天皇という「世界の奇跡」を持つ日本

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日本人にとっての天皇

現存する国々の中で日本の皇室は最も長い歴史を持っているため、日本は世界最古の国とも言えます。本書では天皇とは何か、日本国憲法とは何かなど日本人として最低限の教養といえる内容を外国人の視点から学ぶことができます。日本の強さや世界から見た万世一系の尊さがよくわかります。

ケント・ギルバート (著)
出版社 : 徳間書店 (2019/3/26)、出典:出版社HP

目次

序章 日本の中心に天皇が存在しつづけることの貴重さ

◎日本の皇室の何が尊いのか
◎万世一系という「世界の奇跡」
◎現代も続く「民のかまど」
◎マッカーサーによる天皇存続と皇室衰滅

第1章 外国人から見た天皇

◎天皇への無理解が日本を思いもよらぬ方向へと突き動かした
◎天皇を独裁者と誤解したアメリカ
◎人民主権のアメリカにとって天皇は相容れぬ存在
◎天皇の存在を見誤った西洋
◎天皇は「エンペラー」とは異なる
◎ローマ教皇と天皇の類似点と相違点
◎イギリス王室と異なり、天皇は代替がきかない存在
◎意外にも権威に憧れるアメリカ人
◎天皇に深々とお辞儀して猛批判を受けたオバマ
◎アメリカ人がふれた昭和天皇の大御心
◎日本の「人種差別撤廃の提案」は世界秩序への挑戦にほかならなかった

第2章 占領下の日本で何が天皇を護ったのか

◎処刑を主張した親中派たち
◎天皇存続を強く主張したグルー
◎マッカーサーを動かしたフェラーズ准将の進言
◎皮肉にも押しつけられた日本国憲法が天皇を救った
◎マッカーサーはなぜ天皇の戦争責任を不問にしたのか
◎「人間宣言」と五箇条の御誓文
◎GHQが行った改革の功罪
◎現在も生きているWGIPとメディアによる天皇発言の悪用

第3章 天皇と宗教

◎外国人には理解が難しい神道
◎日本の深淵にふれたG7の伊勢神宮参拝
◎式年遷宮の「清め」の精神と日本人の清潔さ
◎日本はもっと日本の神話を研究すべき
◎易姓革命の中国と万世一系の日本
◎アーリントン墓地と靖國神社には決定的な違いがある
◎無宗教の慰霊施設では意味がない
◎天皇は靖國参拝すべきか

第4章 憲法のなかの天皇

◎明治憲法のなかの天皇
◎「君主大権」のドイツ帝国憲法をモデルにした理由
◎「大陸法」と「英米法」
◎ポツダム宣言と天皇の地位
◎国体護持を約束しないアメリカ
◎マッカーサー独裁による占領政策
◎国家の指導者は開戦の責任を負うべき?
◎天皇を政治利用したマッカーサー
◎プロイセン型の憲法を英米型に変更
◎「公職追放」はGHQ憲法のための布石
◎英米型憲法を大陸型で解釈する日本憲法学者の愚
◎日本国の憲法は実質的に何度も改正されている
◎天皇は元首なのか
◎憲法改正で天皇を「元首」とすべきではない理由

第5章 政治利用された天皇
◎天皇は戦争を望んでいなかった
◎天皇は差別の元凶という階級闘争の煽動
◎天皇崇敬は戦争につながると「君が代」を歌わない愚か者たち
◎中国の最高指導者はなぜ天皇に会いたがるのか
◎中国共産党の天皇工作
◎南米の革命神父
◎教育勅語の何が悪いのか

第6章 国民とともにある「これからの天皇」
◎ご譲位について思うこと
◎女性天皇と女系天皇
◎変わりゆくイギリス王室
◎践祚と改元——元号が使われることの意味
〈付録〉象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば

終章 日本は天皇を中心とする運命共同体

◎天皇は一三〇〇年以上にわたり「国民統合の象徴」
◎九条教の心の拠りどころを天皇に置き換えよ

おわりに

装幀 井上新八
編集協力 大嶽寿豊
写真 時事、AA/時事通信フォト、朝日新聞社/時事通信フォト、dpa/時事通信フォト、bridgeman Images/時事通信フォト

ケント・ギルバート (著)
出版社 : 徳間書店 (2019/3/26)、出典:出版社HP