【最新 – スパイスカレーの知識を深めるためのおすすめ本 – スパイスの基礎知識からカレーのレシピまで】も確認する
スパイスカレー作りの工程を丁寧に解説
本書では、基本的なスパイスカレーのしくみ、スパイスの役割の説明はもちろん、包丁テクニック、よくある失敗例、雑学なども交えて、ひとつひとつの工程を丁寧に解説しています。さらに東京カリ~番長のメンバーが、料理教室で学んだテクニックでできるアレンジレシピを提案しており、スパイスカレーを完全マスターできる一冊となっています。
はじめに
スパイスを使ってカレーを作りたいという人が増えています。
スパイスカレーは簡単、だけど難しい。作れるようになってしまえば、「なんだ、こんなものか」と拍子抜けするくらい楽ですが、習得するまでに意外と苦労するんです。
独学でカレーを覚えた僕は誰よりも苦労を重ねてきましたから、その大変さは痛いほどわかる。
逆に今だったら昔の自分みたいな誰かに対してとっても上手に教えることができます。
どこで迷い、悩むのか、どこが難しいのか、どこで手こずるのかを知っているからです。
ただし、本当に大事なことはレシピには書いてありません。
別に隠しているわけじゃない。書きたくても表現できないのです。
一番いい方法は、実際に作って見せてあげること。
これまで様々なスタイルで料理教室を実施し、生徒さんが「!!!」と開眼する光景を数えきれないほど目の当たりにしてきました。
だったらリアルの料理教室を実施し、その内容を余すところなく原稿にして写真を添えれば、画期的なカレーのレシピ本になるはず。
僕のそんな目論見は、うまくいったと思いますか?もちろん。
だから自信を持って出版することにしました。
信じてついてきてください。
世界一やさしいスパイスカレー教室、始まります。
東京カリ~番長
水野仁輔
INDEX
3つのチキンカレーでスパイスカレーを完全マスター
水野仁輔のスパイスカレー教室
それぞれのChapterで学ぶテクニックを使ったバリエーションレシピ
東京カリ~番長アレンジレシピ
Chapter1
まずはココから 基礎的なスパイステクニックを学ぶ
基本のチキンカレーの作り方
基本のチキンカレーアレンジレシピ
ホットポークカレー
トマトと春菊のチキンカレー
ドラムチキンカレー
スペアリブと舞茸のカレー
レンズ豆のドライキーマカレー
ひよこ豆とアボカドとモッツァレラチーズのカレー
エッグパラックカレー
茄子のペーストカレー
アルゴビ
クリーミーマスタードシュリンプカレー
ほうれん草カレー/カキとチンゲン菜のカレー
お子様チキンベジカレー
Chapter2
もっと手軽に もっとかんたんに調理するコツを知る
3ステップのチキンカレーの作り方
3ステップのチキンカレーアレンジレシピ
鶏手羽中のスパイシーヨーグルトカレー
コリアンダーとパプリカのキーマ
バターチキンカレー
ビーフトマトカレー
イカとタコのココナッツカレー
鯖のココナッツカレー
四種のきのこカレー
チャナマサラとパパドのつまみ
ズッキーニとバジルのサラダ
カリ・マッシュルームマリネ
ピーマンチキンカレー/レタスとトマトとブロッコリーのカレー
Chapter3
もっと深める もっとスパイステクニックを追求する
こだわりのチキンカレーの作り方
こだわりのチキンカレーアレンジレシピ
ギネスビーフカレー
ポークビンダルカレー
マトンカレー
骨つきラム肉のマスタードカレー
豚バラと大根のカレー
白身魚のココナッツカレー
舞茸とじゃがいものスパイシーカレー
じゃがいもとムング豆のカレー
キャベツといんげんのチキンカレー
ココナッツチキンカレー
おまけレシピ
スリランカ式チキンカレー
ライス&ナン&チャパティレシピ
つけ合わせレシピ
はじめに揃えておきたい道具
スパイスカレーを作るときの道具を紹介します。お家にある道具で作れますが、木べらは必須アイテムです。
鍋
片手で持てる軽さのものがおすすめ。厚手のフッ素樹脂加工なら焦げにくく、さらに深さもあると煮るのにも適します。ふたも用意してください。
菜ばし
素材の下準備をする時に使用します。「スパイスカレー教室」のカレーを作るときには、とくになくても困りません。
計量カップ
水やココナッツミルクなど液体の量に必要。慣れてきたら目分量でよいですが、はじめのうちは計量するのをおすすめします。
木べら、ゴムべら
鍋の内側をなぞることができる木べらやゴムべらは、最も大切な道具です。木べらの先は、角が取れて丸みを帯びているタイプが炒めやすくておすすめ。
レードル
フライパン内のスパイスカレーを混ぜたり、できあがったカレーを盛るときに重宝します。
軽量スプーン
スパイスや油の計量に必要です。小さじはティースプーン、大さじはテーブルスプーンで代用可能です。
包丁
1本あれば大丈夫ですが、主に野菜は小さなペティナイフを、肉や魚は大きな牛刀を使うのがおすすめ。
ボウル
大小あると便利。切った食材を入れたり、肉に下味をつけたりマリネしたりします。ざるがあるとさらに便利。
まな板
どんなものでもかまいません。木のまな板だと刃当たりがよく、包丁の刃も傷つきにくいのでおすすめ。
おろし器
にんにく、しょうがのすりおろしに使用。細かい面でにんにく、粗い面でしょうがなど使い分けます。
※本書のレシピは、すべてこの鍋を使用しています。
スパイスカレーのしくみをやさしく解説
Lesson1
本格カレーを作ろう! スパイスカレーのしくみ
Lesson2
まず知っておきたい “スパイス”ってなに?
Lesson3
実は知らなかった 誤解を正してから調理スタート
Lesson4
5ステップを3ステップに もっとかんたんに作るコツ
Lesson5
スパイスを使いこなす 各スパイスの役割と配合
Lesson6
こんなときどうする? スパイスカレーQ&A
【本書のレシピについて】
●大さじ1は15ml、小さじ1は5ml、1カップは200mlです。
●材料の分量は、レシピごとに表示しています。
●鍋は、厚手のものを使用してください。フッ素樹脂加工のものがおすすめです。本書では直径21cm、深さ8.5cmの鍋を使用しています。鍋の大きさや材質によって熱の伝わり方や水分の蒸発の仕方などに差が出ます。
●塩は、自然塩を使用しています。粗塩の場合、計量スプーンですり切りを計っても塩分濃度が足りない可能性があります。その場合は、最後に味を調整してください。
●ふたは、鍋のサイズにピッタリ合ったもの、できるだけ密閉できるものを使用してください。
●火加減の目安は、強火が「鍋底に炎が勢いよくあたる程度」、中火が「鍋底に炎がちょうど届く程度」、弱火が「鍋底に炎がギリギリあたらない程度」
●この本では香りのする食材全般も「仕上げのスパイス」に入れています。