいオーブントースター炊飯
28 空き缶と牛乳パックでごはんを炊く
29 「食べ頃」もキープしてくれる水筒おかゆ
30 水と時間を節約できる無洗米
31 冷蔵庫には「保冷剤」を常備
32 おもちは「非常食」として活躍!
33 麺はもともと保存食
34 カップ麺は非常食になる?
35 缶詰には200年の歴史がある
36 肉や魚の代わりになるもの
37 フルーツの代わりになるもの
38 常温保存できるロングライフ牛乳を常備
39野菜は干して保存する
40 牛乳をヨーグルトにする方法
41 パンの代わりになるもの
42 先人の知恵「発酵食品」を利用しよう
43 伝統食「味噌」の力
44 漬け物を活用したメニュー
45 そそぐだけ味噌汁「かちゅー湯」
46 熱湯をそそぐだけでできるお手軽スープ
47 「ベトナム春巻きの皮」で水で戻すだけのインスタントごはん
48 「さきいか」を活用しよう :
49 常備食糧だけで作れる山形B級グルメ「どんどん焼き」
50 火を使わずに大豆を戻す省エネテクニック
51 カンパンはお湯やミルクと一緒に!
52 カンパン消費のアイディアレシピ
53 災害時に大活躍の「ミリタリー飯」
54 生野菜、生フルーツが取れない時のビタミンC補給
55 栄養の優等生「きな粉」からカルシウム摂取
56 配給のお弁当を即席熱々ごはんに
57 わが家の「人気メニュー」を常備しておく
58 パスタソース代わりになるものがいっぱい!
59 昔ながらのおやつ「炒り大豆」
60 中身いろいろアメリカンドッグ
61 食物繊維で便秘解消
62 おなかを壊している時の水分補給
63 妊産婦は栄養バランスと塩分に注意して
64 持病を持つ人は「自分用のいつも食事」の備蓄を
65 突然災害が起きたら?1日目当日は火を使わない食事を
66 突然災害が起きたら?2日目 「すいとん」と「鉄板焼き」
67 突然災害が起きたら? 3日目 「サバカレー」
68 突然災害が起きたら? 4日目 「乾物」利用の和定食
69 突然災害が起きたら? 5日目 「カウボーイ・トマトシチュー」
70 突然災害が起きたら?6日目 「手巻き寿司」&ソーダブレッド 7
71 突然災害が起きたら?7日目 ホットプレートで「粉もんアラカルト」
72 突然災害が起きたら? 8日目 「昭和オールウェイズ」メニュー
73 突然災害が起きたら? 9日目 「気分はアメリカン」メニュー
74 突然災害が起きたら? 10日目 「中華屋さん」メニュー
75 突然災害が起きたら? 11日目 そろそろ疲れた日には「イタリアン」
76 突然災害が起きたら? 12日目 みんな大好き、丼で元気に!